今日は、朝からひたすら漬け物シリーズになってしまった。
まず、朝一番で、白菜と野沢菜を収穫して、水洗いして。 白菜は四つに割って天日干し。 野沢菜は、カブの部分を切り落として、水洗い。
午後は、昨日仕入れてきたボラ子を水洗いして、血管を少し綺麗にとって、塩漬け。 その後、野沢菜と白菜を漬込み。 野沢菜のカブの部分は、醤油、みりん、酢、砂糖,日本酒でつけ汁を作って、昆布と唐辛子を入れて漬込み。 最後は、豚のバラブロックを、ベーコン用にまずは塩揉みして血抜き。
こうしてみると、塩というのは、無くてはならない存在だということが、つくづくわかる。
それにしても、今日は寒かった。 昼間一瞬だけど小雪が舞った。 今年は、早くタイヤ交換しないとならないかも。
今日は、朝から笹子トンネルの崩落事故のニュースでびっくり。 最初は、トンネルそのものが崩壊かと思ったのだが、時間が経つに連れ、いろいろと情報が増えて来て、天井の崩落や被害者の状況も随分と判って来たようだ。 とにもかくにも、 まずは亡くなられた方や関係者の方にはお悔やみ申し上げるとともに、発見されていない方の無事を願います。
それにしても、車で東京と行き来する場合に、代替えがない基幹ルートなので、我が家の場合、毎週誰かはここを走ってるので、なんだかとても他人事とは思えない。
今回の事故をうけて、当面は通行止めになるだろうから、東京との往復ルートをどうするかは、頭が痛いところだ。 しかも、これからの時期は、山間は,路面凍結とか雪の心配もある。 こうなると、おそらくは、電車も暫く混雑するだろう。
それにしても、本当の原因はなんだったのだろう。 ちょうど、昨日の昼に富士吉田辺りが震源地の地震があったけど、そのあたりとは関係ないのかしらん?
午前中、甲府で大学に寄ったあと、いつものようにかいじ号で新宿に出る。 笹子トンネルが昨日の事故で不通になっているので、並行して走る電車からは、まったく車の通らない中央高速と、いつにも増して交通量の多い20号線が見える。
昨夜、東京に向った者の話では、一宮三坂〜大月を20号を使って、普段より三十分くらい余計に時間がかかったそうだ。 ただし、現場近くの国道には、報道関係の車と、報道関係者を乗せてきて待機してるタクシーなどが沢山あり、そこだけ渋滞していたそうだ。
ネットで調べていたら、迂回路として雁坂峠〜秩父を通った人は、秩父の夜祭りのために、悲惨な結果になったらしい。 しかし、移動前にネットで状況確認が出来るというのは、ICTの社会的価値の一つであることは間違いない。
幸いに紅葉のシーズンは過ぎているけど、年末、年始の物流の多い時期やUターンラッシュには、大きな影響がでるだろうから、山梨に移動する人は、くれぐれも事前チエックを怠らないようにね。
今日は、年に一度の定期健康診断。 いつものように、朝八時からの受付のために、眠いし、昨夜の9時から水も飲んでいないし、多少空いてるとはいえ通勤電車で一時間はかかるしで、検診に行くだけで体調が悪くなりそう。
今回は、珍しく心電図の時に何も言われなかったけど、果たしてなにも異常が無かったのか、申し送りにちゃんとWPW と記録が残っていたからなのかは、波形を見なかったのでなんともいえない。
昨年は、この検診で、血圧が高いと言われて、それから気になりだして、家でも計るようにしたら、確かに高かった。 それで、年明けからちょっとだけダイエットを試みたおかげなのか、今回は血圧が125/75で、問題なしだった。
先週、家で計った時は、そんなに低くなかったんだけど、測定機器の差があるのだろうか? まぁ、とりあえずは、このまま落ち着いてくることを祈ろう。
今日は、たまたま二つの組織から標準化に関係したヒアリングをされた。 一つは公的な機関で、そこからの委託を受けた民間シンクタンクで、もう一つは民間企業のアライアンス団体だった。
前者は、調査依頼元機関の職員も、委託されて調査をしているシンクタンクの人間も、皆さん同じ会社のOB。 しかも、どうも調査されてる方達は、その対象となる内容に近い職務経験は、多くないようだ。 なので、聞こうとする事柄が、そもそも論でちょっと痛い。
一方、後者のほうはさすがにリアルなビジネスを展開している民間企業の人達なので、聞かれることも的確で、現場に近い話になる。 思うに、この類いの調査研究には、僕も沢山関わってるけど、官民問わず隠退された方達が行ってるのは、どうも無理がある。
なにも、高齢の人がどうのこうのというのではなく、IEEEでも、アメリカのコンサルタントの人達は、結構高齢なんだけど、本当にエキスパートで、現場で実際に活躍している。 つまり、ベテランの方の知験を活用するのであれば、やはりその方達が本当に精通している分野で、頑張ってもらうべきで、リタイアした方に門外漢の事を頼むのは、かなり大変なんじゃないだろうか?
今日の夕方、都内の知人の会社で香港の取引先とSkypeで打合せをしていたら、地震が発生。 回線は、ドコモのポケットWi-Fiを使っていたのだけど、地震の後に数回Skypeが落ちた。 どうも、トラフィックが増えたことが原因のようだけど、3G回線側の問題なのか、インターネット側なのかまでは、確認していない。
しかし、香港の取引先も日本人で、そちらの方に地震の状況を知らせることもあったので、とりあえず地震後にも暫く話をしていたのだが、考えたらマナーとして地震直後には、不要不急な通信は控えたほうが良いのかな。
その後、某運用系のMLでは、地震直後のインターネットトラフィックの話が少しだけ流れたけど、これも精査するにはもう少しデータの整理時間が必要なので、簡単に傾向とかは言えない。 でも、ちょっと興味はあるな。
幸いに、今回首都圏の電車等は、大きな運転見合わせもなく、夜は無事に山梨に戻る事ができた。
昨夜というか、今朝まで飲んだくれていた同僚達の成果は、ワインが八本。 まあ、一人当たり一本ちょっとだから、長時間の割には、控えめかな。 しかし、スタートのビール以外、チャンポンしていないせいなのか、少なくとも僕は、まったく二日酔いはなかったし、皆もそこそこに朝食も摂っていた。
ということで、ひととおり片付けやらなんやらの後は、居残り組3人で近くの温泉にいき、まずは血液循環の促進。 昼食は、八ヶ岳中村農場で親子丼。我が家は、ここの卵をいつも別けていただいてるのだが、直営食堂には、まだ2回しか来た事が無い。 夏場と違って、さすがにこの時期は空いてるので、並ぶ事も無く速攻で親子丼にありつけた。
夕方は、沢庵を漬込んだあと、NPOの会計処理と、講演資料の作成。
昔と違って、最近はあまり忘年会の類いは随分と少なくなっていたんだが、今年はなぜか久しぶりに会う人との会食とかが十二月に重なって、今週からは連日胃袋のケアをしないとならない。
まぁ、別に忘年会じゃなくても飲んでるじゃんという、ツッコミはあるけど、それでもただの飲みと一応皆で宴会というのを、ちょっと区分けすると、やはり十二月は忘年会シーズンということになる。
今日は、某金融系ソフト会社の方々との忘年会で、スタート。 このメンバーは、ソフト開発的に近いけど、金融系はまったく業界が違うので、それはそれで、なかなか新鮮なのだ。
さて、幸いにというか残念にというか、明日の火曜日は深夜にテレカンがあるので、休肝日。
クグれカスって言われるのは、若者の特権かと思っていたんだが、残念ながら結構シニア層にも、こう言いたくなる人が多い。 もっとも、シニア層にクグれというと、きっと古代ローマ帝国の元老院議員にたどり着いちゃう可能性が高いので、うかつには言えない。
先週は、たまたま二つのシンクタンクの人とヒアリングや打合せをすることがあり、その結果が議事録や資料として送られて来た。 いずれの会合でも、シンクタンクの方は、そこそこのシニア層で、きっとそれなりの学歴や職務経験のある方だ。
彼らは、打合せの席上で、あまり発言をしない。 特に、略語の意味のようなものには、まず確認しない。 きっと、そんなの今更聞けないというプライドが邪魔しているんだろう。 判らない事は、判らないとちゃんと聞いてくれないと、結局本筋の所も間違っちゃうんだけど、それをしない。
それでも、ちゃんとメモをとって、後でそれこそググったりすれば、大抵は解るし、それで話の本筋は間違わないだろう。 実際に、僕の昔の部下や、かつて一緒に仕事をした某大手商社の人とかで、必ずしも英語が堪能ではない人が、翌日には正しい議事録やレポートを出して来ることがあったが、彼らは打合せのあとに、相応の時間を割いて調べる事は調べ、時には確認に来ていた。
今回の遭遇した二つの事例では、略語が全く違ってるだけじゃなく、根本的な論旨も理解されていない箇所が沢山あった。 まさに、そんな事言ってないだろう状態だ。 「聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥」とは、よく言ったものだよな。
あと、これは何度もこの日記に書いたけど、とにかく報,連、相が出来ない人には、本当に迷惑させられる。 顧客を紹介して、引き合わせて、次の訪問日程まで調整した案件で、その訪問結果を何も報告して来ない。 「予定どおり今日打ち合わせしてきました、なにも問題ありません」というような、簡単な事さえ出来ない輩がいる。
彼らは、沢山ある仕事のうちの些細な一つかもしれないけど、こちらも大事な人脈を使っていて、とうぜんその案件以外でも紹介した顧客に合う事がある。 そんな時に「この前はありがとうございいました、報告を聞いてます....」と言えず、逆に「あの件、その後どうですかね?」「え?」「あれ聞いてませんか.....実は」 なんて事になると、もう二度とそういう輩は紹介したくなくなるし、逆にそのお陰でこちらも貴重な付き合いを失う。
こういうことに、無頓着な人って、普段どうしてるんだろう。
いまの時代、僕らの業界人はほぼリアルタイムで、チャットやらSNSでつながってることが想像できない、IT関連企業の社員って痛すぎる。
結局のところ、仕事っていうのは、上司、顧客、パートナー問わず、「あれどうなった?」って聞かれる事はダメなんだろうな。
僕は、「この前の件ですが...」って、自ら先手で報告したり、確認しに来たりしない人は、少なくともその仕事(仕事全般じゃなくて、その案件の場合もあるけど)には真摯に向き合っていないと判断しちゃう。
今年、とてもお世話になったクライアントと打合せのあとに、会食。 今日の打合せで少し話題になったのは、研究開発に対する戦略性。 いま、進めている標準化関係では、業界による思惑の違いが露骨に見え隠れする。 それは、欧米の企業が明確に戦略性をもっていることの現れでもある。
個々の人の思惑というよりは、会社としての戦略、文化が根底にあるようで、欧米は個人主義と言われるが、チームとしての戦略意識の徹底は凄いなと感じる。
これに対して,日本の大手企業は、企業内調整ばかりで、大きな方針、戦略が見えない。 とくに、縦割りのために対応部門を横断した連携が弱い。 カリスマ経営者の率いる新進気鋭な企業だと、トップの戦略がちゃんと浸透しているところもあるが、それはむしろ稀で、そういう企業も規模の拡大とともに、ヒラメ型社員が増えて、トップが裸の王様になり、戦略<<トップの顔色になってしまうようだ。
これは、別な見方をすると、マネージメントが権限の委譲ができる企業風土とガバナンスを確立しているかの差なのだろう。 そういう意味で、今日のクライアントの企業は、さすがに世界トップクラスで、研究開発に対しても、十分に大きなお釈迦様の掌があるようだ。
今日は、午前、午後に知人の会社を別な会社と引きあわせる打合せ。 引き合わせた先は、ともにかつて僕が経営していた会社に最初に出資してくれた関係者で、大手通信会社関連や公開企業。 この人達とは、平成9年に初めて地域情報化の実験で、僕の開発した無線ルーターを使った無線ネットワークを構築運用した時からのお付き合い。
どちらの会社も、しっかりとした拘りがあり、業界の中で立ち位置が明確だし、信用ができるので、なにかあると互いに連絡、相談している。
振り返って、なんでこんなに長い事、お付き合いしているかといえば、やはりそういう会社や人は、仕事に対して真摯で、嘘をつかないし、裏でコソコソ怪しいことをしないからだろう。
比較的,先端的な開発とか研究に絡んでいると、けっこうトレンドハンター的な会社や人に合うことがある。 そういう人は、時にブーム的にメディアや業界での露出が増えることはあっても、表層的な人って結局消えて行く。 逆に、ちゃんと本質の解ってる人や会社は、時代や時流が変っても、しっかり生き残っているし、ポリシーが変らない。
たまたま、夜は、これまた旧知の仲間と一献。 このうち2人は、知り合った頃は大学生で、1人は僕の会社にインターンできたこともある。 いまや、このお二人とも結婚して、子供もいるし、この仲間のリーダー的な先輩には、孫もいる。
このメンバーに会って楽しいのは、昔話に花がさくんじゃなくて、ちゃんと時事的な話や、技術のトレンドなどの濃い話がいろいろと聞けるところだ。 真摯で本質の解ってる人は、やはりケイゾク的なお付き合いができて嬉しい。
早朝のあずさで山梨に移動して、9時から山梨県情報通信業協会様で、無線LANの研修講義。 今日と1月の二回の開催で、無線LANに関する一般的な解説から実際の機器を使った設定や障害切り分けなど一連の研修を予定している。
受講者は全部で16名で、土曜日の朝から午後まで、熱心に受講頂いた。 昔は、こういう無線LANやインターネットの講演でいろいろな地方を飛び回ったけど、こういう網羅的な研修は久しぶりなので、少し時間配分が予定よりも短かったなと反省。
今日の話で、少しでも無線LANの基礎的なセル設計や、セキュリティの考え方に理解を深めていただけると嬉しい。
1月は、グループ会社のSEチームに手伝ってもらう関係もあり、今日も3人がグループ会社から参加してくれた。 最近は,社内の人に講義することはないので、彼らにも少しは役立ってくれれば、それもたま嬉しい。
山梨の家にもどったら、仙台在住の知人が酒蔵と提携して作っている日本酒が届いていた。 醸造タンクを一個分購入して、オリジナルラベルの瓶に瓶詰めしてもらうそうで、4合瓶で150本は取れるそうだ。 ものは、純米吟醸のにごりの生酒で、一升瓶を一本いただいた。
さらに、今日は佐賀にいる元部下のご両親が生牡蛎を沢山送っていただいたのと、別な知人からも明太子を送っていただいたので、もう年末年始の肴とお酒はバッチリ。
先週から干していたカラスミは、どうやら塩抜きがまったくたらなかった。 さらに、外での風乾は、こまめに表面を拭いたりしてあげないといけないらしいのだが、不在のあいだとりあえず風通しの良いととこけに自然干ししただけなので、表面が白くなってしまった。 それでも、少し切って食べたらちゃんとカラスミになっていた。 しかし、結構な量で、二千円ちょっとなんだから、見た目は失敗したけど、気兼ねなくカラスミが食べれるので、文句はない。 今度は、やはりピチットシートで乾燥させよう。
僕は、住民票は東京なので、週末に山梨にいるため、投票は先日期日前投票で終わらせている。 それにしても、投票率が低いのには、いささか驚いた。 いづれにしても、大方の予想通り、自民党が圧勝で、政権交代は確実だ。
僕は、特定の政党の支持者ではないのだけど、今回の選挙結果は、やはり民主党政権の3年間に対する反発以外のなにものでもないのではないだろうか?
自民党が改憲論とか国防軍なんていう言葉を使ったものだから、自民党の圧勝という結果をみて、日本が右傾化しているなんていうメディアの報道や評論家の意見もあるようだが、これもちょっと理解しかねる。
もし、右傾化しているとしたら、それはいつ頃からどう進んできたのだろう? 民主党政権のわずか3年の間に、右傾化したとか、この一年でとか言うのだろうか? 民主党が自公時代こそ弱腰外交だと批判しているように、以前の自公政権が外交的に強行的、国粋的政策を推進してはいなかっただろう。
むしろ、政権交代によって生じた政策の非継続的なギャツプを狙って、諸外国がいろいろと活発な展開をして、それに対する民主党政権の対応があまりに亡国的に感じたことに対する反発を招いただけじゃないだろうか?
だれも、より先鋭的な外交を望んでいるわけではなくて、民主党以前のそれなりに調整力のある外交に戻したいだけじゃないのだろうか?
今朝は、まずタイヤ交換。 これで、もう雪が降っても大丈夫。 少し残っていた大根も、みんな沢庵漬けにしたので、漬け物シリーズも一段落。
昨日、つまみ食いしたカラスミは、もういちど流水で軽く塩抜きをして、晴れ間の天日で乾かしたら、ちょうど良い感じになった。
しかし、これはちょっと試食とかいいながら、ついつい止まらなくなってしまうのが危険だなぁ。
とある公募の関係で、大学の在籍証明と成績証明が必要とのことで、朝大学に寄る。 山梨大学では、証明書の発行機が甲府キャンパス内に2カ所あるのだが、残念ながら工学部側のキャンパスの機械はサービス停止中。 もう一カ所の発行機にたどり着いて、さくっと入手。 確かに、便利ではある。
でも、こういう時代だから、こういのはネット経由で申請、発行とか出来れば良いのになぁと思ってしまうのは、職業病なのだろうか?
今回の選挙で再び政権をとった自民党がまた公共投資を増やすという話だが、誰も使わない箱ものとかのハードウェアじゃなくて、こういうネット上の様々なサービスを充実する公共投資が増えてくれれば良いんだけどなぁ。
夜は、元同僚とお味噌の配達がてら久しぶりの会食、その後別なチームの飲みに合流して、月曜日から飲み過ぎてしまった。
最近は、火曜日が完全にテレカンの日になってしまった。 今日も、午後に二つと深夜に一つ。 午後の二つ目は国内の会議なのだが、あとは国際会議。
毎週のテレカンも、来週、再来週とクリスマスと新年の休暇になるので、お休みになる。 そんわけで、会議のあとは、皆さんウキウキと「良い休暇を」というご挨拶が飛び交う。
欧米人にとって、クリスマス休暇前の挨拶は、まさにスポット的にクリスマス休暇そのものをエンジョイしてねという感じなのがわかる。 これに対して、日本の年末年始での「よいお年を」という挨拶は、正月休みそのものよりも、迎える年全体が良き事にという感じで、年末年始の休暇を楽しんでねというのとはちょつと違う。
これに限らず、「良い週末を」というのが欧米では普通だけど、日本では、あまりこいう挨拶をする人は少ない。 これって、日本はやはり休暇を楽しんだりすることを、あまりおおっぴらにしにくい雰囲気があるからだろうか? ずいぶん世の中変わったけど、未だになんとなしに、休暇をとることに後ろめたさを感じさせる何かがあるんだろう。 有給休暇の消費率の低さなんて、たぶん欧米人からみたら信じられないだろう。
このあたりが、生活の豊かさの差なのかもしれない。
今日は、いつもIEEE802.11や15の標準化で一緒になる人達と忘年会。 日本人は、IEEE802 Wireless では、米国についで2番目に投票権保有者が多いのだが、一社あたりの参加者が1、2名ととても少なく戦略的な活動が弱い。 国際標準化とか協調では、国を意識して連携することは意味がないし、日本人は日本人同士でつるむというのは、よく否定的に評される。
ところが、SNSのお陰で、最近は互いに自社の戦略や戦術にそって活動しながらも、横の連携で情報を交換して、必要な場合には相互に支援するというのが出来るようになってきた。
ということで、たまには日本でも一献と言う話になり、今日はその面子での忘年会。 11の異なる会社から12名が参加して、標準化での出来事などを肴に、楽しい夜をすごした。 開発会社、セットメーカー、キャリアといろいろと違う立場の人との話は、やはり楽しい。
仕事というか業界の関係で、最近はSDNな関係の議論の機会が多い。 巷では、Open Flow が注目株だし、実装などの実務的な先行性からもSDN=Open Flow みたいに思ってる人もいるようだ。
でっ、この話になると、自律分散じゃなくて、神様がいる仕組みで、データーセンターやエンタープライズの中では使えそうだけど、インターネットでは駄目じゃんという意見も多い。
僕から見ると、回線交換 Vs パケット交換、集中網 Vs 分散網 みたいな、相対する技術やアーキテクチャを、僕らはいつも行ったり来たりしているように見える。 どちらかに,技術がぐーーーっとよると、必ずその反動で、反対側にいくムープメントが出てくる、いわゆるスパイラル現象だ。 なので、SDNの話を聞いた時には、回線交換、集中網への技術のより戻しがはじまったんだなと感じていた。
ここで、オープンフローとかは、その辺りに詳しい人の話をきいてると、データーフローやスイッチパスをコントローラーが集中的に制御するっていうのだけど、どう制御するのかは結局は、コントローラーに運用が与えるというだけのようで、確かにOPEXは低廉するかもしれないけど、それで...って感じがしてしまった。
これに対して、最近はVMの普及でサービスするホストも結構ネットワーク上の位置を移動するので、そういう時のデマンドを受けて、コントローラーがそれに追従するというアプローチもあるようで、それはなんとなく楽しそうだ。 いままでは、ホストが移動しても大丈夫なようなにという移動透過性は、例えばモバイルIPのホームエージェントのようなネッワーク上にいるあらかじめ固定的な関係のある要素と連携して実現していた。 これに対して、移動ホストが発する標準的なシグナリングをうけて、ネットワークそのものが、トボロジーを自律的に変化させて、ホストの変化に追従してくれるとしたら、そんなのちょっと嬉しいかもと思ってしまった。
忘年会シーズンも、今日の某社の忘年会で無事に前半戦が終了。 比例配分で考えると、 全体の75%くらいが終わった。 もし、忘年会が読んで字のごとしであるならば、きっと僕の頭の中から、今年のいろいろな事のうち3/4のことは、忘却したことになる。
なので、これから年末までに、もし僕と話をする機会がある人がいたら、「それ以前に言いましたよね....」 とか 「この前言ったけど,....」とか言いたくなることがあっても、それは3/4の確立で、仕方が無いことです。キリッ
それにしても、今年もご招待いただいた知人の会社の忘年会は、本当に元気がよくて素晴らしい。 ここは、全員が何らかの仮装をしていて、マリオやらピカチュウやら、せんと君やらの着ぐるみ系も沢山。 途中で、お手洗いに言ったら、こういう着ぐるみが並んで用を足しているのが、なんとも可笑しかった。 子供が入って来たら、夢が消えちゃうかも。
朝の特急で甲府に戻ったら、駅前は雪景色。 甲府では既に雨になっていたけど、高速は須玉から先がチェーン規制もあり、須玉インターの手前で4キロ近くの渋滞。 ちょっと前を除雪車が走っていた関係もあり、なかなか進まなかった。 結局,予定より三十分近く遅れてしまった。
当然のごとく我が家の周りは、高速道路以上に雪景色。 それでも、昼頃からは、太陽が出て、虹も出て、道路の雪もどんどん融けた。 ただし、その分、霧がすごくて、まったく外が見えないくらい真っ白な時間が数時間あった。
今年は、かなり寒い冬になりそうな気がする。
研究助成の申請書をなんとか書き終えたので、とりあえず夜は珍しく、お家で晩酌。
この前、佐賀から沢山送ってもらったら、殻付の牡蛎で食べきれなかったものを冷凍してあったのと、ハリハリ漬けにつかったスルメのあまり、自家製からすみ、会社の連中が残して行ったふぐヒレとなると、もう日本酒しかない。
ということで、炭を熾して、部屋で七輪で、おひとりさまモードで晩酌。 寒い冬はこれだな。
でも、二酸化炭素中毒には、気をつけねば。
昨日につづいて、今日の午前中は公募案件書類の最終校正。 どうも、僕は悪い癖があって区点のあとにスペースを入れてしまう。 どこぞのプログラミング言語とは違って、空白文字は,何文字あろうが関係ないとはいかないので、こういうのは結構困ったもんだ。 あと、句読点を「,」や「.」にするのも苦手なんだよなぁ。
午後は、久しぶりにクリスマスなので、シュトーレンを焼いてみた。 本来シュトーレンって、もっと早くに焼いて、クリスマスに向けてじわじわ食べるような保存性の高いものらしいけど、思い立ったのが今日なので、イブにつくることになってしまった。
それにしても、バターの消費量が半端ないし、グラニュー糖も多いし、こりゃ相当カロリー高い。
ところで、SNSとか見てると、僕の回りには、かなりの比率でパンとかお菓子とか、料理とか作る男子が多い。 それで、気づいたことは、平均年齢は、比較的高い。 きっと、若者は、そんな暇があったらデートにいくのだな。 いいなぁ....
夕方、味噌、シュトーレン、カラスミをもって、挨拶というか母の様子見に実家を訪問。 母は、年々やはり小さくなっているけど、ちょっとツッコミをいれると、しっかりと昔ながらの啖呵がでるので、一安心。
たまたま、この前見つけた大塚三業のホームページが気になっていたので、久しぶりに三業の中をぶらぶら散策。 昔の面影は、本当に少なくなったけど、随分前に廃業していた料亭の看板が灯っていたりしてびっくり、
そういえば母は、辛気くさいのが大っ嫌いで、自分の店(料亭)が、暇でお茶引きそうな時とかは、自分で見番に電話して、空いてる妓を全部呼んじゃうなんてことを、たまにしてた。
そんな事を思い出したら、このHPだと芸者衆が5人くらいしかいないらしいから、ちょっと仲間あつめて、総揚げして宴会しちゃうかという思いがやはりこみ上げて来た。
僕の周りにいる元部下は、結構起業、独立する人が多い。 今年も会社をはじめましたと言う話がいくつかあった。 今日は、そんななかの1人が開店した、飯田橋の東京咖喱大王で、元部下や知人らと忘年会がてら一献。
規模や業態の違いはあるけれど、一国一城の主を目指すタイプの人は、とにかく個性的である。 逆に言えば、それが故に組織の中では、善くも悪くも目立つパターンが多い。
逆に大きな組織の中で、その組織の力を最大限に活用して、とても良い仕事をする人もいて、そういう人は自分で独立とかする気はまったくなかったりする。
これは、どっちが良いかという話ではなく、それぞれに適材というのがあるようだ。 いづれにしても、元部下とかが独立したり成功したりしてくれるのは、とても楽しいな。
今日は、グループ会社の年末恒例行事で、リーダークラスの人間が、その活動の総括をスピーチ。 人前のスピーチっていうのは、以下に聴衆をエンカレシッジできるのかが大きな要素なんだけど、そのあたりは結局はその人のもつ性格と慣れによるところが大きい。
とはいえは、欧米とかでは、やはりシステマチックにこういうスキルをアップすることに取り組んでいる人も多いし、そのための手法やツール、訓練がある。 ホテルに泊まっている時に、隣の部屋の人が、一生懸命スピーチやプレゼンの練習をしている声が聞こえてきたなんて事も何度かある。
スピーチやプレゼンに限らず、自分の意見や主張を上手に話し、相手に伝える事が、社会の中で生きて行く上でとても重要な事であるという認識が、日頃対外折衝や営業などをしないバックオフィスや技術部門の人にまでは、なかなか浸透してないようだ。
たしかに、「Speech is silver, silence is golden.」な事もあるけれど、組織マネージメントの中では、説明責任というものを考えても、適切なスピーチが出来ることは、とても重要で、そのための鍛錬というか訓練をもっと意識的にしてもいいのになぁと感じることが多い。 僕も、IEEE802.11 ai のチェアをはじめてから、特にそれを感じることも多くて、ホテルの部屋でプレゼンの練習したり、時にはリーダーシップの連中が一緒になって、ロールプレイしてくれたりするけど、ああいうのはやはりまだ日本だと少ない光景ではある。
それでも、今日は、この会議の後のパーティも含めて、ミドル層では、大分若い世代が出てかた感じがして、とても良かった。 強いリーダーがいると、どうしてもその下の層は保身的なヒラメ社員が増えるのだが、この人達に不満を持つさらにその下の世代になると、行き過ぎた部分が修正される可能性はある。 得てして、上司の悪いところだけ伝承しちゃう場合も多いけど、そうじゃない芽がでてくる可能性があることが重要なのだ。
会社主催のパーティの後は、いつもの若手チームと居酒屋で二次会。 今年は、四十人以上もいてびっくり。 たぶん、半分くらいは初めて飲みの席で一緒になった人もいる。 こういう世代が,切り盛りする姿を、邪魔しない程度に応援したいなとつくづく思うのは、歳のせいだろうか?
今年最後の出張は、朝の便で羽田から香港に移動。 さすがに、この時期の羽田空港は混んでいて、搭乗した飛行機も満席。
ホテルにチエックインしたあと、夕方からは日本の学会系な人達との電話会議。 今回はスカイプとポリコムだったのだけど、やはり結構無理がある。 いろいろと使ってみてるけど、WEB-EXが良く出来てるなと、再認識した。
当初、今日は深圳に泊まろうとおもっていたのだけど、最近またインターネットの規制を強化している中国では、ちょっとWeb会議とかに参加するのに、なんか問題がでる可能性もあると思って香港にした。
会議のあとは、香港と中国の会社との打ち合わせと会食。 といっても、2人とも日本人なので、いつものように日本食。 まったく、香港に来ている感じはしない。
中国最大のデーターセンター運営会社の取締役をしている知人と会食。 彼は、もともとベンチャーで成功して、その後ベンチャーファンドとして、この中国企業に投資し、ここが上場したことで、いまはそこの役員も兼務している。 数年前に共通の知人の紹介で知り合って、たまに情報交換をしあう仲で、今回はちょっと大きな案件の打合せ。 ということで、彼との接点は仕事からみだけ、しかもいままでは具体的な協業は無い。
ところが、今日話しをしていて、大学時代に空手をやっていたとのことから共通の知人の名前が飛び出した。 彼の大学の空手部の先輩は、僕が大学の時に、数年間僕の在籍していた大学の職員だった。 その時に、その先輩のさらに先輩にあたる先生は、僕と学生自治を巡って徹底的にやりあった人だ。 当時、最初はやること成す事、何でも衝突していたのだが、そのうちに大学の在り方、自治の在り方みたいな根幹を思う気持ちは一緒だというのを互いに認識して、それ以降はすっかり師弟関係になってしまった。 そんなわけで、その先生のもとにいた先輩さんには、卒業祝までしてもらった。
僕自身は、空手をするわけでもなくて、まったく縁が無い世界なのだが、たまたま仕事で知り合った人が空手をやっていて、その人が僕が世話になった先生らと空手つながりがあるというのは、ここ数年で三件もある。 もちろん、大学時代に世話になった先生らは、学生空手の世界では、それなりのポジションで有名な方だからということもあるが、それにしてもまったく違う人脈がつながるというのは、まさに縁だ。
思うに個人の趣味というのは、特定の職業や業界に留まらないので、その趣味の人達の世界は、ひとつの異業種交流会的な様相なわけだ。 これは、わざわざ、異業種交流会とか銘打たなくても、まさに個々人はバラバラな職業にいて、職業的な利害関係のないコミュニティということだ。
同じスポーツコミュニティでも、チームプレイのものだと、職場のチームとかになってしまうけど、個人プレイのスポーツや趣味というのは、こういう点が面白い。 さらに、空手とかは体育会系な師弟関係のヒエラルキーがしっかり構築されていて、それが全国、全世界に広がっているので、こういう縁につながることは、多いのかもしれない。
社会人としての人脈というのは、仕事つながりは、もちろんあるけど、そこにこういう趣味人脈みたいなものが、一枚加わるとなにかとてもワクワクする。 趣味人脈は最初に職務利害がないことが、大きなポイントだろうな。
今年最後の出張の香港で最後の会食が終了。 なにも、この年末に来なくてもと思ったけど、三つの別々な案件の打合せに、こちらの人達が週末に関わらず対応してくれたので、無理して出張った甲斐があった。
今日は、昼はホテルで年末恒例の年賀メールデーターの更新をして、昼過ぎにちょっとだけ近くを散策。 香港は、昔はいろいろとバーゲンで安かったのだけど、最近はあまり購買意欲をかき立てられる事はない。 多分、アパレルとかはアメリカのほうが安い。
夜は、セントラルにあるアメリカンクラブで、今年最後の会食。 時間に余裕があったので、ちょっと歩いてスターフェリーで移動。 本土からの観光客の多い、ハーバープラザやスターフェリの乗り場の周りには、法輪功を糾弾する団体の横断幕やビラのキャンペーンが凄い。 以前の香港は、共産党を批判する法輪功支持団体などが目立ったのだが、いまは完全に逆。 それだけ、本土の介入が激しくなってるってことだろう。
新年のカウントダウンとレーザーショウは、今日はないけど、クリスマスから続いてるビルのイルミネーションの派手さは、相変わらず香港チック。
僕が初めて香港に来たのが1981年で、かれこれ31年も前のことになってしまった。 あれから、何度も訪れていて、今日会食した香港のパートナーとも、もう20年近い付き合いになる。 この間に香港は、返還もあったし、あっちこっちが再開発されてはいるけど、この街のもつ不思議な混沌は、いまも変らない。
朝、帰国の準備をしながらメールのチェックをしていたら、航空会社から帰国便の遅延のお知らせ。 一時間遅れというので、ゆとりをもって九龍駅でチエックイン。 帰りは、スーツケースに水物が入っていない(行きはヘルシア緑茶が入ってた)ので、そのままキャリーインすることにした。 香港の空港は、キャリーインパッグの大きさに結構神経質なので、航空会社のグランドスタッフに確認したら、セキュリティチェックの手前まで一緒に来てくれた。 この時に、遅延のため40HK$のリフレッシュクーポンをもらった。 これって、荷物の件がなかったら、貰えなかったじゃん。 やはり、チェックインは、空港でしたほうが良いということかな。
というわけで、時間にも余裕があるし折角なので、空港内のカフェでクーポンで朝食をとったけど、結局朝食は40HK$より高いので、お得なのか損なのかなんとも微妙。 内容的にもラウンジと大差なくて、どうせラウンジにいくなら使わなくても良かった。 こういうところが、貧乏根性で損するんだな結局。 orz...
一時間遅れの出発は、途中偏西風で頑張ったのか、40分遅れくらいで成田に到着。 そのあと、NEXで新宿に移動、夜ご飯をデパ地下でとおもったら、大晦日はみんな早仕終いで、どこも開いていない。 しかたがないので、駅弁。 いつも売ってない「かきめし」なるものを買って、よく見たら北海道の厚岸のお弁当だった。 うーん、なぜ、いまここにあるんだかなと不思議。
新宿からのあずさは、帰省客で混んでるかと思いきや、さすがに大晦日の夜に帰る人は少なくて、かなりガラガラ。 なんだかんだ、9時半過ぎにようやく帰宅。 香港から成田と、成田から自宅の所要時間がほとんど同じ。 まぁ、時差が一時間なのは、楽チン。
というわけで、今年も皆様、お世話になりました。 良いお年をお迎えくださいませ。