数年ぶりに香港メトロ MTRの本社を訪問。 拡大する地下鉄網と関連不動産開発の成長で、相変わらずの好業績らしい。 今日のミーティングの相手は、皆初顔だけど僕らが導入して、今でも現役で稼動しているディズニーラインのCCTVシステムの事は、当然ながら良く知っているし、その時に仕事をした何人かは、まだ現役だそうだ。
夜は、今回の案件の招聘元のCEOらと、尖沙咀にある沖縄料理宴で会食。金曜日の夜ということもあって、かなり広い座席もカウンターも全部満席の大盛況。 ここは、香港内でも数店舗あって、インドネシア、シンガポール、マカオなど、沖縄を含めて十数店舗展開しているらしい。 定番の沖縄料理や泡盛はもちろん、居酒屋料理の品揃えもなかなかで、東京にあっても流行るんじゃないかなという感じだった。
今日は打ち合わせもなかったので、朝もゆっくりして、午後からは歩いて香港歴史博物館に行ってみた。 1981年に初めて来て以来、もう数えきれないくらい香港には来て、この博物館の前もよく通っているのに、入ったことはなかった。
入館料は、10HK$で、日本語のオーディオガイドが10HK$。 ビルの中だけど、結構本格的なジオラマが作られていて、なかなか見応えがある。 香港の歴史が順に展開され、最後は1997年の返還に関する展示となっている。 日本占領時の3年8ヶ月の展示は、侵略被害という視点で、その当時の不条理が展示されていて、日本人としては考えさせられるものがある。一方で、アヘン戦争で、不平等な南京条約に締結し、その後も北京条約などで割譲を強化したイギリスの統治時代も、相当な帝国主義的支配で、それなりにいろいろな苦難や不条理が存在しただろうに、そういう表現や展示はまったくない。 このあたりの根本的な違いが何処にあるのか、個人的には考えてみたいところだ。
それにしても、展示してある南京条約などの原書が、英国と台湾に存在していて、この博物館のレプリカは、英国の協力で作成されたというのは、中国の大東亜戦争以後の混乱を象徴しているようだ。
今回、香港に招聘された案件のラップアップミーティングが、昼前から飲茶レストランでスタート、その後近くのコーヒーショップに移動して、夕方前まで行なわれた。
このプロジェクトのオーナーは、僕らより一世代若い中国の人達なんだけど、彼らのリクエストは、レガシーテレコムではなく、本当の意味でのモバイルインターネットを実現したいとのこと。
出てくる用語は、End to End だったり、自律分散だったり、All パケット交換だったり。 たまたま、数週間前に某先生が、12年前の某通信事業者の設立記事へのリンクを、FaceBookに投稿していた。この中ので「xxxは、インターネットに接続するサービスを提供するのではなく、いつでもどこでもインターネットが使える環境を提供する。」 なんて事を、この会社のCEO が語っていた証拠が残ってたけど、なんかこのデジャブを見てるような気がする。
まぁ、時代は繰り替えから、十二年一回りで、そういうものなのかもしれない。 今日のメンバーからは、12年前と今では環境が大きく変わったから、同じ失敗にはならないのではないかと突っ込まれることしきり。 確かに、環境は変わったけど、それは必ずしも好材料だけではないので、なんとも言えないけど、やはりこういう熱意のあるプロジェクトは、応援したくなっちゃうのが、困ったもんだ。
夜は、今日のメンバの1人が、ミャンマーに出張するということで、同行する人達と、九龍駅のレストランで会食。 またたま、そのうちの1人は、某大手証券企業の方で、以前にその会社の関連会社の社外取締役を僕がしていた時に関係していた人とは、同期だそうだ。 まったく、世の中は狭いな。
明日からのWi-Fi Allianceに参加するため、上海に移動。 そのまえに、同じ飛行機で上海に移動する某部品メーカーの知人と空港のラウンジで打ち合わせ。 浦東からホテルまでは、タクシーを使ったのだけど、とにかく空が汚くて、これが噂のPM2.5なのかとびっくり。 上海には先週のトランジットを別にして、一年半ぶりに来た。上海に初めて来たのは、たぶん1996年かそこらで、あれから何度も来ているけど、こんなに大気汚染がひどかったのは、初めてな気がする。
個人的には、上海は外灘や、旧フレンチビラを使ったレストランなどがある旧租界あたりの街並が好きなのだが、今回は会場の浦東シャングリラに泊まる。 部屋が外灘側だったので、夜景がとても綺麗。 浦東側から外灘を見るのは、森ビルができた頃に昼間に見学した時くらいで、夜にこちらから見るのは初めてで、なかなか感激。
夜は、ホテル内の和食で知人と会食したあと、ラウンジに移動。 いつもの、IEEE802.11な顔見知りが沢山。 そのあと、某日本メーカーの知人もジョインして、ナイトキャップ。
Wi-Fi Alliance のmember meetingがスタート。 IEEE802.11の主要な面子がいつものように揃っている。 今回は、自動車関係の案件で、テレカンをしたことがある某社の人が、たまたま座った席の隣だったりして、びっくり。
夜は、外灘にあるLost Heavenというアンティーク調な内装のレストランでのソーシャル。 送迎のバスを店の前で下りたら、物売りのおじさんが超強力なレーザーポインターを売っている。 道から反対側のプロックの高層ビルの壁面に照射してるんだけど、ほんとかよというくらい届く。
日本から参加している某社の人が、帰りがけに購入。 最初の200元のオファーが最終的には60元で決着。 これは、通常クリスタル模様なんだけど、ヘッドの部分を外すとピンポイントになって、かなり強い。
たまたま、ホテルにもどって、ラウンジで一杯やっている時に、ラウンジの外の庭に猫がいたんだけど、この猫の周りにこのポインタを投射したら、もう追いかける追いかける。 こちらが席を移動したので終わりにしたら、暫くキョロキョロと周りを探していたのが可愛い。
関連する参加セッションが一段落したので、ミーティングに参加している知り合いらと、市内にでかける。
今回は,ホテルが浦東のテレビ塔の直ぐ近くなので、まずはこの新しい街並を通って、地下鉄にのる。 上海の地下鉄は、無線の実験で、開通前の工事中の駅や軌道に入ったことはあるけど、乗客としての利用は、数えるくらいしかしたことがない。 それにしても、昔はテレビ塔と森ビルくらいしかなかったのに、いまや高層ビルだらけの浦東に圧倒される。
地下鉄の2号線から10号線に乗り換えて、豫園に行き、定番の南翔饅頭店で、小龍包。 今回は、蟹黄灌汤包という大きな蟹味噌入りの湯包を頼んでみた。 これは、スープはストローですったあとに、蟹味噌の入った包を食べる。 このあとは、当然のごとく小龍包も満喫。
一通り商城を散策し、昨夜話題になったレーザーポインターを知人が購入。 今日は、3本で100元になった。 そのあと浦東に戻り、ホテルとなりのショッピングモールやスーパーを散策。 おまりお腹がすかないので、そのままバーとラウンジで一杯。
ラウンジのガラス窓の外には、 期待に応えるように昨夜の猫が出現。 昨夜同様、レーザーポインターでガラス越しに、しばし戯れた。 こんな感じでね。
Wi-Fi Alliance の会議は、どのタイミングてWi-Fi Allianceに対してTGaiの活動をするかを確認することが目的だった。先月のWi-FILSの公開実験の内容やドラフトの状況も鑑みて、IEEE802.11の主要な面子と意見交換をした結果、次回のシアトル会合のLRTで、プレゼンすることにし、その発言をしたので、目的は達成。(してしまった感はあるけど)
目的を達成したし、飛行機の都合もあるので、クロージングの前に退出して、浦東空港にタクシーで移動。 それにしても、今日は大気汚染が酷すぎる。 なにしろ、ホテルから外灘の反対側のビルが霞んでるのだから凄い。 空港に行く途中も、霧の中を走ってるかというような状況。 しかも、タクシーの運転手は、まったく平気で窓全開で走ってる。 もっとも、街中だって、だれもマスクなんてしてないし、二階建てオープンバスで観光してる連中も沢山いる。 飛行場だって、同じ敷地にあるちょっと先の管制塔が霞んでる。 これは、決して曇ってるわけじゃないんだから飽きれる。
いつものように、飛行機は定刻にゲートを離れても、滑走路待機で遅延して、結局9時過ぎに成田に到着.なんだか,のどか痛い。
今朝は、ICT国際標準化推進会議にて、無線LAN高速認証技術 IEEE802.11aiの進捗等を報告。 この会議は、総務省の国際標準化推進政策に対応する民間の会議で、総務省もオブザーバー参加するという形式。 具体的な推進テーマとの一つとして、無線LAN高速認証技術を位置づけてもらっている。 今回からは、車とWEBに関する標準化がテーマの一つとして、新たに加わった。
昨日まで参加していたWi-Fi Allianceでも、Automobileのマーケティンググループの設置が検討されているし、W3C では既にAutomobileの検討が始まっている。 1月のCESでも、自動車メーカーの展示があったそうだし、世界的な流れとして車のICTは、ここ数年のトレンドになるだろうな。
会議は、霞ヶ関ビル35階の会議室で行なわれたのだけど、東京の空も今日は花粉、黄砂、PM2.5でかなり霞んでいた.それでも、ちゃんと青空が見えるんだから、まだいい。
朝のあずさで山梨に2週間弱ぶりに山梨に戻る。 いつものことだけど、土曜日の朝の下りの特急は結構混んでいて、特に小千谷まで行くあずさだったせいか、指定席は満席になっていた。 幸い、昨日指定を取っておいたので良かった。
それにしても、とにかく暖かい。 というわけで、例年のように我が家の直ぐ横の山のいつもの場所を、ちょっとのぞいたら、蕗の薹がしっかりと顔をだしてくれていた。 さすがに、ここ数日で出てきたようで、ほとんどひらいていないので、少しだけ摘んできた。
来週からは、長期出張になるので、畑に埋めてある大根の残りを掘り返して、ほんの一瞬だけ畑に行った。 それにしても、今日は風が強いのと、花粉なのか黄砂なのか判らないけど、山のほうは霞んでいる。
夕方ちょっと前に、大泉にある泉温泉健康センターで温泉。 ここは、泉温が高くて、ナトリウムでつるつるな感じの泉質。 浴槽の種類は少なく、こじんまりとした施設だけど、空いてるのがいい。
朝、摘んだ蕗の薹は、たまたま家にあったアスパラとともに、天ぷらにした。 さすがに若い芽なので、とても柔らかくて、あのなんとも言えない苦みも、春の味で美味しいかった。
僕の周りに限るわけではないけど、ミャンマーに対する進出、投資が熱いようで、先週から今週にかけて、たまたま二つの異なるミッションで、知人が数人ミャンマーに行っている。一つはJETROの関係で、もう一つは、在ミャンマー大使館との関係と、いづれもコテコテにオフィシャルなミッションのようだ。
いまの円安は、日本からの輸出にも追い風になるという感覚もあるのか、輸出関連の話が多い。また、アジアなどでは日本の製品やサービスに対するイメージは、高度成長期の安かろう悪かろうなコピー品の時代ではなく、まちがいなく憧れのブランド力があるので、成長の激しい国では人気が右肩上がりなのだろう。さらに、一昔前では、中国市場に対して同じような傾向があったが、最近の日中関係の諸問題などもあり、中国以外への輸出、参入が盛んになるのもうなづける。
この類いの話で、いつもあるのは、「知り合いがxxで、こういうビジネスをしていて、xxのニーズが凄くて、今だったらこいうものがどんどん売れるらしい。」とか、「何処何処では、何々が人気なんだけど、まだメジャー品しかなくて、ちょっと拘ったこういうのを供給すると、かなり行けるらしい。」 というやつだ。
面白いのは、こういう話で、なにか企画する人って、基本的に現地に行っていないか、行っても精々数回で、しかも限られた属人的情報に根付いている。 国内のビジネスでもそうだけど、多くのビジネスには、必ずなんらかの法令的規制やルールがある。 特に、輸出入などの対外ビジネスの場合は、これはもう避けては通れないくらい重要な要素になる。従って、プロとして対外進出をしている人達は、まず間違いなくこういうオフィシャルな規制や規則、既存機関の状況を、しっかりと把握し、かつうまく利用している。 冒頭に書いた、二つのミッションなどは、まさにその典型だ。
一方で、情報の取得や精査を自らすることはなくて、行動の根拠が他人からの伝聞(事情通の話)で構成されているのが、さきに書いた「xxxらしい。」という、らしい論だ。 いまの情報化の時代は、少なくともオフィシャルな情報は、昔のように霞ヶ関に日参することもなく入手できるのだが、属人的な情報が行動根拠になり、最低限の事実の積み重ねを飛ばし、生半可な事情通になった気で手を出すのがアマチュアビジネスだろう。
プロフェッショナルな人は、やはりオフィシャルな情報や機会を使い、しっかりと事実や規則を把握し、そのうえで建前と本音、規則と実態の違いを、現場で把握して、対外進出を成功しているようにみえる。
これは、別に輸出入に限らず、電波や通信事業などでも、事情通な第三者の情報を論拠にしている人に限って、規制緩和を求めたり、裏道を求めて失敗している事例も多いようだ。 結局の所、仕事のプロは、異なる視点、視座で多角的に情報を集め、精査、比較、判断が求められるのは、なんでも一緒ということだ。
さてさて、ミャンマーにいった、沢山の人達が、これからどんなビジネスを展開するのかは、実に楽しみだな。
今日の朝は、以前から一度挑戦してみたかった乗馬をしに,隣町の明野にあるサニーフィールドに行く。 我が家からだと、車でものの15分くらい。
乗馬なんて、小学生の頃に軽井沢かどこかで、観光乗馬をしたことしかないので、まったくの初めて。 まずは、手綱の持ち方を教わって、今日のパートナーであるホーリー君(雄 十一歳)をつれて馬場に移動。 馬場で、手綱の待ち方、乗り方、降り方から、止まり方、曲がり方、並足、早足の仕方などを三十分弱、オーナーのFさんに教わる。その後、白馬に騎乗するオーナーの後をついて、明野の林道で外乗。 途中早足をしたりして、トータル一時間くらいの初乗馬を楽しんだ。
しかし、予想以上にこれは気持ちがいい。 生憎と今日は黄砂なのか煙霧なのかわからないけど、とにかく遠くは霞んでいていつものように山並みが綺麗に見えなかったけど、午前中は風もさほどでもなかった。 そんな中、まさに上から目線で回りをみながら、闊歩するのは本当に気持ちがいい。特段、筋肉を使ってとか、体力的な疲労が残るような感じもなくて、前を行くFさんにいろいろと馬の事を聞いたり、世間話をしたりしながら、散策気分で、本当に楽しい時間が過ごせた。 これは、ちょっとはまるかもしれない。
午前中のまったりとした天気が、昼過ぎからは時折小雨もまじった暴風になってしまった。 それでも,夕方には風も大分収まって、夕焼け空に変わって、一気に寒くなった。
とりあえず、夕飯は、以前から一度行こうと思っていた、大泉のとんかつ双葉。 ここは、上野の双葉の系列とのことで、さすがにそこそこに繁盛している。 ボリュームのあるロースは、脂身がっつりで、ロースらしいロース。
とんかつで,お腹を満たしたあとは、すっかり綺麗な星空が広がるなか、この週末のもう一つのお楽しみだった、近くの武の井酒造さんに、青煌の仕込みの見学に行く。 これは、この酒造の存在を教えてくれた、清里のペンションオーナーのGさんからのお誘いで実現。 観光蔵じゃないので、杜氏であり青煌の生みの親である清水氏が、とても丁寧に行程を、現場で順番に説明してくれた。
ちょうど、今シーズンの最後の純米 美山錦のモロミが絞り直前の状態でのタンクにあった。 タンクのなかで、発酵している泡がふつふつわき上がっていて、なんとも言えない香りに、それだけで酔いそうだった。 こういう仕込みの見学は、まさにこのシーズンしか出来ないので、この絶妙なタイミングでGさんに知り合ったことも、そして武の井酒蔵さんが我が家から車で10分という近さというのも、とても不思議な縁で、その縁に感謝。
先週の上海ミーティングで、いつもIEEE802.11の会合で部屋飲みする、スコッチ好きのアメリカ人に、今度はどんな日本酒もってくるんだと言われたので、我が家から直ぐちかくにあるブリュワリーの新鮮なスペシャルを持って行くぞと宣言したので、今年の冬に仕込まれた原酒などを購入して帰宅した。
昨日の午後は,本当に天気がめまぐるしく変わってびっくりしたけど、昨夜には満天の星空がみえていたので、そのまま今朝は綺麗な朝焼けに周りの山が輝いてた。 その分気温がしっかり下がってたど。
というわけで、今日は朝一番のかいじ号で、東京に出て、事務仕事をしたあと、国分寺の顧客に納品状況の確認に行き、比較的早めに帰宅。
家にもどったら、なにやらパンパンに膨らんだ国際郵便のパックが届いていた。 最近、怪しい買い物はしてないんだけど...と思いつつ確認したら、先週の日曜に香港で仕立ててもらったワイシャツ(長袖2枚と半袖1枚)だった。 この発注から納品までの素早さも凄いけど、国際郵便のメールパーセルで送ってきちゃうというのがなかなか凄い。
僕は、若い頃輸出専業の民生電子機器メーカー務めていたので、貿易実務を研修とかで教わった。 また、タイピスト検定とかでも、当時は輸出入関連の書類作成が課題となっていて、その煩雑な業務は貿易に伴うリスクと、規制の存在をまさに表していた。 いまは、L/CやB/Lなんて言葉を知らなくても、簡単に個人や商店でも、こうやって貿易ができる。
今日は、たまたまあるシンポジウムで、内外から寄付金を集める方法を検討していて、Paypalもとても簡単に使えそうなことも判った。
世界はどんどんボーダーレスになっているのを、こういう事でも感じる。
今朝は、まず免許センターに寄って、久しぶりに国際運転免許を取得。 基本的に、カリフォルニアとかは日本の免許で問題ないのだけど、今回はフロリダとノースカロライナに行くので、一応念のために取得しておく。 しかし、この国際免許って、一年しか有効期限がないのは、かなり不便。
昼過ぎまで、事務仕事を片付けてから成田に移動。 今日から17日間の出張となる。 今回は、IETFとIEEEが続けてある上,前後に個別のミーティングがあり、Los Angels (CA), Orland(FL), Raleigh(NC)に滞在となる。
こんな週末を二つも挟む長期出張は、何年ぶりだろう。それでもこちらの会議は私服なので、着替えだけなら機内持込サイズのスーツケースでも良いのだが、今回はデモ装置などもあるので、家人の大きなスーツケースを借りてきた。 この前、知人らがRimowaのスーツケースのキャスタの良さについて語っていて、僕もRimowaを使っているけど、とくにそんな良さを気にしていなかった。 ところが、今回他社の大きなスーツケース、しかもそこそこに重い状態で使ってみたら、確かにRimowaとの差を感じた。 決して壊れていないし、古くはないのだけど、転がりのスムースさが全く違った。
無事にLAXに着いて、イミグレもガラガラだったのだけど、レンタカーの予約を忘れていた。 とりあえず、いつものようにハーツにいったら、予約がない場合には、ミニバンしか貸せないとのこと。 でも、その場で,ネット経由でコンパクトの予約を入れれば良いというアドバイスをもらい、暫しパソコンで予約作業。 無事に、コンパクトを借りれた。
そのまま、パレスバーデスに移動して、イタリアンでランチミーティングとスタバで延長戦ミーテイングをしたあと、トーランスの知り合いの所にちょっとだけ顔をだして、ホテルにチエックイン。
夜は、トーランスの串揚げダイニングほろんに行く。 さすがに,日本人経営の串揚げ屋さんなので、あのアメリカンなフライじゃなくて、普通に美味しい。 でも、ここは、店員さんがなんか不思議ちゃん系だった。
早朝6時30LAX発で、ダラス経由でオーランドに夕方の5時に到着。 同僚が同じ時間に日本からワシントン経由で到着する予定で、レンタカーの手配を任せていたのだが、福岡〜成田への便が強風のため羽田に到着地が変更になり、その関係で深夜到着になるとの連絡。
そんなわけで、急遽レンタカーは、僕が手配することになって、ハーツで検索したら、Weeklyのレンタルフィーが、カローラよりメルセデスのGLK350が安い。 メルセデスの方が燃費が悪いから人気がないのか、トータルコストで、60ドルくらい違う。 ということで、迷わずメルセデスを借りてみた。
アメリカで、いつも面白いと思うのは、ホテルのレートにしても、レンタカーにしても、価格がいろいろな条件で、とにかく変動する。 最近は、日本もネット予約などの関係で、価格の多様化が進んできたけど、アメリカのようなダイナミックさは未だ無い気がする。 これは、ある意味では良いことだけど、消費者もそれなりにかなり気をつけていないという負担はある。
とりあえず、ホテルにチエックインしたあと、ひたすら事務処理。 今日は、朝からとても嫌なことがあって、かなり精神的に苛立っていたのだけど、溜まっている作章に集中することで、なんとか平衡を保った。
日付が変わった深夜に、空港まで到着する同僚を迎えにいって、ようやく就寝。
今日から参加のIETF86は、IEEE802と比べると大所帯だしリッチ。 会場のネットワークもそこそこに使える。 会場のネットワークの運用をしているのは、IEEE802でも構築運用している会社なので顔見知り。
日曜日からは、この同じ場所でIEEE802のPlenaryがはじまるのだが、彼らに聞いたら規模とネットワークの構成は変わるけど、上流回線の帯域は変わらないとのこと。 そうなると、参加者が1000人超から500人弱になるから、利用者の快適さは増すことが期待できるのだけど、果たしてどうなるんだろう。 これは、ちよっと比較のために、定量的な測定しといたほうがいいかもね。
去年やったダイエットは、特別なことはせず、昼食時とかにラーメンと半チャーハンなどのセットものの2個食いをやめたのが、第一だった。 なので、ここ一年は、蕎麦といなり寿司みたいなのも含めて、この類いの食事はしていなかった。
そこそこに、痩せたからということで、気が緩んでる訳じゃないんだが、今日の昼は、ついにのこの禁則事項を破ってしまった。
たまたま、グループ会社の参加者と同僚らと、ランチミーティングだったので、3年前の麺硬め事件の舞台となった日本食レストランで、お目当てのラーメンを食べたのだけど、なぜか無性におにぎりが食べたくなったのだ。
しかも、一緒に行ったのは、皆僕より若い人たちなのに、なぜかラーメンしか頼まないので、僕1人だけが頼む状態。 そげな中でも、誘惑には勝てなかった。.....orz
今回の出張の前半のIETF86が終了。 次は、日曜日から同じ会議場で、IEEE802のPlenaryがはじまるので、それまでの週末は、つかの間の休憩。
ということで、今日からは大西洋側にあるFort PierceのDocks Side Innに投宿。 満室だったらしく、僕の部屋は無性で唯一のスイートに無料アップグレードされた。 この部屋はキチン、ダイニング、寝室、リビングで、リビングもかなり広くて、2面が海方向なので、かなり気持ちよい。
以前に上野原のCATVで仕事をしていた時のアメリカ人の元部下が、Orlandに住んでいるので、彼女も合流して、きょうはホテルの桟橋横のデッキでサンセットを見ながらバーベキューディナー。
ここは、このデッキのところでも、Wi-Fiが使えるし、同じオーナー経営のレストラン、バーが並びにあって、そこでのライブ演奏がBGMとして楽しめるのがラッキー。
そんなわけで、ビールとワインに70-80'sの生演奏で楽しんでいたら、いきなり近くで爆発音。 なにかと思ったら、道路沿いの電柱の柱上トランスから炎がでている。 配電の関係なのか、ホテルもレストランも、まったく停電はしていないので、大した騒ぎにはならなくて、暫くして到着した消防車も何もしない。 大分たってから、ようやく電力会社のらしい高所作業車がやってきて、作業をはじめた。 これも、リゾートならではのまったり感覚なのかも。
今日は、同僚は昼間は釣りに出かけるので、僕は知人を送りがてらOrlandoのダウンタウンのアウトレットで買い物。 しかし、アウトレットって、昔は本当に跳ねものを扱っていて、有名なブランドは、タグを切って販売していたけど、いまやノーマルな商流の一つであり、跳ねものというより在庫調整的な機能を果たしているような感じがする。
夕方、ホテルにもどって、こちらも買い込み過ぎた食材の過剰在庫の処理で、同僚とふたりで今夜もBBQ。
昨日、アメリカ人の元部下が教えてくれて試したのが、S'more という、マシュマロとチョコレートのデザート。 これは、アメリカのキャンプなどでは、相当な定番だそうだ。 日本では、マシュマロを焼く事事態が、比較的最近のことで、あまりポピュラーではないから、さらにチョコレートとクラッカーに挟んで食べるなんていのは、まったく知らなかった。
時差の関係で、日本時間での今日のスタートから、Orlandoでの今日の終わりまでに、本当に沢山の皆さんからFace Boodで、誕生日祝のメーセッージを頂き、感涙に絶えません。
既に、Face Bookには、ポストしましたが諸般の事情を鑑み、3年前に五十歳になった時に、僕は加齢を停止しました。 なので誕生日のお祝いは、素直に、誕生日±六ヶ月くらいお受けしますが、歳はとりません。
さて、そんななか、今日からIEEE802.11Plenaryが開始しました。 ここOrlandoは、3年前に僕の提案のスタディグループの設置が可決、採択された想い出の場所です。 今回、久しぶりに自分自身で、チェアのお仕事以外に、先月実施した実験の報告をプレゼンします。
これも、自分たちのセッション以外に、WNG(Wireless Next Generation) でもしたほうが良いと思って、チェアに相談したら、火曜日の朝のスロットを優先的に割り当ててくれた。 なんとなく、Orlandoは、相性が良いのかもしれない。
今日は、夕方からのCAC ミーティングのあとに、TGaiのVice Chairと,ホテルのレストランで夕食。 TGaiに一番貢献してくれている、米国のベテランや日本から到着した知人も合流して、ホテルからのケーキでお祝いしてもらった。
今日は、朝一番にIEEE802.11aiとIEEE802.11aqのジョイントアドホックミーティング。 11aqは、PAD(Pre-Association Discovery) というもので、無線LANの利用者適切なサービスが可能なアクセスポイントを素早く知らせるメカニズムの標準で、前回からスタートしたStudy Group。僕の11aiとは、若干重複する部分もあるので、互いの狙いや現状の報告をするのが目的のジョイントセッションをもった。
このジョイントセッションのために、11aiのコアなメンバーが、11aiの現状を一つのプレゼンにまとめて順に発表した。 これに加えて、先月僕が京都で行なった実験の報告を、動画つきで行ない、TGai に対する理解をかなり適切にできた。というわけで、"Finally, I could understand what TGai is doing" と、自ら言ってしまった。
それにしても、「百聞は一見に如かず」とは、よく言ったもので、先月の実験の様子をビデオを見せたのは、かなりインパクトがあったようだ。 既に、予定に入っている明日のWNG(Wireless next generation)でのプレゼンまでに、少し質疑内容を反映した形に修正する。また、同じ実験を、次のハワイで100台ならべてやれなんていう話が飛び出した。 確かに、ここで実験すれば、アルバイトを雇わなくても簡単に数百人の実験協力者がいる。
IEEE802.11の著名なオフィサー達が、Android端末を持って、こちらの指示に従って、行進したら、手を挙げたりするのは、ちょっと気持ちよいかも。
IEEEなど国際会議での協議事項は、事前に決められた〆切日までに寄与文章を提出し、それをチェアなどが精査して議事次第を決める。 この寄与文書は、当然ながら求められる内容が事前に既定されている。
今回、ある会社が〆切日までに、共有サーバーに提出してきたのは、なんと中味のまったくないテンプレートだけのドキュメントだった。 その後、会議開催の前日に、彼らは内容を加筆したものにリプレイスしてきた。
これは、もう明らかに提出日の詐称行為であり、到底許容できるものではない。 ということで、最初の会合で、これらの提案を今週の議事次第には入れないことを参加者にはかり、当の本人達もなんの反論もできず、可決された。
こういう、標準化会議のルールのものを蔑ろにする行為は、それだけで会議参加者の信用を失い、困ったちゃんとしてのレッテルが張られる。 今後、彼らはもう我々のグループでは、発言力を失うだろう。
今日は、朝一番で実験報告のプレゼンテーション。 既に、昨日のアドホックでしているのだが、今日はWNG-SCでWG全体を対象としているので、150人くらいは参加者がいた。 昨日同様に、やはりリアルな世界に近い報告、それなりにインパクトを与える。 それにしても、WGのチェアが発した質問は、「11ai の効果は、とても良くわかった。 ところで、いつ標準化出来るんだ?」って、いきなりプレッシャーで、汗(^0^);; 。
その後、今日は午後、午前にTGaiのスロットがあり、その合間にデモの確認をしたりで、ちょっと濃かった。 一方で、ちょっと紛糾していた提案も、同僚らがなんとか合意文章をまとめてくれて、先が見えてきた。
午後のスロットの会議中、ひな壇テーブルには、チェアの僕と、バイスチェア、発表者がならでいて、それぞれパソコンを前にしている。 最後の発表者がプレゼンしている時に、いきなり隣のバイスチェアからチャットが飛んできて、なにかと思ったら「do we want to go to a steakhouse for dinner after TGai. It is only 5 min. away, so we should be easily back for WNG if we leave directly after the meeting」とのこと。 ちゃっちゃっと終わらせて、直ぐ近くのステーキハウスに行こうぜというわけだ。 ちょっと、僕も別に行きたいステーキハウスがあったので、チャットで調整して、WEB でテープルまで予約してしまった。
というわけで、スムーズに10ozのフィレのブルーチーズはさみも食べて、夜のWNGにもなんとか5分遅れくらいで参加。今夜のメインは、IEEE802.11として、11acの次の新しいPHYやMACの標準化を進めようという事。 これについては、実に六つのプレゼンがあり、そのAuthorの数が膨大だった。 この勢いで、なんと150人近くの賛成で、スタディグループの設置へ進むことになった。
提案者の1人は、日本の通信会社の方で、以前からスタディグループにしたらと推薦していたのだが、個人的にはちょっと不安もっあって、結果に影響しないことが自明だったので、僕個人はは、棄権票を今夜は投じた。
そういうえば、3年前のこの地で、僕もスタディグループの設置提案を行なっい可決されたのがスタートだったなと当時を思い出した。
新しいスタディグループの設置がほぼ決まったこともあり、夜はこの関係者やTGaiの関係者らと部屋飲み。WGの中で、いつもいろいろな提案者の間で、メンタリングしたりコンサルティングして、活動を支えている裏ポス的な存在のアメリカ人がいるのだが、最近は彼を中心としたメンバでの部屋飲みが定常化している。
彼は、スコッチコレクタで、テキサスの家には,相当な数のストックがあり、それをパソコン上でリスト管理をしていて、いつもなんらかの稀少品種を持ってくる。 なので、僕も最近は、厳選した日本酒とか焼酎の良いものを持ってきて対抗している。
今夜、彼が持ち込んだのはBowmoreの限定ボトルで、3000本のポトリングのシリアルナンバーつき。 これに対抗して、僕が持ち込んだのは、我が家から直ぐ近くの、武の井酒蔵の青煌の今年の新酒の生原酒と、純米吟醸。こちらも、シリーズ全体で年産2000升の稀少品。
しかし、残念ながら彼らにとっては、美味しい日本酒というのは判っても、この二つの違いや舌触りとか、香りの微妙な楽しみ方は、判らないようだ。
そんなわけで、なんのことはない、日本からの参加者の知人らと、日本酒談義をしながら楽しんでしまった。
会議の中日の今日も、昼は花水木という日本食レストラン。 Orlandoに来てから、これで昼が三回に、夜が一回。 昼の過去二回は、ラーメンだったので、今日はうどん。 昨夜来た、ステーキハウスも同じモールにあるので、このモールには、これで五回食事に来た事になって、まったくなんだかなぁである。
今日は、水曜日なので、恒例のソーシャルがあるのだけど、いつものようにIEEE802のソーシャルはかなり寂しいので、さっさと抜け出して、日本からの参加者の人達とJohnnies Hydaway というステーキハウスでディナー。 ここは、前回来た時にかなり気に入ったところで、今日は28ozの N.Y. Strip。 28ozということは、800g弱で、骨付とはいえ、十分に大きいし、昨夜の10ozのフィレと合わせると、2日で1kg以上の肉食状態。
今日も、ブルーチーズのトッピングなので、この分も高カロリーで、果たしてこれでいいのか > 自分という感じ。それにしても、Orlandoでは、ステーキとラーメンばかり食べてる。
今週のIEEE802.11aiのセッションは、今日で1回のジョイントアドホックを含めて、合計8回16時間の会議が終了。 今回は、全てのコメントに対する解決が終了し、十分に満足のいく進捗を得た。
夜のチェアミーティングも一時間ちょっとで終わり、ホテル内で食事。 選択子が少ないので、またしてもハンバーガー...orz
食事の後には、いつものメンバーから二次会のお誘い。 しっかりと、会議場の一室が確保されていて、一昨日につづいてスコッチと吟醸酒で乾杯。
この席で、僕のTGaiで、とても良く貢献してくれているアメリカ在住の中国人コンサルのLさんから面白い話を聞いた。 僕は、長年中国のいろいろな所に仕事で出かけたし、知人も沢山いるので、朝、晩の挨拶くらいの中国語は知っている。 そんなわけで、中国からの参加者らには、「早上好」(おはようございます)とか、「你 辛苦了」(お疲れさま)とか声をかける。
今日も、ある中国人の発表者に、会議が終わったあとに、「你 辛苦了」と言ったら、一瞬きょとんとしていた。 たまたま、すれ違いざまだったので、それ以上の会話はなかった。
ところが、この人がその後Lさんに、「TGaiのチェアは、中国語を話すみたいだよ。 気をつけないと秘密の話が出来ないよ。」と言って来たそうだ。Lさんは、僕が片言の言葉しか知らないことを知ってるので、笑いながら大丈夫だよと話したそうだ。
以前にも、上海の会社に打ち合わせに行った時に、ちょっとだけ中国語を話したり、彼らが中国語で話している内容について、ちょっとだけ口を挟んだりしたら、それから態度が変わったことがあった。 こういうのは、騙してるわけじゃないんだけど、結構面白い。
もっとも、逆のパターンも良くあって,特にアジアの人は、日本語がわかる人が結構多い。まあ、言葉が通じようが通じまいが、陰口は叩かないことが大事だけどね。
今日の午前中のクロージングプレナリーで、今週のIEEE802も、ようやく終了。 記録的には、僕が議長を務めるTGaiは、8回の会議で延べ881人、一回あたり平均で110人が参加していたことになる。 もっとも、実際に議論に参加して、投票権を行使していたのは30人くらい。 まぁ、とにもかくにも今回もかなり作業が進んだのがなによりだった。
今回は、IEEE802.11acの次の世代を考えるHEW(High Efficency Wirelress LAN)Study Groupの設置が、ものすごい人数の支援で承認された。 ということで、次からはかなりの参加者は、HEWに行くことで、こちらはコアメンバによる作業が集中的に進められるのではと期待してしまう。
このHEWは、いつも日本から参加している知人も、その設置提案に貢献していて、彼がなんらかのオフィサーポジションになると良いと思うのだが、既に水面下のロビー活動が激しいらしいので、5月の会合が熱くなるかもしれない。
さらには、IEEE802.15でも、日本人がチェアを務めるSR(Spectrum Resources Usage)が、スタディグループに昇格する予定となり、今後日本人のオファィサーが増えて行きそうだ。
今回の出張の二つ目の会議も終わり、次は来週の月曜日にノースカロライナのRaleighで、グループ会社の人と一緒に、某チップベンダーとの打ち合わせ。 日本から来るグループ会社の人とは、日曜日に待ち合わせ。 アメリカ国内の移動は、アメリカンを使っているのだけど、Orland FLからRaleigh NCは、MCO-MIA-RDU とマイアミ経由しかない。 そこで、折角の週末でもあるので、マイアミに宿泊しようと思っていたのだが、ふと考えて以前から一度行きたかったKey Westに行くことにして、私腹でマイアミ〜キーウェストを購入。
本当は、マイアミから車でセブンマイルブリッジとかを渡って来るのがよいのだけど、日曜日のフライトが早朝だし、1人でマイアミとキーウェストの往復も疲れる。 そしてなにより、この週末に書かないといけない報告書もあるので、飛行機にした。
マイアミは、ストームだったのだが、キーウェストに近づくと、しっかり晴れて、空からセブンマイルブリッジも見えた。 ホテルにチエックインしたあと、無料のシャトルでデュバル通りまででてみたけど、ここは酒飲みと葉巻吸いには、天国みたいなとこだ。 有名なSloppy Joe's Barを中心に、あっちもこっちも、ライブのある酒場だらけ。
ただでさえ、1人ご飯の出来ない僕は、とても1人でこんな賑やかなとこには入れないので、街をかるく見て回って、ホテルに戻りプールサイドのバーで、コンク貝のフライとマルガリータで夕食。 リゾートで1人は、かなり悲しいものがあるなぁ...
折角のキーウェストでの週末なので、朝から海にいってアクティビティでも楽しみたいところなのだが、年度末の報告書を書かないとならない。 とりあえず、早起きしてホテルの朝食をしっかりと食べてから、昼過ぎまで部屋で報告書を書く。 作家の村上春樹さんは、もっと朝早くから原稿を書いてるらしいけど、僕にはやはり苦手なパターンかもしれない。 なんとか、昼も食べずに、外に出たい誘惑を抑えてある程度の目鼻がついた。
というわけで、ようやく2時過ぎからホテルのプールサイドで、モヒートとヘミングウェイ。 残念ながら持ってきたのは、日本語訳の「老人と海」。 しかも、これってキーウエストで書かれたものではないらしいし、お酒もヘミングウェイが好んだのは、パパ・ダイキリと呼ばれるフローズンダイキリらしいけど、まぁいいか。
夕方からは、無料シャトルで、ダウンタウンにでかけて、ヘミングウェイの家を見学。 本当に、六本指の猫が沢山いて、さながらぬこ屋敷状態。 コンクリートの上にも、足跡が沢山あるし、売店にもベットにも沢山。 敷地の中には、お墓や集合住宅のような猫舎まである。 折角なので、「老人と海」のペーパーバックを購入。
ここから、サザンモストポイントまで行き、デュバルクロールしながら土産の葉巻などを購入。お昼も食べてなかったので、途中でキーライムパイとキーライムソーダ。パイは美味しいけど、このソーダはちょっと微妙。
このあと、さらに歩いて、マロリースクエアで、コンクフリッターとモヒートを買って、夕日が落ちるのを桟橋で待つ。たまたま、良い場所が空いていたけど、サンセットの時間には、もう辺りが人だらけ。今日は、曇り気味であるが、なかなかに迫力のあるサンセットが楽しめた。
それにしても、陽が沈んだら、周りは大道芸人と見物客でもの凄い賑わい。さらに、あっちこっちにあるバーは、何処も大賑わい。一体、この島だけで、毎晩どれだけのアルコールを消費してるんだろう。
ホテルに戻って、プールサイドでもう一杯と思ったけど、明日は朝が早いのと、ちょっと原稿書きがまだあるので、とりあえず今日は大人しくしておこう。
夜明け前に出発のフライトで、キーウェストからマイアミ経由で、ラリー/ Raleighに移動。 キーウェストの空港は、到着側はいかにも離島の空港って感じだったけど、さすがに出発側は、ちゃんとセキュリティチェックなどが別な建物に整備されていた。 それでも、そのあとの搭乗口は、到着ロビーと同じ平屋の建物で、土産物屋が一つと、コーヒーショプがあるだけ。コーヒーショップには、World's only airport beachとか書いてあるから何かと思ったら、奥に中庭があって、そこがビーチ風テラスになっていた。
ヨーロッパや南米への玄関口でもあるせいか、デューティフリーも多くて、なかなか賑やかなマイアミで乗り継いで、ノースカロライナのラリー へ。 ここに来るのは、グループの持ち株会社のCTOをしていた時以来なので、かれこれ7年ぶりくらいかもしれない。 それにしても、こちらは凄い雨で、気温もかなり低い。 昨日までのキーウェストとは、20℃くらい差があるんじゃないだろうか。
とりあえず、レンタカーをピックアップして、日本から来たグループ会社の同僚と合流。 ホテルにチェックインしたあとは、某ネットワーク機器最大手に務めている知人が、以前にここの拠点に良く来てたそうで、彼の推薦してくれた、オイスターバーで牡蠣ざんまい。 ホテルに戻る途中で、ワインを仕入れて、同僚と部屋飲み。 今回は、滞在型のHomewood Suiteに宿泊してるのだが、ここはリビングキッチンが独立してるので、部屋飲みにはいい。
午前中は、同行しているグループ会社の社員に、今日の打ち合わせの資料をみせてレクチャー。 そのあと、某チップベンダーを訪問して、打ち合わせ。
IEEE802.11aiの最新情報をレクチャして、先月の実験の様子のビデオも見せる。 とにもかくにも、僕の拙い英語より、ビデオは雄弁に11aiの目指すことや効果を語ってくれる。
アメリカの会社でも、会社によって標準化と事業戦略のビジネスユニットの密接さは違う。 今日の打ち合わせ先は、比較的縦割りなのかもしれないが、それでも11aiに寄与してくれている人の事は知っていたのは幸いだった。
夜は、ホテルの隣にある日本食レストラン。 日本食といっても、ここはもう完全にアメリカの典型的なジャパニーズで、鉄板焼きテーブルでのベニハナスタイルと、すしバー。 でも、鮨バーには日本人のシェフもいて、にぎり寿司はそこそこに普通だった。
今回は、出張期間が長いので、家人の大きなスーツケースを借りてきたのだが、いろいろな荷物で,結構パンパン状態だし、重量もそれなりある。 先々週、オーランドに到着した時に、車輪の部分が微妙に壊れかかっていたのだが、日曜日にRaleigh に着いた時には、ついに車輪が一カ所無くなっていた。四輪なので、一応転がして移動はできるのだが、立ち止まった時に倒れてしまう。
というわけで、昨日の夕方にホテルの近くのアウトレットモールに行ったのだが、それなりの店構えのモールなのに、バッグ関係の店が無かった。 そこで、今日の午後、ネットで調べたrimowaの小売り店に行ったら、そこの店はもう無くなっていた。orz.... ちょうど、その店のあったと思われる地域は、再開発されたようで、巨大なショッピングセンターがあったので、そのなかで探すことにした。
アメリカのモールだと、大抵は鞄専門店が一つか二つは入ってるのだが、なぜかここのモールにも鞄屋が無い。 ノースカロライナの人は、旅行鞄は買わないの?って感じ。
なんとか、Nordstromの一階で、Tumiのスーツケースがあった。 本当は、rimowaが欲しいんだけど、状況的に他を探す時間もないので、これで妥協。 しかし、なんでスーツケース買うのに、こんなに苦労するんだよ。
夜は、Angusbarnというステーキハウス。 ここも、一昨日のオイスターバーを紹介してくれた友人の推薦で、たまたま以前同じ会社で仕事をしたRaleigh在中のアメリカ人の知人も推奨していたので、ぜひ一度来たかった。
ここは、エーヂングはしていないけど、シャトープリアンは、かなりジューシー。 お土産コーナーで、オリジナルのブルーチーズ、チェダーチーズを購入。
早朝にホテルをでて、シカゴ経由でLAに移動。 今回のアメリカ国内は、キーウェスト・マイアミ以外は、全て無料アップグレードをリクエストしていたのだが、最後のORD-LAXだけば満席でリクエスト叶わずだった。さすがに、満席でバタバタしてたのか、搭乗したら反対側のドアがまだ開いたままで、食事などの積み込みをしてる状態だった。 こんな素通り出来ます状態は、はじめたお目にかかったな。.
途中のORDのラウンジで、今日の午後に使う資料を印刷。 先週末のキーウェストのホテルも、ここもPrinterconというサービスを使っていて、WEBからドキュメントをアップロードして、プリンタ備え付けのキーパッドで引き出し番号を入れると印刷できる仕組み。 これだと、プリンタの前に急いで行かなくて良いし、混雑している時に他人の印刷物と混ざったりもしないので便利。そのあと、ラウンジからクライアントに少しSKYPE。日本の深夜だったけど、先方が良いというので音声電話したら、やたら音声がエコーがかかっていた。回線が悪いのかと思ったら、なんと入浴中のこと。うーん、世の中便利になったと喜んで良いのか....
LAXまでの間は、Go go Wi-Fiを使って、年度末進行の仕事をいくつか終わらして、空港からレンタカーで今回の出張最後の打ち合わせ。なんとか、こちらの意志は伝えて、ミッションコンプリート。
夜は、ガーデナーのおたふく食堂で、日本食。 サンディエゴ沖のウニ、唐揚げ、厚焼き卵、シシトウとジャコの炒め物、ほうれん草の胡麻和えなど、久しぶりに普通の日本食。 〆は、蕎麦で満足でした。
十九日間の長期出張も、ようやく今日で終わりで、これからLAX発成田行きに搭乗する。 今回は、IETFとIEEE802の二つの会議に、会社の個別打ち合わせも重なったので、近年には珍しく長期になってしまった。 この出張の前も、上海と香港に行っていたので、この年度末のいろいろと重なる時に、ほとんど日本に居なかった。 それでも、諸々の事務処理などができるのは、正にインターネットのお陰だ。
今週は、グループ会社の商品企画のマネージャとノースカロライナで一緒だったので、かなりいろいろな話をした。僕は、持ち株会社の役を離れてから随分と経つので、あまり現状を把握していない部分もあり、こういう機会はとても勉強になった。そんななか、たまたま海外の担当からのメールとか、他の案件も商品企画的な話があったので、一つだけその辺りの雑感を書いてみる。
新しい商品企画やビジネス提案で「皆が欲しがってるから沢山売れる」という説明を良く聞く。これって、子供がおねだりする時に、「だって、皆持っているんだよ」で、「じゃ、誰が持っているか言ってごらん」と言われると「えっと、〇〇君でしょ、××さんでしょ、あとぉー....」「あれ2人だけじゃん」「ギャフン」というケースと同じ末路になることが多々有る。
これが、よくマーケティングの教科書にでてくるキャズム理論で指摘されるような、市場の傾向に存在する断層に引っかかているのなら、まだ判るのだけど、悲しいかな僕の周りにこういう話をしる人は、市場の断層じゃなくて、自分の知識と世間の断層で、こういう勘違いをしていることが多い。
この勘違いに対する解決策は、客観的なデータだし、もし本当にそのニーズがあるならば、なぜコンペディターを含めた他の人や組織が、その商品やサービスをしていないのかを、多面的に調べる冷静さが必要となる。
大抵の場合この類いは、営業系から来ることが多いのだが、これに対して技術系から来る企画でも、似たようなことがある。「これは、まだ何処もやっていない凄い技術なんですよ」というやつで、なぜ他社がやっていないのかを調べていない。この場合も、残念ながら発案者の知識と世間の状況の乖離がある事が多い。 この時も、本当に全く存在しないのか、技術的には異なっても、最終的な機能や消費者の利益は同じというものはないのか? あるとしたら、その類似のものとの比較はしたのかなどが重要となる。
いずれの場合も、こういう企画を持ち込む人は、自分の視点と視座というとても狭い世界にいることを認識していないので、市場=自分の顧客とか、自分の知識=世界の知識と思い込んでしまうことだ。 こうなるとちゃんと調べろと言われても、それを否定として捉えて、精査というプロセスをスキップして、結果的に「あーあ、それ手出しちゃったんだ」となったのを、いままで沢山みてきた。
もちろん、調べた結果、その発案者しか気が付いていない宝の山だというケースは理想的だけど、そんな最先端、イノベーションが簡単に転がっているわけはない確立の方が高いという前提で、まずは精査する事が大事だろう。
実は、僕も世界で最初とか、日本で最初とかが好きで、いろいろとモノづくりをしたり、サービスもした。そして、それぞれのケースで技術系じゃない人から、「なんで他社は、やっていないのですか?」「xxのやってる、このサービスでも一緒じゃないのですか?」なんて聞かれて、かなりカチンと来た事が何度もある。こういう時に、昔は「まったく、これだから素人は嫌だ」とか「この人は何も判っていない」とか、自分に都合の良い結論というか納得方法に陥ってしまっていた。
ふと思うに、論文を書いて、査読者からコメントを貰う時も、なんかこれに似ている。そういう意味では、普く広くに何かを発表し、それに対するコメントを真摯に受け取るということは、ビジネスの成功のために訓練にもなるのかもしれない。
いまは、論文じゃなくてSNSやツイターでも、自らを晒せるので、「書を捨て街に出よ」とか「他流試合をしてこい」ていうのは、結構実現しやすいはずなのに、内弁慶的傾向から脱しない人が多いのは、その置かれた環境(組織、文化、立場)によるところが大きいのだろうか。
内向的傾向の強い組織を、改善するには、マネージメントの職権職務を明確にし、権限を移譲することが重要だけど、それはカリスマが強い組織だとなかなか実現しないところが、痛し痒しだな。
やってみせて、言って聞かせて、やらせてみて、 ほめてやらねば人は動かじ。
話し合い、耳を傾け、承認し、任せてやらねば、人は育たず。
やっている姿を感謝で見守って、信頼せねば、人は実らず。
なんだよね。
出発が定刻より遅れ、成田上空での待機もあったけど、概ね予定時刻に帰国。 成田の混雑で到着便が詰まったようで,荷物が出てくるまでにかなり待たされた。
帰国便の中で、映画「リンカーンー」を観たのだが、これが僕には、とても楽しめた。この映画の主題は、奴隷制廃止に関わる憲法修正案の議会での裁決で、そこまでの票読みや集票の課程が綴られている。当然ながら、議事運営に伴う用語が沢山でてくる。
これは正に今回の出張のメインだったIEEE802.11での議事運営と共通している。IEEE802.11で使われるRobert's rules of order は、この議会の運営規則を民間などでも広く利用できるように策定されたものだから、基本は一緒なのだ。
というわけで、もうそのまま自分のチェアとしての仕事とオーバーラップして、とても楽しめた。こういう楽しみが出来るのは、職務の関係で議事運営に関わっているからこそだ。もし、こういう個人的背景が無かったら、また随分と印象は変わったものになっただろう。もちろん、そういうバイアスが無くてもこの映画は楽しめるけど。
この映画のクライマックスシーンは、議会における投票、裁決の場面になるのだが、ここでの会話は、ちょっと将来使いたいと思ってしまった。それは、投票が終了した時に、議長が、委員長に対して
「Mr.Clark please call my name」
:
「I want to cast the vote」
といって、議決権の行使をしたいと言い出す。
議長は、当然ながら議決権を有しているのだが、通常は結果に影響を及ぼさない限り、議決権を行使しない(賛否を自ら示さない)のが、運営マナーとなっている。この映画でも、この議長の議決権行使に反対する意見が出される。
これに対して、議長は、
「This is not usually, this is history」
と言い、大声で
「Yes! Of course!」
と自らの議決権を行使する。
このシーンをみて、僕は"これは完全に貰いだな"と思った。IEEE802は、Count Voteといって、起立や挙手で投票するのだが、それでも議決結果を発表するまえに、同じことは出来る。なので、近い将来、11aiの最終的な裁決をする日まで、この台詞を練習しておこう。
こんな風に映画の余韻を楽しみながら、成田でメールをチエックしたら、すかさずIEEE802のメーリングリストに、新しいスタディグループのチェアなどのオフィサーについての投稿が入ってきた。これが、ちょっと勇み足的な内容で、いささか驚かされた。ちょうど、このグループの設立にも貢献している日本の通信事業者の知人も、そのことに触れた投稿をしていて、僕の時差ボケ解消飲みに付き合ってくれることとなり、東京駅で一献。
今日は、頭のなかでNay, Aye が何度でてきたことか。
昨夜しっかり飲んで、ぐっすり眠れる予定が、さすがの長期で体時計がかなり強烈に時差ボケで、早朝に目が覚めてしまった。せっかくなので、朝風呂に入って、みそ汁とじゃこ飯の朝ご飯、出張中もかなり和食を楽しんでたけど、みそ汁だけは自家製だな。
連続した出張のため、散髪に行けずに不快だったので、まずは床屋に行って、それから山梨に移動。東京は小雨が降っていたけど、山梨側は薄曇り程度で、春日居の辺りは桃の花が綺麗だった。
須玉についたら、桜と梅が一緒に咲いているんだけど、一体日本はどんな気温だったんだ?
家の手前で畑をみたら、冬に放置していた結球しなかった白菜からしっかり菜の花が咲いていたので、少し摘んできた。これに、自家製のアンチョビと、Angus Barnで買ってきた生チーズでパスタにする。この生チーズは、コクがあって、なかなか美味しい。持って帰って来るのに重かったけど、その価値はあったかな。
夕方は、やはり温泉ということで、いつものたかねの湯。出張中もバスタブがある所では、お湯を張って、バスフォームとかアロマオイルを使ってはいるけど、やはり温泉だね。
本当の意味での地元のお酒として、すっかり気に入った青煌。 先週までの出張には、発泡のガス抜きが栓についてるにごり酒は、さすがに飛行機に乗せられないので持参できなかった。
また、冬の仕込み時期限定の袋絞りも、この前はまだ無かったのだが、今日はあるということで、昼過ぎに伺って入手してきた。 庭の枝垂桜が次の週末くらいには満開になりそうなので、これで花見をしよう。
先週末にキーウェストで、キーライムパイミックスというのを買ってきたので、午後からちょっと作ってみた。クリームチーズホイップとミルクを加えてねって、パイクラフトに入れて冷やすだけ。上に飾るホイップクリームは、砂糖をちょっと入れて普通に泡立て、ライムスライスも軽く甘露煮。
残念なことに、ホイップクリームの飾り付けの絞り袋と口金が無かったので、ホイップクリームをベタ盛りしたら、ライムパイのライムな色が全然見えない。(ww)
というわけで、見た目がダメダメだけど、味は甘過ぎ、普通に美味しかった。 これなら、もう少し買ってくれば良かったかな。