東北総合通信局の主催するワーキンググループに出席する。 このワーキンググループでは、通信と放送の二つのディジタルデバイドを解消する情報通信技術について調査研究をしている。 Wi-Maxなどは、中山間地域のブロードバンド対策として利用が期待されているのだけど、中山間などで圧倒的にニーズのあるTV放送の受信ということについていえば、残念ながら通信帯域が少ないので、利用できない。 以外と知られていないというか、セールストークの人達は判っていないのだけど、無線のPoint to Multi Point(1対多)の通信では、Ackを返せないブロードキャストでは、ショートパケットじゃないと、パケットロスが多くて使いものにならない。 従って、画像のマルチキャスト配信をするには、無線部分はユニキャストで行うしかない。 このことは、そのまま消費帯域が大きくなることで、無線では非現実的だ。 だから、ギャップフィラーを別に置くというのも、通信・放送融合時代には、情けない技術解決だ。 ということで、今回はすこし逆転の発想で、無線と有線の連携でIPによる放送配信の可能性を探れればと思っている。