皆々様
新しい年の初めに、近況報告とご挨拶をさせて頂きます。
さて、今年は、山梨県北杜市須玉町にて、雪のちらつく中、七輪で肴を炙りながら、のんびりと新しい年を迎えました。例年のことながら、今日があるのも、ひとえに公私ともにご指導いだたきました皆様のお陰と感謝しております。
昨年も、水害、地震、火山噴火など多くの天災がありました。私自身も、二月の大雪では、山梨への帰宅にあたり特急に閉じ込められ足掛け3日をかけて、一時的にも孤立集落化していた自宅に帰宅しました。私のような一時的な被災はともかく、今なお厳しい環境で新年を迎えられている方にとって、新しい年が皆様の平穏な日常へと続くことを祈願しております。
私は、昨年3月末で、旧ルート株式会社系の業務を全て終了し、通信関連の調査研究業務は、全てコーデンテクノインフォ株式会(KDTI)社に集約をいたしました。
このKDTIでは、私のライフワーク的テーマである無線通信の研究開発を継続して取り組んでいます。特に、無線LANの高速認証技術は、IEEE802.11TGaiのチェアとして、いよいよドラフトが承認されるとともに、業界団体であるWi-Fi Allianceでも、同技術の取り組みに向けた議論が始まりました。このような展開により、昨年は日経トレンディにより15年に消費を変える注目技術の五位に選ばれました。各チップベンダーにより2016年には、多くのスマートフォンなどに同技術が搭載されるものと期待しています。
また、昨年秋からは、共同研究者として提案参加した、新世代ネットワークの実現に向けた欧州との連携による共同研究開発および実証のためのプロジェクトであるRAPID(Radio technologies for 5G using Advanced Photonic Infrastructure for Dense user environments)がスタートしました。このプロジェクトでは、5G時代の高密度環境での無線通信について、システム指向の視点から研究に寄与する取り組みを進めています。
そして、これらの無線とインターネットの融合研究を、有益な社会基盤として活用することで、IoT、M2M 領域における新規ビジネス創出を目指して、5月にEverySense, Inc.を、シリコンバレーに設立いたしました。このEverySenseでは、日々生成される膨大な情報を、その価値と流通の在り方に着目し、真に情報通信が社会生活に寄与できる仕組み作りの創出に挑戦します。
なお、私事ではありますが、昨年9月に山梨大学大学院医学工学総合教育部 機能材料システム工学専攻の博士課程を終了し、博士(工学)の学位を授与いただきました。これは.御指導いただきました先生方、研究の推進に協力いただきました各位の御指導ご鞭撻の賜物であります。
山梨県北杜市で取り組んでいる知的障碍者支援事業を中心ととしたNPO楽っ子は、グループホームとショートステイの活動をスローダウンしておりますが、その他の活動は継続しております。
山梨の地に拠点を半分移して、今年は10年目になります。地の利を活かして、一昨年より趣味ではじめた乗馬も、ようやく少しずつですが、自分で出来ることが増えつつあります。また、地元の美味しい酒蔵や、蕎麦なども余所者だからこそ発掘できる良さがあり、遠路遊びに来ていただいた方を、ご案内できることもあります。
以上、長くなりましたが、近況の報告と新しい年の抱負を述べさせていただきましたが、本年も引き続きよろしく御願い申し上げます。
最後になりましたが、皆々様にとりまして、新しい年がより幸の多き年となりますようお祈り申し上げご挨拶とさせていただきます。
2015年1月
元旦の朝は恒例の集落の拝賀式。公民館に集落の人が集まって、公民館の裏にあるお社に神主さんが祝詞をあげて、各役割の代表が玉串を奉納。その後、お神酒で乾杯をして茶話会というもの。
ここのお社は、普段は誰もいないとても小さなものなので、新年の拝賀式、春先の豊作祈願などの時には、隣り村にある大きな神社から宮司さんが来てくれる。
恒例で、拝賀式のあとの茶話会では、区長さんの挨拶のあと、宮司さんが一言話しをする。今年は、「税」という字がお題。曰く、この「税」というのは、人名読みでは「ちから」だそうで、一人一人では出来ないことを、共助/公助によりなす為の「ちから」になるということも、「税」を考える上で必要なことだという話し。その流れの中で、昨今は税金にしても、年金にしても、批判をする人に限って、実は納税していなかったり、年金未納だったりすることがあるという話しにも及んだ。
僕は、たまたま下町の花柳界という、超村社会に育ったので、こういう村社会的な事の良い点も悪い点も自分なりに理解し、距離感も掴んでいるから、好きとか嫌いとかの対象とは思っていない。でも、こういう地方の村的風習は、とても受け入れがたいものだと感じる人がいることもわかる。だからといって、僕はこれを受け入れられないなら、都会に住めば良いとか、日本から出て行けば良いなんい言う気はさらさらない。そのぶん、逆にそういう人が村社会を諸悪の根源的に叩くのにも、とても違和感がある。
結局のところは、社会や風習に対する価値観は、人それぞれであり、それを誰も強制は出来ない。ちょっとした近隣との付き合いが、村社会の強制だと感じる人もいれば、頑にそれを拒絶する行為に、アンチ村社会の強制だと感じる人もいるだろう。
ただ、少なくとも社会の中で、本当に特異点のスーパーマイナーじゃないことは、大抵の場合一長一短あるわけだし、それに対しては人それぞれ異なる価値観が存在する事を尊重することが大事なんだとつくづく思う。
なので、自分の思う価値観、信念に沿って、物事の好き嫌いを表することははするけど、自分と異なる価値観や考え,行動を建設的な代案なく、批判したりディスることは厳に慎む一年にしたいなぁと思った。
今夜は、明日からの箱根駅伝の見学のために、平塚に移動して、平塚のホテルに投宿。途中、御殿場から秦野中井間の東名高速が雪で渋滞していて、想定以上に時間がかかった。
朝ホテルから歩いて、134号線の湘南大橋の平塚側で箱根駅伝の応援&見学。目の前で、東洋大学と青山学院大学の競り合いが展開され、もの凄い迫力だった。
選手が通過したあと、一旦大磯のホテルに移動して車を置き、電車で藤沢経由で江ノ島にいき昼食&初詣。江ノ島は、いまでも立派な観光地なんだなと感心するほどの人出。岩屋まで散策して、茶店で一休みしたあと、折角なので鎌倉まで江の電で移動。鶴岡八幡宮にも参拝し、小町通りで葉山牛の夕飯。江の電、東海道線で大磯のホテルに戻る。
それにしても、僕は学生時代を辻堂で過ごしたので、平塚〜葉山の辺りには地の利があったし、卒業後も暫くは海に来たりもしてた。ところが、その後なかなか機会がなくなり、江ノ島も鎌倉も、なんかもの凄ーく久しぶりにきたら、その様変わりに目が点。
率直にいうと、江ノ島も鎌倉も、もっと寂れているかと思ったのだけど、予想以上にいろいろな意味で観光地化していて驚いた。山梨の家の近くの清里の寂れ感と比べると大きな違いだ。何がというわけじゃないけど、地元の若い人が頑張ってるのかなと感じさせるものが随所にあったのが差かもしれない。
昨日に続いて、今朝は大磯警察署前で箱根駅伝の応援&見学。昨日は、あの五区で青学が逆転して往路優勝し、そのままの差でトップを維持して駆け抜けていった。その後、明治大学が二位通過したあと、駒沢と東洋が競り合いながら通過していった。
箱根駅伝は、前から一度は見学してみたかったのだが、やはり現場とテレビでは大違いだ。もちろん、臨場感が違うのはあるけど、選手の後ろを走る監督野車からの指示等が、生で聞けてしまうのは、新しい発見だった。
テレビとかの中継だと、あたかも旧態依然とした体育会根性論が支配している世界のように素人目には写る部分もあるけど、監督車両からのペース配分や他校との駆け引きなどは、かなり分析と緻密なデータの活用からされていることも垣間見える。
駅伝というスタイルは、襷をつなぐチーム競技というのが特長だけど、監督やコーチとの連携、エイドスタッフの配置などの兵站的要素も含めて、チーム戦略が大きな意味を持つ事も、現場をみるとよくわかる。
昨日の五区の選手の健康状態からか大会運営を含めて、大上段から上から目線で批評している記事や書き込みもネットにはあるけど、当の選手やチーム、大会運営に関わる人々等にインタビューをして、総合的に建設的な提言などまで踏み込んでいないと,僕的には傾聴する気にならない。
応援のあとは、由比にまわって桜えびで昼食をとり、地元の漁師の人が教えてくれた浜石岳という山の上から駿河湾と富士山の眺望をみて、身延経由で山梨にもどった。
夜は、元同僚が年末に続いて明日の初騎乗もということで、泊まりに来たので、またしても馬談義。
折角、元同僚が泊まっていて人足があるので、朝食後に少しだけ畑の整理。今年は、冬野菜を何も作っていないので、なんだかとても切ないけど、まぁ仕方がない。
昼は、近くにラーメン屋が出来たというので、行ってみることにした。前から居酒屋があったのは知っていたのだが、ラーメンを初めて昼もやるようになったとのことらしい。居酒屋メニューをみると、鹿肉関係だっりがいろいろある。ラーメンは、柚の香りと鯵出汁の和風をたのんだけど、なかなか美味しかった。ちょうど、この店の駐車場に着いた時に、横の田圃の中を鹿が走り回っていた。
昼食後、明野のサニーに向かう道で、今度は猪が道路脇の雑木林に走り込んで行くとこに遭遇。サニーでは、いつものように番犬のクリスがお出迎えしてくれた。
今日の僕のメインの目的は、センサーを使ったデータ取得なので、元同僚と僕が一鞍ずつ乗る間に、師匠様にもセンサーをつけて騎乗してもらった。サニーから家に戻る道で、今度は猿に遭遇。
その後、元同僚君を高速バスのバス停でおろし、僕は甲府から臨時特急で帰京。
というわけで、今日は、鹿、猪、犬、馬、猿と一通りご対面した一日だった。
写真は、元同僚君の勇姿。
前職時の元同僚の若手が、今年からオーストラリアに語学留学するとのことで、久しぶりに前職の時の部下達と一献。
今回留学するのは、4年くらい前に新卒で前職の会社に入社したのだが、スキルステップが残念ながら前職の職場とは合わず退職していた。今回は、一年間の語学留学をするとのことだけど、帰国後の事などもいろいろと考えているようだ。
僕は社会人になった最初の会社を三年半で退職して転職したのだけど、離職を決めて転職先も決めたあとに、それを知らない会社から海外赴任のオファーをされた。あの時、もしタイミング的にそのオファーがあったら、間違いなく転職せずに赴任していた。結果的には、次の転職も僕のスキルステップには、とても重要なものだったから、後悔はしていないけど、お陰で今まで海外勤務、赴任の経験はなく、出張ベースだけで長年過ごして来た。
だからという訳ではないが、若いうちに海外に出れる人は、ぜひそのチャンスを活かしたほうがいいよとアドバイスしている。これは、日本が駄目だから海外というのではなくて、やはり多様な世界や仕組みを知ることがとても貴重だと思うからだ。
もちろん、英語を使えるようになることは重要だけど、それ以上にロジカルシンキングや人とのコミュニケーションなどもふくめて、日本のハイコンテキストな世界以外を経験して置く事が、マネージメントや仕事の上で武器になると思うからだ。
というわけで、今日の主役には、一年後に何を学んで帰ってくるのか、とても楽しみだ。
進めているプロジェクトのデザインがかなりまとまって来た。加えて、搭載する電池候補も絞れてきた。ということとで、ちょっと手作りで内部構造のモックをスタッフに作ってもらった。
図面と違って形にしてみると、いろいろと見えてくることがある。基本的には想定の範囲ではあったけど、実現性が目にみえてくると、それなりに機能的な面で変更もしたくなるのが常だ。でもそこに嵌りすぎると危険なことは充分に解っているので、我慢我慢。
いま、気になっているのはファームで、やはり組込み系のファームは、確かにArudinoのようにLinux系のOSが乗って、とても出来る事も開発環境も良くなったけど、その分のデメリットもあるようだ。
ファームもあとからアップデートできるわけだけど、それを前提としたりだとかなり痛いし、SDKが何かの実現に対してボトルネックになったりするのは困ったものだ。
OSが乗ろうが、SDKがあろうが、マイコンはマイコンだし、チップはチップなわけだ。所謂ソフトウェアエンジニアではなくて、製品開発エンジニアという立場でハードもソフトも解りますよ系の場合には、そこを意識できて屁とも思わないレベルが求められる。
ところが、モノが複雑になって分業が当たり前になったから、なかなかこのレベルのエンジニアが少ない。メーカーなどには、製品開発エンジニアはいるのだけど、逆にネットワークやオープンソース系が苦手な人が多いのが、頭の痛いとこだ。
いよいよ、ハードも煮詰まってきたので、もう一度開発の根本的なKPIを再確認するかな。
夕方の成田〜サンノゼ便で渡米。サンノゼで、いつもお世話になっている知人とランチをしたあと、LAX経由でLas Vegasに夕方到着。
Las Vegasに来るのは、1990年代初頭のコムデックス以来なので、20数年降りになる。空港も含めて、久しぶりにみるLas Vegasは、全てが昔と違って大きく、かつさらに派手になったなと感心。
到着後一旦ホテルにチェックイン。今回は、CES価格が凄いのと、そもそもカジノホテルがあまり好きじゃないので、空港に近い場所の普通のビジネスホテル。
チェックイン後、携帯アプリの開発等で連携を予定している取引先の方とディナーのために、The Cosmopolitanに移動。もう、メインストリートど真ん中辺りの派手さには、空いた口が塞がらない。二十数年前に来た時は、ストリップブルバードの南側は、そんなにホテルもなかったし、フラミンゴとかもちょっと廃れ気味だったのに、すっかり復活していた。
それにしても、16万人が参加しているといわれるCESのため、何処のレストランも予約無しではテーブルが無い状況。今日は、会食の人数が変更になったこともあり、ウェイティングバーで一時間ちょっと待ち。
待ったかいがあって、しっかりアメリカンなシーフードは、なかなかに美味だった。
電子機器の開発や設計に携わって31年目にして、初めてCES( Consumer Electric Show)に来た。僕の最初の就職先は、OEM専業の民生機器メーカーで、所謂ラジカセやヘッドホンステレオ等を、日本で開発、製造して輸出していた。もっとも、就職当時には、プラザ合意後の急速な円高で、生産拠点は台湾〜香港〜深圳へと移っていた時代だった。
当時は、夏と冬で年に2回CESが開催されていた。僕は開発だったのでCES直前は、出展する新製品の開発の追い込みがあり、CESに自分が来るチャンスはなかった。その後、時代が流れて、CESも含めて展示会やトレードショーが下火になった時期もあり、日本でもエレショーが衰退したりした。
インターネット時代になりアップルなどの台頭で、家電とコンピューターやネットワークが一気に近づいて、近年の隆盛を迎えるようになってからは、いつもそれなりに気にしていた。それでも、僕はIEEE802.11の標準化が一月の3週目に開催されることが多く、微妙にCESにくるチャンスがなかった。ところが、今年はは幸いにIEEE802.11とCESが連続した週になったので、ようやく初参加となった。
CESの場合、昔から展示会場のブースとは別に、各ベンダーがホテルに個別にプライベートなスペースを用意して商談をしている。そんな訳で初日の今日は、バテント関係の打ち合わせ、デザイナーとの打ち合わせ等で、朝からホテルでの打ち合わせが続いてしまい、夕方やっとメイン会場を少し見れただけだった。
幸いに、個別の会議は、どれも大きな意味と進展があったので、展示会の見学は明日のお楽しみにしておく。
夜は、たまたまこちらに来ている日本のクライアントと中国のパートナーらと、コリアンBBQで会食。僕は車なので健康的に超微アルコールな日が続いている。
今日は、CES2015のTech West会場から見学。こちらは、大手よりもスタートアプや大学関係などの比較的小ぶりなブースが、ヘルスケア、ロボット、3Dプリンタ等のカテゴリーに分類されて並んでいる。
それにしても、呆れるくらい同じようなものが並んでいて、コモディティになるというのは、こういうものなんだと実感させられる。IOT系や3Dプリンタなど、完全にレッドオーシャン。
それぞれに、多少の違いはあるけれど、技術的に突拍子もないというか、身の毛がよだつようなものがある訳じゃない。ところが、それでも圧倒的に情報量がない日本辺りに、こちらで撮った写真でも含めて、記事を書けば最先端になっちゃうんだろうなというのも想像できる。
旧知の天才知人がブースを出しているので、顔を出して再会したあと、LVCCに移動。先月、お会いした知り合いと面談したあと、南ホールを見学。昔ながらのオーディオ機器の他、中国を中心としたアジア諸国の部品屋、OEM専業メーカーのブースや、ドローンやロボットのコーナーなどが犇めいている。ドローンもロボットも、やはりコモディティだ。
その後、当地で開かれいる学会に参加している知り合いの研究者と、彼の元教え子、福岡で起業している彼の知人らと合流して、カフェテラスで情報交換。いろいろと話しが弾んでいたら、すっかり会場は撤収モードになっていた。
面白かったのは、彼らはそれなりに量産する製品開発を知っているので、ラズベリーパイやAndroidって、機能試作は出来てもそれどまりだよねという僕と同じような意見を持っていた。確かに、開発のエントレンスを下げた事は、とても大きなメリットだけど、その先に行けないエンジニアが増えたので、粗製濫造的な罪もあるなと。
一旦宿に戻って休憩したあと、知人らとCircus Circus 内の老舗のステーキハウスで会食。流石に評判のお店だけあと、21日エージングビーフが美味だった。
明日からのIEEEとの狭間のオフということで、朝からRed Rock CanyonのCow Boy Trail Rides へ。Las Vegas のダウンタウンから車でわずかに30分で、目の前には赤い岩層が特徴的な岩山の風景が広がる。
今日は、ガイドさん二人とゲスト六人の合計8組で、二時間のトレイル。急峻な谷間に沿って、足元も基本的に岩場が多いので、全行程並足での外乗。はじめて、American Mustangに乗ったけど、力強く大きいけど、結構従順というか良く調教されていた。
朝から2時間のトレイルをして、昼前にはダウンタウンに戻り、滞在中の知人らと、LAでも何度か言った事のあるInabaのラスベガス店で、蕎麦で昼食。その後、買い物をするという知人に付き合って、シーザースパレスのショッピングモールへ。巨大なプロムナードの天井には、鮮やかな空模様が描かれていて、まったくTDLみたいだ。
このあと、ストリップを南に走って、プレミアムアウトレットにも寄る。それにしても、ストリップブルバードには、エッフェル塔、ピラミッド、スフィンクス、古代ローマ、ニューヨークと、まぁ呆れるくらいなんでもある。しかも、歩道にはミッキーマウスやらダースベイダーやらが歩いていて、数年前に話題になった某隣国の偽物遊園地を凌駕する光景だ。こんな街をつくっといて、某隣国の知的財産に対する政策を非難できるのかよと言いたくなる。
夜は、昨日の午後に情報交換をした知人らも交えて、居酒屋 ここからで会食。
東京で展開している飲食店の出店で、昨年オープンしたばかりとのことだけど、メニューも味も普通に日本の居酒屋。〆には、豚骨ラーメンまであって、皆さん満足。
帰り道の夜ののストリップブルバードは、ネオンの明るさでヘッドライトなんて点灯しなくて良い状態。これも、地球温暖化とかエネルギー云々と訴えている国の実態なのだから、不思議なものだ。
しかし、偽物というか人工的な街とあの壮大な自然がわすが30分の距離に隣り合ってるというのは、ある意味羨ましいかもしれない。
早朝に宿を出て、Las Vegasからダラス経由でアトランタに向かう。空港についたらチェックインに結構並んでいる。今回はチェックインバッケージがないので、アメリカンの携帯アプリで電子チエックインをしてみたら、TSA Preが付いている。前回の出張時は、TSA preだったけど、先週ののSJC-LAX-LASは違った。これって、毎回選択されるのだろうか?
何れにしても、電子チェックインとTSA Preのお陰でスムーズに搭乗口まで移動。残念ながらポイントアップグレードのリクエストは,順番が来なかったけど、足元の広い席を取っていたので問題なし。
問題は出発時刻で、機材のチエックで30分くらい搭乗も出発も遅れた。途中のダラスでの乗り継ぎ時間にあまり余裕がない。ダラスに到着したら携帯のアプリに乗り継ぎ便の搭乗口変更の案内が来ていて、なんと出発ゲートが到着ゲートの隣りになっている。おかげで、到着時刻は、搭乗開始時刻より5分くらい後だったけど、搭乗もはじまってなく、余裕で乗り換えられた。
空港からホテルまで地下鉄て移動して、ホテルのチェックインもWEBチエックインにしていたので、キヨスクで列に並ぶ事なく鍵を取り出してチエックイン。ホテルをチェックアウトして、レンタカーを返却して、2つの便による国内移動と地下鉄、ホテルのチェックインまでに、紙で受け取ったのは、ホテル、レンタカー、地下鉄の領収書とホテルの部屋番号の確認書の4枚。このうちホテルの領収書は、WEBでも済むので、実質的には三枚だけが紙。しかも、手書きや対人で何かしたのは、レンタカーの返却の瞬間だけ。ペーパーレスって言葉は、かなり古くから使われてるけど、スマホの普及で本当に実用化が進んだことを体感した。
夜のチェアミーティングで、いよいよ今週の戦いが始まる。諸々の予定を勘案して、結局今週僕がチェアをするTGaiは、夜スロット2つを含む11スロットとなった。これにプレナリーやチェアミーティングを加えると、合計16スロットで、かなりお腹いっぱいモード。しかも、その間に、IEEE-SA系の
メール対応などもあったりで、IEEE-SAは人使いが荒い。(笑)
夕食は、ホテルのバーでフィッシュandチップスとビール一杯で、簡単に済ませた。
今日からIEEE802.11Plenaryのレギュラーセッションがスタート。今回は、空きスロットが無いくらいにフル。ということで、今日も朝のオーブニングプレナリーの後は、夜スロットを含めてフル。
ここアトランタの会場だと、昼食は隣りのショッピングモールのフードコートくらいしかない。今回のように夜のスロットがあると、夕食も同じ場所になるけど、ここのフードコートは閉店が早いので、開いている店が数店舗しかなく、選択肢がほとんどない。
今日は、予定どおりかなりの動議が採決されて、まぁスタートとしてはそれなりだ。
夜のスロットは、9時半までなんだけど、9時過ぎに僕の携帯にショートメッセージが飛んできた。何かと思ったら、今夜のTGub(uisce beatha)の会場案内。
というわけで、夜の会議終了後に顔をだす。今夜の獲物は、Glenfarclasの25年を筆頭に、Glenlivet18年やブティックブリュワリーのバーポン等。とりあえず、僕はこのシングルモルトを少しだけ楽しんだ。
それにしても、同行している元同僚は、以前はお酒が飲めなかったのだけど、ここ半年くらいで開眼しちゃったみたいで、ほぼ毎日ナイトキャップを楽しんでるらしく、今夜もとうぜんのように参加。
どうやら、日々の鍛錬の成果で、今夜などは僕よりも早く、かつ種類と量を空けていた。やはり、アルコール耐性は、日々の訓練が大事なんだな。
どうも、今回の出張は、完全に時差対応がおかくなっている。既に、米国にきてから一週間近くが'経過してるのに、未だに夜中に目が覚める。
こうなると、もう開き直って、一旦就寝したあと夜中の3時頃に起きて、日本と仕事をし、そのあとまた寝るというのを繰り返しているのだが、以外とこれが良いリズムになってしまった。
幸いなのか微妙だけど、米国のホテルのキングサイズのベッドは、僕の身体には充分に広い。しかも、ここのホテルはベッドサイドのナイトテーブルにコンセントがある。というわけで、ベッドの上でPCを操作し、寝る時もベッドの片隅に置いたままで平気だったりする。
これって、ある意味、万年床状態なわけだけど、これだと、分割して寝たり起きたりして、仕事するのにはとても向いていたりする。
今日は、会議の午前中は新しいミリ波のスタディグループに出た後、中間プレナリーで、午後は11ai が2コマと今日もフル。ただし、水曜日なので夜はソーシャルがあって中休み。
IEEEの会議は、Face to Face Eventという会社が30年にわたり運営を受託しているのだけど、今夜のソーシャルはその会社がホスト。
この会議は、17くらいの会議室を同時に使い、300から500人くらいの参加者が、全員PCを使ってネットワークにアクセスしている。このため、いつもは会場の無線LANやネットワークをVeriLANという会社が都度設置し、各会議室に沢山の無線LAN AP等を設置している。お陰で、会場でのネットワーク環境は、それなりに快適で問題はあまりない。
ところが今回は、契約の関係から専用業者を使わずにホテルの提供する無線LANを利用することになったのだが、これがやたらと落ちる。ここのホテルは、本当に大きな会議場が沢山在って、勿論部屋にもロビーにも無線LANが使える環境が整備されているのだが、とにかく遅いし収容力がない。
こういう環境にいると、日本は無線LAN環境の整備が遅れているからWi-Fiを沢山設置しようなどという旗ふりをしている人には申し訳ないが、本当に日本はのWi-Fi環境は世界でもトップクラスだと思う。
結局、こういう一面からも日本がガラパゴスなのは、都合の悪い事には目をつむって、利益誘導するような人がいるからなのかなとつくづく思ってしまう。
夜、テキサスから来ている知り合いのエキスパートから、チリソースのお土産をもらった。昨年彼の家に行って時にバッファローウィングのソースを貰ったのだけど、これはまたちょっと味が違うそうなので楽しみだ。
開発中の製品で採用を検討している無線規格は、IEEEでの標準化がされていて、業界団体によるコンフォーマンス規格の策定も進められている。ところが、関係者に聞いてもコンフォーマンス規格の範囲や仕様について、今ひとつはっきりした答えがない。
今回、知り合いに業界団体のチェアを紹介してもらったり、その辺りに詳しい人にいろいろと教えてもらって、大分疑問がクリアになった。
ところが、クリアになったからスッキリしたかというと、逆で頭に?・?・?が灯った感じだ。これで、本当に相互接続性とかの保証と言えるのかとか、これのどこに価値があるんだろうというくらい不思議だ。
最近、他のケースでも感じるんだけど、Stand Aloneの製品世界の人達って、結局システムとして多種多様な外部要素との連携ということを考えないからなのか、階層的な設計思想が無いみたいだ。
どう考えても、これじゃボッチ規格だよなぁ..と思いながら、まぁそれでもマーケティング的にはシールが貼れて良いのかもしれない。
IEEE802.11aiは、11スロットの会議が終わって、今日の夕方に無事に次の書面投票へと進む事が決議された。
夜のチェアミーティングが終わって、9時過ぎにやっと夕食。アトランタに来てからは、ホテルとつながっているモールのフードコート以外に行っていなかった。というわけで、時間は遅かったけど、近くの地ビールのパブに知り合いらと出掛けて、地元のIPAとステーキでエネルギー充填。
本日の昼前に参加しているIEEE802.11 Interim 会合は、無事にAdjorn(閉会)した。この会期中は、先週の日曜日の夜から、今日の昼までに、自分のチェアをする11ai 11スロットの他、全体会合、チェアミーティングなどで、18スロットに出席となった。1スロット2時間なので、会議だけで36時間、平均しても一日7時間以上なので、流石に疲労感が半端ない。
それでも、自分のチェアする11aiが参加者と優秀なオフィサーチームのお陰で、無事にDraf4.0の承認まで進んだので、満足感が大きい。特に、昨年独立した元同僚が、かなり寄与をしてくれたのは、今回大きなポイントだった。
元々の提案技術、チェアリング、標準化実務と、全ての面でここまでガッツリと独立系のスモール企業がリードすることは、おそらくIEEE802の中でも前例はないだろうし、今後もあまりないかもしれない。
IEEEというかアメリカの文化なのかは判らないけど、ルールに則って、きちんとアプローチすれば、企業の大小や知名度に関わらず、受け入れてくれるという寛容さがあるのは、まさにグローバルだ。
昼過ぎにの便で、アトランタからダラス経由でサンノゼに戻った。サンノゼから来ている某世界一のネットワーク機器会社のベテランと同じ経路だったので、ダラスでの待ち時間にベンチで四方山話に花が咲いた。
彼の会社が日本で無線LAN製品を展開する時に、必要な技術基準の取得業務などを受託業務として行ったことがある。また、なによりも僕にインターネットを教えてくれたのも、この会社だった。
彼は、この会社が買収した無線LANの草分けの会社にいた人で、さらに無線LAN以前からの業界の超ベテランだ。僕も、年数だけは長く業界にいるし、初期の無線機を開発した頃は、シリコンバレーの人達と色々と仕事をしたので、共通の知人の名前や会社の名前が沢山出て来て楽しかった。
彼は、Kawasakiの大型ロードバイクに乗っていて、車とかバイクが趣味。奥様は、乗馬が趣味で馬場馬術をされているそうで、馬も二頭もっているそうだ。そんなわけで、今度時間があったらサンノゼの南にある彼の家においでと招待されたので、ぜひ一度訪問してみたい。
空港で、当地駐在の元部下にピックアップしてもらい、いつもの居酒屋で夕食。3時間の時差があるので、ちょっと長い一日だった。
怒濤の一週間がおわって漸く週末。とりあえず、朝は元部下が通っているランチに行って、アリーナで一鞍。同じ時間に乗る8人馬くらいが、一つの馬場に入って、コーチが3人くらい内側にいて、適当に声をかけながら並足やトロットをバラバラにしてる感じ。
外乗以外でピュアなウェスタンな馬に乗るのは初めてで、両手で手綱をもったら、強すぎるらしい。というわけで、ウェスタンスタイルに挑戦してみたけど、旨く速歩が出ないで苦労した。
今日は、Santa Cruz Moutains Wineries のPassort Dayなので、昼から当地の知り合いと3人で、ワイナリー巡り。
スタートは、Alfaro Familyというとこで、自社の畑に囲まれた中にテイスティングルームとテラスが広がっていて、8種類のテイスティング。シャルドネなどからスタートして、後半の赤になったら、なんとSyrahがとても良くてビックリ。ケースで買うと一本当たり10$というのは、かなりコスパが良い。ということで、僕と知人で、シェアすこるとで1ケース。
2軒目は、Roudon Smithここは、街かなにある貯蔵庫に併設されたテイスティングルーム。残念ながら、これといって惹かれるものは無かった。ただ、お隣がクラッシックカーのレストア屋なのか、駐車場にはレストア待ちなのか部品取りなのか、ジャガーのType Eとかが野ざらしにされていたのが気になった。
3軒目は、Bargettoで、綺麗なクリークが流れる横にあり、テイスティングルームと中庭では、定期的にコンサートイベント等が開かれるらしい。
最後は、ダウンタウンのオールドファッションなモールにテイスティングルームのあるStorrs。結構なアワードを取っているようで、畑はサンタクルーズの他、モントレーもあるらしい。ここでは、カリフォルニアワインの当たり年の2007年のピノと、2010年のモントレーのピノがかなり美味しかった。30$で2007年のピノを一本購入。
というわけで、四カ所でテイスティングをして、Syrah6本とPino1本で90$也は、そこそこの成果かな。
予定どおりサンタクララに戻って、夜は日本食のHOSHIで、当地在住の愉快かな仲間達と一献。良く笑って、よく食べた。
いつものBay Area Ridge Ridersで、今日はWunderlich County Parkのトレイル。今日は、オーナーとイギリスから来ている女性と僕の3人。週末のためにトレイルコースには、ハイカーも多いので、比較的のんびりとした工程。それなりにトロットとキャンターを入れながら、3時間弱で9マイルをトレイル。しっかり、乗った感がある。
夕方、ダウンタウンに戻って、元部下の案内でウエスタンの馬具屋さんに行って、ヘルメットを購入。日本で買うよりは、かなり安い気がする。
夜は、こちらに駐在している前職の時の仲間と、Blue Water Seafood & Crab という店に行く。初めていった店だったけど、蟹もオイスターも食べがいが在ったし、プレインにしてソース別盛りとかが出来るのが嬉しい。
残念ながら、今日は深夜に日本と欧州とのテレカンなので、アルコールは飲めないけど、ここはなかなか良かった。
I found that Trader Joes are promoting bargain sale of mine.
However, I did not have any contact with them to give the permit to discount me before.
I do not know that this violates antitrust law or not.
I am not interested in the taste of this wine, but it may give another value to improve my self.
Do I need to buy or not?
That's a problem.
時差があっても深夜のテレカンがあると、やはり朝は眠いだといのうを実感する。今日は、Martin Luter Kind Day なので、銀行とか政府機関、学校などはお休みなのだが、民間企業は、会社毎に決めるらしい。何年かアトランタなどの東側で、この日を迎えた時は、結構パレードとが盛大に行われていたけど、ベイエリアではあまりそういうイベントを見かけないみたいだ。
そんななか、日本の某ベンダーさんは今日は休みじゃないので、昼にランチミーティング。日本の部品屋さんも、ハードウェアオンリーからユーザーエクスペリエンスの向上と創出への転換を強く求められているようだ。
ミーティング後は、ホテルで事務仕事をし、夜は今日サンノゼに到着した知人らと会食。偶然二人の知人が到着したのだが、1人は今日から駐在で、もうひとりは出張。各々異なる会社の人だけど、技術のフィールドが近いので、ネタは尽きない。また、出張の人の同僚の駐在員さんも技術屋で、当地でアマチュア無線も運用されているとのことで、懐かしい無線ネタまで出てきた。
夜、ホテルで東京と事務的なやり取り、それにしても某研究機関のルールは、なんかおかしいな....
今日は、午前中の便で帰国なのだが、其の前に某アライアンスのテレカンで、ちょっと重要な投票があるので、どうしても参加する必要があった。テレカンだけならば、フライトの時間に充分間に合うので、ホテルから参加で良かったのだが、もう一つデザイナーとのミーティングがフライト前の時間に予定していて場所も先方だった。
このため、ちょうどテレカンがはじまって暫くしたら、車で移動となりテレカンの前半30分くらいは車の中になる。このアライアンスのテレカンは、GoToMeetingというWEB会議システムで行われるので、GoTo Meetingの専用アプリをiPhoneにダウンロードしてiPhoneで参加してみることにした。
アメリカ滞在中は、基本的にT-MobileのMobile HotSpotというモバイルルータを使っているので、これにiPhoneをWi-Fiで接続していれば、ホテルの中も、車での移動中もネットアクセスできる。
専用アプリといっても、AppleStoreからダウンロードするだけで、起動するとちゃんとカレンダーから予定されているミーテイング一覧が出て来て、ワンクリックでWEB会議に参加できた。
ミーティングの開始時点では、ホテルにいて出席の確認に答えて、暫くはホテルの部屋から参加。その後、そのまま車に移動して、車のダッシュボードに、携行しているホルダでiPhoneを設置して、イヤホンマイクでハンズフリーな状態にする。
丁度、運転中に投票のためのポーリングがあって、目的の投票を無事に済ましたら、訪問先の事務所に到着した。さすがにダッシュボードにiPhoneだと、画面に表示されるパワポの資料はちょっと見づらいけど、採決のためのスライドなどは大きな文字で、少ない行数なので問題ないレベルだし、そもそも運転しているので画面をガン見してるわけにはいかない。おそらくiPadだったらもっと快適だろう。
WEB-EXにしても、GoTo meetingにしても、スマートフォンやタブレット向けのアプリは実に良く出来ている。WEB会議といっても、テレカンが日本とは比較にならないくらい普及している国の製品なので、基本としてのテレカンの多拠点接続機能が安定していることも大きなメリットかもしれない。
というわけで、GoTo meeting on the way to somewhereという、まさにReal GoTo meetingだった。
デザイナーとの打ち合わせも、予定どおり間に合ったし、良い成果をえて2週間の出張も終わり帰国便に搭乗。
我が家の山梨のメインアンプは、300Bのシングルで、ウェスタンの復刻版を使っている。まぁ、週末くらいしか鳴らさないので、寿命的にはまったく余裕があるのだけど、もう同じもののスペアは稀少だし、あっても高すぎる。
とはいえ、一応スペアがあればなぁと思っていたら、某恩人のところでチェコ球ならあるよとのことで、お裾分けしていただいた。見た目はちょっと頼りない感じなんだけど、結構使っている人が多いメジャーなものなので、とてもありがたい。
こうなると、普段使いをこっちにするべきか、ちょっと悩む。
夜、同僚が八丈島料理の店に連れて行ってくれた。八丈島料理というと"あしたば"と"くさや"くらいしか知らなかったのだけど、島唐辛子や八丈寿司なんていう小ぶりなお寿司もあって、なかなか楽しいお店だった。
"くさや"も大好きなんだけど、なかなか料理屋でだすとこはないので、しっかりいただきました。
今日は、今年の味噌の仕込み一回目の初日。例年通り朝から外で大豆の煮込み。幸いに、風邪もなく暖かい穏やかな天気。
午後からは、前職の元同僚らが子供を入れて総勢十二人で新年会のために集合。人数が多いので、石窯でパンとローストビーフ、イサキのグリル等を作る。イサキは、ちょうど近くのスーパーで、石川産のが入っていたので、2匹買ってみた。
40cmくらいある魚が、丸ごとサクッと入ってしまうのも、石窯の良いところかもしれない。網をレンガで少し浮かしていれると、天板と底板の両方から、全方位で焼いてくれるので、中までしっかりと火が通っても、焦げ付いたりしなのも魅力。
なんだかんだ、日本酒、焼酎からスタートして、途中からワインになった。先週サンタクルーズで買ってきた10$のSyrahは、やはり美味しかった。
朝は、新年会参加の全員で朝食のあと、味噌の仕込みの準備をして、地域の共同作業である芝焼き。折角の天気なのに、風が無いので、今ひとつ燃え広がりにかける。
少し早めに、芝焼きから戻って、お味噌の仕込みの2日目。昨日から宿泊している元同僚のうち一部にも手伝ってもらい、無事に3樽(仕上がりで180kg)の仕込みが終了。
いささか疲れたので、夕方早めに近くの高根の湯にいく。市内の温泉は、去年値上がりするとともに、固定資産税を払っている別荘所有者等の割引料金が無くなってしまい、一回820円とかなり高くなった。
流石に、北杜市は別荘所有者などの利用が多くて、そこからの不満もかなりあったのか、各温泉施設が新しく温泉手形という回数券を発行し始めた。これは、14回分で8,200円也なので、一回あたり585円となる。
有効期限は、1年なので僕の場合に間違いなく使い切る。14枚のうち10枚は、発行施設でしか使えないけど、4枚は市内の他の施設でも使える。しかも、これは市外の人という区切りなので、別荘所有者じゃなくても、普通に家に遊びに来た人などでも使う事ができるそうだ。
キャンペーン中らしくて、これを購入したらプレゼントとして、ビール、タオルセット、酒粕から好きなものが貰えるとのことで、酒粕をもらってきた。さて、この酒粕で何をするかは、別途検討してみよう。
海外のベンダーとのNDAのサインアップで、メールでドラフトをやり取りし、合意したあと印刷してサインし、それをスキャンして送った。最近このように、サインをしたものをスキャンして送り、相手はそれにサインして、またスキャンして送り返すというパターンが多い。
厳密には、郵送したオリジナルにサインしないと意味ないから、後日に郵送する場合は、あとからする方のサインは、実体にしたものが有効となると、スキャンしたものとは異なることになる。
こういうのをなんとかするのに電子署名的なものがあるとは思うのだが、残念ながら実務で電子署名のやり取りにお目にかからないのは、なにかアプリとかがイマイチだからなのだろうか?
この辺り、なにか旨いTTPの運用システムがあって、ドキュメントをアップして、サインする人が個々に電子署名を送ったら、全員の電子署名が付加されるみたいなサービスが欲しいな。
今日の午後は、久しぶりにかつてCATV事業で通った山梨県と東京の県境にある某市で打ち合わせ。といっても、そこに事業所のある提携先との技術打ち合わせなので、CATVとはまったく関係ない。
打ち合わせは、思いのほかの進展で、次のマイルストーンが明確になってスッキリだし、悪戯な日程プレッシャーも解消された。
久しぶりに同市を訪問したので、かつて一緒にいろいろと仕事をした方々と、夜は一献。
CATVで抱えてた問題は、残念ながらいまも変わらずで、決定的な打開策は無いのが辛いとこだけど、地域の課題、将来を見据えた人達は、相変らずに熱い思いを語ってくれた。
僕は、最初の無線ルータを開発した時から、地域情報化というテーマでいろいろな地方の方々とお付き合いをしてきたし、全国で300を超える地域に無線イントラネットを導入した。その頃は、僕は東京にしか住んでいなくて、でもいろいろな地方に住む熱い思いの人達と、地域情報化に向けた取り組みをしてきた。
ところが、山梨の北杜市に生活拠点を半分移して、自分が地域に生活をするようになったら、根本的な問題というか意識差を感じるようになってしまた。それは。僕らが中央の委員会や予算であれやこれやしていたのは、「都会人の都会人による都会人のための地域情報化」でしか無かったということだ。ちょっと、比喩的な言い方をすれば、土の匂いがしないものだったという感じだ。
地域に住んでみると、地域での共同作業や、財産区や水利、共有財など、都会にはない共生のいろいろな仕組みやルールがあることが判った。これらは、時に情報化や近代化には、重荷になることもあるけど、逆にそれがあるならばこれで良しみたいな、都会では思いつかない手法や手段が使えるメリットになる点もある。
実際に、こんな経験から、集落内光ファィバーLANなんていう発想が生まれて、有線と無線の 組み合わせによる二つのデジタル・ディバイド地域の課題を解消する研究開発なんていう事もやった。これは、その後ナウル共和国でのインフラにという話しもでたりした。
こういう経験からいうと、結局のところ地域創生というのは、地域の人が地域の特徴を踏まえて発案することが、とても重要なんだろう。その為には、これも言い尽くされてるけど、余所者、馬鹿者、若者が必要なんだけど、余所者は旅行者じゃなくて、よそから流れ着いて、地域に根ざそうとする人がきっと鍵になるんだろうと思う。
というわけで、余所者を引きづり込むのが、地域創生のスタートかもしれない。
スマートフォンと電子チケットの普及のお陰で、飛行機に乗る時にペーパーレスになったのはとても便利だ。とはいえ、僕は結構新しいものに躊躇するコンサバなとこがあって、海外でいままでは、カウンターでチェックインしていた。ただ、まぁそろそろ仕事柄こういうのも使えないとなぁと思って、先週の出張時のアメリカ国内での移動で、初めて使ってみた。
たまたま、チェックインする荷物もなかったこともあり、国内出張同様にスムーズなチエックインが出来て快適だった。乗り継ぎ空港でのターミナル変更が適時送られてくるのも、変更や遅延が多いアメリカでは、とくにありがたみが増す。
今回は、アメリカンのiPhoneアプリからオンラインチェックインしてポーディングパスを発行すると、Passbookに登録される仕組みだった。というわけで、まぁ無事に快適に使えたし、これからもこれがいいなぁと思ったのたが....
さて、出張から戻って、経費精算を始めたら、ちと困ったことになった。うちの会社では規定上、航空券の半券の写しをもって、間違いなく支出された旅費が適切に使われた事の証票の一部となる。
Passbookにあるから印刷すればいいやと思っていたら、これがどうして簡単にはいかない。メールで送れるので、PCに送れば印刷できると思ったら、メールで送られるのはPassbookの書式らしく、他のアプリで開けない。
というわけで、iPhoneの画面をキャプチャして、それをメールで送って印刷することになった。それにしても、A4に印刷される画面キャプチャって、証票としてはかなりお間抜け感が否めない。
とりあえず、Google先生に聞いたけど、あまりこれといった解決策が見当たらなかったのだけど、もしかしたら何か方法があるのかしらん。
日本の商用インターネットの黎明期からIXというコアな部分を作り上げて来た会社の人達と会食。業界にいると名前は知っているのに、実際に合うチャンスが無かった人とかは結構いる。
たまたま、今夜はお会いした人も、そんな1人で、話しをすると共通の話題、知人の名前が次から次へと出てくる。これって、まあリアルSNSみたいなもんだ。
僕の場合には、何年も前からの知り合いで、数年に一度くらい会合などで顔を合わせるけど、個別の仕事のやりとりの縁がないという人も結構いる。ただ、こういう人達だと、もともと背景にある思想というか価値観は、結構共有しているので、いざ仕事を一緒にとなって動き出すとかなり早い動きになるのが判る。
こういう、縁の連鎖の律動が感じれる時というのは、沢山エネルギーを貰えて嬉しいなと感じる夜だった。
かつて某社のインターネット事業参入時に顧問団として一緒に働いた仲間と会食。
元ボストン在住で、いまは日本に住んでる知り合いのアシスタントさんがセレクトしてくれたのは、六本木農園というレストラン。提携農家やお店の横にある小さな菜園でとれた野菜をベースにした、所謂スローフード系なメニューは、なかなか美味て滋養を感じる。
大きな椎茸というは、初めて食べたけど、なかなかにジューシーで美味しかった。〆の牡蠣と牛蒡の炊き込み御飯も満足させてくれるメニューだった。
たまたま、隣りのテーブルには、スローフードの関係者と海外から来られたオペラ歌手の方がいて、僕らの仲間の1人が京都出身者という事で、京都へのサジェッションなども話して盛上がった。
その後、折角週末に東京にいるので、ナイトキャップにいつものバーに移動。こちらでは、香港在住の北欧のカップルと、北欧は社会保障がいいよねなんて話題で盛上がって、なんだか夜は国際色豊な1日だった。
今日の午後は、EverySenseが主催するハッカソンの最終選考発表会。アイデアソン、ワークショップからの流れで、今日は最終プレゼンと審査だった。
この東京でのハッカソンは、LDO Challengeとの共催。これと並行して、同様に大阪では、IOTグローバルアントレブレーナープロジェクトとの共催アイデアソン も行って来た。
というわけで、今日は、東京と大阪の両方から参加者の発表があり、審査の結果2つのチームが先行された。1チームへは、今後の開発支援プログラムを提供することとし、もう一つのチーム(個人)へは、シリコンバレーツアーへ招待することとなった。
今日の発表された内容は、いづれもユニークで面白いものだったけど、やはり発表を聞くと、さらにブラッシュアップするアイデアがでたり、別なものに置き換えてのアイデアがインスパイアされたりするのが面白いし、大きな意味を持つことを感じる。
僕は、技術者にとって重要な資質の一つが謙虚さだと常々思っている。つまり、常に自分の設計やアイデアに対して、十分なのかと自答すするだけでなく、周りに意見や評価を謙虚に求める事ができるかだ。
かつて、Root,Inc.では、創業時から社員の特権として、DR(Design Review)の主催を誰でもできるとしていた。もちろん、貴重な他人の時間を、自分の為に費やしてもらうのだから、主催するには、自分のプランや設計を、判りやすく整理して説明する事が必要だし、資料も必要であれば用意する事が求められる。また、技術の評価レピューということになれば、僕も立場とか役職か関係なく、言いたい事は言うし、突っ込むことは徹底して突っ込む。まぁ、そういううるさい事言われるのが嫌なのか、準備が嫌なのかしらないけど、残念ながら積極的にDRを開催する人は、とても限られていた。積極的な人の中には、アフターファイブの席で、意見を求めてくる輩もいたけど、それはそれでまた面白かった。
こういう、直接担当者やチーム内じゃない人とのレビューというのは、そればかりしていると内容が発散しちゃうので、ある程度の期間をおいて、レビューと実装実務を繰り返すと効果があるみたいだ。なので、技術に限らずにハッカソン的なアイデアレビューや外部を入れてのディスカッションというのは、自律的なプロが仕事を進める上では、意識的にスケジューリングされても良いのかなと感じた。
難しいのは、本当に何も知らない若い人は、素直に判らない事を調べたり、周辺に聞いたりするけど、そこそこに経験があるとこれが出来なくなることだ。事前に調べないのも困るけど、異なるアイデアの提案や指摘される課題に対して、「でも」「だけど」が先行して、自己の正当化にいく人は、結局のところ次へと進まないからベンチャーには向かない。今日も、ある審査員が「話ししてもいいですか?」なんて突っ込んでるシーンがあったのは、典型的かもしれない。
今日のハッカソンの審査員は、僕以外に5人で、皆同じ得点しかもっていない。もちろん審査員を選考したのは、僕らなのだけど、特に利害関係もないし、中には今回初めてお会いした人もいるから、所謂御用先生でもない。つまり、僕というか主催側の影響は1/6しかないから、審査はフラットだった。
そんな中で、今回の上位のアイデアは、僕がEverySenseで目指しているThe Internet of things を指向するものだったのが嬉しい。いま巷にあふれているIOTって、VPN of thingsでしかないので、この辺りの思想を的確に理解してくれたアイデアが、今日の審査で評価されたことは、そのまま僕らにとっても嬉しい事だ。
たまたま、今日FaceBookで知った、US FTCのIOTリポート なんかも、まさに僕らの設計ポリシーと同じ方向性を示していたので、いよいよもってアクセレートしようと強く感じた1日だった。