前から気になっていたウィキノミックスをようやく読み始めた。 帯に書かれた勝ち組、負け組みのパターンが、とても端的に内容を表している。 オープン性、ピアリング、共有、グローバルというマスコラボレーション可能な体質にするには、経営陣(経営者)の明確かつ強い意志と、それを実現しやすくする、ちょつとした技術、システムの導入が必要だ。 しかし、最近関係している組織やプロジェクトの多くは、残念ながら完全に負け組みで、しかもかなりの重症で、これが変化することを期待するのは、相当に厳しいように思える。 人間の体と一緒で長い間、変化を許容しない体質を続けていると、脳だけでなく各機能を司る器官も動脈硬化を起して、いざ変化をと思ってもなかなか動かずに、結局死にいくのかもしれない。