せっかく呉に来て、研究会の主催で海上保安大学の見学などもあったのだけど、それはセッションと重なっていたし、やまとミュージアムに行く時間もなかった。
そんなわけで、せめて呉の味でもと思って、お昼にちょっと近くの商店街まで足を延ばして、広島焼き(呉じゃないじゃん....)。 しかし、鉄板でコテで食べるのは、やはり慣れてないから、ちょっと難しかった。
商店街の入り口には、海軍さんのコーヒーのがあったり、自衛隊等の制服を扱ってる洋服屋さんがあったりで、まぁこの辺りは呉らしい。 でも、ここのアーケード街も、ご多分にもれずかなり寂しい状態になっていた。 本当に、日本の地方都市は大変だよね。
午前中は 、今年の味噌の仕込みに備えて、甲府のおかめ麹に麹を買いに出かけた。 もう、味噌も作り出してから10年近くになるのに、また新しい発見。 おかめ麹さんのいまのご主人は、なんと僕の生まれた大塚の味噌屋で修行をしたそうだ。
軽トラに鍋と麹などをつんでいたので、街中で昼食をとるわけにも行かず、さらに高速ではなくて下道で明野から戻って来たので、途中の草至庵 でお蕎麦。 ここは、去年くらいに、人生の楽園というTV番組で紹介されていたそうで、TV報道による混雑が緩和した頃を狙って一度来てみようと思っていたところ。 古民家をつかって、こちらに越して来たご夫婦が開業したそうだ。 とにかく、広い古民家のなかのこたつで、もり蕎麦と烏骨鶏の出汁巻き卵をいただいて満足。
奥さんの説明だと、このあたりに都会から越して来た" 田舎暮らし"な人達が四百人くらいいて、いろいろな自営業をされているらしい。 僕は、まだ田舎暮らしという感覚はないんだけど、定住したらそうなるのかな?
夜は、明日から北海道旅行なので、羽田に前泊。
今日から二泊三日で北海道旅行。 初日の今日は、札幌に到着して荷物をホテルに預けたあと、バスツアーで小樽に行く。 小樽は、2年前にも来ているのだけど、雪景色だと運河の眺めも随分と違う。
小樽の散策の後、ツアーは札幌にもどる途中で、白い恋人パークによって、工場見学。 ここは、白い恋人というお菓子で、これだ凄い展開が出来たといのうは、かなり驚異的、やはり小売り、大量生産は強い。 それにしても、北海道は、とにかく製菓関係が沢山あって、本当に甘いものだらけだ。
夕方、無事にホテルにチェックインしたあと、夜はサッポロビール園で、ジンギスカン。 久しぶりにビールが、心底美味しいと感じたのは、やはり鮮度と入れ方の差なのだろうか?
北海道旅行の2日目の今日は、バスで旭山動物園に行く。 行動展示によって、いまやNo1動物園となった旭山動物園。 高速がスムーズだったので、冬の名物となっているペンギンのお散歩に間に合った。 そのあと、アザラシのモグモグタイムとか、狼とか白フクロウなども,本当に見せ方をよく考えていて、大人が楽しい動物園だ。
それにしても、この行動展示って、ある意味やはりイノベーションだ。 多分,持続的マーケティングで、お客様の要望をアンケートで聞いて、改善するなんていうのは、どこでもやっていたのだろうけど、それは既定路線の改良であっても、転換にはならなかったろう。 行動展示という着想は、たぶん慣習から考えると、あれは駄目、これは駄目なことが沢山あったはずで、正ににフレーミングの転換による成果だろう。ここの成功は、札幌からの高速のサービスエリアの大盛況まで引き起こしていて、地方でもこういう起爆剤ができるんだというとても良い事例だ。
幸いに、帰りの高速も順調だったので、夕食前に明日からはじまる雪祭りの大通り会場にいって、ライトアプされた雪像を見学。 日本の自衛隊は凄い....
夜は、FB で知り合いに紹介してもらった居酒屋で宴会。 毛蟹と刺身を堪能して、さんざん飲んだのに、とてもリーズナブルで、大満足だった。
先週の木曜日に、僕の経営していた会社の元取締役で、営業を担当していた元同僚が他界した。 諸々の都合で、告別式が今日になったので、旅行の日程を僕だけ繰り上げて、今朝一で帰京。 斎場が舞浜だったので、羽田で着替えてディズニーランド行きのバスで、舞浜に移動。 10分おきに二台ずつバスが出る大盛況の路線に喪服を来て乗るのはさすがにきつい。 幸いに、アウターのジャンパーで、すっかり隠れてしまうのが良かった。
それにしても、彼はまだ66歳で、僕と仕事をしていた時に、肺気腫になって手術をしたことがあったけど、あまりに急な知らせに、とにかく現実を理解するのに時間がかかった。 たまたま、旅行に行ったりしていたけど、やはり告別式にでて現実を目の前にすると、なんとも言えずにショックだ。 当時営業にいた連中は、まだみんな20代で、彼にいろいろな事を教えられたので、昨夜のお通夜には沢山来てくれたらしい。
今日の告別式は、浄土真宗で、清め塩は使わないのが習わしだそうだ。 しかし、葬儀屋さんが宗派の違う方もいるかも知れませんので、どうぞと別に塩だけ配っていたけど、なんかそれはちょっと喪主の宗旨をないがしろにしてないかと思ってしまった。 僕は,どちらでも良い無宗派なのでいいけど。
朝のひかりで浜松に移動して、静岡大学を訪問。 午前中は学部生の皆さんの卒論の発表練習などを聴講。 昼食は、せっかくこの地方にきたので、学食で八丁味噌の味噌煮込みうどん。 八丁味噌の味噌煮込みって、色のわりには、しょっぱくないのがいつも不思議。
研究室の紹介説明を聞いた後、今度は僕の研究の発表をして、多忙のなかお付き合いいただいた先生方に、いろいろとアドバイスをいただいた。 今日参加いただいた先生方とは、もともと面識もあるのだけど、こういう立場で発表、指導いただくのはとても嬉しい。
夕方は、駅ビルのなかで、みなさんと懇親会をして、そのあと京都にひかりで移動。
京大でのIEEE802.11aiの実験準備。 それにしても、今日の京都はは寒くて、雪が舞っていた。 準備のほうは、大きな問題のうち一つは回避したのだが、もうひとつがまだ不安定。 しかし、face to faceしないと進まないという状況は、ちょっと悩ましいけど、昔から実験ものはこうなるんだよなぁ...orz..
お昼は、京都なのに大学近くで戸隠蕎麦。 京都で戸隠蕎麦ってどうなのよ?と思ったけど、なかなかどうして美味しかったですわ。
結局、夜の7時過ぎに今日の作業を終了し外に出たらしっかりと雪が降っていて、車の上にも積もっていた。 この時間から東京に帰ると、深夜を過ぎるので、ちょっと躊躇ったけど、関ヶ原あたりで明日新幹線が止まったりするのも嫌なので、とりいえず駅に行ってのぞみ号の指定を買って乗車。 400番台ののぞみだったので 期待していなかったのだけど、なんと今日から運行開始されたN700Aだった。 でも、内装もあまり変わらないから、なんかピンと来ない。 確かに、乗り心地は良くなった気もする。
新幹線のなかでこのベージをみたら、ヘッダー部分が書き換えられていた。内容は適当なhtmlな文字列で、これまた適当(ランダムな文字列)なUrlがrefで含まれている数行。
これは、さくらのレンタルサーバーで、tDiaryもさくらからご推奨のインストール以上のことはしてない。 帰宅してちょっとだけ調べたら、やはり設定情報のヘッダーとフッダーの部分が書き換えられていた。 設定画面へのアクセスを破られたのか、設定ファイルそのものがいじられたのかは判らない。
とりあえず、tDiaryのバージョンを3.01から3.02にアップデートして、設定ファイルを修正して現状復帰。 でも、なんか嫌な予感がする。
午後から池袋で中学校の同窓会。 三年前に卒業後初めて開催されて、随分と沢山集まったこともあり、その時の幹事グループがまた企画してくれた。 さすがに、前回顔を見ている人は直ぐに判るけど、今回初めての人は、それなりに時間がかかる。
幹事チームが昔の写真を、昔のヒット曲とともに、スライド上映してくれたけど、コテコテに昭和テイストなのが、嬉し恥ずかしい。 会場でのアンケートで、当時好きだった曲の第一位がビートルズのLet It Beだった。
そういえば、中一の時の担任だった英語の先生は、教材にボブディランのBlowin' In The Windを使っていた。 僕は、よくゲンコツをもらったけど,あの頃は体罰だなんて騒ぎはなかったな。
本当は、ゆっくり飲みたかったけど、スタートが早かったし、今日と明日は味噌作りなので、アルコールは控えて、夕方の電車で甲府経由で山梨に戻る。
昨日,今日は今年の味噌の仕込み一回目。 今回は、出来上がりで3樽 約180kgの仕込み。 手慣れたメンバーによる作業は順調で、4時前に無事終了。
それにしても、今日は快晴だったけど、強風でとても体感温度が低かった。昼食の時に、ふと窓の外のデッキにあるチェア越しに見える八ヶ岳が、なんだかリゾートぽくて、思わず写真をとってしまった。
いつも、一緒に味噌をつくっている韮崎在住の知人が,今年も自宅の裏山にある鬼ぐるみを持って来てくれたので、味噌作りの合間にひたすらくるみ割り作業。 鬼くるみは実がスルッと取れないので,細かくなってしまうけど、パンにいれるにはちょうど良いので、来週にでもくるみパンにする予定。
夜は,近くにある精肉店直営の焼肉屋。 ここの店にあるドラゴンフルーツのシャーベットは、なぜかあまり他所で見た事が無いんだけど、ドラゴンフルーツ好きとしては、もっと普及してくれないかしらんといつも思う。
焼肉のあとは、いつもの たかねの湯で、体をあたためて帰宅。
強風と雪で、畑に放置してあったトマトの雨よけなどがグニャグニャになってしまっていたので、これを整理するのに久しぶりに畑にいく。 ついでに、土の中に埋めてあった大根を掘り出し、残っていた白菜も収穫。 土の冷蔵庫効果は凄くて、大根はまったくしなびてないし、みずみずしい。
昼に明野の草至庵に蕎麦を食べにいくため、谷下の集落のほうに下りて行ったら、猫だらけの駐車場があって、なんと数十匹が日向で遊んでいて、なかには道の真ん中でのんびりしてるのまでいる。 猫の集団を、なんとか避けながら通過したと思ったら、いきなりその猫のいた大きな屋敷の入り口から、数頭のヤギの群れが道に飛び出して来た。 まったく、ここは獣道か い。
今夜は、香港から来日した知人と、鰻屋で一献。 彼は、85歳なので、僕より二周りも年上。 でも、とにかく話というか馬が合う中で、東京に限らず、北京、上海、成都、台湾、香港などはもちろんのこと、サンノゼなどの北米でも、たまたま時間があえば一緒に食事をしたり、休日に庭園めぐりをしたりして、日本でも京都で桜をみにいったりもしている。
僕の実姉は、中国文学の教授をしていて,中国語が堪能なこともあり、家族ぐるみでの付き合いを、もう20年もしていることになる。 いつも、彼との会話は、政治の話、業界の話、日本や中国の古典の話といろいろとネタが尽きなくて、いわゆるジェネレーションギャップを感じない。人生の大先輩を友人と呼べる関係があることは、素直に嬉しいと思うのだ。
先週の金曜日に発生した、このサイトのヘッダー書き換えは、その後いろいろと調べた結果、アカウントが盗まれたのではなくサイトアクセス規制に穴が空いたことが判明した。 じっくり、確認する時間がなくて、とりあえすばトップで認証をする形にして、数日間は実質閉じていた。
このサイトは、レタンルサーバーで運用しているのだけど、ようやくつながったサボートデスクの人は,残念ながらあまり技術のことは判らない。 なので、状況説明をすると保留になって誰かに確認する、その答えに対してこちらが説明すると、また保留になってを数回繰り返した結果、最終的に彼女の対応できる範囲のマニュアルにない事案ということが理解され「これ以上の詳しい確認や調査は、電話ではできないので、メールを下さい」と言われた。
今回の事故があった時に、既に僕はメールをサポートにしてるんだけど、返事がないので電話したのですよと説明したら、「メールの場合、通常4,5営業日かかります」との事...ギャフン.....
でっ、結局後ほど、詳しい者から折り返し電話しますとのことになり、昨夜サポートの方から電話があり、対象方法のヒントをいただいた結果、今日なんとか問題の確認と対策ができて、無事に再開に至った。
そして、今日の午後に、こんどはサポートからメールの返信がきた。 曰く、「いま確認したら、問題はないようです。 従って原因調査もできません」 まぁ、そりゃそうだよね。 もうなおしちゃったもん。
しかし、ユーザーサポートで、案件毎にIDふって、情報トレースとか共用とかしていないのかな...不思議だ。
僕が通っていた大学は、当時大学の運営というか経営者が変わたりで、かなり内乱していた。 そして、ちょうど僕が入学した時に、元国会議員で実業家としても有名な人が、理事長兼任学長として着任してきた。 僕は,当時文科系の部やサークルに対する学内での処遇が、体育系のそれと大きく差があったり、そもそも学生自治が確立していなかったことから、文化連合会を再編して学校側といろいろと対峙した。
この頃、職員として他の大学から来た数人は、某大学の空手部人脈で、みるからに猛者という感じで、当初は空手部とかの学生を使って、いろいろと学内の掌握を計っていた。 これに対して、僕はとにかく学生自治と言う観点で、なにかにつけて反発して、時に過激な対抗措置をとったりしていたけど、時が経つにつれて互いに、大学を良くしようという本質のところで、まったく意見や考え方に齟齬がないことに気がつき、すっかり協調路線になった。 そして、卒業する時には、その時の職員の方に、お寿司屋さんで卒業祝までしていただいた。
たまたま、上野原で仕事をしていた時にも、空手関係の人と知り合って、その当時の先生が共通の知人ということで、実に驚いたことがあった。 そして、昨年末に香港で仕事の打合せをした知人からまた空手つながりの話になり、なんとこのお寿司でお祝いをしてくれた職員の先輩と昵懇ということがわかり、ついに今日再会の宴となった。
大学卒業後に一度だけお合いしているか電話で話した記憶がかすかにあるのだが、明確に意識できてる意味では、三十年ぶりの再会となった。 それでも、顔をみた瞬間に直ぐに判っていただき、懐かしい想い出話にすっかり盛り上がってしまった。正に、人の縁の不思議を痛感。
年度末進行に襲われていて、帰宅困難な状況が続いてる。 まぁ、いつもの事ではあるのだが、今年は特に悲惨。 もっとも、こればかりは誰が悪い訳も無く,自分が悪いので仕方がない。
今日も成果報告関係の詰めの打合せを二つほどして、少しだけ進んだんだけど、来週には課程の中間発表があり、さらにはIEEE802.11ai 関係の実証実験などもあるので、なかなかアクセルが戻せない。
そんな中、今夜は久しぶりに石川町から元町を歩いて、霧笛楼というフレンチで会食。 ここは、1981年オープンらしいけど、ちょうどその頃に僕は数ヶ月石川町の学校に通っていたのにまったく知らなかった。 つかの間の楽しい会食をして、帰りはみなとみらい線で、来月には地下に変わってしまう、東横線の渋谷へもどった。
今日は、もう帰れないと諦めていたのだが、なんとみなとみらい線のおかげで、中央線特急の最終にギリギリ間に合った。 間に合ったのは良いけれど、山梨の家につくのは、深夜の2時で、気温は氷点下5°、しかも雪だった。orz...
今年二回目の味噌作り初日。 昨夜の雪も止んで、風もないけど、とにかく寒い。 とりあえず、初日はひたすら大豆を煮るのだけど、焦がさず、煮こぼさずなので、火の番を外せず、ひたすら外で貼付いてることになる。
火の番の合間に、先週割ったくるみで、くるみパンを焼いて、午後のお茶のともにする。 ちょっと、手持ちの小麦粉が少なかったので、以前に知人にいただいたフスマをいれて、フスマカンパーニュ風にしたら、なかなかくるみの香りとマッチして、なかなかだった。
初日の煮込みが目処がついたので、風呂と夕食に行く前に、先日偶然教わった武の井酒造さんによってみた。 ちょうど、仕込みの季節ということで、しぼり立て生原酒五百万石というのが季節限定であったので、この四合瓶と通年製品の純米吟醸を購入。
そのあと、八ヶ岳のパノラマの湯に入ったあと、定番のアフガンのベーコンエッグカレーでがっつり腹ごしらえ。
食事も十分とって体勢が整ったので、早速購入した日本を開栓。 小さな造り酒屋とかだと、たまに拘りすぎというか、個性が強すぎる酒もあるけど、ここのお酒は、かなり王道。 つるばら酵母という酵母を使ってるようだけど、さすがに酵母の違いまでは、とても判らないけど、とにかく両方とも僕的にはかなり好み。 こんな近くに、こういう酒蔵があったなんて、まったく嬉しい限りだ。 しばらくは、ここの色々な種類を、順番に飲んでみよう。
昨日の夜は、清里が氷点下10℃で、我が家の前でも氷点下4℃くらいとかなり冷え込んだ。 そんなわけで、朝起きたら外に置いてあった、バケツの水は、柄杓ごとしっかり凍っていた。
小鳥の見守るなか、味噌の仕込みは、無事に三時前に終了。これで、今年の6樽分の仕込みが無事に終わった。
今日は、夕方から博士課程の中間発表。 昨年、国際会議に提出した論文と以後の研究の進捗を加えて発表と質疑。 内容というよりは、どう論文にするかと言う点で、悩んでいるのだが、副査の先生からは国内の学会に合わせていくのではなく、IEEEなどに直接投稿するべきであると示唆を受けた。
確かに、判りやすい提案と改善、評価というパターンに合わせて、テーマというか課題を局所化するのは、僕も望んでいない。
境界領域のシステムというのは、境界の片方からは、個々の領域範囲だけでみると新規性や効果が小さいが、組み合わせたシステムとしては、相応な新規性や効果があるのだが、これはシステム全体を俯瞰的に評価することができる研究者にしか評価されない。
そういう意味で、システム工学的な視点や考察については、国内より海外のほうがコメントも的確なことが多い。
夜は、もう1人の発表者である知人と、甲府でほうとうを食べて、駅近くのビジネスホテルに投宿。
朝一で甲府を出発して、まずは八王子で下車し、豊田と八王子の中間で打ち合わせ。 その後、豊田まで歩いて、次の打ち合わせは国分寺。 どういうわけか、山梨から都心に向って来たら雪が強くなってきた。
いったん、東京の家で着替えてから、今度は新幹線で京都に移動。 てっきり、関ヶ原あたりで雪で遅れるかとおもったら、雪があったのは横浜くらいまでで、あとはすんなり快適だった。
京都駅から共同研究者の会社に行く前に、ホテルにチェックインをと思ったら、Google Mapに余計なピンを立ててしまったために、迷子になってしまった。 ...orz...
夜は、開発チームと一緒に、綾小路でホルモン。
今日は、朝から京都大学で明日からのWi-FILS(高速認証)の公開実験の設営準備。 おもに開発チームの15人くらいで、Android端末をもって、京大の時計台の周りをなんども行ったり来たり。 実験の関係のため、色違いの鉢巻きをした、おじさん達が学内をぞろぞろしてる絵は、どうみても怪しい。
そんなわけで、この様子を仲間の何人かが、TwitterやFBにあげたら、案の定その怪しさが、Wi-FILSなりに高速認証されたようだ。
実験の準備をしていると、やはりいろいろと改善すべきことがでてきて、だいぶブラッシュアップされた。 それにしても、こういう実験君は、やはり面白い。
夜は、大学近くの居酒屋で、みんなで一杯。 居酒屋を出てホテルに向う時には、雪がかなり降ってきた。
今日は、いよいよ無線LAN高速認証(Wi-FILS)の公開実験本番。 この技術は、無線LANが基地局に接続する時に行なう、認証や鍵交換などの手続きにかかる時間を大幅に短縮するもので、歩きながらの利用などに用途を拡大するほか、駅や空港など混雑してる環境での接続できる端末数を増やすことも期待されている。 というわけで、公開実験はでは、沢山の端末が接続しようとした時にどうなるかを示すことが重要で、今日はモニターとなるバイト学生を募集して、総勢50人での実験。
午前中は、モニターに対するレクチャーを行い、午後からリハーサル。 昨日までの予備実験では、人数は少なかったけど、満足できる結果がでていたので、すっかり安心していたのだが、リハーサルになったらまったく様子が違う。 ということで、もう顔面蒼白、ガクブル状態だったのだが、どうやら外部からの大きな電波干渉があったようで、チャンネルを変えて回復。 超汗(^o^);;
三時からは、いよいよ一般および報道関係者の方々を迎えての、公開実験。 なるべく判りやすいように、モニターにゼッケンをつけてもらったり、導線の工夫をしたおかげて、それなりに効果的な公開実験ができた。
実験のあと、せっかくの機会なので、100台のAndroidタブレットをならべて、定量評価も実施。 なんでもそうだけど、同じものが沢山並ぶと、それだけでも、なんだか面白い。
IEEE802.11ai では、基地局を探すスキャン部分の高速化、効率化も検討しているけど、今回は認証、鍵交換部分だけの改善のデモ。 スキャンは、どうしても端末のバラツキがでるので、こういうふうに数を増やして、統計的に測定することで、分散や効果がはっきりと判る。
認証、鍵交換時間は、0.01秒と従来比で1/300 くらいまで短縮してるけど、スキャン部分がそのままなので、実際の端末としての効果は、まだ小さい.それでも、単純平均で、22秒と2秒というように従来比で10分の1になった。 しかも、従来方式は、バラツキが大きく、数十秒かかるものが発生したけど、FILS は、そういうバラツキが出ない。 また、電波が瞬間でも届けば、ちょっとしたコンテンツくらいサクッとダウンロード出来る点も大きな違いだ。
こういう実験は、とても単独企業や1人じゃできなくて、総務省や協議会、大学などの協力があって、はじめて成り立つ。 今回も、実に多くの関係者の協力によって、無事に事故も無く、成果も確認出来た。 本当に、関係各位に感謝しています、皆さんありがうございました。
それにしても、子供の頃のアマチュア無線の移動運用からはじまって、僕は人生のなかで、死ぬまでに何回こういう電波の実験をすることになるんだ....
夜は、今回とてもお世話になった、京都の研究仲間らと、駅近くの煮込みのお店で煮込み、そのあと京都 坊主BAR という、なんとお寺の住職さんが営む、京町家を使ったバー飲んでホテルにもどった。
朝ホテルから電話会議を一つ行なったあと、京都駅の0番ホームから、サンダーバード号で、福井経由小松に移動。 出発前の京都駅の売店で、京都新聞を購入したら、ちゃんと昨日の実験が掲載されていた。
それにしても、FBでサンダーバードネタを書いたら、やたらコメントが付いた。 まったく、みんなすきだよね。
北陸に京都から電車で移動するのは、初めてなんだけど、琵琶湖の西側からだんだん雪景色が濃くなっていき、なんだか北陸だなぁって感じ。
予定どおり共同研究をしている、某機構のテストベッドに到着して打ち合わせ。 いつも思うんだけど、やはりまともな研究者は、話が早い。
夜は,市内でみんなで一杯。 冬の金沢は、とにかく魚が美味しい。
医療系の大きな学会があったとのことで、小松から帰りの飛行機も結構混んでいた。 そんなわけで、普段あまり使わないJALの便で帰京。 幸い、アメリカンでOne Worldもサファイアなので、ラウンジが使えるのはありがたい。出発が少し遅れたけど、定刻に東京に到着し、そのまま新宿から特急で山梨にもどった。
北陸とちがって、東京も山梨も今日は良い天気で、ちょうど家に着いたら南アルプスの甲斐駒のほうに陽が沈んでいく時間だった。
今週は、珍しく火曜日から4泊5日の国内出張だったけど、公開実験も昨日の研究打ち合わせも、概ね期待通りの成果になったのが幸いだった。
そんなわけで、旅の疲れを落とすのに、ちかくのむかわの湯に行ってみた。 ここは前から行こうと思っていて、なかなか行けなかった市営温泉。 露天風呂から打たせ湯やミストサウナまであって、結構良いかもしれない。
我が家から車ですぐの清里では、今年も寒いほどお得フェアを開催している。 今日は、とても風が強いし気温もかなり低く、結局50% Off。 今年は、本当に寒い日が多くて、公式ページをみたらOffの無かったのは、まだ一日だけらしい。
とりあえず、お昼は、萌木の村のロックで、ベーコンエッグ&ファィヤードッグカレー。 通常¥1,490が半額の¥745は、とてもお得感がある。 バレンタインで在庫になったのか、チョコレートビールというショコラ・シュバルツも半額の¥263-というので、持ち帰りで二本購入。
お腹を満たしたあとは、ちょっと下がったところの増田珈琲館で、雪景色を借景にコーヒーを飲みながら、積ん読本を消化。 ここは、JBLの4338にマッキンという組み合わせなんだけど、奥行きが狭い方向に配置してるので、少し音場的にはもったいないかな。
一旦家に帰って、残っていたアンチョビの瓶詰めやら、漬け物の樽を整理したりしてから、少し足を伸ばして、白州の塩沢温泉フォサマグナの湯 。 ここも、いままで来ていない市営温泉の一つで、昨日のむかわの湯に続いて新規開拓。 さすがにフォサマグナらしく、いきなり硫黄の臭いがくる。 浴槽は露天、寝湯、サウナがあるけど、全体としてはかなり狭くて、こじんまりしてる。
夜は、帰りがけにスーパーでみかけた、博多蕾菜とアンチョビのパスタ。 博多蕾菜っていうのは、初めて食べた。 ふきのとうやたらの芽ほどの強さもなくて、柔らかく甘い。 これって、博多とかでは定番なんだろうか?
先日、代々木上原のバールで、偶然隣り合わせた清里のペンションオーナーのGさんに、我が家の近くの造り酒屋を教わった話は、先日の日記にも書いた。
でっ、今日はその切っ掛けとなった代々木上原のバールのご主人が経営している中野のバーで、Gさんが八ヶ岳の野菜や地鶏、新蕎麦に、くだんの日本酒 青煌を持ち込んでの、八ヶ岳フェアを開催するというので、顔をだした。
彼は、もういきなり造り酒屋の半纏姿で、地鶏のしゃぶしゃぶを用意していた。 野菜は、ごぼうや野沢菜、山芋やわさび菜等々を一工夫したもの。
そして、お目当ての青煌は、この前現地で購入して飲んだ五百万石 生原酒、雄町の純米吟醸の他に、愛山 純米大吟醸が揃い踏み。 ということで、初めて愛山 純米大吟醸を飲んでみたのだが、香りといい、舌の上に残る感触といい、とにかく僕の好みにあってしまった。 なので、順番に飲んだけど、あとはひたすら、これの繰り返しだった。
〆は、ちょっと甘めのタレと辛味大根のおろしで食べる諏訪風な新蕎麦。 最後にGさんと、来月は蔵元の仕込みの見学に行く事を約束して帰ってきた。
それにしても、中野で飲むのなんて、一体何十年振りだろう? 相変わらず、サンロードからブロードウェイにつづく商店街が賑やかで人通りが多い(まだらけに行く人だけではない) 。 そして、横道に入ると、昭和の香りただよう混沌とした世界が、まだ健在なのが凄いな。
ちょうど、用事があって昼に吉祥寺近くにいたので、魚屋さん直営が売りの里の宿というお店でランチ。 井の頭通り沿いの予備校のビルの裏側の住宅街にこっそりある感じで、席数も14しかないこじんまりとしたお店。
さすがに、魚屋さん直営ということで、ランチメニューは、定番の鰈やサンマからノドクロやホウボウまで、十種類くらいの塩焼きや煮魚などから選ぶ。 この他に、刺身とか小鉢もいくつかあって、刺身なども定食にしてくれるらしい。 ランチは、基本的に千円くらいなんだが、のどくろのランチだけは、倍以上の値段がついてる。
煮魚は、普段家でもなかなか作らないので、定番の鰈を選択、とても柔らかくて、味付けも濃すぎることなく、美味しくいただけた。
ちょっと遅めの時間だったのだけど、お客さんが途切れることなく、なかなか繁盛している。 お酒や焼酎、肴も揃っていて、夜もなかなかな魅力的な感じだ。
あいもかわらず、上場、非上場、大企業、中小、スタートアップを問わず、いろいろな経営者やマネージメント層と会議をしたり、仕事の打ち合わせをしたりすることが多い。
そういう中で、最近感じているのは、年齢や世代に関わらず、ワンマンで、もうひとつ抜け出ないタイプの人っていうのは、物事の客観的評価が出来ないパターンが多い気がする。 そして、たまたま知り合った成功者や、著名人の書籍や事例から薫陶を受けると、そのままそれが凄いもの、素晴らしいものとなり、ママ自分の部下や組織にそれを取り入れようとする。
そういう人を見て、いつも思い出すのは、いまや、日本というか世界でも屈指の成功者である、某通信事業者のS社長のことだ。 Sさんは、とにかく、人のの話を聞き,、知らない事をしらべ、そして複数の視点、視座から比較考証をしていた。 そして、ヒアリングにあたっては、本当にストレートに、疑問を投げ、自分の知らない事を他人に聞く事に、なんの衒いもない。 こういうヒアリングや調査の上で、さらにいろいろなパターンを、きちんと類型化したり、比較考証したりして、その上でまた周りに松竹梅を示して意見を聞き、最終決断は自分がするパターンだった。
こういう話をすると、なんだかスピード感がないように聞こえるかもしれないが、これをものすごいスビードで、かつ異なる案件を同時に複数こなして行くのだから、やはり世界屈指の経営者なんだなと思う。
メーカーにせよ、サービス業にせよ、なにかの事業をする時には、必ずいくつかのオプションがある。 僕は、Sさんのような卓越した能力がないので、大抵はこういうオプションを紙の上で類型化して、自分なりに比較考証をする。 どこまでを、自らがやるべき、あるいは参入すべきかなど、複数の経路を比較考証して、結論を出す事のメリットは、仮に選択が不適切であった、あるいは不適切な状況になったとしても、他の方法も検討しているので、軌道修正や撤退の意思決定に役立つことだ。
結構、お付き合いしていて、やばいなと思うのは、こういう比較考証をしない、思い入れタイプの人だ。 こういう人とのビジネスは、計画性が弱く、思いつき的で、さらにたちが悪い事に本人はそう思っていないから、ああいえばこういう状態で、人の言う事はを聞かない。 たいていは、自分の好きな事=自分の知っている事=最適解となっちゃってるので、もう他人が出る幕は無い。 このタイプだと、どこまで深く付き合うかは、こちらがかなり慎重に考える必要がある。
そんなわけで、最近は、なだか人との付き合いでも、脳内でケーススタディをしてたりして、どんどん自分の性格が悪くなってる気がする。
来週は、もともとWi-Fi Alliance 上海ミーティングに参加する予定だったのだが、その前にどうしても香港で打ち合わせをしたいという案件が降ってきて、急遽香港に回ることなった。 そんなわけで、成田〜上海間の航空券は、出発日を早めて、これと別に上海〜香港の往復を用意。
時間と航空路線の関係で、上海まではANAで、上海から香港は、ドラゴン(キャセイ)。 これだと、Star Alliance->One Worldとなるので、トランジットできるのか心配だった。
成田のANAのカウンターで相談したら、上海-香港も、成田でチエックインできた。 ところが、荷物の扱いは、上海(浦東)で、一度下ろさないと行けないらしい。 つまり、一旦中国に入国し、通関も通すことになる。
今回は、ちょっとヘルシア緑茶断をしてみようと思っていたので、スーツケースには、液体物としては、バスジェルの大きな缶しかない。 ということで、どうせまた再来週太平洋線に乗るので、それまでバスジェルをANAのカウンタで預かってもらうことにして、荷物を機内持込にした。 これなら、上海(浦東)で空港から外に出る事無く乗り継ぎが簡単に出来るだろうと....
ところが、上海(浦東)についたら、国際線のトランスファーゲートとカウンターは、特定の路線の乗り継ぎ時専用で、それらの路線の発着がない時には、閉まっている。 なので、結局は、普通に中国に入国、通関を通って、いったん到着ロビーに出るはめになった。 そのうえで、一階上の出発ロビーのカウンターで念のためチケットチェックをして、普通に出国審査だった。 これだったら、なにも荷物を機内持込にする事も無かったのにね。 中国の入出国カードが、数分の時間間隔で消費されただけだorz...
上海(浦東)のキャセイのラウンジのWi-Fi は、なかなか良く出来ている。 WEB認証なのだが、チャイナモバイルのユーザーは、SMSでパスワードを入手し、それ以外の人はラウンジ内に複数置いてあるワンタイムパスワードの発生器で、パスワードを貰う。
セキュリティより利便性とかいう屁理屈で、技術や知識の無いことを誤摩化して、限りなくオープンの公衆無線LANサービスを展開している、どこぞの国とは大きな違いだ。
でも、これってリテラシーが高いから導入しているのか、ポリティックにユーザートレーサビリティを確保することが求められているか、ちょっとわからない。 実際、香港のキャセイのラウンジとかは、オープンなWi-Fiサービスを提供している。
それにしても、相変わらずTwitterやFaceBookは、VPNで逃げないとつながらないのが凄い。 不思議なのは、Wi-Fi経由でもiPhoneだとつながるんだよね。 端末によって振舞いが違うのが不思議。