9連休の会社も今年は多いらしいのだが、役所を含めてカレンダー通りの会社のほうが、またまだメジャーなのか、電車もいつもより特段空いてる感じはなかった。もっとも、朝の9時からのデータ流通推進協議会の運営会議は、流石に参加者数が少なくて、サクッと終了。
こんな谷間でも、霞ヶ関方面は、忙しいわけで、今日の日経の電子版には、"「情報銀行」事業者認定に倫理審査会 総務・経産省が指針案 "なんて記事が掲載されている。
事業者として認定される"銀行"というのは、一般的なイメージは、きっとかなりがっつりとした安心・安全な事業者だろう。まして、ちゃんと倫理審査会も設置するんだよとなれば、外形上は信頼度は増加する。ここで、考えないといけないのは、信頼すること=手放すことではないという点だろう。つまり、「情報銀行」なる認定を受けた事業者が、個人の情報を運用するには、それなりに個人の関与が明確にに規定されるはずだ。
もちろん、これから「情報銀行」なる事業をする企業が出てきて、そこに情報を与えるのあれば、それはそれである程度個人は、考える時間もあるし、判断する機会も明確にある。
しかし、すでに個人情報を沢山持っている事業者が、ある日突然認定された「情報銀行」になる場合、結構な確率で知らぬ間に..... っていう話になりかねない。
もちろん、百戦錬磨の事業者と個人では、圧倒的に事業者のほうが約款などに小慣れているんだから、「ほーら、ここにちゃんと事前通知してあるでしょ。あなたは、この時にダメって言わなかったじゃん」的な事例が起こりうる懸念はある。
まぁ、今日現在は、「情報銀行」なる事業を行なっている事業者がいないんだから、まずはスタートしてから考えるというのは、悪い話ではない。今回は、民間の認定ということなので、行政側は方針を示しただけというスタンスなわけだが、このスタイルって、ブロッキング問題と同じかしらん?
いづれにしても、ブロッキングのように民間企業が、ホイホイと拙速なことをやって、ハシゴはずされないようにねと思うわけだ。
今日は、午後早めに山梨に戻れたので、いつものたかねの湯で一風呂。ちょうど、筍を売っていたので購入して、米ぬかで灰汁抜き。一晩くらい寝かすのだけど、せっかくだから確認かねて、酒のつまみに少しだけ刺身でいただく。
まぁ、制度にしても筍にしても、灰汁抜きは、それなりに時間をかけてしたほうが、良いものにはなるぞっと。