かなりの頻度で、国内の移動中はAirH"を利用してインターネットに接続している。 AirH"では、体感速度を上げるために、画像などの大きなデータをインターネット越しに送受信する場合、転送前に画像を圧縮するソフトなどが着いてくる。 このBlogで使ってる写真は、ほとんど携帯で撮影したものなのだが、これをアップする時に、このソフトが働くらしい。 AirH"でBlogに画像をアップすると、オリジナルのSDカードに入ってる画質は綺麗なのだが、転送された画質はボケボケとなっている。 そこで、AirH"以外の環境で同じ画質を転送すると、この問題が解決した。 どうもHTTPベースでアップロードとかしているので、圧縮されたものが単純に送られてしまうらしい。 画像そのものは、小さいサイズなのだから圧縮をOffにすれば問題はないのだろうが、そのやり方はこれから調べる。
山梨の家で新規に電話回線及びADSLの申し込みをした。 申し込みから今日で7営業日が経過したが、現時点で工事日程さえも決まっていない。 申し込みしてから4営業日ほど音信普通で、こちらからコンタクトしたら、ようやく連絡があった。 その上で、現地調査の手配にまた2営業日、その結果を踏まえた工事日程の連絡については、これまたこちらからコンタクトして問い合わせするまで連絡なし。 ライフラインとかユニバーサルサービスをきちんとするという点で、公共的使命をアピールしているはずなのだが、これだったらY!のほうが迅速だったかもしれない。 連休ということもあり、結果的には延べ半月くらい開通までかかるのではないだろうか? まぁ、上記の日数はあくまで営業日でカウントしているので、連休とか休日は関係ないけど。 正直いって、今回の対応の遅さには正直あきれ果てた。 しかも、いまになって、ライトプランなので、身分証明書をFAXしろという。 そんなのは、最初の時点でちゃんと要求できるはずなのだが、とにかくこちらがコンタクトしないと、まとにも進捗も報告できないというのは、かつてのNTTクオリティからはまったく信じられないものだ。
山梨の家のウッドデッキの周囲に、目隠しようにラティスを取り付けるため、朝から近くのホームセンターにいく。 近くには、二軒の大手ホームセンターがあるのだが、この二軒は、同じものがまったく違う価格で売られている。 しかも、常にどちらかが安いのではなく、モノによって異なり、価格差も倍くらい平気で違う。 ラティスは、\2400と\1500という違いだったが、スコップは\1500と\750だったりする。 ホームセンターでは、この家を施工してもらった棟梁と電気工事をやってくれた電気屋さんに偶然あう。 まったく、狭い町なのだ。
この時期は、トマト、ナス、きゅうりなどの苗が、店頭にずらっとならんでいて、みな朝それらを買いに来て、畑に植えるのだろうか、朝の開店時間帯が結構混んでいる。 午前中にラティスの取り付けは終わったので、午後は畑の草取りをする。 夏野菜は、何を植えるかを検討中なので、まだ植えない。
昨夜から長男の通っていた養護学校の後輩の保護者の方がグループホームの見学にきた。 同級生ら比較的年代の近い保護者で、子供たちの将来のための活動を初めているとのことで、いろいろと意見交換をした。 就労の場所を作るのか生活の場所をつくるのか、はたまた両方を作るのかということについて、圧倒的に両方(全て)を作りたいという人が多いようだ。 ノーマライゼーションを目指す現在、従来のような入所型の施設の新設をすることは、とても難しくなっている。 一般に保護者らが自営で施設を設立するとなると、作業所かグループホームが多いと思うのだが、これらの両方を一度に設立するのは、相当に大仕事だ。 作業所を設立する場合、全てのメンバーがその作業所に通勤できる範囲に在住できない場合には、グループホームなどの居住施設が不可欠となる。 一方、グループホームを設立する場合には、入居者の就労先となる民間企業や作業所などが通勤可能な範囲に確保できることが必要となる。 つまり、どちらの場合でも、就労と生活の両環境が確保されなくてはならないのだ。 NPO楽っ子の場合には、お世話になっていた先生と地元の企業家らが、社会福祉法人として通所作業所を設立したことを受けて、僕らはそこに通勤可能な範囲にグループホームを設立した。 すなわち、二つの異なる事業主体が、同一の村内に、就労の場所と生活の場所を設立したわけだ。 この両者の間には、もちろん連携があるわけだが、だからといって従属関係などの強いスキームがあるわけではない。 このような緩やかな協業、連携は、僕の本業のインターネット業界では、インターネットエコシステムなどとして広く知られているスキームだ。 福祉関係のNPOや学校法人、社会福祉法人などの方と話しをすると、なんでもかんでも自分のところでやりたがる傾向が強く感じる。 これは、多くの場合助成金などの収入に依存した運営で、規模の力が重要となる背景が作用しているのかもしれない。 もっと、個々に自律した小さな組織が、分散的に連携する形態を目指してもいいと思うのだが、この業界はかなりレガシーなのかもしれない。
朝から公募研究の資料書きに追われる。 窓越しに八ヶ岳と南アルプスが望める環境で資料を書いてると、やたらウッドデッキにツバメが遊びに来ているのに気付く。 どうやら、さっそくこの家の軒下に営巣を始めようとしているようだ。 様子を見ていると、軒下にある外灯よりも、風呂のドア金具の上がお気に入りのようだ。 どうみても、巣をつくるなら外灯の上のほうが広いし、なによりもドア金具は可動するので営巣はできないのだが、こちらは色が茶色なのでそれがお気に入りの理由なのかもしれない。 営巣を邪魔するのは気が引けるけど、糞害が懸念されるので場所によっては傾向が出た段階で清掃するしかないが、しばらく様子を見てみることにする。
この辺り(山梨県北杜市須玉町)の新聞の折込広告には、いつもホームセンターの広告が入ってる。 広告をみていたら、コールマンのスモーカーグリルが割引で売られていて、目一杯そそられる... 石窯もまだ出来ていないのだが、これはこれであっても良いのではと思い、 とりあえずくだんのホームセンターに現物を見に行ってみることにする。 大きさもそんなのに大きくないし、運搬も簡単なので、庭の整備が終わって、石窯が出来たら次のお楽しみにすることにして購入を見送る。
NPO法人楽っ子の会員らとともに、山梨の倉庫に預けていた楽っ子の荷物(ベッドとか机など)を、グループホームと管理棟に運び込む。 これで、グループホーム側は、6つの部屋にベッドが整備されたし、事務所の机などの什器も設置された。 また、軽トラックも保管していたので、それも移動した。 ただし、これは車検が切れているので、車検をとらないとなならない。 畑の管理機(簡単な耕作機)も出してきたのだが、どうも久し振りにエンジンをかけてみたらギアが入らない..これは、別途修理が必要だ。 無事、荷物の移動と設置が終わって、夜は食事と宴会、はじめめて自宅兼NPO事務所側に人が宿泊する。 総勢16名なので、それなりに大騒ぎだ。 オール電化にしているのだが、さすがにこの人数で大風呂を使うと、貯蔵タンクが空になることを発見。 まぁ、昼間でも追加給湯の設定をしておけば良いようだが、電気代が高いそうだ。 こういうお湯の消費量見積もりなどは、けっこう難しいものだと思った。
あいにくの雨のため、畑には出ないが、来週は山梨に来れないので、野菜の苗だけ購入をしておくことにする。 二週間後には、もう店先に並ばなくなるらしい。 本来農家では、種から発芽、育苗までも、自ら行うのだろうが、兼業農家や生産量が少ない場合には、苗を買ってくることが多いようだ。 しかも、一昔前ならば農協などで仕入れていたのだろうが、いまは大手ホームセンター(農協系もあるが)などで、買うほうが種類も豊富で良いそうだ。
ということで、とりあえず青紫蘇、トマト、ナス、きゅうり、ピーマンなどの苗と、とうもろこしの種を購入する。 直ぐに畑に入れられないので、ポッドのまましばらく保管するしかない。 雨が小降りになったら、畑には沢山の雑草の芽がでていた。 これから草との戦いが始まる...
竹中総務相の私的懇談会「通信・放送の在り方に関する懇談会」の中間報告が公表されたようだ。 この懇談会は、あくまでも通信・放送の在り方に関するもので、通信と放送を融合するというものではないないことが名前からはわかる。 しかし、その背景には、通信・放送の差が無くなり、融合(まさに融けて合わさる)が実質的に進んでいることがあるのは自明だろう。
中間報告では、NHKの番組削減、マスメディア集中排除原則の緩和、NTTの加入者回線とサービスの分離などが盛り込まれているようだが、行政所管の在り方については、言及されていないようだ。 あくまでも、いまの制度などは変えないのだろうか? 大きな改革をするには、自らが変化をしなくてはならないはずなのだが....
ここ数日、会社のSEたちと面談を続けている。 若いSEの多くがプロジェクトマネージャや、コンサルタントという職務を自分の将来像として期待している。 コンサルタントやプロジェクトマネージャについて、学問的に学んだり、いろいろなメソッドなどについて調べたりしている様子は、会話からは伺えない。 日本では、コンサルタントやプロマネというのは、個人ナレッジの集大成みたいなもので、経験により成れると思ってる人が多いのだろうか。 確かに、いろいろな経験をつみ、自分なりにメソッドを確立すると、問題の切り分けやヒアリング能力、要点、要件の抽出や、問題解析などは、有る程度できるようになる。 しかし、経験則だけでは、効率的かつ的確なコンサルやマネージメントは出来ないし、プロにはなれない。 コンサルにしてもプロジェクトマネージメントにしても、それなりに長い歴史のなかで培われてきた手法があり、それらを自分なりに咀嚼して、ツールとして使いこなせるようになれば、とても大きな武器になるのだ。 ところが、こういうことについて、知らなかったり、調べなかったりで、その存在さえも知らない人も多いようだ。
昨夜帰宅したら、ちょうどスポーツ番組の最中で、東京ヤクルトスワローズが大量得点で圧勝したゲームをやっていた。 かつて、広岡監督ではじめてリーグ優勝した3年くらいまえから、じつはスワローズファンを続けている。 以前は神宮に見に行ったりもしたが、もう野球場に足を運ぶこともないていどの、なんちゃってファンだけど、やはり試合に勝ってくれると嬉しいし、毎年優勝を期待している。 じつは、昔から巨人は全国区の球団で、スワローズは、東京の球団なのだから、MX−TVとか東京12chは、スワローズの試合を全部中継すべきだというのが持論だったのだが、今年から東京ヤクルトスワローズに名前が変わったのを見ると、余計につよくそれを感じる。 サッカーのように野球も地域密着で活路を見出し、地方局も地方コンテンツの花として、野球中継をしてくれたらと思ったのだが、あえてTV中継をやめて、球場に足を運んでもらうという手法もあるということも、これまたTVでやっていた。
国内11箇所を回るプライベートなセミナと展示会であるロードショー2006が始まった。 これは、全国の主要都市を回り、地域のビジネスパートナーなどを招き、新製品や戦略の展示と発表を行うものだ。 今年は、全部の会場で基調講演をすることになり、今日がその初日で那覇に朝から移動し、午後にいよいよスタートとなった。 このショーのため、全国からSEや営業などのスタッフが集まって、展示などの準備に当たっている。 彼らの努力の甲斐もあり、なかなか盛況なショーとなった。 あいにく、東京との会議のため自分の講演が終わり次第ホテルに戻る必要があったのだが、夜は全スタッフで懇親会があたので、地域のSEらと話しをする機会がもてた。 これから、一週間続くのだが、今回は各地のSEらと話しを出来ることが楽しみだ。
_ 午後からは、宜野湾に移動し、早めにチエックインして、原稿書きに追われる。 夜は、北谷在住の知人が向かえにきてくれて、BostonClubでシーフードを食べる。 こちらは、シックで良いレストランなのだが、途中で観光の団体客が入ってきて、あまりの騒がしさ(店の人間が謝罪に来たほど..)でげんなり。 ホテルにもどり原稿書きを続ける。
ホテルを出て、酒屋で泡盛の古酒を買い東京に発送してもらってから空港へ移動し、福岡行きに搭乗。 福岡のホテルにチェックインして、原稿書きを続ける。 来月にある会議の資料は、どうにか4つのうち3つを提出した。
公募研究の書類書きを、東京の共同研究者らとメイルでやりとりしながら進めていたのだが、最後の取りまとめになり、やはり印刷状態で確認する必要を感じる。 前から入手しようと思っていながらそのままになっていたキャノンのプリンタiP90を天神のビックカメラまで行き購入する。 ホテルの部屋で早速セットアップし、原稿を印刷する。 印刷速度がかなり速くてなかなか快適だ。 もっとも、モバイルプリンタというには、ちょっと大きいけれど、中長期の出張の時には、スーツケースに入れていっても良い大きさだ。 おかけで、印刷状態でいろいろと原稿チェックができて、仕事がはかどったが、それでも午前三時までかかってしまった...眠い。
午前中、公募研究の書類書きと来月に開催されるN+I関連の資料作成の為ホテルに缶詰。 昨日買ったプリンタが大活躍し、どうにか日限までに間に合った。 午後からは、福岡でロードショウが開催された。 ゲストス講演は、大分のハイパー研の方が情報モラルについての解説をしてくださった。 ハイパー研とは、昔に別府湾会議に遠隔で参加したこともあるし、いちど講演で訪問したこともあるが、大分の地でしっかりと情報通信の最先端の提言を全国に向けて発信続けている。
ロードショウの後は、こちらで一緒に共同研究などをしている大学関係者らと一献、インターネット談義に花が咲く。 飲んだあとは、好例の長浜ラーメンに行き解散。 いつも福岡だとこのパターンでおわる。 元祖長浜ラーメンと将軍というのが近くにあるのだが、どうも人によって推薦する店が分かれる。 東京にも博多ラーメンは沢山進出しているが、ここみたいにシンプルなメニューの店はない。
ロードショウの3日目の会場である広島に移動する。 昼ちょっと前に到着したので、駅ビルのなかでお好み焼きを食べる。 ここの駅ビルには、お好み焼き(広島焼き)の店が軒を並べているのだが、いつきても店の人気が一目瞭然だ。 人気店は、いつも満席で、外に列ができているのだが、他の店は、空席が目立つ。 さすがに、昼間のピーク時などは、どの店もそこそこに満席になるようだが、30分くらいピークをずれた時間だと、如実に差がでる。 どこの店もメニューや価格は、大きくことならないのだが、あまりにも差がある。 人気店は、ガイドブックなどに紹介されたりしていることも集客効果が高いのかもしれないが、何年もこういう状態が継続するということは、やはり味などにも違いがあるのだろうか。 残念ながら、複数の店を食べ歩いて比較する訳にもいかないので、その違いを見極めることは出来ない。 ということで、一番人気の店にはいり、そば入りスペシャルを注文。 ボリュームはしっかりあるのだが、キャベツやもやしも多く、胃にもたれない味付けが嬉しい。 関西風、東京風、広島風とお好み焼きもいろいろあるが、それぞれに特徴があって楽しいものだ。
広島から高松へ移動する。 四国は、1997年に当時の郵政省の調査研究会に参加し、随分と通ったものだ。 研究会はの舞台は、徳島と愛媛だったし、高知県の仕事などもしたのだが、なぜか香川だけは縁が無かった。 ということで、讃岐うどんもあまり縁がなくて、"おそるべし讃岐うどん"がブームになった頃にも、来る機会がなかったものだ。 昼間の講演が終わったあとに、昼食をとっていなかったので、会場と同じビルにあるうどん屋でぶっかけを食べてみたが、残念ながらのこの店は外れだったようで、麺が茹ですぎだった。 かつて、宇高連絡船があったころ、連絡船のなかで売っていた讃岐うどんが美味しいという評判を聞いたことがあるが、いまは高松駅の構内にそのうどん屋があるそうなので、明日はそれにトライしてみよう。
朝、高松駅で予定通りぶっかけうどんを食べる。 想定の範囲内の讃岐うどんで幸せな気分で一日がスタートする。 高松から岡山経由で大阪に移動し、午前中は大阪事業所に立ち寄り、午後からロードショウ大阪でプレゼン、基本的に毎日同じ内容のスライドを使いながらも、その土地ごとになんらかの地域ネタを絡めるようにしているのだが、大阪のような都会だと、地域ネタというのはあまりない....夜は、打ち上げがてらの懇親会で、こちらのSEらとちょっとだけ話すことが出来た。
昼からあまりまともに食べていなかったので、二次会に行く前に同僚と串揚げ屋に入る。 カウンタ越しに話をしていたら、大手のフランチャイズとのことで、いくつものチェーンをやってる系列とのこと、さっそく調べてみたら確かにフジオフードシステムという会社の串居家物語というお店だった。 最近は、こういうみかけは地元密着風のフランチャイズが多くなったものだ。
夜ホテルに戻って、メイルを読むと、高松出身で研究仲間の学生さんから、讃岐うどんなら上原屋本店が推薦とのメイルが着ていた。 うーん、ざんねん もう移動してしまいました。 でも、ありがとう今度 ぜひ行って見ます。
朝、名古屋に移動し、ホテルにチエックインした後に会場入りする。 会場では、モバイルIP関係についてプレゼンをするSEのプレゼン内容などを確認する。 各地域とも、展示などでは、SEが製品説明を行っており、資料などもいろいろと工夫して作っているのは、頼もしい限りだ。 ロードショウ終了後は、名古屋で有名な世界の山ちゃんで打ち上げ、ここの手羽先は確かに独特で美味しい。 最近は名古屋以外にも沢山進出していて、ほんとうに世界の...になる勢いだ。 週末で一区切りということもあり、疲れもあるが、緊張からの開放感を感じる。
懇親会が終わった頃に、名古屋在住の知人Uさんから電話が入り、彼の行きつけのバーBarnsで一献。 彼とは大学の同期で学科は違ったが、学生自治の関係で一緒にいろいろなことをした。 美術部に在籍していたのだが、既存の美術ではなく、ポップアートなどのカジュアル系を思考して、新しいサークルを立ち上げた発起人で、行動も前衛的だった。 卒業後、組み込み系リアルタイムOSの会社に就職し、その会社一筋で仕事をしていて、自動車産業系などの需要も多いことから、数年前から名古屋で技術部門の責任者として着任していたのだが、昨年勤め先の経営体制が大きくかわり、いまは東京勤務、名古屋在住という逆赴任だそうだ。 TCP/IPの組み込みISDN関係の通信ボードなどでは先駆者的な会社で、数年前に新興市場に上場した会社なのだが、創業社長が病気で他界され、いまは大きな変化の時らしい。 経営の重要な要素の一つは、事業の継続性なのだが、これはなかなか現役の時にはわかっていてもなかなか具体的な手を打てない経営課題だ。
名古屋を朝でて、塩尻で中央本線に乗り換え、韮崎経由で山梨の家にもどる。 この週末は石窯を作ろうとおもっていたのだが、まだ造園が終わっていないため、今週末の作成はあきらめる。
調子の悪かった管理機は、農機具屋さんが昨日修理をしてくれたようなので、さっそく畑を耕す。 ジャガイモも菜っ葉類も、そこそこに生育しているのだが、虫が多い。 隣の畑を管理している人は、防虫剤を使っているが、こちらは無農薬なので、虫は皆こちらの畑にくるようだ。 とりあえず、ジャガイモについた虫を手で取り払ったり、夏野菜などを植える場所を耕す。 二週間前に買った苗類は、ポッドでかなり大きくなってしまっており、明日の朝には畑に入れる予定だ。
周辺の水田は、田植えが盛りで、週末は一家総出で田植えをしている姿が見られる。 この辺りは、今月末くらいまでに田植えも大体終わるだろう。
ADSLの回線工事が終わっていたので、ルータの設定などを行う。 NTT推奨の無線LAN付のADSLモデム・ルータをそのままリースしているので、かなりさくっとつながった。 このルータは、無線LANの設定のデフォルト値が、SSIDを秘匿し、TKIPを使うようになっているが、これは最近の無線LANの普及とセキュリティの脆弱性を考えた時にとても良いことだとおもう。 他のプロバイダも同様のことは直ぐにでも出来るはずなのに、相変わらず暗号化無し、Any許可の無線LANモデムを配布しているとこもあるようだ。
ISPは、ダイヤルアップと海外ローミング用に維持しているNIFTYの契約をフレッツ対応のプランに変更して利用している。 PPPoEの接続も問題なく出来たので、早速測定サイトで通信速度などを計ってみたら、4Mbpsくらい出ているので、とくに問題はない。 基本的には、建物内の主要な場所で問題なく利用できることが確認できた。 これで、ようやくここもインターネット環境が整った。 有る意味、喜んでよいのかどうかは微妙だが...
朝、ロードショウの西日本エリア最終地の金沢に移動する。 これで、那覇、福岡、広島、高松、大阪、名古屋、金沢の7箇所のロードショウが終わった。 今回は、全ての会場で、会社の推進しているIPトリプルプレイについての講演を行った。 会社の目指す方向や技術の流れについて、マクロ的な視点からの解説することがミッションだ。 来場者は、ビジネスパートナーであり、一般大衆向けのプレゼンではないが、その職種などは多様なので、なるべく判りやすい言葉を選びたいのだが、どうしても外来語の頻度が多くなるのは避けられない。
もうひとつのミッションは、各拠点のSEなどから課題や状況をヒアリングすることだが、こちらは会場や懇親会などを通じてのインフォーマルなものだが、だいぶいろいろなことが見えてきた。 基本的にSEも営業も課題意識はしっかりあるのだが、やはりひとつひとつを具体的につぶしていくためのマネージメントが必要ということを痛切に感じた。
朝、北陸の事務所で本社とのTV会議に参加したあと、東京に移動する。 実に10日ぶりくらいに、オフィスに戻ってきた。 アドホックネットワークの研究をしている大学教授の紹介で、来年度の新卒採用希望をされる学生さんと面談。 モノ作りに興味があるということで、研究職ではなく開発職を希望しているようだ。 10年以上も前の事だが、新卒で入った会社が経営難になり、転職をしてきた第二新卒の社員がいる。 当時、まだ22歳くらいだったと思うが、彼が履歴書に「モノ作りでなくモノ創りをしたい」と書いてきたことを思い出した。 彼は、いまでも開発者として、大きな戦力となって働いてくれている。 製作と創造の違いは、おそらくは白い紙に絵が書けるかどうかということだろう。 答えがある問題に対しては、とても良い成績の人でも、論文などの答えのない問題だとめっぽう弱い人がいる。 かつて、新人が採用されると、白い紙を渡して世界地図を書かせるなんてことを同僚がしていたが、これなどは如実にその人の世界観が現れて面白い。 国境が破線で書かれている白地図などで、XXという国を示せという質問には答えられるが、白紙に世界地図を描いてXXという国を示せという問題になるととんでもない回答をする人もいる。
夜は、久し振りに東京で落ち着いて食事をし、行きつけのBarで一献。
従業員の家族に不幸があり、通夜のために茨城県の勝田に行く。 勝田の駅前には、日立製作所の広大の工場が構えている。 ここの駅前の建物も、かつて川崎の駅前にあった東芝の堀川町工場の旧本社建物、大阪の松下電器産業も、日本の電機・電気産業界の歴史を感じさせる独特な風情がある。 電機、電機から電子へと移り変わっていくなかで、多くの世界に通じる発明や開発が日本から発信されていった。 電子産業の黎明期については、かつてNHKが製作した電子立国日本という番組が詳しい。 こういう産業界の歴史というのは、技術者にとって憧れを与え、技術や物創りへの志向を誘う。 NHKのプロジェクトXもそういう類のドキュメントだった。 僕の場合には、西澤潤一さんや嶋正利さんは、憧れの的だったので、直接お目にかかったときはとても興奮したものだ。 最近は、どうもモノ創りやメーカー志向が減ってきているようだし、実際に情報通信機器や最近の無線通信分野などでは、圧倒的に海外での独創的製品の後追いが多いのが悲しい。
帰りは上野駅乗換えなのだが、駅の中に実に沢山の店がある。 いわゆる”えきなか”ビジネスだ。 以前は、駅の売店か立ち食いそば程度だったのに、いまや飲食店に本屋、ビデオ屋、ドラッグストアー、雑貨屋などなど、実に多様だ。 もともと、日本の駅や空港で不思議だったのは、他ではメジャーなフランチャイズが、決して出店していないことだった。 他での競争比率と空港や駅の中の競争比率が著しく異なるということは、あきらかに駅や空港という閉空間に特殊な力が働いていたためだろう。 最近は、私鉄、公営に関わらず、日本もメジャーな店が出店しているが、ようやく市場原理に沿ってきたということだろう。
午後から京都で開催されているITRCの研究会に参加する。 この学会は、産学連携ということで、企業の展示などもあるし、今回は会社の研究員がLAもやっている。 年に二回の合宿研究会では、国立大学の情報系の研究者が一同に介する。 夜のBOFでは、今後の在り方についての議論がされたのだが、以前に比べて若手が参加していないことが、一つの課題として認識されている。 たしかに、この研究会は学部生や修士課程の学生などを、先生が連れてきていて、夜なべの議論などを自由闊達にしているところが、一つの魅力ではあったが、最近は若手が少ないようだ。 この研究会に限らず、インターネット業界の高齢化というのは、なんとなく気になっているし、 まだ理工学離れは続いてるのだろうか....。
僕は、読書は苦手で、小説の類はほとんど読まない。 子供の頃に多くの人が読む童話なども、あまり読んでいない。 不思議の国のアリスやナルニア国物語は、25過ぎてから読んだ。 とはいえ、根っからのミーハーなので、流行のものは、ちょっと読んだりする。 芥川賞を最年少女流作家がとった時とかも、小説雑誌に全編が掲載されたら読んだりはするが、わざわざハードカバーを買ったり、図書館で借りて読んだりはしない。 話題のダヴィンチコードも気になっていたのだが、映画公開とともに文庫になったので買って読み始めた。 この類の宗教ミステリーものは、洋の東西を問わず沢山あるし、日常的に無宗教の人間にとっては、知らないことの缶詰なので、そこそこに読み物としても楽しい。 密教とか秘密結社の類は、日常離れしているからこそ、ミステリーなんだろうけど、もしそれらが実存するならば、そちら側の世界からこういう娯楽大作化された書籍や映画を評価する心境といのも聞いてみたい。
朝日新聞に、インターネットなどで放送配信することについて、技術的には問題ないが、著作権などの処理がボトルネックになっているという内容の解説記事が掲載されていた。 このコラムは、一般向けにとても丁寧な解説をしているもので、著作隣接権などについて、放送と通信を比較した表なども載っていた。 こういう記事が出る背景には、通信と放送の問題が、より一般的な関心事になってきたことに他ならないのだろう。 インターネット側が放送による収益を追求するならば、仮にこの著作権処理問題が放送と同等となったところで、地上波の番組の再送権を仕入れて配信し、そのサイトに広告を集めるなどのビジネスだけでは、人の褌で相撲をとることにしかならない。 やはり、インターネット側が良い番組の制作が出来るが鍵となってくるのではないだろうか。
ところで、最近は、ドラマなどで広告枠ではなく、ドラマ内に商品の利用シーンなどを恣意的に入れて、広告効果を狙う手法が一般的だが、インターネット配信などで、番組の中に出てくる商品と競争関係にある商品が、配信してるポータルサイトにパナー広告を出しているなんていう事態も出てくるかもしれない。 そういう意味では、配信する番組と連動するバナー広告という手法も重要になるかもしれない。
NPO楽っ子の事務所&ゲストハウスとグループホームの施設の工事がほぼ終了したので、会員の皆様への披露を兼ねて開所式を行った。 開所式といっても仰々しく式典をするのではなく、単純に皆で集まって、食事をする程度だが、多くの方に来てもらった。 この場所で、知人の先生の自宅をお借りして、いろいろな取り組みをはじめてから、6年が過ぎたが、ようやくスタートが切れる状態になった。 今日は、この楽っ子の元々の会員以外にも、ここの設計をした設計士、研究関係の仕事仲間のネットワークの研究家も遠路から駆けつけてくれた。 現状は、まだまだ体制なども不十分なのだが、これから本格的に事業展開ができるように進めて生きたい。
午後から雨がやんで陽がさしてきたので、畑に出てジャガイモの芽引きをする。 芽引きをするには、ちょつと大きくなり無すぎているのだが、それでも小さい芽を引いて、ちょっとだけ土をかぶせたりする。 この時期は、本当にあっという間に雑草が伸びるので、ネギや菜っ葉などの周辺の草引きもする。 本当は、とうもろこしの直植えをしたいのだが、雨続きだったのでできていない。 このまま、ずるずると時間が経つと期を逸するので、なんとか来週くらいにはしなくては....
よやうく開所にたどりついた楽っ子のホームページにも、若干の修正を加える。 Webサイトを書いたのは、もう10年以上も前に、会社のHPを最初に作った時と、個人のHP(テキストのみ)を作った時しかなく、基本的にマメではないので、WEBの運用は苦手だ。 楽っ子のHPは、知人の紹介でWebデザインをしている人に作成しもらったのだが、日々の更新はほとんどできていなかったので、実に久し振りに更新した。 最近は、Webサイトもblog風にしているものもあり、そのほうが更新が容易なのだろうが、まぁしばらくはオーソドックスなもので、地道にやってみようと思っている。
1年くらい前から、銀行振込みや振り替えは、全てインターネットバンキングを利用している。 過去1年くらいの振込みの記録がほしかったのだが、私の受けているサービスでは、過去3ヶ月分しか表示されないらしい。 通帳が完全にないサービスではないためなのだろうが、やはりこれはちょっと不便だ。 一方でも、ネットバンキングを主とした銀行のほうは、こういう制約はなく、かつ印刷物のレポートも毎月送付されてくるので、ネットバンキングの利便性は、やはりネット専門銀行のほうが長けているようだ。 大手銀行が軒並み過去最高の利益をだしている状況だが、預金金利は相変わらず低く、手数料はなんでもかんでも取られるという状況はあまり改善されていない。 いつになったら、消費者が銀行というサービスを選択できるようになるのだろうか。
東工大のMOTにいる方から、以前に僕が起業した通信事業会社の起業経緯などについてインタビューを受けた。 この会社は、東工大のO先生考案のインターネットに移動透過性を与え、かつ認証やセキュリティも備えたプロトコルをもとに、ユビキタス社会を実現する事業者を目指したのだが、残念なことに諸々の問題から事業としては短命に終わってしまった。 まぁ、大学発ベンチャーの研究の一環のようなのだが、この会社の場合大学発ベンチャーにあたるのかどうかは、ちょっと微妙ではあるが、産学連携による起業という意味では、大学発ベンチャーなのだろう。 以前に、別な大学とTLOをやったことがあるが、こちらはよく言われる大学発ベンチャの典型的なスキームだった。 残念ながら、こちらのTLOは、その研究内容も成果展開も、まったくといっていいほど満足のいかない結果となってしまった。
大学の独法化などにより、いたづらに大学に企業化などを求める流れがあるが、僕は否定的だ。 そもそも、大学と企業は、社会における各々のミッションが異なるのだ。 大学の教授や研究者に起業しろという話と、大学の教授や研究者と起業するというのでは、意味がまったく異なる。 これらを混同して、大学の教授や研究者自らに起業、経営をさせようというのは、本来の各々の良さを失い失敗するのでないだろうか。 工学系の大学発のアイデアと経済学やビジネススクールの先生の経営理論と、金融理論などを組み合わせたベンチャーみたいなものが出てきても面白いと思うのだが、そういうケースはないようだ。
山梨に半分引っ越したことを、アマチュア無線仲間のメイリングリストに告知したら、タワーを建てたらという提案を受けた。 某ネットワーク機器メーカーに勤めているSさんは、僕がインターネットにタッチしたころに知り合ったのだが、インターネットの本質を地で行くような人だ。 ここ数年は、富士の裾野にログハウスを建設して、週末はそちらで過ごしている。 そして、趣味のアマチュア無線のために、本格的なタワーとアンテナを建設し、かなり傾注している。 彼の勤務先は、ネットワークを世界中に広めた第一人者の会社で、いまのプロモーションは、ネットワークで仕事の効率が上がり、そのゆとりで家族や家庭に豊かな時がもたらされるというようなことを謳っているが、まさにそれを実践している。 僕のほうは、週末に山梨に帰るのだが、アマチュア無線の前に畑仕事や庭創りなどが優先されていて、まだアマチュア無線をする余裕がない。 もっとも、環境も山間なのであまり良いロケーションではないのだが、ローバンドであれば関係ないのかもしれない。 まずは、古い受信機でももっていって、ワイヤーアンテナで受信だけでもしてみようかと考えている。