データスペースて何だよというのは、本当に千差万別な解釈がいろいろな組織から示されている。しかも、いずれも微妙に細かさが違う。イタズラに特定の技術用語が入っていたり、データ連携の形態につてい規定まで突っ込んでいるのもある。
というわけで、欧州のGaia-X,Cantena-X,IM-X,IDSA,FiWareやインドの研究者らも進めるているIOFDS(International Open Forum on Data Society)では、せめて最低限の共通認識は合わせようということで、何度も議論をしてきた。
あくまで、最低限の定義なので、これに何かを追加したりするのは、それにより内容に齟齬が生じない限りは自由なのだけど、どうしても自己の定義に盛り込みたがる人がいたりして、合意形成に相当な時間が生じた。
それでも、何とかここにきてマジョリティな合意を得られた文言をここに書いてみる。
" Data Space" is a decentralized ecosystem with common policy and rules defined by a governance framework that enables secure and trustworthy data transactions between participants while supporting trust and data sovereignty.
日本語訳としては、
「データスペース」とは、ガバナンスフレームワークによって定義された共通のポリシーとルールを持つ分散型エコシステムであり、信頼とデータ主権を維持しながら、参加者間の安全で信頼性の高いデータ取引を可能にする。
こんな感じだ。