今日の夕方で、一週間のIEEE802.11aiのセッションが終了。 今回からは、コメントレゾリューションといって、起草中のドラフトに寄せられたコメントに対する回答をし、必要に応じてドラフトの修正をするプロセスに入った 。この作業は、ネット経由で受け取ったコメントがデーターベースに全て登録され、それに担当者を割り当てて、その担当者が修正案を出して承認していく作業になる。従って、この作業段階になると、参加者はかなり減って、実際の作業をする人達だけの密度の濃い会議になる。
実際には、データベースの作業や割り付けは、全てバイスチェアであるドイツ人の研究者が仕切ってくれている。彼とは、この11ai の立ち上げから一緒に働いてるのだが、不思議と馬が合うというか、阿吽の呼吸で仕事ができるのが楽だ。 今週も9つのタイムスロットをフルに使って、寄せられたコメントの約半分が解決した。
それにしても、作業には性格が露骨に出る。本来はコメントは、代案を含めて提出しなくてはならないのだが、それがないコメントが多い。また、これに対する対応の仕方でも、単純に拒否してしまうことは出来ないのだが、そういう回答の仕方を書く人もいて、これはなかなか面白い。
今夜は、チェア会議の前にエディタがもってきたケンタッキー製のバーポンをちょっとだけなめて、チェア会議のあとはバイスチェアとホテル内のイタリアンで軽く食事して就寝。