今日は、たまたま二つの組織から標準化に関係したヒアリングをされた。 一つは公的な機関で、そこからの委託を受けた民間シンクタンクで、もう一つは民間企業のアライアンス団体だった。
前者は、調査依頼元機関の職員も、委託されて調査をしているシンクタンクの人間も、皆さん同じ会社のOB。 しかも、どうも調査されてる方達は、その対象となる内容に近い職務経験は、多くないようだ。 なので、聞こうとする事柄が、そもそも論でちょっと痛い。
一方、後者のほうはさすがにリアルなビジネスを展開している民間企業の人達なので、聞かれることも的確で、現場に近い話になる。 思うに、この類いの調査研究には、僕も沢山関わってるけど、官民問わず隠退された方達が行ってるのは、どうも無理がある。
なにも、高齢の人がどうのこうのというのではなく、IEEEでも、アメリカのコンサルタントの人達は、結構高齢なんだけど、本当にエキスパートで、現場で実際に活躍している。 つまり、ベテランの方の知験を活用するのであれば、やはりその方達が本当に精通している分野で、頑張ってもらうべきで、リタイアした方に門外漢の事を頼むのは、かなり大変なんじゃないだろうか?