モバイルブロードバンド協会(MBA)で、GTレースの車載カメラからのライブ中継を無線LANを使って行う実証試験を進めるための会議に参加する。 すでに、MBAの方式を用いた高速移動車両での実験は、過去に何度も行っているので、基本的に新しいことはないのだが、レーシングカーは常時高速で移動することと、スタートなどでは、同時に相当数の車両が接続することから、帯域消費などが課題となりそうだ。 また、当然ながら画質と帯域のトレードオフ問題も、悩みどころだ。 F1のような大規模なビジネスでは、専用のヘリコプタを飛ばしたりして、アナログのビデオ映像の配信をしているけれど、GTなどでは、低廉なシステムの実現が求められていて、無線LANとモバイルIPで実現できればと期待している。