今日は、参加しているMedicalWSで、韓国から内視鏡手術の様子がインターネットを使って会場に中継された。 初めて、内視鏡手術というのを見たのだが、ひたすら関心するというか、驚くばかりだ。 腹部の5箇所からマニュピレータやら内視鏡を挿入し、がん患者の胃の一部を削除して、摘出する様子がDVTSによる高画質で中継された。 その様子は、マニラの他にマレーシアやインドの会場にも中継され、双方向の、ビデオ会議がおこなわれた。 我々の会社は、こういう遠隔医療の時にインターネット上で流れる情報を保護するために、VPNを構築するルータを提供している。 胃の一部2.5cm程度を削除して、取り出す手術は、内視鏡手術のため出血はわずかに50ccで、患者の負担がとても小さいそうだ。 小さなピンセットのようなマニュピレータとレーザーメスにより、淡々と周辺の脂肪を切り離していく様子は、言葉は悪いが、鶏肉を裁いているようにしか見えない。 人の体が写るのではなく、お腹の中の様子だけなので、予想していたほど、グロテスクな感じはしなかった。
しかし、インターネットの高速化により、こういう最先端の医療技術が広く共有できるというのは、とても有効だろう。 今回の場合、IPv6ではないが、その成果は、とても社会生活に有益なものだ。 悪戯に先端技術に固執することなく、アプリケーションを見据えた、こういう技術の普及はとても大事なものだと感じた。