会社のマーコム部門と出版社が企画した、実践で学ぶ IPトリプルプレイ入門が出版された。 欧米でのケーススタディを中心に、日本でのU−Japanの政策やNGNなどを広く取りあげており、用語解説書的な入門書としては、とても判りやすいものとなっている。 高速、超高速のブロードバンド環境の世帯普及率が95%となった、日本と欧米では明らかにトリプルプレイの普及状況や市場状況は異なるが、おそらくはサービスの利活用については、圧倒的に欧米がリードしている。 日本は、インフラ整備状況は、ダントツだけれど、利活用の面が遅れている。 一方で、携帯電話のサービスをみてみると、実に利活用というか付加価値という点では、日本は最先端を走っていると思われる。 このあたりの、差異については、文化的背景や政策、制度設計との相関などについて、いちど整理して分析してみるのも面白いのではないかと感じている。 まぁ、たぶんに日本のハイコンテキストな文化的背景に起因している気がするけれど。