アップルがiPhoneというiPod付き携帯(携帯付きiPod??)の発表をした。 これを単なるスマートフォンの一つして捕らえるならば、フルブラウザの搭載された携帯も、音楽端末付きの携帯も、既に市場には存在しているのだから、インパクトはさほどないたろう。 しかし、アップルがやる、ジョブスがやる、となると、根本的なところで、単なる新しい端末の登場では終わらない。 アップルは、いつもスタイルを提案してきた会社だし、iPodの場合もMP3プレイヤとの最大の違いは、iTMSとの連携だったわけだ。 この場合、通信網自体には、なにも手をくわえず、インターネットそのものにもなにも変わらなく、サービスと端末という両端で、新しいスタイルを提案しているわけだ。 これに対して、キャリアバンドル型の日本の携帯端末は、着歌などの機能とサービスは、常にキャリアにより構築、提供されてきたわけで、こういうオープンな端末の登場をどう受け入れるのかが興味深いところだ。 じわじわと、携帯業界に端末開放の実態が近づきつつある。