庭の片隅に、何年か前から住み着いてる子がいる。まだまだ背丈も小さくて子供なんだけど、生意気に春先になるとそれなりに匂いを撒き散らして、繁殖の機会を伺っているみたいだ。
まぁ、山から来て勝手に住み着いてるのは、残念ながら雄なので、いつまで経っても子供はできない。僕としは、なんとか子供の顔が見たいので、いつの日か雌も山からでも来ることを期待して、なるべく伸び伸びと育てている。
今年も、この時期になって、しっかりと新しい芽吹きのチャンスなんけど、残念ながら子供ができる気配は微塵もない。まぁ、それでもその成長と、春先の楽しみは、しっかりと楽しませていただいてる。
まぁ、木の芽は短い期間だけど、ちょいちょい詰んで使っていて、昨日アク抜きをした竹のご飯にも、裏山で朝詰んだ山吹の味噌和えにも、今日は香りを添えてくれた。
というわけで、山椒の木の雌がどっかにないかしら...