今日は、自分で会社を経営してる人との打合せが重なった。 1人目は、有名なビジネススクールでMBOを取得した才女で、かつてITベンチャーを起業し、その会社をバイアウトして今また新しい事業を展開している。 ネット関連のスタートアップの典型で、話は華があるけど、実態はそれなりに厳しい。
2人目は、いまソフト開発会社の経営をしていて、仕事柄とてもしっかりした管理会計や内部統制を実践していて、質実剛健な経営をしている。 ところが、どちらかというとワンマン的なベンチャーとM&A したことで大きな転換期を迎えつつある。
3人目は、コテコテの技術屋で、創業社長が数年前に夭逝したことからら、いまは技術屋の彼が経営をしている。 こちらも、VCがかつて資本傘下したこともあり、資本政策はちょっと苦労がある。
面白いのは、三人三様で良い面も、苦労してる面も実に良くわかるのだが、会話をしていて思うのは、物事をシンブルにするのは余り得意じゃない気がする。 頭が良くて処理能力があるので、彼らにはたぶんシンプルな説明なんだろうけど、僕はどうしてもそれをもっとプリミティブな部分に分解して、絵解きして確認したくなる。
でっ、いろいろな修飾子を外して行くと、案外明確に課題が見えるんだけど、そんな手順しなくてもなんとなく感じている課題は、同じなんだろうな。 でも、たまに誰かにそれを明確に晒してもらうのは、きっとそれなりに価値があるんじゃない? と勝手に、僕は自分の存在意義に自己満足したりする。