今日は、朝一でIEEE DTSIの件で、急遽対応が必要な事案が発生。たまたま、在宅勤務が続いてるので、日の出の時間に目が覚めるから、東海岸の人のデータイムギリギリのメールとかにも反応できる。
もっとも、先方もいつでも返信するという対応を言ってくれていたので、必要な処理をして日本のオフィスアワーの前には対応終了。
DTSI(Data Trading System Initiative)は、昨年からスタートした活動で、その活動の目的は、PAR(Project Authorization Request)を作成することだ。このPARというのは、標準化活動を開始することの承認を求める文章で、とにもかくにもこれが承認されないと標準化はできない。
このPARの提出先は、NesCom(New Standard Committee)という委員会で、ここでの審議の結果がSASB(Standard Association Standard Board)という理事会に上申され、最終的な意思決定へと進む。
こういう委員会への議案の提出には、厳密な期限が決められていて、次のNesCom への議案提出の締め切りが今日だった。でっ、まあその提出の直前に、いささか変更を要する事案が発生して、その対応をして無事にミッションクリアとなった。
今回のPARは、DTS(Data Trading System)というデータ取引の仕組みについて、事業者の要件やアーキテクチャ、用語の定義などをしようというものだ。これは、日本では一般社団法人データ流通推進協議会が行ってきたことの国際展開になる。
次は、NesComとSASBでの承認を前提として、準備を進めるフェーズになる。