古くから仕事でお世話になっている無線機メーカーにて、打ち合わせ。 最近は、ADコンバーターと直交かけ算器だけをハードにして、I/QをPC上で演算処理して復調するという機器が大分出回って来たようだ。 この類いは、15年くらい前に設計したことがあるが、A/Dコンバーター等の半導体の低廉化、高性能化とコンピューターの演算能力の向上で、当時とは格段の差がある。 それでも、フロントエンドのダイナミックレンジなどの問題は、どうにもならない。 ソフトウェア無線は、一度でもハードウェアで無線機を設計したことがある人が手がければ、このあたりの基本的な問題に早期に気がつくのだろうけど、学校で理論を学んで、最初からソフトウェア無線の開発とか研究をしている人には、フロントエンドの重要性が認識されにくいかもしれない。 今時、IPといえばInternet Protocolであって、Intercept Point じゃない人が、無線業界にも多いので、しかたがないか?