午後から、九州で電力系通信キャリアの取締役をされているK氏を訪ねる。 K氏とは、昔無線を使ったラストマイルの実験を一緒に行ったのがご縁で、いまでもいろいろ交流させていだたいている。 また、もっと昔、僕が送電線故障点評定装置(FL)という装置の仕事に関わっていたので、電力系の方々とはいろいろと縁があったりする。 K氏は数年前に無線によるラストマイルの実験と同時に、PLCの実験もされており、いろいろとあったげと、結果として昨年屋内利用で導入が実用化れさたわけで、今後のPLCについての話題となった。 電力会社は、いまオール電化住宅の販売、提案を強化しているけれど、新築のオール電化住宅などは、最初からPLCを使った情報コンセントの配備がされていたら嬉しいという話となった。 実際に、僕も山梨の家はオール電化なんだけど、結局 電話線、配電線、LANの三つの配管が家の中を駆け巡っている。 これをPLCの配管一本にして、電話もVoIPにしてしまい、各部屋のローゼットにPLCが埋め込まれる方式になっ場合、工事費の廉価額と、PLCの機器コストの比較で、まだまだ工事費のほうが安いのかもしれない。 一方で、集合住宅などでは、各戸とMDFをPLC接続するのであれば、それなりにコストメリットがでる可能性も有るだろうが、配電の構成などに依存する部分があり、簡単ではないようだ。 結局のところ、今回開放された規格の範囲だと、家のなかでの利用で、しかも既設の住宅での後付利用という範囲なので、おのずと市場も限定されてしまうようだ。