主要な取引先の経営者の方々を招いた朝食会を会社で開催した。 冒頭、知り合いのG先生に、ネットワーク業界の事を講演いただいた。 G先生とは、僕が設立発起人となった任意団体の理事長に就任いただいており、日頃からいろいろと指導していただいている。 先生の話は、インターネットの歴史を顧みながら、これからの課題を示されたのだが、簡単にいうとインターネットも携帯も、変化を求められているということだ。 こういう、マクロな話の中から、なにを見つけ、どう行動していくのかは、個々人のセンスの問題で、xxがこれから流行りますみたいなものとは、ちょっと違う。 G先生の示唆によれば、インターネットもこれからは、もう少しリアルタイム性などに目を向けることになり、UDPに関わるものが増えてくれるだろうとのことだ。 リアルタイムというのは、応答に対して十分に小さな遅延で通信がなされることなわけだが、これは用途によって、その要求が異なる。 この遅延は、帯域幅とは違うわけで、通信のプリミティブは、最大情報伝送速度(帯域)、情報伝送の頻度、情報伝送の遅延だが、確かにインターネットの世界では遅延は、すこし諦められていた部分がある。 これは、有る意味自律分散網の定めなのかもしれないが、ここまで普及拡大してくると、諦めなくても良いのではないかと思う。 もっとも、だからThe Internetではなく、NGNなんだという方向性もあり、どちらが今後発展するのかは、想像がつかない。 NGNのNは、Next(次世代)なのかNew(新世代)なのかは、一意ではないので、しばらくは混沌とした時代が続くのだろう。