MIS時代に、某M先生が指摘したIEEE802.11のボトルネックであった、接続認証を高速化する試みは、FILS(Fast Initial Link Setup)技術として、当時の実装アイデアを元に、標準化での議論を通じて、IEEE802.11aiとして三年前に標準化が完成した。IEEE802の活動と並行して進められたWi-Fi Alliance では、Optimized Connectivity という名称で、Wi-Fiの先進的技術セットである
Wi-Fi Certified Vantage のコア技術として、認証も始まっていた。
そんなか、昨日正式にWi-Fi Allianceが行なった試験結果がやっとリリースされた。Field trial results show Wi-Fi CERTIFIED Vantage™ devices offer significant improvement to network performanceというリリースには、しっかりとFILSでの効能が数値で示されている。
しかし、これって、もう本当に僕らが実装してから、20年近くも経過しているんだよね。 こういう技術の標準や社会実装を早くするには、やはりエコノミックパワーが必要なんだよなぁ....