今日は、柿畑の草刈りをと予定していたけど、午前中は雨で削られた砂利道の補修で時間をとられてしまい、午後は雨が酷くなってしまって、結局は手が回らなかった。 このままだと、かなり酷い事になりそうなので、なんとかすこしでも時間をみつけて、次の出張前には草刈りを終わらせたい。
というわけで、草刈りに行けないので、夕方に仕込もうと思っていた梅酒の仕込みをする。 去年は、タイミングを逸してしまったので、今年は先週 と昨日の2回、前もって梅を仕入れておいた。 水に浸して灰汁抜きをしたあと、竹串で蔕を取って、氷砂糖と焼酎につける。 いつも、2升だと一年持たないので、今年は四升に増量。
梅酒を漬けた梅は、そのまま冷凍して、梅酒を飲む時に一粒ずつ入れて飲んだりしてるのだが、それでも余る。 というわけで、先週残っていた梅を半分だけ甘露煮にしてみた。 まだ、かなりの数が残っているので、夏になったらこれはゼリーにしてみるかな。
朝、山梨の家を出たら、畑の近くで猿を発見、群れではなくて一匹だったんだけど、なんか嫌な予感。 お願いだから、来週まで畑に来るなよと念じたけど、通じたかな。
アメリカのIT機器メーカーで、セールスサボートをしていて、最近シンガポール勤務になった中国人の知人が来日したので、昼をシェア。 この会社は、ちょうど先月大手に買収されたんだけど、アジアに関しては、折角の良い商材がマネージメントと戦略の欠如で、のび悩んでいる。 しかも、その原因の多くが特定の人のパーソナリティに影響を受けているように見えていたのだが、案の定来日中の彼女からは、そのあたりの愚痴がかなりあった。 結局のところ、彼女は転職先を探しているようだ。 日本の大学を出て、日本語、英語、中国語が出来るのだけど、いまの景気だとなかなかこれといったのは無いのかな。
夜は、神楽坂で旧知の友人と一献。 彼が推薦のイタリアンレストランは、シェフもスタッフも皆、若くて可愛い女の子で、さながらガールズレストラン。 このお店は、運営会社が複数店舗を展開していて、一括仕入れとかしているそうだけど、料理はオープンキッチンで、しっかりと作っていて、なかなか美味しい。 小柄な女の子のシェフが、キッチンでかちっと仕事しているのは、なかなか凛々しくて、観ていて気持ちがいい。
話は違うけど一緒に食事をした彼は、音楽家であり、IT系の経営者でありと多彩なんだけど、なんと今日のカミングアウトは、彼は花火観賞士 という資格をもっていて、全国のかなりの花火を観まくっているらしい。 しかし、こういう資格があるのさえ知らなかったよ、まったくびっくりだ。
スマートグリッドやIOT(Internet over things)について、民間シンクタンク系な人達と、新しいナレッジ共有に向けての協議。 スマートグリッド関係って、あまりに関係範囲が広いので、標準化とかも多方面だし、世界的な情勢に対する情報も、受けてによってまったく認知度が違う。 アメリカでは、NISTが中心になって、様々ななSDO(標準化団体)間の調整をして、おおきなプラットフォームを作っているし、IEEEも相当なリソースを割いている。 日本では、こういう横断的なプラットフォーム作りは、どうしても縦割り社会で、リーダーシップが弱いせいか、なかなかスマートグリッドならここみたいなのが無い。 これって、かつてのITSととても似ている気がする。 結果として、関係者大杉って感じで、予算だけは豊富で、いろいろなことがバラバラにって感じだったなと思い出す。
夕方からは、福岡に移動。 博多では、もう飾り山笠がはじまっていて、揃いの浴衣で歩く山笠な人達とかも見かける。 今日は、生け簀のある店で、烏賊と鮃の活き造り。 いつもながら、やはり福岡は魚だよね。 例によって、長浜の元祖でラーメンを食べて〆と思ったけど、時間が早かったのでネットで見つけたワインバーにいき、十二時過ぎに帰宿。
今日は、午前中に中国から来日中の友人と打合せしたあと、甲府で午後は授業をし、そのあと再び東京にもどって、この友人と会食。 特に、店を決めてなかったのだが、和が良いと言うので、神楽坂近辺を散策して、たまたまさくっと入れそうだったので、はじめて伊勢藤に入ってみた。 昔から気にはなっていたけど、なかなかタイミングが合わなくて、入った事が無かった一軒。 目一杯、昔のままの店構えと、日本酒と肴で一献。
それにしても、この入梅時に近代文明になれきった体でエアコンの無い空間は、さすがにきつい。 ここは電気が煌々とついてるわけじゃなくて、内輪を片手に夕涼みで一杯という感じ。 それにしても、一昔前は、夕方というか夜というのは、きっとこういうもんだったんだろうな。 昨今の電力不足のおり、たまにはこういう空間もありかもしれない。
もっとも、友人はさずかにめげたようで、そのあとはエアコンの効いたバーで、冷えたハイボールとなった。
午前中は、大宮ソニックシティというさいたま市の複合施設をIEEE802の会合で使えるかの下見 大宮っていう場所は、何回か来た事はあるのだが、オフィスビル、小さな商店、デパートなどが、雑多にあって、なんだかちょっと不思議な空間。 今日の目的の大宮ソニックシティというのは、複合施設ということで、会議室などがあるフロアーに免許更新センターや小売店があったりで、なんだかとてもカオス。 ここのビルは、とにかく会議室が沢山あって、公共施設ということでコストもかなりリーズナブル。 しかし、この混沌とした複合は、すこし違和感がある。
周辺には、マックやスタバもあって、ホテルも併設しているし、成田空港や羽田空港からのバスもあるし、新幹線に一度は乗ってみたいという鉄な外人さんは東京〜大宮間だけでも乗れるし、鉄道博物館もあるので、いいかもしれない。
それにしても、今日は新宿〜大宮間を湘南新宿ラインというので、往復したのだけど、昔から考えるとえらく近くなったものだ。 この電車は、池袋から山手線に並行して駒込から上中里方面に抜けるのだが、僕の実家のすぐ横をとおる。 僕が実家にいた頃は、この線路は山手線と貨物列車しか原則とおらなくて、朝方の貨物の音で良く目が覚めたことを覚えている。 子供の頃は、線路の土手によく登って、写真をとったり、線路沿いの排水溝でザリガニ釣りをしたりしていた。 もし、いまこんな事したら、線路内に人が入ったということで、通報されて、電車の運行が停まったりしちゃうのだろな。
今日は、早めに山梨に帰って、草刈りをしようとおもったら、雨がひどくてそれどころじゃなくなった。
毎年恒例の養護学校関係者のOB会旅行で、今年は清水。 山梨の家からは中部横断道〜国道52号〜新東名〜東名というルートで、 途中休憩入れても2時間で行けるのは、想定よりもかなり近いのでびっくり。 集合場所は、市内のお寿司屋さんで、まずは昼食。 その後、日本平からロープウェイで移動して、久能山東照宮を参拝。 ここに来たのは、まだ小学生くらいで、なにも記憶に無いので、新鮮。 久能山東照宮の社殿は国宝指定だそうで、彩色が復元されていて、なかなか鮮やか。 再び日本平にロープウェイでもどり、静岡茶コーラなどで一休みしたあと、三保の松原を経由して、三保園という宿に到着。 ここの宿は、古き良き団体旅行全盛時の昭和テイストで、バブル時代に増築したのだろうかスペイン館なる別館がかなり痛い感じ。 それでも、宴会料理もまぁまぁだし、温泉も広くて、なによりも仲間との泊まり飲みが楽しく、夜が更けた。
朝、三保の宿をでて、清水港の近くのエスパルスドリームプラザというところを見学して、仲間とは解散。 昨日来る途中で下見した清水魚市場河岸の市というとこに移動して、昼食と買い物。
前から一度は仕込みたかったアンチョビのために、いわしを一箱1000円で購入。 夕方、家に戻ってからひたすら三枚におろす。 一箱っていっても、相当な数で結構時間がかかった。 その後、かるく水分をとって、塩と交互に容器にいれて仕込み完了。 この量だと、我が家の一年分以上はありそう。 この前、ギリシャで買って来た大きな缶もあるので、もう当面アンチョビは買わなくて良さそうだ。
今日は、オンラインの仕事をお休みして、終日柿畑の草刈り。 本当は、月に一度はしないとと思ってても、なかなか手が回らない上に、週末が雨だったりで、なんと今シーズン初めて。 そなわけで、結局は午前中2時間、午後3時間、都合5時間近くかかってやっと終了。 柿畑に植えたブルーベリーは、手入れが出来ていない上に、鹿に花芽を食べられてしまい、壊滅状態。
今度の週末から出張で、また2回ほど週末に来れないので、じゃがいもを少し早いけど一部収穫してみた。 猿の心配がなければ放置なんだけど、そろそろ来る予感がするので、とりあえず1/3だけ収穫。 まぁまぁ、大きなものもあって、コンテナ一杯はとれたので、とりあえずあとの残りは、出来れば今週中に、だめなら出張から帰ってからの賭けになる。
ところで、先日のエントリーに対するツッコミで、まもさんが書いてたじゃがいもの実が、うちでも一つだけだけど見つかった。 今年は、脇芽を間引く時間がなかったし、普段は花は切り落とすんだけど、その暇もなくて放置状態だった。 だけど、なぜかテントウムシダマシが少なくて、葉は食われずに済んでいたので、その辺りの影響もあるのだろうか? 僕は、このじゃがいもの実というのは、初めて見た。
総務省の無線LANビジネス研究会の報告書では、IEEE802.11ai についての記載が追加されたとのこと。 しかし、こういう流れってつまらんプライドによる上から目線をやめて、ちゃんと世界的な動向に対して素直に目を向けてれば、当たり前のように得られる情報が、バイアスがかかって見えなくなる典型なんだろうな。
結局は、地道に事実を調べるとか、調査することをせず、ブランドに頼って、情報を得ているのでは、いつまでたっても世界では戦えない。 こういう見栄え主義と言うか、ブランド信仰が、最近のいじめ事件とか、学歴詐称事件とかにもつながってるのではないだろうか?
いまも、IEEE802.11ai に関する取り組みなどで、日本の事業者や端末メーカーと協議しているのだけど、やはり根本的に戦略性がみえない。 とある事業者は、ガラパゴス化するのは嫌なので、自らが先走ったことはしたくないという発想らしい。 こいう輩は、ガラパゴスになることと、革新的な事に先んじて取り組むことは、まったく違うことが判っていないようだ。 過去のガラケーとかが生まれたのは、新しい技術やアイデアを率先して導入したことに問題があるのではなく、それを標準化やグローバル市場に戦略的に展開することを怠ったからであって、先進すぎてガラパゴスになったわけじゃないだろう。 つまり、世界の中心で言い出しっぺになって、叫ばなかったらガラパゴスになったんじゃないのかねと言いたい。
こういう事を勘違いして、今度はガラパゴスになりたくないから、世界的なな大企業が導入するのを見届けてから、新技術を導入しようといういじけた発想が蔓延ってるのが情けない。 いまや、モジュール化で誰でも同じものが作れるのだから、そういうフォロワー型の戦略では、低価格なアジア諸国にもっと引き離されてしまうのではないだろうか?
結局、日本のメーカーや事業者からは、市場を創造することは、二度とないのではと不安になる。
昨夜は、秋の学会のパネルディスカッション用の論文を書いたり、非常勤の講義の試験問題を仕上げたりもありで、山梨泊。
今朝は雨が小降りだったので、さくっと畑にいってじゃがいもを収穫。 このタイミングを逃すと、出張でしばらく来れないから、ちょうど良かったなと思って畑に行ったら、未だ小さいのに人参がみんな猿に抜かれていた...orz
やはり、これだと出張から帰って来たら確実にじゃがいもは無くなってただろう。 本当は、植え付けが遅かったので、もう少し収穫を後にしたいのだが、仕方ない。 それでも、なんだかんだコンテナフルで3箱はあるので、当面じゃがいもには事欠かない。 今年は、北あかりという品種で、これは調べたら実が成りやすい品種だそうで、確かに実がだいぶついていた。
お昼は、大学に行く前に、久しぶりに長坂の翁に行って蕎麦。 しばらく悩んだのだけど、結局はざると田舎の二枚を食べてしまった。 それにしても、この判り難い場所で、平日でもちゃんとお客さんが来てるところはさすがだな。 好みはざるだけど、香り的に田舎も捨て難い....
午前中は、出張準備のバックアップと某案件の立ち会いをして、昼過ぎに成田に移動。 チエックインの時にESTAの有効期限切れに気づいて、その場で申請。 これ以前は無料で、有効期限3年だったのに、14$の有料で有効期限も2年に短縮されてて、なんだかなだ。 飛行機は満席だそうで、無償アップグレードされて、今回はいろいろと幸先が良い。
LAXに到着したら、イミグレはまったく人がいなくて、パスポートコントロールの通過は、数分。 最近は、いつも2時間近くかかっていたのが噓のようだ。 しかも、荷物もしっかりともう運ばれていたし、そのあとのレンタカーもスムーズ。
ホテルは、前々回に風邪をひいていた上に、シャワーが壊れていたり、水没事故があったりのいわくつきの旅と同じところだげと、今回はここまでいろいろとうまくいってるので、このまま全てをリベンジしてトラウマ解消を狙う。
午後からホテルでパートナーと打合せをして、必要な書類のサインなどをもらい、トーランス空港にある彼の知人のオフィスを見学。 ここの空港は、プライベートだけで小さな飛行機だけ、アメリカはこの手の飛行場が沢山あって、飛行機産業の裾が広い。 日本の稼働率の低い地方空港も、プライベートな小型機がもっと簡単、廉価に運用できるようになると、少しは活性化するかもね。
今日の夕食は、Lomitaのお好み焼き屋さん。 広島焼きをお店で焼いてもらい、テーブルではもんじゃ。 この店、かなり流行ってるけど、お客さんは日本人が少ない。 僕は、東京では何人かの外国人にもんじゃを食べさせたけど、こっちで普通に外人さん同士でもんじゃ食べてる姿って、なんか凄いものがある。 〆のデザートにかき氷頼んだら、Pyrexのメジャーカップでドカーン。 この店、お好み焼きももんじゃもデザートもみんなサイズはアメリカンでワイルドだぜぇ。
今日は、土曜日だけど午前中はホテルで打合せして、昼前からフリー。 とりあえず、腹ごしらえはトラウマ解消のためにSan Pedroの水没事故現場横でフィッシュ&チップス。
その後、先週からここで公開させるようになった戦艦アイオワを見学。 1943年に就役したアイオワ級の第一号艦で、1990年の退役まで、50年近く第二次大戦、朝鮮戦争、冷戦時代などで使われたため、時代とともに武装が随分と変化している。 射程25マイルの16インチ3連主砲は圧巻だけど、後年は後部の16インチ砲は、取り除かれてハプーンミサイルやトマホークが装備されている。
艦橋からは、あの忌まわしい四月の水没事件現場の知人のボートが見えたり、大型のタンカーが曳航されていたりで、なかなか壮観。
どうでもいいけど、ここのチケットを買ったら、シニアのチケットをだされた。 シニアって62歳以上なんだけど.....どこがそう見えるんだよ。
時間があったので、モールにいってお気に入りのWilliams-Sonma を覗いたら、ちょうど食品保存用の瓶類の展示をしていたので、アンチョビの保存用に小さい瓶の12個セットとチョークでかけるラベルを購入。 荷物に余裕があれば、ドライトマト用に中瓶も欲しいところだけど、とりあえず我慢。 ついでにアバクロもよったら、ショートセール中だったので、半袖のポロを二枚で4300円也でゲット。
夕飯は、ホテルでマリーナを見ながら、カラマリとサラダで済ます。
昨夜、LAX入りした同僚を空港近くのホテルでピックアップして、車でサンディエゴまで移動。 途中、買い物と食事をして、2時過ぎにホテルに到着。 荷物をおろしてチェックインと思ったら財布が無い.....どう考えても車の中かかレストラン、結局レストランに戻って無事に保管されていた財布を回収(焦った.... 最もお金は殆ど入ってなかったけど)
サンディエゴでは、北米最大のコミックの展示会であるComi Comでものすごい人。 なんと、12 万人の来場者だそうで、コスプレな人もちらほら。 ただ、コミケとかから比べると、やはりクォリティはさほどでも無い気がする。 ところで、腐女子って英語でなんて言うんだろう?
ホテルでチエックインしていると、顔見知りの人と次々に出会う。 毎度のことではあるが、こうやって会議のはじまる日に、再会の挨拶をしていると、だんだん心の中で戦闘開始モードになってくる。
今夜のCACミーティングでは、現在ドラフトを作成中のahとaiの進行について、スピードアップしろというプレッシャーが、いきなり,,,,
基本的に現在のタイムラインに対しても、他のTGの事例との比較にしても、とくに進行が遅い訳じゃないのだけど、マーケットから早くラウンチしたいというプレッシャーが有るのだとしたら、嬉しい悲鳴かも。
夕食は、すでに遅い時間なのでホテルの中のスポーツバーでホットドックですまして、知り合いとバーで一杯だけ飲んで就寝。
昨夜のCACでプレッシャーをかけられた背景は、某大手がaiを加速したいという方針に舵を取り出したことらしいというのが、今朝のオフィサーのミーティングで判った。 問題は、加速したい=協力的に活動するなのか、加速したい=自分達がやりたいように支配する なのかが、大きな問題だけど、それは今週の動きによって変ってくる。
いずれにしても、先月のWi-Fi Alliance くらいから、11ai に対する認知と期待が拡大しているのは間違いない。 これは、嬉しい悲鳴だが、同時にかなりきな臭いことにるかもしれない。 しかし、こういう動静に日本の企業は、まったく認知がないのは悲しい。
とりあえず、今日は夜のセッションもないので、元サンディエゴに駐在していた某社の人の車で、韓国焼肉で夕食をして、夜はバーで一献。
今回のサンディエゴでの部屋からは、コロナドブリッジとマリーナが見える方向でなかなか良いのだけど、逆にシーワルド側が見えないので、花火を見ることができない。 もっとも、部屋にいるのは夜中から早朝までなので、花火の時間に部屋にはいないから、これはこれで良い。
今日は、21:30までミーティングだったのだが、そのあと5人でサンディエゴで有名な大田という寿司屋にでかけて夕食。 ここは、かなり評判の店らしく、遅い時間でも満席で繁盛している。 スタッフも日本人で、かなりまともというか、日本でも十分に通じる質。 店員のおすすめのウニの手巻きと、おすすめのにぎりに天婦羅うどん小をいただく。 うには、かなりしっかりしているけど、日本のものと比べると味が少し淡白、せっかくなので日本酒(碧寿)も二合だけいただいた。 なんだか、今回はしっかり食事ができてるので、かなり太りそう。
会議の中日である水曜日の夜は、恒例のソーシャルバーティ(懇親会)。 このサンディエゴの場合には、ホテルのメインプールでの立食。 しかし、あいかわらずパーティ飯は美味しくないし、ドリンクも一杯だけ無料としょぼい。
今回は、日本から参加しているベラテランの方の誕生日が昨日だったので、彼の会社の部下の人の発案でサプライズでケーキを用意。 こういう横の連絡は、Facebookでクローズドなグループを作ったので、結構便利。 いつも、参加している日本の人も、なかなかお互いを知る事が少なかったのだけど、最近はこのグループで連絡を取り合っていて、食事や買い物の情報なども交換している。
僕がチェアを務めるIEEE802.11aiは、今回のサンディエゴ会合では、一回で100 人近い参加者がいて、ワーキンググループで最大になった。 今回は、とにかくもっと前に進めろというプレッシャーが初日からあって、タスクグループのオフィサーチームで、ブロセスに関するオフラインでの協議を、休憩時間にかなり時間を割いて行った。
こういう時に、ずっと協力してくれているチップベンダーのエキスパートは、本当に力になってくれて、ワーキンググループのバイスチェアも努める1人が、チェアが何をどう発言して、どういう質問があって等のロールプレイまでしてくれる。 実際、進捗状況の報告で使う用語が、"Compleated"か"Finished"なのか、いつどのタイミング言うか、クロージングレボーとで何を強調するかなども、ちゃんとコーチングしてくれるのが頼もしい。
それにしても、今回のTGaiにたいするプレッシャーの背景は、やはり中国マーケットのようで、リーダーシップの会社は、皆中国市場を強く意識している。 逆に、もう日本市場は、完全に蚊帳の外というか、眼中にない状態らしい。
ようやく、全てのTGaiのセッションが終わって、夜のチェアミーティングでも、皆の納得いく進捗結果が報告できた。 というわけで、今夜はバイスチェアと2人で、Sushi 羽 という所に行く。 既に、九時半を過ぎていたけど、日本からの参加者の人達がこの店にいるというので、電話でラストオーダーの時間を確認して、カウンターの席を抑えてもらった。
ここは、一昨日に行った、大田という寿司屋の暖簾分けだそうで、姉妹店ということになっている。 このため、おすすめ握りなんて、並び方までそっくり、ここはネギ抜きとかしてれたのが嬉しい。 今日は、かるく刺身を切ってもらって、ビールの後は男山の燗。 牡丹海老の頭は、ちゃんと焼くか、フライか、みそ汁にしてくれるところも嬉しい。
IEEE802.11 のPlenaryは、午前中のクロージングで無事に終了。 今日は、15個もワーキンググループモーションがあったけど、なんとか11時ちょとで終わった。
この一週間は、時間のコマ数としては、最近の数回のセッションよりも少なく((それでも11コマ)、夜のスロットも無かったけど、議事進行のプレッシャーがきつくて、胃が痛い日々だった。 それでも、初日を除けば、毎日美味しい夕食がちゃんと食べれたし、時差調整もうまくいって体調も良かったので助かった。
それにつけても、IEEE802.11における中国勢の戦略には舌を巻く限りで、その事は、アゴラに投稿しておいた。
チエックアウトした後は、車でLAXに移動。 途中、釣りオタな同僚の提案で、ニューポートビーチに寄り道。 船外機のついたボートを借りて、湾内で2時間ほど釣り&遊覧。 僕も折角なので、レンタルで釣りざおを借りたけど、2人ともノーバイト。 僕は、生きたイワシの餌がボートに備え付けられた生け簀に入っていて、それを使う。 ところが、この餌を狙ってなのか、ボートを止めると、すぐに回りにペリカンが下りてくる。 そして、心配していたとおり、リールで巻き上げていたら、海面近くに餌のイワシが来た瞬間に、パクリ。 でも、とうぜん針もテグスもついてる、すかさず同僚がテグスを切り離したけど、それ以上に完全に外してはあげられなくて可哀想。 実際に、寄って来たベリカンの一羽は、くちばしに重りのついたテグスが絡んでいた。 しかし、釣りをしなくても、このボートで湾内を回ってるだけでも、十分に気持ちがいい。 それにしても、海沿いは見事にプライベートなビーチハウスばかりで、みんなボートピアがある。 こうい景色って、日本にはないな。
その後、一旦空港近くのホテルにチェックインして、夜は一緒にシミュレーター系な仕事をしているパートナーと4人で食事。 今回は、まだステーキを食べてなかったので、ステーキハウスでリブ、アメリカンだぜ。
LA在住の知人とアナハイムでエンジェルス対レンジャーズを観戦。 バックネット裏のちょっと三塁よりという最高のポジションで、お目当てはダルビッシュ。 今日は、序盤にレンジャーズが大量得点して、ダルビッシュも相変わらず四球は多いけど、7回を投げて3安打5四死球11奪三振2失点で勝ち投手。 終盤エンジェルスは、高橋尚成がでてきたけど、こちらはいきなり2ラン打たれてた。 今日は、良い場所の駐車場のパスを前にいた車の人が余ってるからとくれて、最前列がずっと空きだったので、3回からはそこで見れたし、かなりラッキー。 観客席とグランドが近い上に、鳴りものがないから、ボールの音もバットの音も聞こえて、日本とは随分違う。 大リーグをこちらで見るのは、随分久しぶりだけど、本当に老若男女がゲームそのものを楽しんでいるのが判る。
それにしても、デーゲームの強い日差しで、とにかく暑かったので、夕飯は早い時間に軽く冷やし中華。 そのあとは、サンペドロの仕事の関係者と打合せだったんだけど、先方の都合で結局ホテルからテレカン。
ようやく、今日は帰国。 宿を出てガソリンスタンドで給油。 今回は、サンディエゴでレンタルした時に、3/4までガソリンがあるからリターンの時に同じ位置までガソリン入れてねと言われた。 でも、3/4って判りづらいじゃんって言ったら、じゃ1/2 で良いよと1/2で登録してくれた。 ところが、車にのってエンジンかけたら、限りなくFullに近い状態だった。
今朝の時点で、1/4くらいガソリンがあったので、1/2返しだとすると、1/4を入れれば良いのだが、タンクの容量が判らない。 予想で、60〜80リッターが満杯だから、15〜20リッター入れれば良いだろうと判断。 そこで、脳内でガロンとリッターの換算をしたんだけど、なぜだか頭にこびりついたのは、10ガロン(もちろん正解は、多くても約4ガロン)。 でっ、スタンドで10ガロンくらいと思って給油してたら、途中で満タンで給油が自動停止して、勘違いに気づいた。 ぐわっ、損したなと思ったけど、諦めてレンタカー返したら、ハーツはちゃと1/2分を自動的に差し引いてくれて、実質3ドルくらいのガソリン代が発生したことになって助かった。
夕方、定刻通りに成田に帰国。 さすがに、東京はいきなりムシムシする。 成田から日暮里経由でそのまま五反田に移動して、ちょうどシンガポールから出張で帰日しているグループ会社の元部下らと、時差調整をかね一献。 今回の出張中は、比較的食事に恵まれていたので、和食恋しさもないのだけど、とりあえず鳥系な居酒屋。 それにしても、こう暑いとやはりサワーとかをついつい飲んでしまう。
それにしても、グループ会社のマネージメントでは、世代によるギャップが大きい事を感じる。 今日も入社2年目の人がいたんだが、悩み大きかなと言う感じで、なにか助けれないかと考えること暫し。
Show them, tell them, have them do it, and then praise them; otherwise, people wouldn't do anything.
Talk each other, listen enough, approve and entrust them; otherwise, people won't be brought up.
Watch them with the feeling of thanks and trust it; otherwise, people won't grow.
なんだけどなぁ......真逆なマネージメント層が大杉
今日の午後は、新世代ネットワーク関係のプロジェクトの打合せ。 この案件は、依頼元から異なるパートを受託した四つの会社が取り組んできた。 今年は、これらの総合的な仕上げを目指すので、相互に連携して統合されたシステムをつくる。 そこで、システム全体の視点からの調整などのマネージメント的な部分を、僕も手伝うことになった。
明確な外部仕様のある個別の製品開発と異なり、研究的要素の濃いシステム開発では、往々にしてスタート時点での要求仕様や要件定義に曖昧さが残り、それが全体の日程や成果に大きな齟齬を生む事が多い。 そこで、極めて当たり前だけど、最初にコンセプチュアルなゴールを明確にし共有することや仕様や検査、評価手法等を明確にするために、必要なドキュメントを明確にし、マイルストーンとしてこれらの発行を定義するなどを提案した。
昔から、良きコードは可読性が高く、それ自体がマニュアル、または仕様書たりうるとか言うが、これは構成要素が一つに閉じた場合の話でしたか無い。 システムとして、複数の構成要素が連携して所要の機能を実現する場合は、ここの要素以外にシステムそのものに対する記述が必要であり、そこには仕様書などのドキュメントが存在する。
しかし、優秀な開発者の中には、ドキュメトンをつくるのを嫌がる人も結構いる。 「会社で仕様書とかの書類書きばかりでさぁ、俺はコード書きたいんだよね 」という愚痴を、聞いた事のある人は沢山いるだろう。 また、ハード系の開発でも、「最近は、仕様書とかの書類書きばかりでさぁ、俺はモノ作りたいんだよ」というのも同様だ。
これは、仕様書などの書類を書く事が、開発行為ではないと思ってるからだし、実際に仕様書が無くてもコードとハードがあれば、モノは完成するし動く。 ところが、複数の構成要素からなり、複数の異なる開発者が関与するシステムでは、残念ながらこれでは何も動かない。
逆に、設計がきちんとできれば、その実装をどうするかには、いくつかの選択手法があり、そこには色々な意味での冗長性がでてくる。 僕の経験では、いきなりコードを書いたり、半田コテを持ったりする人は、ある範囲を越えた規模の開発には向かない。 もちろん、特定部分のインプリに徹底的に拘り続けて、その道の職人になる人もいるけど、そういう人の活躍できる部分はとても少なく、かつ減少している。
というわけで、僕の回りにいる中堅の開発者で、今後のキャリアパスとして、システム開発を目指す人には、是非書類書きが実はシステム開発行為そのものなんだということを理解ほしいと思った日であった。
午前中は、都内某所で打合せのあと、午後の打合せに行く途中、暑気払いに小島町のやしまで鰻。 一旦、会社に戻った後、夜は香港からの来客で、新橋で鮨と日本酒。 ここの大将は、陶磁器が趣味で、香港から来日した知人も詳しい人なので、今夜もコレクションから宗の釣窯の杯と、清朝の白磁の絵付けの杯を出してくれた。 それぞれ、1000年、500年という時代を生き抜いたものなので、ついつい杯を持つ手がふるえてしまった。
このあと、知人と錦糸町で落ち合って、今度は蕎麦屋で、日本酒。 この蕎麦屋は、十四代が複数種類あるので、ついつい順番に飲んでいたら、すっかり夜更かししてしまった。
それにしても、鰻、鮨、蕎麦、日本酒、やはり僕は日本からは離れられないな。
四月から行った前期のベンチャー経営論の講義は、今日の15回目で無事に終了。 今日は、グループワークにて作成したビジネスプランの発表をしてもらった。 地方大学のせいなのか、全体的に小粒というか、局所的なアイデアが多かったけど、中には面白いものもあったし、短い時間のなかで、それなりに調査したものも、プレゼンの練習をしていた形跡のあるものもあったりで、なかなか面白かった。
夕方は、履修していた学生のうち数人と打ち上げで飲み。 講義は、工学部の全体の共通の選択科目だったので、参加した学生同士も初対面だったりで、サークルの話や出身地の話もバラバラで、話題には事欠かずで、甲府の南口に移動して二次会も。
よく、世間では十把一絡げに「ゆとり世代は、...」なんていう人もいるけれど、個々の学生は皆個性的で、結構いろいろな事をちゃんと考えてるし、話を聞いていてとても参考になる。 最近の子は、酒を飲まないし、車も欲しがらないし、海外にも積極的に行きたがらないなんて話を聞く事もあるけれど、今日一緒した学生は、まったく違った。
いつの時代も、若い世代の先行きに蓋をするのは、年寄りの「最近の若者は...云々」と「いかがなものか」であって、僕らはいかに若い人の邪魔にならずに、共生できるかを、もっと真摯に考えないとならないなと感じた。
ホテルに戻ってTVをつけたら、オリンピックのサッカー男子がスペインをリードしていて、そのまま勝利。 やはり、若者は凄い。
長野県の諏訪/茅野地域で、知り合いの会社がホワイトスベースの予備免許を得て、あらたな事業展開をするというので、その相談に来られた。 周波数は、581MHzで送信電力は30mW。 アンテナを何にするのか判らないけど、最大のEIRPで130mWだそうだから、これでエリアワンセグをワンセグ携帯に対して放送するのであれば、数百メートルくらいの範囲でのサービスだろう。
彼らは、このホワイトスペースをコアにして、観光サービスや地域広告、他地域との連携等々の事業を展開するベンチャー企業を立ち上げたのだが、ビジネスモデルが僕にはまだ見えない。
エリアワンセグがホワイトスペースの利用の仕方として適切なのか、またビジネス展開が成り立つのかは、以前にもいくつかのエントリーで書いてるので、今日は触れないが、話を聞いてるといくつかの事がわかる。
まず、免許、許認可がされる電波というのは、内容に関係なく、それだけで、不思議な御威光的価値がある。 どこぞの通信事業者が、プラチナバンド取得をしたその事自体を企業アピールにしているけれど、まさにあれと同じだ。 しかも、これが地方の行政出先に許認可されるレベルだと、もう水戸黄門の印籠のような効果が有って、地方新聞もニュースにするし、地域のJCやら県や市の関係者からは、なにやら凄いものが来たぞ感で受け止められる。 こういうのは、東京で電波有効利用が云々とか、電波行政や制度設計が云々と言ってる話しを超越していてるのだ。 しかも、事と次第によっては、何らかの関連する助成事業などもついてくる。 従って、これは地域で起業するベンチャーには、かなり波及的価値を与える。
もう一つは、少なくともこの地域では、この周波数と電力で、おなじスペクトラムマスクを使えば、既存の地上波と干渉しないで利用できる可能性を監督官庁事が認めた訳だ。 この事は、今はエリアワンセグという、専用アプリ、専用端末だとしても、将来はより標準化された方式の汎用的なデーター通信にして、動画配信をするなどの可能性を示しているとも言えるのだ。
僕は、いろいろと地域情報化に関する仕事を長年して来ているし、今も半分田舎に済んでいるので、地域には地域の価値観とニーズ、地域経済があって、それは東京で議論されものとは異なる事は知っている。 だから、東京の価値観で、こういう取り組みが良いか悪いかを一時的に判断するのではなく、そのメリットは何かを冷静に考えて、次のステップや将来の良い礎になるサジェッションができればと思っている。
四年前に他界した研究仲間を偲び、韓国の研究者も含めた研究仲間らで墓参と偲ぶ会をするために福岡に移動。
朝、須玉〜韮崎間の高速が事故で通行止め、甲府に着くのがギリギリだったけど、なんとか予定の特急に乗って羽田に行く。 羽田空港は夏休みで家族連れが沢山。 逆に土曜日でビジネスマンが少ないのかラウンジはガラガラ。 今日の福岡便は、787で国内では初めて乗った。
ホテルで某学会への原稿を書いたりした後、夜の偲ぶ会に参加。 故人が好きだった居酒屋で魚。 故人は、豪放磊落なタイプだったけど、同時にとても回りに気の効く人で、福岡で飲む時は、東京者の僕らを魚の美味しい店に連れてって行ってくれた。
というわけで、今夜は彼の好きだった店で、お約束の魚。
次世代無線LANの標準化、「11ai」が期待を集める理由:日本経済新聞 という記事が、先日日経エレででた。 日経エレの記者は、年に一度くらいだけど、IEEE802のミーティングに自ら参加して、直接取材をしていて、この件も僕と直接話した事に基づいてる。
一方、世の中では、いわゆる事情通な人からの取材や寄稿で書かれる、標準化や先端技術の解説記事が多々有るけれど、やはり直接取材したものと比較すると表層的すぎる。 ところが、メディアの怖いとこは、圧倒的に現場を知らない人が受け手なので、これら二つの記事の確度の違いは判らない。 この結果、けっこう痛い記事もよく目にする。
たまたま、今日は某学会雑誌から依頼された標準化の記事を脱稿したのだが、これは記事ものなので、ですます調文体で、なるべく若い人達に標準化の進め方の実態を伝えられればと思って書いてみた。 まだ、これらから編集になるのだが、うまく伝わるといいな。