参加している802.11 Plenaryでは、ここ数回のface to face meetingの流れではあるが、運営方法についての再考議論がででいる。 特に、昨年からの経済的な状況によって、参加者が減少傾向にあることも、その議論を後押ししている。 実際に、会計報告をみると、一回の会合で日本円で一億円に近い運営費が発生しており、これを年間6回もやってるので、いろいろな意見がでてくるのは当然だろう。 face to face 会議の回数の削減、電子投票の導入などの運営議論がしばらくは続くだろう。
一方で、802.11hoge という標準のネタも、だんだん枯渇しているわけで、PHYとMACだけでなく、End to EndのソリューションにScopeを広げるとか言う意見も出て来て、これはこれで他の標準化団体との整合などの課題がでてくるが、ビジネスにより近くなる可能性が高いのは、注目すべきかもしれない。
それにしても、こういう体系化された標準化のスキームや運営を、日本の国内の標準化などでも、ぜひ参考にしてほしいものだ。 情通審の部会やARIBの委員会と比較すると、圧倒的にOpenだ。 こういうスタイルは、イノベーションを生みやすいし、新規参入を推進するのではないだろうか。