午後は、日本ケーブルテレビ連盟の委員会に出席。 携帯事業者の加入者獲得競争が、最近はFTTHとのパッケージになるとともに、ネット映像配信の時代を迎えて、この業界は大きな転換期を迎えている。
今日は、ある委員からネット接続型のSTBについて、いわゆるスマートテレビを実現するAndroidベースのものが、いまや中国等では3000円くらいで流通しているという報告があった。
これに対して、この業界では、業界ベッタリなベンダー等が、次世代型STBなどの専用機の開発等をしている。 もともと、造り酒屋とか本陣とかの、いわゆる地方の名士的なオーナーによる地方産業の業界で、そこに大手のベンダーが世の中に出回ってるものより高めの価格な専用、特殊機器を導入するというのが当たり前の構図で、地域WiMAXなども典型的にこのパターンだった。
これって、結局、ブライドの高い人達が、プレタポルテではなくオートクチュールに固執してる構図で、そこにターゲティングした業者がいるというパターンだけど、市場がコモディティ化して行く状況の変化を感じたら、いいかげん目を釣下りにも向けるべきではないのだろうか?
この業界に限らず、結局高度経済成長期とバブル期の成功体験から脱却できず、自前主義に固執している業界って、供給者側が消費者視点を無視して、自らののプライドで物事を判断しているだけで、早晩消費者は離れて行くと思う。