久しぶりに明野のサニーで、雪の残る馬場で2鞍騎乗。一鞍目は,2 pointの練習。所謂立ち乗りってやつで、これはエンデュランスでは、馬への負担を減らす意味で結構使うそうだ。
2鞍目は、師匠様と部班。対向のすれ違いや追い抜きなど、エンデュランスで実際におこりうる状況を想定しての練習。馬は、やはり抜かれたら前の馬について行きたがるし、対向でくるとちょっかいだしたがるので、そこそこに手綱を緊張してコントロールしないとならないことがよくわかる。
夜は、師匠様が来宅して、二人で遅ればせながらの新年会。この前手に入れた酒粕を使って鍋にしてみた。酒粕って、なかなか暖まっていいね。
なんだか、またぞろ無線端末の技適について、香ばしい記事がネットで騒がれている。どうも、元ネタは、IIJmio meeting 6:SIMロック解除の行方は? MVNOの未来はどうなる?――総務省 富岡氏がMVNO政策を語る らしいのだが、まぁ都合の良い解釈をする皆様によって、なぜ、技適なしスマホの解禁を外国人のみに限定するのかなんていう、キャッチーなタイトル記事に進化したようだ。
この当たりについては、無線LANのグローバル化と規制緩和という記事を以前アゴラに書いたのだけど、やはりまだまだ電波は、デムパなようだ。
そもそも、技適というのは、このアゴラの記事にも書いたけど、人に対して証明が発行されものではなくて、機器に対するものだ。従って、技適のない端末を国内で使用した場合に、その使用者が外国人であり、短期滞在中ならば、違法行為とは見なさないというような運用はあり得るのかという疑問がでてくる。
もし、こんな運用をするとしたら、同じ行為をしても、日本人と外国人で、違法性の判断が異なるという複雑な話しになってしまう。
技適制度の緩和や改訂は、確かに必要なことで、そういう制度設計を総務省が行っているのも事実だけど、その本質というか根本を確認しないで、帳尻を捕まえたご都合記事に、踊らされることのないように気をつけないとなとつくづく思う。
今朝は、EverySense,Inc.のBord of Directors meeting を、WEB-EXで実施。サンノゼからセクレタリーが参加とはいえ、全員日本人なので、まぁ普通に日本語でやればいいんだけど、折角だからRobert's rule of orderに従って英語で議事進行してみた。
しかし、WEB-EXで日本語の資料をシェアしながら、英語でQuestion Callとかするのは、なんだかなぁではある。しかし、最近は、オフィシャルな会議のうち、標準か関係が圧倒的に時間も回数も多いので、Robert's rule of orderでの進行のほうが馴染んでいて楽だというのもある。
日本だとDebateをフォーマルにやることも少ないし、そこそこの会社の会議でも意思決定をルールに則って評決することも少ない。まして、霞ヶ関方面の委員会等では、まぁ「あとは座長一任で」となる事が多いんだけど、グローバルで云々なら、こういうところからも変わっていく必要があるかなと。
いまにはじまった事ではないけど、Root,Incも、MISも、こんどの EverySense,Incも、まぁベンチャーというカテゴリーだ。でっ、これらの会社では、いづれも世界で初めて的な事をかなりやってきたし、やっている。
こういう仕事をしていると、ベンチャーキャピタリストなどの投資家や、公募案件などの審査会等の評価委員などをしている学術関係者など、所謂有識者という方から質問を受ける機会は多い。
僕は、元々物理とか科学の基礎研究系じゃないので、いままで開発したり取り組んで来たものは、基本的には何らかの要素技術の組み合わせだ。だから、STAP細胞みたいな新発見というわけではない。
それでも多くの場合、いままで誰もやらなかったり、皆が出来ないと思っていたりすることにチャレンジして、独創的な仕事をしてきたと自負している。
そんな僕が、所謂有識者の皆様から受ける質問で、とても日本的なものがいくつか在って、それはそのまま日本のイノベーションの阻害要因ではと思うものがある。
典型的なのは、「その技術は他には無いんでしょうか?」というものだ。これはイノベーションを技術革新だと狭義に捉えちゃっている人のパターンだ。今時、なにか一つの要素技術や製品が、理由で大ブレイクするのは、とても珍しい。そして、多くの新しいビジネスは、なにか一つだけの要因で成功するわけじゃない。大事なことは、物事の視点や視座を変えて、いまの世界で多くの人が諦めていたり、暗黙のうちに出来ないと思っている課題を解決することこそが、イノベーションであり、それは決して技術革新ではなく、革新なのだ。
また、金融系とかの人には、未だに「知財はどうなっていますか?」という質問も受ける。これも、まったく同様に、今時一つの特許で競争優位性を確保できるものは、とても稀有で、過去にも何度か日記に書いたけど、特許のROIを検討しない知財妄信はかなり痛い。もちろん、状況や市場によって、知財は大きな武器になるから、これをないがしろにして良いという訳じゃない。大事な事は、知財戦略がどうなっているかであり、知財があるかないかという単純な話しではない。
これらに輪をかけて痛いのは、アメリカではどうなっていますか?とか、他社はどうですか?というやつだ。もちろん、先行する競合可能性のある事業や製品を調べているかは大事だ。だけど、欧米で実績のあるビジネスを、日本に持ち込んで何かするというような、一昔前のタイムマシン的な話しって、インターネットの普及した現代には、成り立たないだろう。
結局のところイノベーションを評価するには、イノベーターの示すとても小さなヒントを捉えて、自らのフレームを変えて物事を考えられるようなスキルが求められるということだろう。
午後に某庁の主催する調査委員会の事務局と同庁の職員の方四名がお見えになってヒアリング。実は、4年ほど前に行われた同じテーマの委員会の時には委員として参加している。今回は、当時の委員会報告を継承する形で、再び調査委員会が開催されているとのこと。
既に、この時期なので報告書は、ほとんど出来上がっていて、まぁそこからの提言についての意見聴取という感じなので、調査手法や内容について、そもそも論でコメントする訳にはいかない。
そんな大人の事情を慮って、良く出来いますね的なコメントをちゃんとするような立派な人には、生憎と慣れないので、ちょっと耳に痛いコメントをしてしまったかもしれない。
それでも、今までの作業は、ちゃんとレスベクトすべきだし、ステレオタイプの話しではないから、ではどうするかという点について、短いやり取りの中でアイデアは出させて頂いたつもりだ。
それにしても、前回と今回は、座長の先生は異なるのだが、それでもこのテーマについて霞ヶ関方面ではご活躍されている署名な先生だ。ところが、それだけの署名な先生になると、当然ながら現場に来る事はないから、あまり現場の事を把握出来ないのだろう。
もちろん、長年の実績と知験の豊富な先生方は、そんな細かい事じゃなくて、大所高所から本質的な部分や道筋を示す事を期待されているんだう。
だからといって事務局から上がってくるものを、フムフムまぁよろしいんではないでしょうか的に受け入れてしまっていたりしないのだろうか? 事務局じゃなくて、もう少し身の回りに現場に近い人とかがいれば、そういう人に精査させて意見を聴くとかも出来るんだけうけど、若い人に囲まれていないのかしらんと思ってしまう。
大学の先生方は、多かれ少なかれ、多くの官公庁や自治体等の公職に就かれていて、ご自身がコードを書いたり、ハンダ付けをしたり、標準化会合に来るなんて事は出来ない。だからこそ、今今の事をリアルタイムで判るような部下やスタッフが身近にいないと、なんだか本当にお飾りになってしまう危険を伴うのではないだろうか?
僕も仕事柄、いろいろな大学の先生方とのお付き合いがあるけど、一つの指標として、その先生方がどのくらい公職に就いてるかというのもチェックポイントにしてる。これは嫌みぼいネーミングだけど、僕の中ではその割合の事を御用率と称して、うーんあの先生は最近は御用率がめちゃくちゃ高いから、なかなかこの辺りの事をお伺いするのは厳しいかななんていう使い方をしてる。
こう書くと御用率が高い事を悪く言ってるようにとらわれるかもしれないけど、そんな事は無い。公職を勤めている方は、真摯に社会や政策の課題に取り組まれているし、そういう先生方の大局的な意見は、多くの場合ほんとうに的を射てる。
だからこそ、ある程度ディテールが求められるような現場に近い課題の調査研究などの委員会では、その下の作業班とか委員とか,スタッフを厚くするか、いっそ若手の先生を選任したほうが良いんじゃないだろうか?
今日は、早朝から今年二回目の味噌の仕込み。いつものように、外で50リッターの寸胴2つを使って、薪でコトコト大豆を煮込む。朝の焚き付けもさくっとできて、順調に温度も上がって来たので、ちょっと抜け出して明野へ。
先週はうすく雪が積もっていたけど、その後の雨のために今週の馬場は泥状態。ということで、早足とツーポイントをいれながら、円形馬場で30分ほど練習をして終了。
昼前からは、大豆を煮ている間に、少し先回りして,麹と塩の計量をしておく。いつもは、この工程は2日目なんだけど、今回は人手不足で、明日はかなり時間が厳しそうなので、今日中に用意しておく事にした。
順調に豆も軟らかくなって、三時頃には煮込みが終了。この前、たかねの湯で貰った酒粕があったので、甘酒にして外で冷えた体を暖めてもらい、早めに解散。
今日は、昨日に続いて今年二回目の味噌の仕込み。今回は、毎回この味噌作りをしているメンバーの6人だけでの作業。それでも、仕込み量は、いつものように仕上がりで180kg。しかも、今日は朝から雪がちらついて、途中からかなり本降りというコンディションだった。
そんなわけで、作業の効率化を考えて、いつもは2日目の今日に行う、麹と塩の計量、小分けを昨日終わらせておいたけど、それだけだとまだ不安があったので、少し早めに窯に火を入れておいた。朝の焚き付けも、昨日同様に、小さな焚き付け用の小枝類と落ち葉で、あっさりと完了。おかげで、豆の煮上がりがいつもより早めに終了した。
第2工程の大豆をすりつぶして、延ばして余熱をとる作業も、いつもより1時間早く終了し、甘酒で休憩。内輪だけなので、昼は近くにラーメンを食べに行くことにした。11時半の開店と同時に入って、サクッと食べてと思ったら、地元の団体さんが昼時に宴会中で、結局入店してからラーメンが出てくるまでに1時間もかかってしまい、せっかく早く進んでいた工程がいつも通りになってしまった。
第3工程は、麹と塩の練り込みで、これも塩と麹、延ばして乾かした味噌の量を、適切に基準化し、さらに煮汁の投入方法も工夫したので、とてもスムーズに進んだ。
第4工程は、味噌投げといって、麹と塩が練り込まれた味噌を、貯蓄用の樽に投げ入れる作業。これは、いつも貯蔵庫の外でしてるのだけど、雪がかなり振ってきているし、男手が少ないこともあったので一工夫して、今日は貯蔵庫の中ですることにした。これによって、味噌のつまった重い樽を貯蔵庫にいれる作業が無くなった。
というわけで、全行程が終わってみたら、最低の人数なのに、作業時間は、過去最短を記録。昼のラーメン屋の待ち時間がなかったら、2時前に終わっていた事になる。
かれこれ、10年も味噌作りをしているけど、毎回いろいろと工程や作業の見直し、標準化をしていて、品質も効率も良くなっている。これって、まさに、「カイゼン」なんだけど、今日みたいに人数が少ない状況になると、さらなる工夫が生まれるのが面白い。
本業じゃなくても、やはりチームで何かの作業をするには、分担と工程の明確化、標準化、工程間のインタフェースなどを、常に見直しながら「カイゼン」することが必要という、良い事例のお勉強になった1日だった。
これで、今年も6樽360Kgの仕込みも無事に終了して、あとは夏の天地返しまでじっくりと熟成するのを待つことになる。
今朝、山梨の家を出る時の外気温は、氷点下5℃とかなりの冷え込みだった。9時ちょっとに新宿についたけど、東京もかなり冷え込んでいた。
午後に羽田発、金浦行でWi-Fi Allianceのメンバーミーティングに参加するためソウル移動。当地の朝の気温は氷点下9℃で、僕が到着した時点でも0℃で雪が道路に残り、ところどころアイスバーンになっていた。
そんなわけで、空港からホテルに向かう途中の道路では、2カ所で交通事故に遭遇.一カ所は上下に走る道路で上の道路から車が土手を落ちてきて、下の道路の車とぶつかったような状況。もう一カ所は、ホテルの前の比較的大きな交差点で、5台くらいの玉突き。
こちらは、まぁそれでも順調にホテルについて、チェックインしたら、予定の部屋が空いてないとのことで、無償でスイートにアップグレード。1人なのに、こんな広い部屋にされてもね....
食事には少し遅いし、一人なのでホテルのメンバーズラウンジにいったらなんとカクテルアワーが終わったら、簡単なおつまみもアルコールもなくて、ソフトドリンクだけ。とりあえず、バーでチーズとワインをオーダーしたら、早くに到着して外出していた知り合いらが戻って来たので、自室にもどり、リビングで部屋飲み。
こんな寒いなら、羽田でスコッチ買ってくれば良かった....
ソフトウェアなどの仕様の議論をする時に、問題の切り分けや明確化にズレがあると、話しが複雑になり、議論が集約しない。だから、可能な限り課題を細分化して、解釈の範囲を絞り込んでいく必要がある。ところが、日本語はあまりにもハイコンキストなものだから、どうしても齟齬が入り込みやすい。
もっとも、英語だって曖昧な表現をして、曖昧な合意をすれば、こう思ったのに、こう期待していたのにという齟齬はある。だから、標準化ではNormative Textを使って、可能な限り曖昧さの排除をするわけだ。
日本語の場合には、漢字一つでも意味が異なってくるから、これがもっと面倒なことになる。だから、日本の規範的な文章をとなると、法律的な書き方になって、可読性が一気に下がる。法律や契約書などでは、逆に意図的に曖昧さを残したり、入れたりすることも多い。
今日はチャットで、あるソフトの振る舞いについて打ち合わせしていたのだが、「Aの判定にBの要件を追加する」というのが、「Aの判定をしない」に化けたりして、本当にややこしい。
こういうときは、もう直接プログラミング言語的な記述で表現できるような、Normative Japanseが欲しくなる。英語のNormative Textでは、shall, may, shouldを徹底して気にするけど、日本語の会話や文章で、徹底的に気にしたら、曖昧さが減る用語ってなんだろう?
曖昧さついでにもう一つ。昨日、スタッフが書いたちょっとした電子回路をチラ見した。充電制御の回路なので、まったくシンプルで、2つのICが使われている。僕は、そのICのスペックもデータシートもみていないし、中身もしらない。
本当にちらっとパワポに貼られた回路図の一部をみただけだったけど、ある信号の処理について、直感的におかしくない?と思った。そこで、スタッフに、これで大丈夫なの?このICは、そういう仕様なのか確認しくてれと指示した。
果たして、データシートを確認したスタッフは、指摘のとおりなので、抵抗を追加するように変更したと報告があった。
こういうのって、まだ僕が現役で回路を書いていた十数年前でも、既にECAD をきちとん使って、DRCをかければ回避できる事だったし、スタッフが使っているCADでもその機能はあるはずだ。
ソフト開発でも、沢山でるエラーがうざいからと、コンパイラーのWarning Levelを落としてしまう人がいる。明示的な無視と気がつかなかったは大きな違いで、ぼくはそいう事をしないように、よく若いエンジニアに言っていた。これは、CADのDRCとかでも一緒だ。
人間が出来る事は、限界があるんだから、コンピュータの力をうまく使えば良いのにって、いつも思うんだよね。
今日は、参加中のWi-Fi Alliance Members meeting の中日で、フルにセッションに参加。NDAがあるから書けないけど、なかなかにえぐい雰囲気が出て来てる。Wi-Fiにとっても、ここ数年はターニングポイントかもしれない。
夜は、江南まで地下鉄で移動して、Gombawui で焼き肉。十五年くらい前に、MIS Koreaをやったり、その後も韓国のグループ会社に関係したりで、以前はかなりの頻度でソウルに来ていたのに、2009年以後は来ていなかった。
この店も、何度か来た事があったのだが、場所は覚えていても店の名前は覚えていなかった。なので、Google Mapでストリートビューなどから場所を確認して、周辺検索をして、出てきたレストラン情報から住所を拾って、もう一度Google先生に聞いたら、お店のWEBにたどり着いた。
というわけで、ホテルのスタッフに予約をいれてもらい、総勢8人で出掛けた。途中から、元部下でありパートナーでもある韓国人でソウル在住の知人が合流してくれたので、いろいろな注文もスムーズで助かった。
今日は、Wi-Fi Allianceのmembers meetingの最終日。Wi-Fi Allianceの場合、多くの標準化作業は電話会議で粛々と進められるので、年三回のメンバーズミーテイングは、各タスクグループの議論も大事だけど、全体会合にそこそこに意味のあるディスカッションがある。
もともと、パソコンとネットワークを接続することからはじまったWi-Fiも、いまやスマホでの利用が大きな位置をしめている。これに伴い、従来のインターネット系に加え携帯キャリア系のメーカーやキャリア自身が積極的に標準化にも参加してきている。
集中制御型のサーキットスイッチ文化と自律分散型パケット交換という技術もカルチャーも異なる人達が、机をならべるようになってきた。だから、今日もプレスがあったけど、IPRなどでもいろいろとねじれというか、難しい問題が出つつある。
というわけで、「Wi−Fiの行方をインターネットの歴史から学んでみると...」なんていう、投稿をFaceBookに書いたら、多くの方から色々とコメントをいただいたので、こちらにもポストしておこう。
インターネット
1 自律分散で相互接続したら自由な通信網できねぇ?
2 アプリとインフラを切り離して自由にしたら、世界規模になった。
3 インターネットは、ベストエフォートだから、クリティカルな仕事には使えません by キャリア
4 技術革新で帯域がどんどん伸びたから、ベストエフォートでも平気じゃん。
5 画像やら映像やらで、どんどん需要帯域が増えてきたよね。
6 よし、今こそ帯域保証が必要だからNGNにしよう by キャリア
7 最近、NGNって聞かないよね? < イマココ
Wi−Fi
1 ISMで自由な無線通信網できねぇ?
2 免許いらないし各国に同じような周波数あるから世界規模になった。
3 Wi−Fiは、ベストエフォートだから、クリティカルな仕事には使えません by キャリア
4 技術革新で帯域がどんどん伸びたから、ベストエフォートでも平気じゃん。
5 スマホの登場で、どんどん需要帯域がえてきたよね。
6 よし、今こそ帯域保証が必要だからキャリアグレードWi−Fiにしよう by キャリア < イマココ
さて、どうなるのかね
3月のベルリン会合に向けた予定を調整しながら、ふと欧州でも馬に乗れないのかしらんと思った。というわけで、さっそくGoogle先生に聞いてみたら、なんとベルリン市内から1時間もかからないところにある牧場がヒット。
この牧場は、なんと日本人らしき名前なんだけど、ホームページはドイツ語しかない。というわけで、ざくっとGoogle翻訳で概要をみて、英語でメールしてみたら、さくっと英語で返信があった。
さすがにドイツなので、ウェスタンはなくて、所謂ブリティッシュな馬場馬術系なら、乗れるとのこと。
しかし、頂いたメールにあるファーストネームも諸に日本名なんだけど、日本語はしゃべれないとのこと。僕もドイツ語は出来ないけど、英語のやりとりがメールで通じてるから、英語は問題ないんだろう。
というわけで、ベルリン在住のパートナーに、交通手段とかについて、少し聞いてみながら、周辺調査をしてみる。
朝一は、シリコンバレーのVCの方及び当方のスタッフで、WEB-EXによるミーティング。EverySense,Incの構想をかなり早い段階から聞いていただいたベテランのインキュベータというかメンターの方で、今日は状況と情報交換。会話のなかで、やはりどうアクセレーションするかというスタンスが判り、頼もしいというかさすがだなと感じる。
朝から先週末に仕込んだベーコンの塩抜きをしておいたので、テレカン終了後に風乾し、昼食後にスモーカーに入れてから明野に。
今日は、久しぶりに馬場が良好な状態だったけど、とにかく風が強くて寒い。最近ずっと拍車をつけていたので、ちょっと拍車がない状態も確認したかったので、今日は拍車無しで騎乗。特に、拍車がなくても馬に合図は伝わったので、拍車に頼りすぎていることはなかったかと一安心。
足元の状態が良いので、久しぶりに駆足も入れて輪乗り。なんかすっかり忘れていたこともあって、途中で自分で何したいんだっけ的な挙動があったら、すっかり馬にも見抜かれてしまった。
夕食後にネットをみていたら、新潟でビーチライドしていた人が落馬してお亡くなりになったというニュースが流れて来た。ヘルメットは装着されていたのだろうかと気になった。
去年の今日は、あの大雪で大騒ぎだったんだけど、今年は今のところ大雪になっていない。このまま、春まで大きな降雪がないといいんだけどな...
明日からまた出張なので、今日は早めに温泉にいって、体をほぐしたので、早く就寝しよう。
甲府11時発の高速バスで、成田空港に行き、サンノゼに移動。バスの時刻の関係から、出発時刻に対して3時間前に空港についたので、空港内の床屋で散髪をと思ったら、なんと一時間待ち。とりあえず、チェックインを先に済ませておくことで、シャンプー、顔そりまで全てしてもらっても、搭乗予定時刻の30分前には全ての手続きを終わってラウンジに入れた。
この季節らしく、それなりに早着して、空港で馬に嵌まってる元同僚と合流し、彼のホームグラウンドである牧場に直行。そのまま、1時間のトレイルをしてから、昼食。そのあと、まだチェックインにも早いので、再び戻って二人でアリーナで一時間。ウェスタンサドルでも良いけど、ダブルハンドのレインでねというリクエストをしたお陰で、いつもと同じような練習ができた。
ホテルに一旦チェックインしたあと、エルカミノ沿いの和食屋で夕食。いつもなら、ここで、しかり飲んで食べて、ぐっすり眠るのが時差ぼけ調整となる。
ところが、今夜はホテルに戻ってから、当地の時間の深夜に日・欧共同研究のテレカン。さすがに、朝起きてから機内で寝たとはいえ、36時間は長い一日だった。
リンカーンとワシントンの二人の元大統領の誕生日に挟まれた、2月の第三月曜日は、アメリカではPresident's Dayという祝日。もっとも、こちらは、明け方からテレカンもあったり、日本との仕事もあって、3時間くらいしか寝ていないので、徹夜夜勤あけ状態。まぁ、その分、時差調整にはなったかもしれない。
今日も、元同僚がホテルでピックアップしてくれて外乗へ、今回は、雨期空けのハイシーズンの休日ということもあり、元同僚がいろいろと探してくれたけどトレイルは何処も混んでいて予約が取れなかった。そんなわけで、僕は過去に二回来ている、Daly Cityに朝一で来てみた。ここは、基本的に予約無しなのと、アーリーバードだと割引もあるし、人数によっては、ビーチライドでのキャンターなんかも楽しめたこともあった。残念ながら今日は、人数が多かったのと、満ち潮の時期でビーチが狭いので、のんびりとしたトレイルだった。
せっかく、Daly Cityまで来たので、Burlingameのオリーブオイル屋を覗いたら、フランスから輸入されたトリュフ入りのオリーブオイルがあって、試飲してみたら、めちゃくちゃリッチなテイスト。思わず速攻で購入とおもったけど今回はドメスティックの移動もあるので、グッと我慢した。
この後、いつもの馬具屋でハーフチャップスとグローブを入手して、マウンテンビューでラーメンでランチをして腹ごしらえ。その後、再び元同僚のホームグランドのランチで、60分のアリーナライド。
夜は、先月からこちらに駐在になった知り合いと、今朝から出張で当地入りした知り合いを交えて、ダウンタウンの老舗でステーキ。
今日は、しっかりと睡眠時間をとれる事を期待したけど、日本のオフィスアワーが終わるまでは、結局寝れなさそう。
今日は、午前、午後ととても生産的な打ち合わせができた。特に、午後はインダストリアルデザインを依頼している会社との打ち合わせだったのだが、先方のTopも参加してくれて、最終的な詰めが一気に進んだ。
素晴らしい事は、彼らにはこちらは大まかなイメージを伝えたくらいからスタートしたけど、徹底して疑問点をヒアリングされ,彼らなりに拘りをもって仕事をしてくれていることだ。
判らないとか、決めてくれというような受け身の対応が無く、彼らが対象となる製品に対して、こうした方が良い、ここの部分を考慮すべきだとという、自らの意見やアイデアをきちとん出し、議論をしてくれる。
今日も、最終的ないつくかの修正について、落下や振動対策、射出成形の品質管理、ユーザーの誤操作なども想定した議論をして、細かい修正を納得した形で合意した。
プロ同士で仕事をしていくには、やはり各々が仕事に対して、自分だったらどうしたいか、あるいは会社にって、顧客にとって、どうする事が良いのか、どうするべきかという事を、自ら追求し、主体性をもって周りに説明し、コンセンサスを得るスキルが重要だ。
ハイコンテキストで阿吽の呼吸というか空気で仕事をする事の多い日本では、「べき論」は煙たがれるし、「それは、まあ理想なんですがムニュムニュ....」みたいな事が多い。
これらの源泉は、結局は保身的思想なんではないだろうか?自らの仕事に対して、責任と誇りを持つこと、すなわち矜持を持って仕事をしているかがとても重要ということだろう。
標準化文章じゃないけど、こういうプロとして矜持のある人は、結局のところ具体性のないwillではなくて、物事に対してshould,may,shall できちんと自分の意思を表すし、文章や仕様を示す。
なにかが出来ない時、進まない時、あるいは齟齬がある時に、いろんな理由や条件を滔々と述べられても、「ところで、貴方はどうしたいの?」に、一人称で応えられない人は、プロとして仕事をしていないのだろう。
独立して受託系の開発とかしているエンジニアでも、こういうパターンのところは、結局仕事は減っていくだろうな。実際に、そこそこにベテランな技術系開発会社でも、客が悪い、仕様が悪い、 環境が悪い等で、相手をこき下ろして,自らを正当化して悦に入るパターンのとこは、オルタナティブが見つかったら、あっさりと切り替えられるといのうを、過去に随分と見て来た。
結局、同じ目線というか意識で、主体的に課題に取り組んでいる人は、顧客との関係が長続きするようで、リピートも多くなる。今回のデザインチームは、まさに主体性をもって、取り組んでくれているので、次の仕事もぜひ一緒にと強く思った。
夜は、当地のパートナーとサンタクララのこじゃれたイタリアン。アメリカでのイタリアンは、けっこうチャンレジなのだけど、今日のレストランはなかなか素敵で良かった。
今夜も、当地の深夜に日本とのテレカンで夜更かしとなってしまった。
午前中は、当地のロイヤーと諸々の打ち合わせ。EverySense,Inc.の最初の決算が概ね確定できた。パートナーと三人で近くのJpapanseでランチをし、空港へ移動。
サンノゼからサンディエゴに行くのだが、アメリカンは直行便が無いので、ロスで一旦乗り換えとなる2セグメント。悲しいことに、この2つのフライトともに、シートの前のポケットにあるべきもののSkyMallが無い。昔のAsciiの「バカパパのモノを買い物」的な品揃えは、いつも見ていて楽しかったのに...
サンディェゴには予定通り到着し、La Jollaのホテルに車で移動。ちょうど、ホテルの近くにTrader Joe'sがあったので、頼まれていたトートバッグを入手してからホテルにチェックイン。
今日から一緒する日本からのパートナーとバーで合流し、今回のプロジェクトについてディスカッション。その後、部屋にもどって東京の打ち合わせに少しだけSkypeで参加して就寝。
今日は、パートナーとともに、UCSDを中心としたインキュベーション関連のコミュニティのいくつかを訪問。午後のミーティングで、UCSDのビジネススクールの教授を訪問。彼は、元々技術系なので、 "IoT" の現状にも明るいようで、意見交換をさせてもらった。
もう、多くの人が多くのところで、 "IoT"って何で、それからどういうビジネスが生まれるのさというのは、相変らずクリアじゃないという話しがでる。僕は、だからこそ "IoT"は、一つのチャンスなんじゃないかなと思っている。
普遍性が在って、その影響範囲の広い技術は、いつもスタートでは、buzzword?という意見がででくる。経験的には、インターネットもWi-Fiも、まさにそうだった。
だから、こういう状況のなかで、ブレークスルーを見つけていくことに、大きなチャンスがあるのではないだろうか?今時、諸外国で流行っているものを摸倣するようなタイムマシン型は、既に実際の情報流通速度が速すぎて意味が無い。
逆に、buzzwordと言われているものから、何かを見つけて、生き残るには、それなりの持久戦的な要素がある。だから、体力も必要だし、そのなかにあるprincipleを見極めてぶれないことが重要なのだろう。
今日の短いディスカッションでは、結構この辺りをはなせる相手が見つかった事がとても良かった。
夜は、当地に留学している人のアレンジでチャイニーズレストランへ。春節のはじまりの今日は、中国式の獅子舞が披露されたりで、かなりの賑わいだった。
そういえば、今朝はホテルのルームサービスのヒスパニック系の人に、A Happy New Yearと言われた。やはり、アジア人は皆一緒に見えるのだろうか?
朝はパートナーらとSan Diego Region Regional Economic Development Corporationを訪問し、サンディェゴの経済状況について情報交換。旧来の観光と海軍の街から、イノベーションの街へと大きく進化している。かつては、日本の製造業も多く進出していたメキシコ地域と接しているので、シリコンバレーと深圳が隣り合わせにあるようなもので、これはある種の強みかもしれない。
日程の都合で、僕はこのミーティングの後に同行したパートナーの皆さんと別れてサンノゼへの帰路に。丁度、少し早めのお昼をとる時間があったので、寿司 オオタに電話を入れたら、1人だからサクッとリザーブできたので、久しぶりに寄ってみた。相変らず、ランチでもかなりの賑わい。クマモトオイスターがあったので、にぎり前にシャルドネ&オイスター。
フライトは、全て定刻どうり。しかし、まったく混まないし、なにも持っていないような時に限って、TSA Preがついてるのは、なんか損した気がする。
サンノゼに戻ったあと、パートナーがデザインのモックをピックアップしてくれていたので、これを受け取る。型のあるものは、やはりCGでみるのとモックでみるのでは、大きく印象が異なる。それにしても、今回のデザインチームは、本当に主体性があって、同じ目線で仕事をしてくれている。なんだかんだ、ここに限らず、僕は米国の人達との仕事がとてもやりやすく感じるのは、相性というより性格の問題なんだろうか?
その後、当地でiアプリの開発をしている知人と打ち合わ。たくさんのアプリをピンで開発している人は、出来る事と出来ない事を、サクッと切り分けてくれるので頼もしい。結局のところ、OSやプラットファームが多様化している現在では、特定の言語やプラットファームに依存しないアーキテクチャアなどの設計者と、特定のターゲットにインプリをする実装者は別にならざるを得ない。この時、設計者に求められるのは、適切な実装者を見極めることと、アーキテクチャ的に無理があったり疑義のあるものを、きちとん調査したりセカンドオピニオンを得たりして、マネージする事だろう。
とはいえ、僕らは残念な事に、自らの選択に固執したりして、軌道修正できなくなることが往々にしてある。こういうのは、経済学系では、サンクコストに対する不理解として指摘される。サンクコストの問題は、サンクコストである事をきちんと認識して断捨難した瞬間に大きく前進する。アップル等では、最初から複数のチームに同じテーマの開発をさせて、成果の出ないところは、早々と切り捨てて行くこともあるそうだ。こういう環境だと、エンジニアは理屈をこねて延命するのではなく、結果を出すということに、かなり緊張感をもって挑んでいるようだ。結果的に、成果型の契約じゃなくて、いたずらにに人月積算の契約をしている日本型が、最近よくある大手SIと銀行の訴訟みたいなことにつながるのだろう。
今夜は、シリコンバレー在住の愉快な皆さんとダウンタウンのスペイン料理屋で会食。メンバーの1人は、先週くらいにネットのニュースでもリンクが話題になった、アップルで働く某エンジニアという噂があったんだけど、いつものように、今日の話しの内容は、ただの芸人でしなかいので、やっぱりあの記事は別人だったことにしよう。
シリコンバレーの強さは、なんといってもレイヤーを超えて、膨大な数のITや半導体等の企業が、産業セクター構成していることだ。この結果として、この地域に住む同業者のコミュニティがあり、人材の流動性が高く、連鎖的な広がりがあることだろう。今回の出張では、まさにそんなシリコンバレーの深さを知る一件が、先週末にあった。
今やすっかり乗馬仲間となった元同僚と、彼がみつけたサンタクララの馬具屋さんに行ったのだが、ここの店主がとてもフレンドリーで、元同僚とも馴染みになっている。前に元同僚にこの店でグローブを買って来てもらった事もあって、店主はこの事を覚えていて「日本で馬に乗ってるんだって、聞いてるよ、この前のグロープはサイズは大丈夫だった?」なんて言われて、暫し世間話をしていた。
元同僚と同じ会社にいたんだよと言ったら、なんていう会社なのと聞かれたのだが、100%知ってるわけないと思いながら、A社の名前を出したら、「おいおい、知ってるもなにも、おれは昔そこでマーケティングやってたんだよ」との事。話しを聞くと、A社が創業したての頃だそうで、実際にファウンダーの事も、今も残る数少ない古参の名前も出て来てビックリ。そして、一緒にいた奥さんに、「私は、シリコングラフィックスに居たのよ」と言われて、さらにビックリ。彼は、ハワイ(マウイ)の出身だそうで、日系に馴染みがあったようで、A 社に勤めたあとも成田〜サンノゼ便があった時代のアメリカン航空に勤めていたそうだ。その後、お父さんがマウイで牧場関係の仕事をしていることから、こちらで馬具屋を開いたそうだ。
こういうふうに、街の中に普通にITや半導体系の仕事に関係している人がゴロゴロいるのは、まさにシリコンバレーの凄さを垣間みた気がする。
午前中は、某独立行政法人主催の標準化に関する委員会があり、今年度の報告書の取りまとめに関する議論。この委員会は、特定の技術分野について、標準化戦略に関する提言を狙っており、IEEEだけでなく、各標準化団体(SDO)で活躍する各社の方が委員。
まぁ、SDOが異なればお作法も違うし、文化も違うので、他の委員の方の話しは新鮮だ。しかし、SDOに関わらず、やはり日本の企業の国際標準化戦略が今ひとつであるという事実は、変わらないようだ。これは、長期的な視点での戦略性の欠如ということに尽きるのかもしれない。
夜は、いつもIEEE802やWi-Fi Allianceで顔を合わせるメンバーでの会食。こちらも各社の標準化関係者からは、会社における標準化業務に対する取り組みが今ひとつというのが、概ね共通したネタではある。
というわけで、まぁ日本企業には、もっと長期的視点での戦略が期待されるのだが、そんな事をいくら口で言っても簡単には変わらない。
そこで、例えば2020年まで、IEEEE802.11のWG Officer団に、最年少の若手を日本から送り込むというような判りやすいターゲットを設定して、そのためのKPIとロードマップを作って推進するなんていうのはどうだろうかとつくづく思った。
仕事柄、雑紙や新聞の記者と話しをする機会がある。もちろん、多くの場合は、技術系を取り扱うメディアなので、記者さんも技術に対する理解がある。それでも、中には文系の方もいるし、彼らは読者に如何にに判りやすく伝えるかを本分としてるので、小難しい技術的な話しは求められないことが多い。
これは、技術屋に限らないかも知れないけど、難しい事を難しい言葉で、専門家に話しをしたり解説するのは、まぁ当たり前だと思っている。これに対して、物事の本質を理解している技術者や専門家は、難しい事を異分野や一般の人に理解してもらうえるように説明できる必要がある。
だから、相手が異分野だったり業界人じゃないときは、共通の理解できる事例に置き換えて解説することを心がける。逆に、相手がそれなりの専門家である場合には、可能な限り業界での共通的な用語で話しをする。まぁ、たまにというか結構な頻度で、自称専門家がいて、非技術系への解説と同じくらいに掘り下げをしないと話しが通じない人もいる。こういう人に限って、本質ではない事や、聞きかじった用語に固執するので面倒くさい。特に、VCとか金融系の人なども、ある意味技術用語で説明してはいけない相手なのだが、こちらの業界にいる自称技術系は典型だ。
それと、これは余談だけど、たまに例えとして俗っぽい話しをすると、そっちが話しのメインになっちゃっり、肝心の話しは忘れて例えのほうだけ覚えてる人がいるけど、まぁこれは愛嬌だ。
幸いに年に数度は、記者の人に、自分の業務についての説明をする機会があるのだが、これは僕にとっては、自分の仕事の本質を整理し見直す良い訓練になっている。
今日は、久しぶりに旧知の記者と面談をした。彼は、結構前から関連の記事を書いてくれていて、技術的なバックグランドもしっかりしていて、信用のおける記者だ。
そんな彼に、EverySenseが目指している事を話させてもらったのだけど、きちんと理解してくれたようだ。彼は、いま通信とかの特定分野を担当しているわけではないから、いろいろな視点で質問をしてくれるし、鋭い指摘もしてくれるので、今日の会話は、こちら側にとっても、とても良い取材だった。
実家の母の様子を伺いに行くのに、丸ノ内線の後楽園から茗荷谷を通って大塚へとバス移動。
丁度、昼過ぎだったので、小石川で途中下車をして、中学生の同級生が昨年はじめた蕎麦切り はるきやで昼食。まだ開店して三月に満たないけど、なかなかの盛況。蕎麦もしっかりした腰と香りで、とても丁寧な仕事をしているなぁと感心することしきり。
母校の前を通って、茗荷谷の一幸庵でお土産を買って、再びバスで大塚へ。中学の時の通学と全く同じコースだけど、見える景色は随分と違ってしまった。特に、終点の大塚駅前は、ここ数年で大きく様変わりしたけど、実家のある三業通りは、あまり変わっていない。
久しぶりに母を見舞って、義兄や実姉と話しをして、帰りは山手線経由で職場に戻った。
年度末対応のため、急遽北陸の先っぽ大学方面に行く業務が発生。予定表とにらめっこをして、なんとか今日の夜移動、明日の朝一のスロットを確保。
というわけで、夜の九時に小松空港に到着して、バスで金沢市内にでて、市内のホテルに投宿。金沢駅西口のバス停から金沢駅を抜けて、ホテルのある武蔵町へと人気の少ない駅前通りを歩く。人が少ない分、駅や商店街のポスター等が目につくのだが、2週間後の新幹線開通を街全体が待っている感が随所に感じられる。
今日のホテルも古いホテルをリニューアルしたばかりで、世界展開するグループなのだけど、内装は金沢の和テイストをふんだんに盛り込んでいて、なかなかに素敵。
フリーアップグレードされた部屋は、靴を脱いで上がる和式な部屋に、ベッドがあるというのも、なかなかな趣だった。一応、フルサービスホテルなんだけど、十時の時点でアルコール類が飲めるバーやラウンジが無いのが、ちよっと残念だけど、これからきっと改善されると期待。 新幹線が開通したら、ぜひ観光で来てみたい。
朝、金沢から西金沢に出て、北陸鉄道に乗り換え鶴来へ、そこからシャトルバスで、某研究機関へ到着。なんだかんだ、金沢市内から1時間ちょっとかかるのは、やはり遠いな。
しかも、当地についたらいきなり横なぶりの雪が出迎えてくれた。今年のこの時期にして、初吹雪だ。
打ち合わせは、当初予定していたなかった某先生も参加してくれたので、一歩先への話しが出来て助かった。
わずか一時間の打ち合わせで、今度はシャトルで小松空港に移動。昼には少し早かったけど、朝食抜きだったので、空港でのどくろの押し寿司を買って、ラウンジで速攻で食べる。のどくろの押し寿司って、他では見た事がなくて、小松空港に来ると気になっていたのだが、今回はじめて食べてみた。はっきりいって、結構なお値段なんだけど、やはり品のある旨味で美味しい。
順調なフライトで東京に戻ったあと、某社の取締役会とWi-FILS推進協議会に参加して、新宿からのかいじ号で山梨に戻る。結局今日は朝食抜きで、昼、夜はともに弁当ご飯だった。
帰りの電車でメールチェックしていたら、とんでもメールが一通。うーん、やはり世の中は、もっとインターネットリテラシー教育をしっかりする必要があるのではないかと感じる事しきり。一方で、夜に米国の大学教授に送ったメールには、速攻で良い返事があったので、今日は終わり吉。