組み込み用のミドルウェアの権利契約について、ベンダーが改定の説明にきた。 この会社は、無線LAN用のミドルウェアでは、それなりのシェアをもっている会社だ。 従来の年度毎の契約をやめて、永続的な契約に変えたいという説明にきた。 契約の話とは別に、今後の製品展開の予定の話になったら、大きな方針転化をしていて、ミドルウェアの開発フェーズは終わったので、開発人員を大幅にシステムやネットワークサービス系にシフトするとのことだ。 こういう、方針のドラスティックな変化、その説明などについて、もともとの起業者である技術系経営者ではなく、会社執行を預かる執行役員が淡々とするところが、アメリカ企業の強みなのかもしれない。 職務の役割分担が明確なだけでなく、各々のチームのリーダーが、それぞれの立場で強い責任感と、意見を持ち合わせていることが、組織運営にとって有効に働いているという感じを受けた。