今日は、午前中に溜まっていた事務処理で気分転換し、昼は知人と打合せ会食。その後、昨日に続いて、研究会に出す論文を執筆。
それにしても、「難しい事を簡単に」は、本当に難しい。僕にとっては自明なことでも、読者には自明じゃない、でもそれを掘り下げすぎると、冗長になったり、文章が多くなりすぎる。
じゃ、どうするかというと、そもそもの話題を矮小化するというか、絞り込むことになる。ここで、システム話の難しいのは、個々の小さな工夫や改良というのは、そこだけ捉えると重箱の隅的な価値しかない。たとえば、あるシステム構成要素を改善して、100のものを101にしたところで、その差は1/100 でしかない。ところが、システムの他の要素との組み合わせで、こういう1/100の差が、全体を1000にも2000にすることもある。 こういう話は、システム全体の話をしないかぎり、表現できないのだけど、それだと焦点がボケるというディレンマに見事に陥ってる。
たまたま、年末年始にかけて、池上彰さんのことが、ネットで話題になったが、彼のように「難しい事を簡単な表現で」ちゃんと読者に伝える文章を書かないといけないのだが、それはどのレベルまで簡単にするかが本当に悩ましい。 というわけで、当面このディレンマから抜けれそうもない....肩が凝るな...とほほ