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2006-11-01 Santana Row

_ [電波] Non line of site

   Wi-Max(IEEE802.16)機器を用いたフィールドテストに立ち会った。 3.5GHzの製品を利用して、基地局から4Kmほど離れた場所での伝搬確認などをした。 ここで、米国の連中は典型的な測定環境として、見通しが聞く場所(line of site)と非見通し環境(Non line of site)を選んで実験してくれたのだが、やはり根本的に日本の環境とは大きくことなる。 4kmはなれた基地局と子局の間にホテルがあり、非見通しとなるのだが、それ以外は、基地局、子局ともに十分に回りがフリースペースとなっている環境で、この場合にはそこそこにリンクマージンも取れる。  そこで、すこし移動して、子局の位置が近傍の家屋により影となる場所を選んだところ、一気にリンクマージンが落ちてしまう。 建物の高さと基地局の高さから推察すると、前者の場合には遮蔽率がかならずしも高くなく、解析伝搬も可能な環境なのかもしれない。 今回は、FWAとしての実験で、基地局、子局ともに高利得アンテナを用いており、距離と自由空間損失からも、それなりの素直な結果で、特別に非見通しに強いとか長距離通信が可能という技術ではないことは自明だ。 いま、IEEE802.16eが大きなトレンドになっているが、こちらでは子局のアンテナ利得がほとんど期待できないのだから、実際に伝搬距離を稼ぐのは相当厳しいだろう。 また、基地局の電力は規格により大きくできるとしても、子局の電力は消費電力の関係からも大きくできない。 となると、UPLINKの帯域を狭くして、D/Uを稼ぐなどの対応となり、こんどは通信速度を犠牲にすることになる。 つまり、いずれもシャノンの法則を越えるものではなく、2.5GHzなどで家の中まで入り込む800MHzの携帯電話的なサービスを目指している人達が、今後どう舵をとるのかが見ものだ。

_ [] Santana Row

  世界最大の検索ポータルのY社の日本法人で、CTOをしているNさんが、ちょうど同じような日程で渡米中で、サンノゼにいるということから、夕食を一緒にする。  遠出することも考えたのだけど、さすがに運転がきついので、近場のSantana Rowに出掛ける。 ここは、数年前に開発された新しいモールと住宅地が融合した場所で、建設中に一部が火事で焼けたりしたエピソードもある。 全体的にちょっとバブルな街なんだけど、そこそこになんでもあるし、レストランも各種ある。 ということで、以前に昼食をしたことのあるイタリアンMaggianosに行く、案の定予約なしなので、30分くらいの待ちとなり、そのあいだにワインショップなどを覗いていたら、順番が過ぎてしまったので、もう30分バーで待つことに。 Nさんがミラーボードに書かれていたチョコレートマルガリータが気になるというので、あおって注文させたら、チョコレートムースにお酒がたっぷりみたいなやつで、しかも量があって、これは絶対に一杯以上飲めないやつだ。 料理は、全体的にとにかく量が多いので、いくつかをシェアすることが良いとウェイトレスがサジェッションしてくれるし、どの料理もだいたいフルサイズとハーフサイズがあったりと、なかなか親切なのだ。 価格もお手頃なのに、味も悪くなくてパスタなんて、アメリカのレストランにしては、まともにアルデンテだったりする。 というわけで、ここも大繁盛のようで、かなり広い店なんだけど、ウェイティングの列が絶えない。


2006-11-02 777-200

_ [] 777-200

   午前中にサンフランシスコから成田行きの全日空機に乗る。 一連のテロ対策で、機内への持込荷物は、厳しく規制されていて、土産に購入したワインなどは、チェックインしないとならない。 この場合、ワインなどは割れ物のため、預け入れ荷物の取り扱いで損傷する場合免責扱いとなることを、覚悟しないとならない。 一応、衣類で包んであるし、注意タグもつくので、まなず問題ないだろうということで、そのままチェックインする。 全日空は、10月から太平洋線に777-200を就航させたのだが、とうぜんジャンボより容量が小さいので、満席状態だ。 小型の777で太平洋が往復できることから、稼働率を考えると、燃料費、着陸料なども安くなる777のほうがジャンボよりも経済的なのだろう。 ということで、最近は国際線でも747より777のほうがメジャーになりつつあるようだ。 いつもながら、太平洋線の帰りは長い....。


2006-11-03 成田から山梨

_ [] 成田から山梨へ

   預け入れしたワインも割れることなく、無事に成田に到着。 今日は、祭日なのだが山梨の家に来客があるので、そのまま成田から新宿にいき、中央線で山梨の家に帰る。 三連休の初日ではあるけれど、思ったより混雑もなく、山梨の家までスムーズに帰れた。

_ [NPO] ゲストハウス

   山梨の家は、NPOの会員向けのゲストハウスとして利用できるようになっているのだが、今夜は、準会員のKさん夫妻が泊まりがけで遊びに来られた。 Kさんは、某省に勤めている事務官で、以前に仕事の関係でお付き合いがあった。 たまたま、先日官庁の建物で再会した時に、NPOの話しをしたら、即刻準会員となってくれた。 今日は、甲府で温泉などに入ってから、来られたとのことで、既に食事も終わっていたので、ご夫妻と三人で、ワインで一献。 ご自身も官舎の庭て家庭菜園をやったりしていたとのことで、霞ヶ関の話しから畑の話しまで、話題が尽きない。


2006-11-04 秋野菜

_ [MISC] 秋野菜

   秋口に直播した大根が収穫できるようになった。 土が固いので、裂根してしまっているのもあるが、場所によっては、そこそこな形のものもある。 やはり、カブと誓い十耕といわれるもので、しっかりと深く耕していないとつらいようだ。 昨夜からご夫妻で泊まりにきていたKさんは、午前中清里に遊びに行き、昼前にもどってきて、中庭で昼食を一緒にとる。 石窯でピザとパンをやき、石窯から出したオキをつかって、グリルで肉を焼いて、青空の下で一献。 石窯の一部のモルタルにヒビが入り、レンガがずれてきているので、あしたあたり補修してみようと思う。 


2006-11-05 NPO決算

_ [NPO] 決算

   NPO法人楽っ子の第二期が9月末で終わたので、決算書を作成する。 第一期は、設立から登記までの半月だったので、実際には今期がはじめて通期となる。 現時点では、障害者居宅支援事業(グループホーム)が、定員充足していないので、まだ事業そのものが本格的に稼動とは言いがたい。 グループホームへの体験入居や、会員の施設利用などが今期の主な活動となった。 決算の経理処理は、パソコンで専用ソフトを用いているので、仕訳だけを入力すれば良いし、勘定科目も少ないので、さほど手間ではない。 これから、税務署への届出や、総会、内閣府への届出などを順次していくのだが、そちらのほうが手間がかかる。 それにしても、正味財産の増減の度に登記変更申請をしなくてはならないのが腑に落ちない。 これは、民間企業でいうと、資本金の増減ではなく、純資産の増減で、現預金が変動したって増減は生じるので、実質的には毎年登記変更申請をしなくてはならない。 この辺りは、いちど内閣府に相談してみる必要があるかもしれない。


2006-11-06 企業情報システム

_ [インターネット][仕事] 情報リテラシ

   職場の情報システム環境の再構築などに伴い、知人のH氏とあって意見交換をする。  彼は、インターネットの創成期から、ネット企業の現場で数多くの情報システムの設計、構築に関わってきており、情報システムが企業の生産性にもたらす功罪を、いろいろと知っている。 最初に口を付いて出たのは、従業員の若さの問題だった。 情報リテラシーを向上させ、情報共有などにより、企業の生産性を改善するときの、ボトルネックは、情報流通に無意識にネガティブな世代というわけだ。 年齢とともに、一定の職責や地位に就いてる人は良いのだが、そうではない中間層は、無意識のうちに変化を拒絶するので、そういう層を如何に減らしていくかが課題だろうということだ。 僕も意見が一致するところでは、少しドラスティックだが電子メイルの個人アカウントは、企業に不要で、原則ロールアカウントだけで良いというアイデアだ。 実際に、こういう運用をしているいくつかの企業は、情報の流れもよくなり効果がでているそうだ。 もちろん、個人が、個人のコミュニケーションのために、メイルアカウントを所有することを否定するものではなく、仕事で使うアカウントは、部門で共有するロールアカウントだけで良いということだ。 常に、情報は必要な範囲で共有されることにより、属人性を排することが可能となる。 これは、事業の持続性や統治の面からも重要なことだ。 電子メイルではない文書管理などでは、多くの企業でセンタファイルがされているし、業務の多くのながれは、公文書でやり取りされているのだから、電子メイルの個人アドレスを廃止することに取り込めない理由は無い。 


2006-11-07 地域情報化

_ [インターネット] 地域情報化

 財)全国地域情報化推進協会の情報通信インフラ委員会ブロードバンド全国整備推進WGに参加する。 前回に引き続き、各キャリアの取り組みの事例紹介などの発表のあと、ロードマップ策定の具体的な内容について、事務局案をもとに協議となった。 ブロードバンドの定義の確認や、世帯カバー率算出のための母数を何にするか、などの基本的な統計、算定根拠を再確認する質疑がなされる。  質問しているほうも、答えているほうも、同じ官庁で、片や地方自治体に出向中だったりなのに、こういう基礎的なところを再確認しあわないといけないのは、なんだかな.....である。 逆に、こういう委員会などの策定する資料というのは、とても社会的な影響力が強いので、しっかりとコンセンサスをとってから進めたいところなのかもしれない。  中山間離島などで、高齢化が進んだ地域では、住民側のブロードバンドの需要が顕在化していないため、現時点では事業者も行政もインフラ整備を進める予定がまったく立たない地域があり、そういうところも解消するための計画が必要なのかという議論があった。 情報網は、いまや重要な社会基盤なのだがら、今の時点でのアプリケーションや端末のイメージからだけで、その要・不要を議論するのは、危険だろう。  高速道路を作った時に、うちの村は、現在、誰も車をもっていないから、そんなものは不要だというのに近い。 しかし、だからといって、整備新幹線や高速道路のように、計画的に100%どこでもというのも、数年後には無駄がでるかもしれない。 稼働率の極めて低い自動車専用道路と同様な誰も使っていない光ファイバー網がでるかもしれない。 また、生活文化の多様化により、自然保護やLohasじゃないが、情報からはなれた文化、生活圏を作りたいなんていうコミュニティが出てくるかもしれない。


2006-11-08 SNS

_ [インターネット] SNS

   ソフトバンクがSNS最大手の日本語版事業を始めるらしい。 このSNSだけど、いまや社会現象となるくらい、実にはまっている人が多い。 僕も、Mixiにアカウントをもっているのだが、実際にはまったく使っていなかったりする。 SNSの立ち上がりのころは、紹介制だからいろいろと安心して付き合えるコミュニティということだったが、ここまで普及したりすると、どうもその意味が薄れている気がする。 今回ソフトバンクが提携するMySpaceは、紹介制ではないそうだ。 となると、結局いまのSNSの隆盛はなにがもたらしたのかというと、パッケージされたサービスが簡単なインタフェィスとだれでも更新やリンクできる仕組を提供し、利用者のエントランスを下げたことなのかもしれない。  インターネットのEnd To Endは、そのまま自己責任の増大につながるわけだけど、こういうパッケージサービスにより自己責任と外部依存のバランスが、多くの人に心地よいところに落ち着いていくのかもしれない。 そんなの気持ちわるいといって、自家製サーバーにBlog立てたりしているのは、ごく少数のオタクなわけだと改めて自覚する。


2006-11-09 屋上緑化

_ [MISC] 屋上緑化

   午前中仙台の合同庁舎で打ち合わせをしたのだが、その会議室から隣のビルの屋上をみて驚いた。 屋上に和風の庭があるのは普通なのだが、半分は本格的な畑で、キャベツや大根などが実っている。  東京では、都心のビルの地下に実験的な農場を構築したり、屋上に水田を作ったりなどして、話題になっているが、ここの場合は、そこだけを切り取ると、典型的な田舎の農家の庭先といった感じだ。 ビルのオーナが住まわれているそうで、地元のテレビなどでも取り上げられたことがあるそうだ。 築年数は、それほど浅くなく、そこそこに古いと思うのだが、防水処理などは大丈夫なのだろうかと余計な心配をしてしまう。  半畝くらいの広さなのだが、こういうのがある都会の家というのも、羨ましいものだ。


2006-11-10 2.5GHzk行方

_ [電波] 2.5GHzの行方

   総務省で審議されている広帯域移動無線アクセスシステムの技術検討作業版の会合を傍聴した。 一昨年、自らも参加したワイヤレスブロードバンド推進研究会の報告を受けて、2.5GHz帯での技術条件を審議している。 先の研究会では、BWA(広帯域無線アクセス)となっていたものが、いつのまにやら移動の文字がはいり、すっかり移動サービスを前提としてた技術検討一辺倒となっていたのには、驚愕した。 移動サービスなので、使おうと思えば固定にも使えるし、最初から高出力の固定通信に割り当てたら、移動通信が使えなくなると、構成員のSさんが言っていたが、それは、あまりにもステレオタイプだ。 移動通信として、全国サービスに免許を与え、結果として誰もサービスしないエリアが出来たら、その周波数は死んでしまう。 そういう場合は、固定通信にも利用を許可する余地を残すべきだ。 原則、電波資源は移動体利用として、固定系には光などを使うべきだというのは、僕も賛成だが、メーカーやチップベンダー主導の、我田引水的な活動には、本当にうんざりだ。 昨日の作業班も、二社が執拗に技術の優位性をけん制しあうやりとりが続いた。 Wi−Maxも、世界のトレンドだ、世界中で何百社が参加しているとしきりにアピールしているが、当初アピールしていた長距離伝搬については、いつのまにか2kmセルくらいの現実路線の話となっているし、速度もそこそこになっている。 韓国でもWi−Broは実際に当初の予定ほど、置局が進んでいない。 こういう、仔細な技術基準を先に決め、サービスが後からくるような、電波資源の割り当てを、またここでしてしまうのは、本当に残念だ。 いま、この周波数との共用条件で一番影響を受けるモバイル放送の事業だって、いったいどれだけ普及しているのだろか? 少なくとも、私の周りで個人の利用者を見たことが無い。 かつて、ワイヤレスインターネットサービスの事業者で、一緒に仕事をしたことのある、ADSLキャリアのCTOのOさんも構成員で、技術基準をきめて、あとはやりたい人が選べば良いと言っていたが、あまりに選択子がない技術基準を決めていることを判っていないのかもしれない。 帯域内のスペクトラムマスクと帯域外輻射、物理レベルでの異システム間の共用システムまでを規定することで、十分なはずだ。

   政府は、一方でUJapanという政策で、ブロードハンド未解消地域をなくす事を重要な課題としている。 残された300万世帯のエリアでは、未だFWAが有効な点もあるし、実際に欧米ではIEEE802.16a/dのFWAをルーラルで有効に利用している。 もちろん、過渡期の技術導入ではあるだろが、確実に社会基盤として人々の生活を支えている。 過去10年、海外からの謳い文句に乗せられて導入した無線の失敗事例を数多く見てきたが、またひとつその事例が増えるようなことはあって欲しくない。 作業班の最後に、総務省の担当官からは、FWAの検討は、今回時間がなく十分に出来ていないので、これは一部答申となるという答弁があった。 一部答申が先行し、残る課題の導入を妨げるようなことになるのだろうか。 貴重な電波資源を有効に利用するために、今後は事業政策が大きな鍵になるかもしれない。 この規格で移動体通信をするという業者には、きちんと展開することを義務付け、厳しい審査をしてほしいものだ。 少なくとも、周波数だけを確保して、既得権益化するようなことにはなってほしくない。 ちょうど、電波利用状況の調査の方法も改定される、事後監視も強化されるので、この辺りの官庁としての指導力に期待したい。


2006-11-11 立ち湯

_ [] たち湯

   大学時代の無線部のOB会に参加する。 今年で、宿泊形式となって22回目となるのだが、毎年この時期に伊豆の船原館に集まって、昔話に話しを咲かせている。 顧問で、研究室の指導教官でもあったY先生が昨年他界されたけれど、昨年から奥様が参加してくれている。 ここ数年、仕事との関係で欠席が続いたのだが、今年は久しぶりに参加することができた。 この船原は、かつては純金風呂で話題となったホテル(ニュージャパンのオーナーだった横井氏が経営)があったのだが、そこが閉鎖されてからは、大きいのはこの宿くらいで、静かな温泉場だ。 毎年、同じ宿で開催しているので、宿の変化もずっとみてきているが、昨年から立ち湯というのが出来たそうだ。 深さ1.2mの風呂で、フロートなどを使って、プールのような感覚でのんびりと浮遊感を楽しみ、リラックスできる。 大きな風呂と露天風呂があるのたが、この湯船がつながっていて、自由に行き来できるのも面白い。 このリラックス感は、なかなか絶品で病みつきになりそう。 

_ [インターネット] 遠隔宴会

   夜は、食事の後に宴会部屋に集って、いつも昔話に花をさかせるのだが、今年は帳場からLANケーブルを引き込んで部屋にPCをセットし、Skypeで遠隔地にいて参加できないOBを呼び出してビデオチャットとなった。 ここは、ADSLのようだが、まぁそこそこに帯域が出ていて、遠隔地の人にも臨場感が十分に伝わる。 昨年は、部屋まではLANを引く準備ができていないので、ロビーにあるPCをつかって、少しだけチャットをし、ちょうど僕も海外出張中だったのだがSkypeで参加した。 今年は、すこしがんばって部屋までLANを引いたので、まさに遠隔宴会となった。 こういうのが、PCではなく普通のTVに当たり前のように昨日として搭載されるようになるのも、そう遠い日ではないだろう。


2006-11-12 日帰り温泉

_ [] 日帰り温泉

   遅めの朝食のあと数組で、東伊豆にある赤沢日帰り温泉に行く。 ここは、化粧品会社が資本参加して、ちょっとした人気スポットとなっている。 お風呂は、海に向かって水平線と一体になるような配置がされていて、本当に眺望がすばらしい。 昼食の後、腹ごなしがてら、大室山に行き、山頂をぐるりと歩く。 ここからは、富士山も伊豆七島も、遠く房総半島までも、360°のパノラマが楽しめる。 今日は、富士山が、雲ひとつかからずに綺麗に見えた。 最近は、山梨側からの富士山に慣れていたので、静岡側から見るのは久しぶりだった。 富士山って、見る位置によって表情がかわるけれど、やはりその稜線の美しさと雄大さは、他の山を圧倒するものがある。 世界遺産の登録では、その範囲の選定などで一部に問題があるようだが、この美しさは、世界に誇れるものだろう。画像の説明


2006-11-13 V・UHF

_ [電波][インターネット] 無線IPプラットホーム

   VHF/UHF帯電波有効利用作業班の会合に参加する。 地上波ディジタル放送への完全移行後に確保されるVHF/UHF帯電波の利用について協議をしている。 今春、親委員会である、情報通信審議会情報通信技術分科会 電波有効利用方策委員会にて、システム提案を募集したところ、150を超える電波利用システムの提案があり、それらを類型化、整理する作業を、提案者から構成される作業班にて行なってきた。 各社、各様のシステム提案は、サービスから物理層までを含むもので、これらの類型化について、全てのレイヤで完全に一致するように取りまとめることは困難で、なかなか類型化が進んでいない。 各社が自らの提案に電波資源を割り当てることのみを追求している以上、いくら議論しても集約しないだろう。 そこで、当然より大所、高所から電波資源の有効利用を考慮した、システムの在り方などの視点で、協議することが求められてくる。 そんな背景から、総務省としては作業班の再編を計画していて、構成員として貢献意志があるかを改めて確認するそうだ。 この時、”これまでの利益代表の観点から、日本国としての公的貢献意志の確認をさせて頂く”、”状況によっては、自らの提案も否定する検討スタンスも今後要求されよう。”と、いう方針が示された。  これは、とても良いことであるが、こういう議論や作業をリードする時には、議論の階層化、抽象化が不可欠なのだが、どうも無線系の技術者がリードすると、各論に陥りやすいようだ。   プラットホームは、どうあるかを議論するのならば、最初は通信のプリミティブでまず合意形成をすべきだろう。 例えば、パケット交換なのか回線交換なのか、集中システムか分散システムか、帯域保証か、接続保証かなどをまず最初に整理し合意形成をし、その後に変調方式だとか、多重化方式という実装技術に関して論るすべきだ。


2006-11-14 WindowsMobile

_ [PC][インターネット] Windows Mobile

   基本的に、移動、外出が多いのだが、そのためにルーチンワークを停滞させてしまったり、コミュニケーションを減らす事は出来ないので、インターネットリーチアビリティを確保するようにしている。 最近は特に部下や関連部門との確認事項、指示などもSkypeなどで処理し、常時接続的になっている。 相当に長い間こういうスタイルで、遡れば20年くらい前は、Epsonのワードバンクノートという、3行くらいしか液晶表示が無いワープロを携行して、電車のなかでコーディングしたり、議事録を書いたりしていた。 こういうことをしていると、何年か周期でPDAやポケットPCに変えたいというモチベーションが上がってきて、その時々のトレンドのものをいろいろと調べるのだが、結局はノートPC以外に移行することがなかった。 一時、PDAとしてPalmを使ったことがあるが、あくまでも電話帳とスケジューラ代わりだったので、いまや電話帳は携帯電話で、スケジューラはWebベースのグループウェアにとって変わってしまった。  そして、今また自分のなかでそのブームがきている。 ウィルコムのWz3とか、WindowsMobileの搭載された携帯電話に目が行ってるのだが、キー入力の面倒さが最後のところで引っかかっている。 ブラインドタッチで、標準のキーボードを使う楽さには、手書き入力もソフトキーボードも、ましてや超小型のキーボードも適わない。 実際に、ゆれる電車のなかで手書き入力はかなり不便だし...ということで、今回も結論がでない。 でも、Wz3は、ちょっと惹かれている。


2006-11-15 東広島

_ [] 東広島

   20年以上の付き合いをしている携帯電話国内シェアNo1のS社を訪問するために、広島に移動する。 この事業所は、東広島市にあるのだが、ここ数年で東広島周辺は、一気に再開発が進んだ。 この辺りの中心市街地である西条は、酒の都として栄え、造り酒屋がたくさんあり、石州瓦の古い家並みの残る場所だったのだ。 ところが、久しぶりに訪れたら、駅前から大きな通りが国道に向かって整備され、すっかり昔の街の面影がなくなっていたのには驚かされた。 また、近くにメモリーのE社が大きな工場を立上げたり、広島大学が移転してきたり、S社の業績も絶好調ということもあり、ビジネスで出張する人も昔とは桁違いのようだ。 もともと、ビジネスホテルなんて一軒くらいしかなく、最近やっと3軒くらい増えたのだが、相変わらずホテルを確保するのに苦労させられる。 今回は、同行した取引先で確保してくれたのだが、手違いで部屋が一部屋足らなくなって、急遽そのホテルの手配で、別なホテルの部屋に泊まることになったりした。(まぁ、泊まれただけ良かったけど) 現在、西条の駅前に新しいビジネスホテルが建設中だそうで、今後さらに発展していきそうだ。


2006-11-16 skip

_ [] SKIP

今回は、往復ともSKIPサービスというのを利用した。 事前に座席予約までしてあれば、チェックインも手荷物検査も、すべてICカードや携帯を読み取り機にかざすだけでOKというやつだ。 これって、自分の座席番号を記憶していないと駄目なんだろうかとおもっていたら、ちゃんと読み取り機からレシートみたいに座席番号が記載された紙が出てくる。 荷物検査の時には、ゲート番号などが記載されたもので、搭乗の時には座席番号だけ記載されたもの(従来の半券に相当)が出てくる。 確かに、このサービスは便利だけど、IC付きクレジットカードの場合、それをいちいち出さなくてはならないので、ちょっとめんどくさい。 お財布携帯とPhotoIDとかに一本化できると便利だろう。


2006-11-17 VoIP

_ [インターネット] VoIP

   たまたま、今日は二つのVoIP関連の取引先と打ち合わせがあった。 IP電話は、最近NTT東西での事故があり、その信頼性を従来の電話網と比較して、不安視する人もいるようだ。 ほんの数年前までは、IP電話も、いくつかの方式が乱立し相互接続性の問題もあったし、音質もアナログ電話より劣るとされていた。 しかし、ここ数年は、NTT東西をはじめ、従来の電話会社が皆IP電話を導入しはじめ、番号体系などもかわり、すっかり成熟した感じがある。 当初、IP電話の端末装置や接続サービスでも、ベンチャー企業がたくさんあったのだが、最近はあまりIP電話が新技術、新事業の錦の御旗じゃなくなったようだ。 打ち合わせした某IP電話事業者は、いち早くIP電話サービスをスタートした老舗なのだが、最近はNTTなどの光電話との差別化ができずに、かなり苦労しているそうだ。 電話の通信事業者のコアコンピタンスは、あくまでサービスにあるわけで、技術にあるわけでないから、とうぜんそこをどう確立していくかが重要なのだろう。 利用者にとっては、IP電話かアナログ電話かという技術ではなく、ネットワークとの統合サービスや、料金のパッケージサービスなどが重要なわけだ。 というわけで、IP電話単独の事業者は、自らのもつ資産の優位性を活かせるなにかを、再確認し、サービスの創造に迫られているのだろう。


2006-11-18 Partech

_ [インターネット][電波] PARTECH

   アマチュア無線のパケット交換をしているPRUGが開催する技術ミーティングPARTECHが南阿蘇で開催され、それに参加する。 PRUGは、1985年頃から無線を使ったパケットネットワークの研究グループとして活動しており、インターネット創成期から自律分散ネットワークを運用している。 インターネット業界の著名人には、若い頃にPRUGの活動に参加していた人が実に多い。 そんな彼らが、年に一度集って日頃の研究報告などをする会議がPartechで、僕は1997年にPARTECH97に参加し、2.4GHzの無線機で関門海峡をはさんだIP通信の実験を行なったのが、最初の出会いだった。 

   一日目の今日は、某省の技術顧問をしているIさんが、電子政府に関する解説をしてくれた。 さらに、会場からイラクに駐在している方がSKYPEを使って参加され、現地の状況や生活を簡単に紹介してくれた。  今回は、国民休暇村 南阿蘇で開催されたのだが、会場の会議室に臨時加入電話契約でADSLを引いてネットワーク接続を確保しているが、2.5Mbpsくらいの帯域が出ているので、十分に会話が楽しめた。


2006-11-19 阿蘇

_ [インターネット][電波] 信号処理

   Partechの二日目は、PICマイコンを使ったパケット送信機、SFDR、EME通信、ロボット、古典朗読サービスと趣の違う発表がならんだ。 最初の三つは広義には、いづれも信号処理の話だ。 基本的に、今日の無線通信は、直交成分(I,Q)を取り出してしまえば、後は計算機処理で復調・複合できるわけで、こういう計算処理が半導体の技術革新によって、とても簡単に出来るようになった。 このため、可能な限りアナログ領域を減らして、ディジタル、ソフト処理の領域を増やすのが、大きな技術の流れだ。 とはいえ、圧倒的なダイナミックレンジを持つ、自然界を相手にするので、どうしてもその境界域の限界があり、全てを計算機処理で済ますという訳にはいかない。 この境界域こそが高度な技術力を求められるもので、技術者にとっては、とても挑戦しがいのあるものだ。 EME通信(月面反射通信 EME: Earth−Moon−Earth)も、信号処理により冗長な通信をおこなうことで、従来のような大出力な送信装置を使わずに、手軽にできるようになったようだ。 これも、当然ながら信号処理による冗長度を高めていくと、より小さな電力で通信が可能となるが、その分情報伝達量が小さくなるわけで、そのどぢらかの限界にチャレンジするというのは、確かに面白い領域だ。 しかし、これらの話題のいづれもが、オリジナルが外国の技術者の発想からはじまったものという点が、ちょっと残念な気もする。 

_ [] 蕎麦うち&地獄温泉

   Partech終了後は、LAのNさんの手配で、久木野そば研修センターのそば道場にて、蕎麦うちに挑戦する。 山梨の家の周りや秩父にも、そば道場はたくさんあるのだが、一度やってしまうとはまってしまいそうなので、なるべく避けてきたのだが...ついに体験してしまった。  パンとは違い、発酵工程がないので、打ってから食べるまでの時間が短いのがうれしいけれど、つなぎに何を使うかとかも含めて、相当に奥が深そうだ。 

   蕎麦のあとは、地獄温泉清風荘に行き、露天風呂を楽しむ。 ここは、強烈な硫黄臭のにごり湯で、敷地内に複数の温泉があるのだが、今回はすずめの湯という濁り湯の露天にを楽しんだ。(混浴です) 相当に古い湯治場らしく、自炊して湯治する人のための宿泊施設なども点在している。 一時間くらい温泉を楽しんだら、体が芯からあたたまって、いつまでたってもホカホカしていた。


2006-11-20 ブロードバンド in 秋田

_ [インターネット][電波] BB

 秋田市で行なうFWAの実証実験のために、現地調査に行った。 秋田駅から車で30分くらいの地域で、水田に囲まれているとはいえ、大きな集落で、住宅密度も高いのだが、なんとブロードバンド環境が無いそうだ。 ADSLは、局舎との位置関係が悪いらしく、伝送路が8kmくらいになり、サービスエリア外ということだ。 今回の実験では、町内の7地区、383世帯をカバーできるように、P−MPな無線局を設置する計画だ。 それらの地区の中で二つの地区は、新しく開発された住宅地で、住民も若い世代が多く、建っている家もみな近代的で瀟洒なものだ。 その地区が、ADSLも来ないというのは、外観からは想像もつかない。 こういう現状をみると、ブロードバンドゼロのルーラルというのは、山奥に限らないことを痛感する。 実際に、ここの町は、僕の山梨の家より、はるかに都会に近い環境なのだ。

それにしても、住民の方から「Wi−Maxを使えば、50km飛んで、75Mbps出るんですよね?」という質問が、市の担当部門などに寄せられたそうで、こういう宣伝文句を声だかに叫んでいた企業や会社は、携帯電話の¥0広告と同じくらい消費者に対する不誠実な扇動をした責任をとるべきではないだろうか。 


2006-11-21 Skype Cast

_ [インターネット] Skype Cast

   早朝に秋田を出て、東京に戻る。 秋田−東京間のフライト時間は、わずかに40分くらいで、直線距離にするとかなり近いことがわかる。 電車だと仙台経由でも4時間以上かかるから、東北地域の北部は陸路の開発が遅れているわけだ。  ところで、先週末のPartechに出席した時に、会議の様子をネットで中継するために、公開チャット(SkypeCast)というものを利用した。 この配信を受けるには、最新の3.0βバージョンが必要ということで、それをインストールしたのだが、このバージョンでは、これ以外にも面白い機能がある。 それは、ホームページなどに電話番号の記述があると、そこを自動的にSKYPEと連動するアイコンに変えて、1クリックでSKYPEコールを機動できるものだ。 僕の場合、SKYPE INもOUTも使ってないので意味が無いが、これはかなり使い勝手が良いだろう事は、容易に想像できる。


2006-11-22 executive meeting

_ [インターネット][仕事] Exective meeting

   主要な取引先の経営者の方々を招いた朝食会を会社で開催した。 冒頭、知り合いのG先生に、ネットワーク業界の事を講演いただいた。 G先生とは、僕が設立発起人となった任意団体の理事長に就任いただいており、日頃からいろいろと指導していただいている。 先生の話は、インターネットの歴史を顧みながら、これからの課題を示されたのだが、簡単にいうとインターネットも携帯も、変化を求められているということだ。 こういう、マクロな話の中から、なにを見つけ、どう行動していくのかは、個々人のセンスの問題で、xxがこれから流行りますみたいなものとは、ちょっと違う。  G先生の示唆によれば、インターネットもこれからは、もう少しリアルタイム性などに目を向けることになり、UDPに関わるものが増えてくれるだろうとのことだ。  リアルタイムというのは、応答に対して十分に小さな遅延で通信がなされることなわけだが、これは用途によって、その要求が異なる。  この遅延は、帯域幅とは違うわけで、通信のプリミティブは、最大情報伝送速度(帯域)、情報伝送の頻度、情報伝送の遅延だが、確かにインターネットの世界では遅延は、すこし諦められていた部分がある。 これは、有る意味自律分散網の定めなのかもしれないが、ここまで普及拡大してくると、諦めなくても良いのではないかと思う。 もっとも、だからThe Internetではなく、NGNなんだという方向性もあり、どちらが今後発展するのかは、想像がつかない。 NGNのNは、Next(次世代)なのかNew(新世代)なのかは、一意ではないので、しばらくは混沌とした時代が続くのだろう。


2006-11-23 看板

_ [MISC] 看板

    NPO法人楽っ子の看板の製作を、光の村に御願いしたいたのだが、先週完成し先生がわざわざ届けてくださった。 同時に、新作の木製チェアーも御願いして売って頂いた。 どちらも、手作りの木工製品で、山梨のゲストハウスには、とてもマッチする。 いままで、敷地の入り口が判り難かったのだが、これで改善されるだろう。      二週間ほど、山梨に来れなかったけど、畑の根野菜や葉野菜は、もう大きくなっているので、特に問題も無く、しっかり育っていた。 ブロッコリーとカリフラワーは、ちゃんと収穫できるか気になっていたのだが、思ったより順調に育っていた。 というわけで、今日はブロッコリーとカリフラワーを摘む。  これまた、野菜は、なんでもそうなんだけど、摘み立てのものは、本当に味がある。 ブロッコリーもカリフラワーもとても甘くて美味しい。 野菜は、しっかり育っていたのだが、先月干した干し柿は、なんと鳥に皆持っていかれてしまった。 100個くらい吊るしたのだが、残ったのは10個くらいで、皮むきを一生懸命やった家族は、もう来年は作らない宣言をしていた。 それにしても、鳥も甘くなるまでは放っておいて、いざ食べ時になると持っていくというのが悔しい。  猿にもっていかれた、とうもろこしと同じ思いで、来年は絶対にネットを張ってやると誓う。  たまには、おすそ分けをということで、大根とカブを箱詰めにして、東京の実家に送ったのだが、宅急便代を考えると、町のスーパーで買うほうがはるかに安いわけだが、そこは産直ということでご愛嬌だろう。 画像の説明画像の説明

_ [PC] クローン携帯

   ドコモのクローン携帯の存在が確認されたというニュースを見た、報道によると認証カードの複製を作られたのではなく、解約者の認証鍵を一定期間経過後に再利用しているため、古いカードが利用されてしまったということのようだが、本当だろうか? カード自体を再利用している訳はではなく、鍵のコードを再利用しているはずだし、不正利用した海外のユーザーが、古いカードを長期間保有して使えるようになるまで待っていたというのも、信じがたい。  実際に、日本で安く入手した携帯電話のSIMロックを外して、中国などで販売している業者がいるのだから、クローンも技術的には出来ていておかしくないと思う。 この先、端末開放となって、各社が番号だけでなく、端末のポータビリティも導入しはじめたら、あっというまに海外メーカーの端末が普及するだろうし、そのときには今以上にクローンなどの不正の可能性が増えるかもしれない。


2006-11-24 メッシュ

_ [インターネット][電波] メッシュ

   QBPワークショップに、無線製品関係のプレゼンテーションを行なうために参加する。 QBPには、数年前に大分での会合に参加していらいの参加となった。 自分の参加したセッションでは、他にメッシュ/アドホック関係、ミリ波系の無線アクセスの発表などがあった。 それにしても、過去10年、日本には本当に雑多な無線製品が導入されたが、ほとんどが実証実験の粋を脱せず、持続的な事業展開がされた事例をみない。   いろいろな機器や技術を持ち込んでくるメーカーや商社というのは、当然の商行為として、その利点をアピールするのだけれど、受け手側がその評価を正しくできるかが重要なのだが、どうも目利きの良い人が減っているようだ。  情報系の世界の人達にとっては、無線の世界は魔法に見えるのだろうか、著名な先生でも、売り手の言葉を鵜呑みにしてしまっている事が多々ある。  メッシュにしても、もっとも肝心なホップ数などのスケールの話しは、きちとん説明されないし、伝搬距離の話しにしても、理想論が多い。 一方で、無線系の世界の先生からみれば、伝搬特性や物理層の話に魔法はないことは、百も承知なわけだ。 いま話題になっている2.5GHzなどでも、監督官庁の無線系の人達の口から、”事業者の人達って、本当に無線がわかってないのでは?”というような事を聞くことがある。 結局のところ電気・電子工学系と情報処理系の研究者、技術者間の情報流通がとても貧弱だということではないだろうか。 さらにはより上流にも言及できるシステム工学的な取り組みや、人材が稀有なのだろう。  情報系の学生の発表にしても、無線に関するとてもプリミティブな知識や推論が欠如していることを感じずにはいられなかった。


2006-11-25 ポストユビキタス

_ [インターネット] ポストユビキタス

  QBPのワークショップ二日目は、NICTおよび大阪大学の基調講演セッションだった。 いづれも、NextまたはNewなインターネットや通信の形を模索しているわけで、ポストインターネットやポストユビキタスという言葉が出始めている。  となると、あのひと時のIPv6騒ぎは、果たしてなんだったのだろうかと、ふと思ってしまった。 なんだかんだ言いながら、C言語から完全に切り替わらなかったC++みたいなものになるのだろうか。 つまり、いつまでたっても、IPv4,IPv6の両方は存在し、いつくかの主要なアイデアは、より洗練された他の仕組みに継承され、開花するのかもしれない。


2006-11-26 骨折

_ [MISC] 骨折

   山梨の家は、もうすっかり冬景色で、夜は満点の星が輝いて、夜明けとともに南アルプスと八ヶ岳がくっきりと現れる。 明け方の気温は、もう氷点下になっている。 今朝、長男がランニングに出掛ける時に、凍った地面で足を滑らせて転んでしまった。 いつになく、痛がるのでしばらく安静にした後、休日診療を担当している病院に連れていきレントゲンをとった。 腫れがなかったので捻挫くらいかと思ったのだが、なんと骨折していた。 といわけで、急遽 長男は入院となってしまい、家族で手分けして諸々の準備にあたった。 複雑骨折ではなさそうだが、プレートを入れて固定したりで、3週間くらいの入院になるようだ。 痛みなどはあまり無いようなのだが、長男は入院などしたことがないので、時間の過ごし方などをどうしたものか悩ましい。 それにしても、昔は整骨医なんかで、レントゲンとかも撮らずに骨折とかも処置していたが、いまはレントゲンもその場ですぐに結果が見えるので、適切な判断と処置がすぐに下せるのは安心だ。 素人考えで、腫れていないから様子を見てなどと決めるより、まずは整形外科でレントゲンというのは重要だと痛感した。


2006-11-27 BWAカンファレンス

_ [電波] BWAカンファレンス

   総務省は、2.5GHzの広帯域移動無線アクセスの導入に向けて、BWAカンファレンスを開催する。 従来だと、パブリックコメントの募集というところまでだったが、こういう公開ヒアリング的な取り組みは、携帯電話の新規参入問題の頃からはじまった。

意見陳述の申し込み期限が今日なので、意見陳述申し込みを行なった。 意見内容についは、現段階では公開できないが、基本的にワイヤレスブロードバンド推進研究会の答申と今回の答申内容の差異について、いくつか確認したいと思っている。 まぁ、とにかくWi-Maxは、話題先行なので、こういう場所でいろいろと公開ヒアリングされることで、課題が浮き彫りになればと期待している。


2006-11-28 経営統合

_ [インターネット] M&A

   M&AやTOBの文字が、連日新聞紙上に現れている。 今日はインターネット総合研究所(IRI)がSBIの完全子会社化で統合されるという発表があった。 IRIは、日本のインターネットの創成期をリードした企業で、代表の藤原さんはじめとして、ここには知人がけっこういる。 また、SBIにも、僕は大変お世話になっている。 そんな二社が統合されるわけだが、インターネット時代の金融の在り方をリードしてきたSBIと、インターネットの構築、運用で圧倒的な実績をもつIRIが組むことの効果といのうは、なんとなく良さそうというだけで、まだ僕には実態が見えない。  

   それにしても、企業の継続と発展のためには、M&AやTOB、MBOなどのダイナミックな手法が必要な時代なのだろう。 起業から50年、100年と単独で事業発展を継続するのは、複雑さの増した今日の社会では、簡単ではないわけだ。  創業者の手を離れて、企業が独立し、社会の公器となるには、こういう親離れ/子離れを強制的に行なうことは有効かもしれない。 一方、企業や創業者の醸し出す企業風土、文化が薄れていくことは、避けられないだろう。  新興市場に上場したベンチャー企業は、その創業者の独特の個性や独自の企業文化を持つことが多く、それらが社会に与える刺激はとても重要なのだが、それが失われることなのないような経営統合というのは、難しいのだろうか...


2006-11-29 万歩計

_ [MISC] 万歩計

   健康保険組合から万歩計が支給されたので、ここ数日これをつけて歩いている。 歩幅と体重を設定することで、消費カロリーなども表示される。  また、有酸素運動として有効となる、毎分60歩以上、かつ連続10分以上の歩行した歩数が別に表示されるなど、なかなか面白い。 通勤の途中に、実際に歩数を数えながら、万歩計の計測数と比べてみてると結構精度が高い。 しかし、これで歩いて表示された分だけ、体重が減ってくれるならいいんだけど...そうはいかないらしい。 


2006-11-30 飛行機メッシュ

_ [MISC] 航空機メッシュネットワーク

   LAX在住の台湾人の友人からメイルがきた。 彼とは、もう20年近い付き合いにるが、僕からみたら天才的エンジニアの一人だ。 昔、グラフィック端末(CADなどに特化したユニックス系マシンという感じ)を、勤務先のノースロップグラマンで使っていて、それに不満があったため自分でスピンアウトして、会社を興して開発したりしている。 このビジネスはうまくいかなかったのだが、その後ポケベル関係のビジネスが成功し、パレスパーレスに住んだりしている。 今から10年くらい前に、彼は航行中の民間航空機を無線で多段接続することで、大陸間に大きなバックボーンを作るというアイデアで特許を申請した。 そんなもの、通らないだろうと思っていたら、数年後にしっかりと特許として認められた。 とはいえ、こういう技術がすぐに実装できるわけも無く、パテントホルダではあっても、ビジネスは立ち上がっていなかった。 ところが、最近になってVCがとりあえずいくらかを投資して、実証実験に取り込むこととなったそうだ。 いまは、メッシュネットワークがはやりだし、ちょうど良いのかもしれない。 ちょうど、衛星をつかった航空機へのインターネット接続サービスが頓挫したので、逆にこういうのが面白いかもしれない。


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