北杜市主催の甲斐源氏祭に、須玉町障害者・児と支えあう会が出展する模擬店の手伝いにでかける。 かれこれ、もうこの祭りへの参加も5回目くらいになった。 今日は、あいにくと昼頃から雨が降り出したけれど、幸いにも予定していたものは全て完売となった。 鎮守の祭りなどのいわゆる宗教的な祭りではない、こういう地域振興型のお祭りは、各地域で盛んに行なわれていて、地元の産品直売などもあり、どこの自治体でもそこそこに賑わっている。 ここの場合、地元の団体による模擬店などでは、きのこやとうもろこし、へぽ(蜂の子)、蕎麦などを使った食べ物などが出されているが、姉妹提携をしている新潟の柿崎町(現上越市)が産直の魚の販売などもしている。 今年は、家を建てる時の建前で屋根の上から餅を投げて振舞う習慣を模した餅投げや、武田武士の出陣を再現した催しなどで盛り上がっていた。 来年の大河ドラマが風林火山ということなので、この類のイベントはしばらくは増えるかもしれない。
来年度入社予定者との懇親会に参加し、内定者らと歓談する。 学部卒、院卒、理系、文系と各人各様であるが、歳のせいか最初に感じるのは、彼らの若さに対する羨望だったりする。 この世代は、確実にコンピューター世代ではなく、ネットワーク世代で、もの心ついた頃から、電話とFAX以外のパーソナルコミュニケーションツールが実存していた人達なわけだ。 したがって、我々も彼らとのコミュニケーションには、そういう多様性があることを認識して対処する必要がある。 これは、自分も含めてだが、インターネットや携帯電話の黎明期を知っている者は、そもそも論や昔話についついて話が言ってしまうのだが、それらを綺麗に忘れて、もし生まれたときからインターネットがあったら自分はどうなっていたかを想像しながら、彼らとコミュニケーションしていく必要があるだろう。
幕張で今日から開催されているCEATECに行く。 今回は、自社として出展しているわけではないが、共同開発をしている会社のブースに、新製品を展示している。 CEATECの前身のひとつであるエクレクトロニクスショーは、以前はかならず見学に訪れたのだが、最近は疎遠になっていた。 電子機器の開発をする者にとっては、各社の部品などを一度に見て回れる良い機会だった。 電話帳のような厚みのあるカタログ集も領布されて、インーネットのない時代には、貴重な情報源だった。 インターネットの普及により、要素部品のカタログ、データーシートは、みな電子化され情報の入手が容易になったことから、催事でのカタログ収集というのは、意義が薄れつつあるようだ。 昔、独立して起業したときに、大手電機メーカーの半導体を取り扱っている商社の支店長が、創業祝いに半導体のデーターブック一式(30冊くらい)を贈ってくれた。 当時は、大手メーカーなどには、無償で最新のものが配布されていたが、直接部品を購入することのないデザインハウスでは、こういうデーターブックの入手や、評価用サンプルの入手(有償購入も含めて)は、さほど容易ではなかったので、大変ありがたかったことを思い出した。
午後からは、藤沢にある品質管理部門にて品質管理に関する課題などをヒアリングをし、夜東京に戻って香港から来日してる知人と一献。
福岡でのITRCが終了したあとに、二つほど仕事の打ち合わせ行って空港に行く。 関東地方は、低気圧の影響で、強風と雨がひどいらしく、羽田空港が大混乱となっているとのこと。 18:40発予定の羽田行きを予約していたのだが、再三にわたる予定時間の変更の結果、最終的に21:45発と3時間遅れとなってしまたった。 それでも、キャンセルにならなかっただけ良く、どうにか24時前に羽田に戻れたものの、終電には間に合わなかった。 あとで、ニュースをみたら、成田のほうがひどい状況だったようで、成田に降りれない便が羽田に回避した影響もあったようだ。 それにしても、もっと遅い便だったら帰れなかったと思うと幸運だった。
朝、東京電力さんが我が家への配電ルートが、現在隣の別荘地(民地)を通っているものを、公道沿いに変更したいということで説明にくる。 提案された新しいルートでは、引き込み柱が庭の真ん中に立つことになり、とても許容しかねる。 既設の引き込み柱は、敷地の端にあるので、それと同様の施工を検討するように依頼する。 自分の家の庭のど真ん中に、引き込み柱を立てたい人などいないだろうに...まったく どういう神経をしているんだろうかと呆れる。
今日も引き続き、秋晴れの一日で、八ヶ岳、南アルプスが良く映える。 畑は、ちょうど 秋モノの間引きをしたあとで、ちょっと一休み。 ということで、比較的ゆっくりと、パンを焼いたりして過ごす。
午後から新しく取締役を務めることとなった事業会社の取締役会に出席する。 会社は、山梨県の上野原市にあるため、週明けなどは、山梨の家から直行したいところだが、今朝は東京で会議があったため、昼からの移動となった。 新宿から上野原に行くのに、時間帯によっては、中央線快速や特別快速をのりつぎ、最後は高尾で各駅停車に乗り換えるなど、3回くらい乗り換えが必要となってしまう。 このあたりは、ダイヤとして、もう少しなんとかならないのだろうか...
上野原は、東京と山梨の県境なのだが、古くから関東の北条と甲斐の武田に挟まれた文化圏だそうで、ミックスカルチャーな土壌のようだ。 TVも場所によっては、東京タワーからの地上波放送が受信できるため、東京の文化圏の色がつよい。 この辺りで受信した東京の地上波放送を、山梨県側に有線で配信しはじめたのが、CATVの起こりのようだ。 同じ、山梨ても甲府盆地を過ぎると、さほど東京色を感じないのだが、ここや大月あたりまでは、通勤圏内でもあり、東京色が強い。 事業会社は、地デジの難視聴対策や住民への防災告知放送、インターネット接続サービスなどを、公設民営で行なうもので、地域情報化と活性化に貢献できるように、微力ながらお手伝いをさせてもらうつもりだ。 というわけで、公私ともに山梨と東京の移動が増えそうだ。
仕事で、相反する二つの主張の正否を判断する必要に出くわした。 片方がある事象の存在を主張し、他方が存在を否定している。 存在を否定しているほうは、否定根拠として他の排他的な関係にある別の事象の存在を主張している。 こういう場合、悪魔の証明的に、互いが存在すると主張している事象について、客観的判断が可能な証明をする必要があり、存在を否定する事象について否定証明を求めるのは非効率だ。 こういう、古典的手法による物事の整理は、仕事を進める上では、大変に役立つものだ。 たとえば、ある商品企画について、"これは絶対に売れますよ!"と言う営業と、"そんなの誰も買わないよ!"という開発がぶつかることは良くある。 この時、売れるといっている営業が、その論拠を客観的な判断ができるように示すことが、合意形成の手法であり、"誰も買わないなんて言うのは証明できるのかよ!"なんて言葉で、突っ込みあっていると埒が明かない。 こういう意味では、何事にも否定派というのは、常に気楽に論評者として登場しやすく、無責任に否定論を発することが出来てしまう。 このように考えると、論理的に物事を進めるのは、簡単なように思えるのだが、実際にはそうは行かない。 その理由には、命題の複雑さと曖昧さがあるのだろう。 たとえば、"みんな"とか、"誰も"なんて言葉が入り込んだ時には、その言葉の意味、範囲を相互に共有できるかで、曖昧さは大きく変わる。 子供のおねだりではないが、"学校の子は、みんな持ってるんだよ"、"みんなって、誰なの?"、"うーん..." みたいな会話で、曖昧さを排除することも、議論集約には欠かせない。 もっとも、僕の場合、"1,2,3,沢山"なので、みんなとか、誰でもという場合には、3つのユニークな固有名詞が示されれば良いと、いつも思っている。
会社のマーコム部門と出版社が企画した、実践で学ぶ IPトリプルプレイ入門が出版された。 欧米でのケーススタディを中心に、日本でのU−Japanの政策やNGNなどを広く取りあげており、用語解説書的な入門書としては、とても判りやすいものとなっている。 高速、超高速のブロードバンド環境の世帯普及率が95%となった、日本と欧米では明らかにトリプルプレイの普及状況や市場状況は異なるが、おそらくはサービスの利活用については、圧倒的に欧米がリードしている。 日本は、インフラ整備状況は、ダントツだけれど、利活用の面が遅れている。 一方で、携帯電話のサービスをみてみると、実に利活用というか付加価値という点では、日本は最先端を走っていると思われる。 このあたりの、差異については、文化的背景や政策、制度設計との相関などについて、いちど整理して分析してみるのも面白いのではないかと感じている。 まぁ、たぶんに日本のハイコンテキストな文化的背景に起因している気がするけれど。
村の共同作業の道作りに朝から参加する。 電柵の草刈、堰さらい、道作りなどの共同作業も、ようやく慣れてきた。 2時間ほどで、村内の道路周辺の草刈を終わらせる。 午前中は、柿畑の草をついでに刈って、昼から清里で開催されているポールラッシュ祭りを覗いて、昼食を執り、産直の野菜などを買って帰る。 キャベツ一玉100円、大根二本で100円などスーパーよりかなり安値だ。 今日は、晴天で八ヶ岳がよく見えて、こういうアウトドアイベントにはうってつけの日だった。 それにしても、本当に多くの人が来ていて、普段の清泉寮からは想像できないくらい、駐車場なども満車だった。 この時期、田植えも終わり、農閑期になることからから、収穫祭などのイベントが毎週どこかで開かれている。 ワイナリーなども、収穫祭とあわせて、農産物の直売なども行なわれているようだ。 映画のサイドウェイではないけれど、この辺りのワイナリー巡りをそのうちしてみたいものだ。
久しぶりに、月曜日の朝に山梨から出勤する。 朝一番の特急は、あずさ2号だが、かつてこれは下り電車で、♪8時ちょうどの、あずさ2号で♪と狩人という男性デュオが歌ったヒット曲があったけれど、あの歌詞では下りの情景だった。(どうでもいいことだけど....) このあずさ2号だけど、甲府あたりからは、結構混んでくる。 あきらかに、通勤という感じの会社員が多いので、甲府あたりから単身赴任している人なのだろう。 これでも、新宿につくのは、9時を過ぎてしまうのだから、下手をすると京都とかのほうが近い。 夜も、朝も、あと30分ずれたダイヤがあると、かなりうれしいのだが....、都市部の高架化、踏み切り削減による高速化やダイヤ増強に期待している。
HTTPのアクセスログをAWSTATで解析している。 検索エンジンからアクセスして来た場合、その時の検索キーワードを拾ってランキングする解析がある。 先般、ITRCで同僚がIEEE802.11uに関する発表をしたのだが、"IEEE802.11u"でGoogleすると、このBlogがヒットするため、この発表のセッション中にいきなり"IEEE802.11u"による検索ヒット数が増加していた。 、確かに検索キーワードの連鎖が拾えるのだから、キーワード連動型広告がはやるのも、判る気がする。 Blogとかも、キーワードに連動して、トピックスをカスタマイズして表示するような動的なものになると面白いのかもしれない。
ブロードバンド未対応地域解消のために、アクセス系に無線を利用するというのは、既にここ10年来取り組んできた仕事だ。 従来は、地域公共ネットワークのような域内イントラの構築を推進してきた。 これに対して、一般の加入者を対象とした加入者系アクセスでの導入事例は、とても少ない。 全国150町村、10,000局近くの2.4GHz無線LAN設置に関わったが、加入者系として、事業持続性があり、いまも加入者数が増加している、競争力のある事業展開をしている事例は、2,3箇所しかない。 これらは、Wi−Fiベースなので、加入者系はそれなりに安価なのだが、これが実態だ。 ここにきて、Wi−Maxやメッシュネットワークがブームなのだが、これらがWi−Fiベースのものと比較して、競争力があるかというと、いささか疑問だ。 なぜならば、価格競争力や、速度が圧倒的に差があるわけではないからだ。 単純に、無線=Poin to Multipoint、低価格という幻想は、忘れて、どこに使うのがよいか、他の伝送路との組み合わせも含めて、システムで検討すべき時代だろう。 日本の場合には、ルーラルといっても、一様に住宅が疎に点在しているのではなく、川沿いなどに20軒とか50軒纏まって集落を形成している。 そして、集落自体の大きさは、高々2km程度の線路長で足りる範囲ないにあるが、そこまでの高速回線を施設するには、中心市街地から相当な距離の線路敷設が必要となるケースがある。 このようなケースでは、集落と中心市街地の間を、広帯域のFWAでユニキャストに接続し、集落内をマルチモードファィバーなどで、スター配線し、一箇所に集線してFWAと接続するよなトポロジーも有効ではないだろうか。 光=高価、無線=廉価という固定観念を捨てて、いろいろな仕組みのF/Sをしてみる価値があると思われる。 さらには、このトポロジーだと、集線点にマルチキャストルーターを設置すれば、FWA区間は、マルチキャストで帯域を節約することもできるので、IPによるTV再送信も可能となる。
仕事を進めていく上で、いくつかの規則、ルールを策定し、これを守ることで、仕事の質を維持することは様々な場面で行なわれている。 規則には、就業規則や情報セキュリティなどもあるし、製造業などでは、品質管理、設計基準など、実に沢山の規則がある。 しかし、こういう規則が、守られなかったり、形骸化してしまうことも多々有る。 規則が実際の業務に対して、あまりに不利益であったり、規則とその運用により得られる効果の相関が不明確だったりすると、こういう現象になるようだ。 例えば、品質管理では、品質を管理することはあっても、品質を作りこむことは出来ない。 いくら、管理を強化し、規則を強化しても、元の課題、問題を解決するための手法や設計を行なわなければ、かならず抜けは出る。 規則の運用者が、規則の厳守という視点だけで、運用強化をすると、規則と実態の乖離を加速してしまう。 特に、組織間の力関係が業務に影響する村意識文化が強い環境だと、往々にして規則やチェックシートの穴埋めだけを目的とした責任回避行動に走る者を生んでしまう。 こういう場合、広義なコンカレント・エンジニアリング(業務サイクルの全てのフェイズに関連する部門が、企画や開発、設計などの初期段階から参加・協働する。)という概念を、周知、意識させることが必要となる。
組み込み用のミドルウェアの権利契約について、ベンダーが改定の説明にきた。 この会社は、無線LAN用のミドルウェアでは、それなりのシェアをもっている会社だ。 従来の年度毎の契約をやめて、永続的な契約に変えたいという説明にきた。 契約の話とは別に、今後の製品展開の予定の話になったら、大きな方針転化をしていて、ミドルウェアの開発フェーズは終わったので、開発人員を大幅にシステムやネットワークサービス系にシフトするとのことだ。 こういう、方針のドラスティックな変化、その説明などについて、もともとの起業者である技術系経営者ではなく、会社執行を預かる執行役員が淡々とするところが、アメリカ企業の強みなのかもしれない。 職務の役割分担が明確なだけでなく、各々のチームのリーダーが、それぞれの立場で強い責任感と、意見を持ち合わせていることが、組織運営にとって有効に働いているという感じを受けた。
携帯電話の番号ポータビリティかいよいよ開始となる。 今日、ソフトバンクモバイルは、低価格路線を、孫社長自ら記者会見を行って発表した。 ADSLで同社が仕掛けた、低価格路線が日本のブロードバンド普及に与えた影響は、誰もが認めるところだろう。 この影響というのは、とうぜん功罪併せ持つもので、内容、視点により大きく評価は異なるが、消費者から見ると同社に限らず価格が低廉化したことがもっとも大きいのかもしれない。 今回の番号ポータビリティ競争で、価格競争に火がつくと、かつての端末¥0時代がまた来るのかもしれない。 それにしても、"大人のソフトバンク"になると言ったが、"値下げしないといは言っていない"なんていう弁は、従来の公益企業的な通信事業者のTopからは聞けない言葉だ。
仕事の関係で、久しぶりにブレストを行なった。 ブレストとかJK法なんていうのは、普段 実務であまり使わないせいか、皆ブレスト慣れしていないので、個々の意見につい反応してしまい、各論になってしまいそうになる。 ある課題やテーマについて、どのくらいの数のアイデアが出るかは、参加者の視点・視座の広さに比例する。 これは、単純に年齢が若ければ、発想が柔軟で良いかというと、若さゆえの経験不足で知識範囲が狭いというマイナス面もある。 また、時に経験は固定観念を根付かせ、視点・視座を狭くしてしまうこともある。 重要なのは、多くの経験を、いかに自分の中で咀嚼し、普遍的なレベルに落としこめるかだ。 数学の問題を、答えと一対一で暗記してしまっても、その数式の原理、公式を理解していないと、応用問題が解けなくなるのと同じだろう。 今日のブレストは、第一回目なので、これから類型化と進めていくが、そこでも多角的な分析能力が求められる。 この会議は、5回くらいで、一定の意見集約をする必要があるのだが、しばらくは、このオーソドックスなスタイルを進めたい。
NTT東西でのIP電話の不通事故などもあり、社内でもIP電話に関することがよく話題になる。 ところが、以外にもIP電話とインターネット電話の違いを適切に理解している人が少ない。 IPという技術を使った電話の話しと、The Internetを使った電話の話しは、根本的に違うのだが、そのあたりがごっちゃになっているようで、IP電話サービスとSkypeなどのインターネット電話を単純に比較したりする人が多い。 まぁ、ここまでインターネットが社会基盤になってしまったら、いまさらインターネットのEnd to End原理だとか、自律分散だなんていうのはどうでもよくなってしまうのかもしれない。 電話事態も、いまや話の中心は携帯であり、有線電話を前提としていない事がよくある。 たとえば、携帯電話しか使ってない若い人たちは、有線電話であるような発呼音「プー」なんていうのは、知らなかったりするわけだ。 なんでもそうだけど、技術が浸透すると、その原理は見えなくなるものなのだろう。
携帯電話の番号ホータビリティ制度の導入で、ソフトバンクモバイルが発表した価格プランに、ドコモやKDDIから批判の声がでている。 確かに、ソフトバンクが出しているキャッチーな¥0というコピーは、実際にはかなり複雑な条件に縛られるようだ。 他社の現行のタリフを複雑怪奇と批判して発表したプランなのに、消費者からみるとこちらも十分に複雑怪奇だ。 そして、今日MNPの手続きに、情報システムが追いつかないという事故が発生し、手続きが出来ないという事態が発生した。 かつて、ADSLの導入時に、街頭でモデムを配布し顧客獲得を進めたときにも、システム側の対応が悪く、監督官庁に苦情が殺到したことがあったが、今回も監督官庁にまた負荷がかかるかもしれない。 ADSLという余地のある市場では、独自の技術革新と新鮮な価格戦略で、急速にシェアを獲得したわけだが、携帯での技術はどうしても後追いの感が否めないし、価格もすっきりと価格破壊と言い切れないレベルなのだから、しばらくは苦戦をするのかもしれない。 とはいえ、9000万携帯端末市場で、実質3社の戦いなのだから、最終的にはそこそこに均衡したシェアに落ち着くのだろう。 一方で、ソフトバンクが抜けた新規割り当て組みは、はたして今後どうビジネスを立ち上げてくるのだろうか、既にサービス開始を延期したところもあり、その動向に注目したいものだ。
新しい機器の研修と交渉をかねて、サンノゼに移動する。 予約したホテルは、サンノゼのダウンタウンの外れにあるHyattで、かなり昔からあるので場所もよく知っているし、予約の確認メイルの住所も間違いないのに、いざ着いてみたら見覚えの有るHYATTの看板が無い。 そこには、HolidayInnのおなじみの緑の看板だった。 どう考えても他ではなさそうなので、一旦車をとめて、フロントに聞いてみたら、名前が変わっただけで、予約もちゃんと入ってるから問題ないよと簡単に答えられてしまった。 しかし、先週インターネット経由で予約して、確認書にもHYATTとあって..そんなのありなのか? アメリカでは、ホテルなどを居抜きで売買することは頻繁なのだけど、オンラインで予約しているところには、アナウンスできないのだろうかと唖然であった。 まぁ、なにはともあれ、宿があったので一安心。 しかし、HYATTもHolidayInnも大手チェーンなのに、フランチャイズだったりするとこんなものなのだろうか..
提携先で、朝から機器のトレーニングに同行したSEと参加する。 今回のトレーニングは、無線関係で、彼は無線については、まったく素人なのだが、ネットワーク機器のため、そのほとんどは無線というよりは、ネットワークの設定などに関するものであり、それなりに消化できているようで一安心。 昼は、こちらの提携先のスタッフと近くのメキシカンだったので、夜はコテコテのアメリカンへ。 サンノゼのダウンタウンにある、Original Joe'sは、1956年からやっている老舗のステーキハウスで、典型的なAngus ビーフのステーキが楽しめる。 この店は、店も古いけど店員も皆ベテランだそうで、よほど景気が良くて雇用条件が良いのかも知れない。
提携先に出資をしている日本最大のVCの米国法人の責任者であるSさんとは、古くからの知人で、日本に居る時からいろいろとお付き合いをしてもらっている。 今日は、提携先との今後の展開のミーティングに彼も投資家として出席した。 本当に、こちらは投資家と経営者がはっきりと別れていて、冷静にビジネス展開を進めているのが、日本との大きな違いだ。 ここの場合も、起業した前CEOは、既にChairmanという立場になり、現場からは一歩引いて戦略的な舵取りをし、あらたに投資家がつれてきたCEOが現場の指揮をとっている。 打ち合わせの後は、Sさんの推薦で、CupertinoにあるGochiという日本レストランで一献。 なんでも、最近オープンしたところで、原則予約がないと入れないくらい繁盛しているそうだ。 ところが、とてもラッキーなことに、ちょっと、時間がずれていたせいで、予約無しで入れて、しかも個室だった。 車なので、お酒が飲めないのが残念だけど、メニューにはお酒もたくさんあって、食べ物も豊富で、繁盛しているのが何となく納得できる。 それにしても、ここのHPには、地図と営業時間しかないのも、どうしたものかなぁ....