朝、北陸の事務所で本社とのTV会議に参加したあと、東京に移動する。 実に10日ぶりくらいに、オフィスに戻ってきた。 アドホックネットワークの研究をしている大学教授の紹介で、来年度の新卒採用希望をされる学生さんと面談。 モノ作りに興味があるということで、研究職ではなく開発職を希望しているようだ。 10年以上も前の事だが、新卒で入った会社が経営難になり、転職をしてきた第二新卒の社員がいる。 当時、まだ22歳くらいだったと思うが、彼が履歴書に「モノ作りでなくモノ創りをしたい」と書いてきたことを思い出した。 彼は、いまでも開発者として、大きな戦力となって働いてくれている。 製作と創造の違いは、おそらくは白い紙に絵が書けるかどうかということだろう。 答えがある問題に対しては、とても良い成績の人でも、論文などの答えのない問題だとめっぽう弱い人がいる。 かつて、新人が採用されると、白い紙を渡して世界地図を書かせるなんてことを同僚がしていたが、これなどは如実にその人の世界観が現れて面白い。 国境が破線で書かれている白地図などで、XXという国を示せという質問には答えられるが、白紙に世界地図を描いてXXという国を示せという問題になるととんでもない回答をする人もいる。
夜は、久し振りに東京で落ち着いて食事をし、行きつけのBarで一献。