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2011-09-01 Fortunately, that day has come

_ [仕事] ルート株式会社 解散

お取引先各位

会社合併のお知らせ

 さて、弊社は、平成23年8月23日開催の臨時株主総会において、平成23年10月1日をもって株式会社アライドテレシス開発センター(東京都品川区、社長 杉原 智行)と合併して解散し、株式会社アライドテレシス開発センターは弊社の権利義務の全部を承継して存続し、弊社は解散することを決議いたしました。

 このたびの合併は、通信関連機器等の開発事業を行う両社のノウハウを共有し、アライドテレシスグループとしての経営資源の効率的運用と開発技術の向上を目的に実施するものです。

 今後は、両社の総力を結集し、皆様の期待に添えるよう、より一層社業の発展に邁進いたす所存でございますので、何卒倍旧のご支援ご愛顧を賜りますようお願い申し上げます。

ルート株式会社  代表取締役 真野 浩

_ [仕事] Fortunately, that day has come

  一週間ほど前に、スティーブンジョブスは、「残念ながらその日が来ました。」という、例の手紙で引退を表明したけれど、僕はの場合には、残念というよりは、ようやくその日が来ましたという感じ。

  先の投稿のように、10月1日に1993年に僕が起業したルート株式会社は、同じグループ会社の株)アライドテレシス開発センターと合併して、法人としては解散、消滅します。

  2005年にルート株式会社をアライドテレシスに株式交換で売却した時に、重複部門である営業、バックオフィス、製造などは、社員の転籍などにより解消したのですが、開発、研究部門だけは、諸般の状況からルート株式会社として併存してきました。 しかし、グループのCTOとして経営に参加していた立場からすると、効率的経営のためには、いち早くこの日が来るように努力をするべきだったのに、力不足でいままで時間が過ぎてしまいました。

  もちろん、自らが起業した会社が消滅するということは、それなりに感慨深いものがない訳ではありませんが、感傷的なものは特にありません。 それは、なぜかというと、そもそもルート株式会社を設立した時の目的であり,経営方針である、以下の二つの事に一定の達成感があるからだと思う。

  問題解決型の技術提案で社会に貢献する。

  独創力豊富な技術者を育て将来にわたり、有意義な人材を育む。

  ルート株式会社の現社員もOB達も、一廉の社会人として、多方面で活躍しているし、その人達が時期や時代に限らず、ルートの社員であった事にいささかの誇りをもって、ルートの卒業生と言ってくれることが、僕にはとてもありがたい。

  今後は、業務はそのまま移管されるので、僕はアライドテレシス開発センターの取締役として、引き続き無線やインターネットの研究開発の推進に従事するけれど、ルートの足跡については、読み物ネタとしてこのブログに少しずつ書いていこうと思う。


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