ここ数日、会社のSEたちと面談を続けている。 若いSEの多くがプロジェクトマネージャや、コンサルタントという職務を自分の将来像として期待している。 コンサルタントやプロジェクトマネージャについて、学問的に学んだり、いろいろなメソッドなどについて調べたりしている様子は、会話からは伺えない。 日本では、コンサルタントやプロマネというのは、個人ナレッジの集大成みたいなもので、経験により成れると思ってる人が多いのだろうか。 確かに、いろいろな経験をつみ、自分なりにメソッドを確立すると、問題の切り分けやヒアリング能力、要点、要件の抽出や、問題解析などは、有る程度できるようになる。 しかし、経験則だけでは、効率的かつ的確なコンサルやマネージメントは出来ないし、プロにはなれない。 コンサルにしてもプロジェクトマネージメントにしても、それなりに長い歴史のなかで培われてきた手法があり、それらを自分なりに咀嚼して、ツールとして使いこなせるようになれば、とても大きな武器になるのだ。 ところが、こういうことについて、知らなかったり、調べなかったりで、その存在さえも知らない人も多いようだ。