進めているプロジェクトのデザインがかなりまとまって来た。加えて、搭載する電池候補も絞れてきた。ということとで、ちょっと手作りで内部構造のモックをスタッフに作ってもらった。
図面と違って形にしてみると、いろいろと見えてくることがある。基本的には想定の範囲ではあったけど、実現性が目にみえてくると、それなりに機能的な面で変更もしたくなるのが常だ。でもそこに嵌りすぎると危険なことは充分に解っているので、我慢我慢。
いま、気になっているのはファームで、やはり組込み系のファームは、確かにArudinoのようにLinux系のOSが乗って、とても出来る事も開発環境も良くなったけど、その分のデメリットもあるようだ。
ファームもあとからアップデートできるわけだけど、それを前提としたりだとかなり痛いし、SDKが何かの実現に対してボトルネックになったりするのは困ったものだ。
OSが乗ろうが、SDKがあろうが、マイコンはマイコンだし、チップはチップなわけだ。所謂ソフトウェアエンジニアではなくて、製品開発エンジニアという立場でハードもソフトも解りますよ系の場合には、そこを意識できて屁とも思わないレベルが求められる。
ところが、モノが複雑になって分業が当たり前になったから、なかなかこのレベルのエンジニアが少ない。メーカーなどには、製品開発エンジニアはいるのだけど、逆にネットワークやオープンソース系が苦手な人が多いのが、頭の痛いとこだ。
いよいよ、ハードも煮詰まってきたので、もう一度開発の根本的なKPIを再確認するかな。