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2014-12-01 SDKが....って

_ [仕事] SDKが....って

  当初の予定より7ヶ月遅れで、ようやく一つのブロジェクで納入したハードウェアが動き出した。重大な機能障害の理由は、報告書によるとチップレベルの設定オプションが不適切な設定となっていたことらしい。

  そして、この設定オプションは、SDKで供給されるライブラリーのコードにディフィニションが明確にあり、それを正しく使えてなかったとのことだ。最近、ハードウェア製品のファームの仕事で、立て続けにSDKが云々な原因というかエクスキューズに見舞われている。

  僕は、元々民生の電子機器の開発をしていて、回路設計の延長でマイコンを使いだし、コードを書いてきた。そして、いづれの仕事も、ものつくりであり、顧客には試作にせよ量産にせよ要件を満たす製品を納めることが仕事だった。

  僕が開発に関わって来た組込み系のこれらの仕事では、結果的に組込みソフトウェアが何かの機能を実現出来ない理由は、極端な言い方をすれば、メモリーが足りないか、速度が足りないかの2つしかなかった。

  しかし、いまや機器にOSがのり、その上でSDKが提供されということで、組込み系と言いながらもソフトウェア開発も、チップベンダーから提供されるSDKやライブラリー抜きでは成り立たない。この結果として、ソフト屋さんが平気でSDKを何かが出来ない理由とする事が多々在るようだ。

  そりゃ、組込みとか言ってもこういう上流の仕事をしてたら、SDKとかハードに近い部分のドライバーとかは、外部要因なのだから、そんな事を言うのも判らなくはない。

  しかしね、仕事をするプロのエンジニアとして、そういう事を言っちゃうのは、ちょっと僕には?だ。なぜなら、組込み系の仕事っていうのは、ハードがちゃんと動いてなんぼな訳で、それが動かなかったらどんどん深堀するべきだからだ。しかも、今回の案件では、ちゃんと提供されるソースや開発ガイドなどに、情報があるし、もっといったらチップのデーターシートを読めば、どういう内部構成で、そこにどういう設定があるかもかなり判ったレベルなのだ。

  メーカーズプームやArdino、ラズパイ等で、半田ごて握って、オシロの一つも使える程度のソフトウェアエンジニアが、なにやらスーパーエンジニアと称している。でも、チップのデータシートや、ハードウェア回路の内部に手を突っ込まないで、不具合の理由をSDKや開発環境のせいにするようでは、まったく情けないと思うのは、僕が古いのだろうか?

  今回も割り込み系の話しだったんだけど、チップのデータシートを読めば、どいうレジスタがあり、割り込みコントローラーにどいう構成でリソースが入力され、どのような設定が可能かくらいは、掴めるのに、そこに手を染めないで上のレイヤーでいじり回していたために、問題の割り出しにかなりの時間がかかったと見ている。

  SDKや統合開発環境が提供され、その中に隠れた部分や、その中に問題があったとしても、メーカーとしてもの作りを作るとなると、そんな事は顧客には関係ないことなのだが、その辺りの自覚がないものつくり屋さんが増えていると嘆くのは、僕だけだろうか?


2014-12-02 巡り合わせ

_ [仕事] 巡り合わせ

  この前書いたVPN of Things話で、昨夜はかなり盛上がったけど、今日の午前中もこの関係で打ち合わせ。結構具体的な話しがあって、なかなかに面白い。

  午後のとある打ち合わせで、たまたま僕の経歴を色々と説明することになったので、大学卒業からの経歴を説明したり、Root,Inc.の時の話しをしたり。以前にもとルートの創業メンバーがまとめてくれたパワポがなかなか秀逸だったので助かった。

  そんななかで、最後に打ち合わせしている相手から、xxxさん知っていますかと大学の時の後輩の名前がでてきた。たまたま、名前も珍しかったのか、サクッとフルネームが出たんだけど、卒業して30年近くになって、そんな名前がつながるとは、世の縁の不思議というやつかな。

  今夜も、深夜にテレカン2連チャンをしてから就寝。


2014-12-03 時代の節目

_ [仕事][インターネット] 時代の節目

  日本における商用インターネットのスタートから20年近くが経過して、今やインターネットは在って当たり前の社会基盤になっている。でも、逆に考えてみれば、それはたった20年前の事だったので、その黎明期に活躍した人達は、まだまだ現役で挑戦を続けている。

  そんな日本のインターネット創造に大きな役割をした某氏と久しぶりにお会いした。僕が初めてお会いした時は、ちょうどインターネットが普通の家庭に普及し始めるタイミングで、ADSLやWi-Fiが登場する少し前だった。曰く、僕と会うのは時代が大きく変わる節目だよねということで、今回はお互いに考えている方向性がガツンとつながった事を、話しはじめて直に感じた。

  たまたま、スタッフにも以前に一緒に仕事をした事の在る方もいるし、とても頼もしい意見を聞く事もできた。考えてみれば、もっと早くに再訪していればという感じもあるけど、まさにこういうのは巡り合わせなのだろう。

  こういう、流れをしっかりと固め行こうと、強く感じる。


2014-12-04 Tsukuba?

_ [仕事] Tsukuba?

  再来週、IEEE-SA(Standard Association)のプレジデントに就任した元IEEE802.11WGのチェアが来日する。この来日中に訪問するべき官庁や民間企業などについての相談があり、急遽朝からテレカンとなった。

  まぁ、1年か2年に一度は、このアウトリーチをしているのではあるが、都度テーマは何に重点を置くのか、相手方の興味や重点は何かなどを、事前に確認し、Agendaを明確にするわけだ。こういう姿勢は、日本でよくある表敬訪問とは随分と違う。

  今日も僕が推奨した訪問先についての質問があって、複数の部門の違いなどを説明した。いつも、困るのは官庁の場合、2年くらいで異動があることの説明かもしれない。

  今日は、もうひとつ最後にTsukubaというサイエンスシティがあるらしいけど、それは何処で、どんな感じなんだと聞かれ、さらにそのセクターの集積は成功しているのかという質問だ。

  僕は、筑波にはあまり縁がないけど、成功してるのかどうかと聞かれて、明確に答えられるような事例というか評判も知らないし、かといってネガティブすぎるものもない。ということで、あえて答えられるのは、So Soってくらいだった。筑波の関係者の皆様ごめんなさい。

  


2014-12-05 Another おでん@京都

_ [] Another おでん@京都

  協業先との打ち合わせと社内打ち合わせと、WEB-EXでの遠隔会議で、昨日とは真逆に終日打ち合わせな日。しかし、どの打ち合わせもゾロゾロ系はいないし、決まる事は決まったしで、こういう有意義な打ち合わせは嬉しい。

  夜は、伊丹経由で京都に移動。京都に着いてからどこかで夕食と思ったら、どこも以外と早く閉まっていて、ホテルにも食事ができるとこがない。たまたま、近くに以前京都の人に連れてて行ってもらった煮込み系の居酒屋さんが開いていたので、ビールの小瓶とおでん。

  しかし、これはおでんといっても、東京で馴染みのあるおでんとはまったく別モノ。どっちかというと、煮込みみたいなもの。でも、見た目と違って、味は辛かったり塩気がつよかったりしない。

  ここは、カウンターで1人でさくっとにちょうど良かった。

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2014-12-06 ハッカソン@NAIST

_ [仕事][] ハッカソン@NAIST

  今日は、先月開催したアイデアソンで選抜されたチームによるハッカソンをNAISTで開催。

  午前中と午後に、EverySenseのサーバーとアプリの紹介、公開するAPIの使い方などのレクチャーをし、アイデアソンの各チームのアプリがつながることを期待している。

  それにしても、NAISTに来たのは、かなり久しぶりなんだけど、あいかわらず遠い。今週末も大阪地区は死ぬほどホテルが空いていないので、京都でようやく見つけたホテルに連泊しているので、近鉄で高の原経由で来た。駅からのバスが想定以上に少ないので、結局タクシー。こりゃ不便だ。


2014-12-07 ハッカソン2日目

_ [インターネット][仕事] ハッカソン2日目

  ハッカソンの2日目で、各チームは、ラズパイやセンサーなどをつなげて、デモが出来るものを仕上げるとともに、プレゼンをした。

  今回もそうだけど、The Internet of Thingsなものは、あまり無かった。でも、参加者の熱意やアイデアから刺激を受けるという意味では、共催した価値が充分にあった。

  また、並行してピクト図解やビジネスキャンバスによる思考整理などの講義もあり、こちらも参加者にも良いチャンスだった。

  僕らは途中、A先生の実験しているスマートホームのデモルームもみせてもらったりあって、NAISTでの開催に付加価値がついた感じだ。

  終了後審査員をお願いしたK先生に最寄りの駅まで送ってもらい、京都に戻って、地下街で軽く食事をして、ヨドバシで書籍を購入。

  サーバーの動きがおかしいので、いろいろと試していたら、折角買ってきた書籍を読む時間がなくなってしまった。


2014-12-08 お好み焼きはおかずですか問題

_ [] お好み焼きはおかずですか問題

  朝、京都から大阪へ移動して、客先での打ち合わせしたあと、昼に再び京都に戻る。京都の駅前で、同僚と昼食となり、神戸出身の同僚とお好み焼き屋に入る。

  ランチの豚玉モダン焼きは、お好みに普通にご飯とお新香とみそ汁がセット。まぁ、昔から聞いてるし、知ってはいたけど、いざ自分で食べることになると、うーんどうもピンと来ない。同僚に言わせると、関西人には普通すぎて何が不思議なのか判らないらしい。

  午後の会議は、行政の人も参加して、貴重な意見交換で、次のステップへの方向性がちょっと見えてきた。

  夜は、伊丹のラウンジでテレカンに入ったあと、羽田にどって、三日間の関西出張が終わり。

  ところで、お好み焼きはおかずですか?

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2014-12-09 先行投資

_ [仕事][MISC] 先行投資

  朝の連ドラは見ていないのだが、話題になっているので、遅ればせながら「ヒゲのウヰスキー誕生す」川又一英著を読んでみた。テレビドラマとはちがって、スコットランドまで取材にいった作者による淡々とした伝記なのだが、事実は小説よりのごとく充分にドラマティックだ。

  それにしても、つくづく凄いのは、ウイスキー造りは、蒸留してモルトをつくってから、樽貯蔵で5年以上もの時間がかかる事だ。もちろん、蒸留後も、熟成中も一定の検査により品質の確認をするわけだが、結果として評価されるのは樽出しした後なのだから、もの凄いリクスなわけだ。

  しかも、その後のバッティングにより、どうこのモルトが生きてくるかなんていうのは、さらに深い組み合わせをしないと判らないわけで、まさに先行投資だ。

  僕も、味噌作りをはじめて10年になり、その量も8樽=480kgになるけど、これも仕込み後半年たってからの天地返しと、蔵出しの時までは、ひたすら醸造されるのを待つしかない。だから、毎年作っていても、蔵出しの時に樽の蓋を開ける瞬間は、とても緊張する。

  野菜つくりもそうだけど、どんなに努力しても、どんなに丁寧に仕事をしても、台風や害虫、獣などによる不慮の被害はあり、それなりのリスクはある。しかし、ウイスキーのように樽にいれて、5年というのは、かなり忍耐と信念がないとならない仕事で、それは僕には創造の域を超えるものがある。

  これに比べると、ITベンチャーの仕事は、当事者にとっては、なすべき事を信念に基づいて行うもので、果たしてリスクというのものが在るだろうかと思ってしまう。そこに、投資するベンチャーキャピタリストらにとっては、リクスであることだろうけど、それは結局のところ何処までその仕事にコミットするかなわけだ。コミットできない他力本願な仕事、投資だったら、それは怖くてリクスをとれず、安全策優先となるのは当然な気がする。

  新しい市場を創出する、なすべき事をする仕事には、リスクをリクスと思わない信念がなくてはならないということを、この先人の記録から再認識させられた。


2014-12-10 プロダクトとネットワークの狭間

_ [インターネット][仕事] プロダクトとネットワークの狭間

  朝、期日前投票にいき、究極の選択を迫られた感の投票を済ましてから出社。あまりに限定された選択子の無さに、政治への参加意識が揺らいでしまいそうだけど、ぐっとこらえて投票。

  午後の打ち合わせは、民生家電メーカーのクライアントなのだが、どうしても全ての発想というか考えがスタンダローンなプロダクトから抜け出せない。長年、スタンダローンな家電製品ビジネスの世界にいるためか、レイヤーモデルという概念が根底に無いのが辛い。

  一方で、夕方から参加したTcloudのコンソーシアムは、ネットワークありき、システムありきなので、講演のあとの質問やディスカッションもレイヤーを意識したものになる。

  同じ製造業でも、ネットワーク機器のように、はじめから外部機器との連携が前提となるものを製造しているメーカーと家電のようなスタンダローン機器を製造しているメーカーでは、本当に違うんだなと感じる。

  逆にネットワーク系の製造メーカーは、製品品質管理等の面では、家電製品メーカにあるもの作りに対する意識が弱くて、ソフトでなんとか的なところも散見する。

  情報処理学会と電子通信学会の溝みたいに、スタンダローンプロダクトベースの会社とネットワーク関連会社の溝も本当に大きいなと感じる1日だった。


2014-12-11 標準化カルチャー

_ [仕事] 標準化カルチャー

  今日の夕方は、某財団の主催による標準化に関する委員会。この委員会には、ITU/IETF/IEEEなど異なる標準化推進団体で活躍されている方が委員として参加して、ある技術的研究の標準化を推進するための検討をしている。

  ここの会合の面白いのは、やはり異なる標準化団体のカルチャーの違いが解る点だ、そもそも、デジュール型と言われる標準化団体とフォーラム型標準化団体では、意思決定プロセスや基本理念が違うので、ある種異業種交流会的だ。

  今日、とても面白かったのは、某大学の先生が、かなり本音的な発言をしてくれたことだ。民間企業と大学とでは、標準化活動の目的が違う事は、常々感じるし、その問題をネット上でも書いた事がある。しかし、面と向かって当事者からストレートな話しが聞けたのは、とても面白かった。研究者にとって、標準化は、標準化によって生じる市場優位性や製品展開が目的ではなく、標準化活動そのものが目的となる理由が少し垣間見えたのが、今日の委員会の一番の収穫だった。

  夕方からは都内で開かれたIoTベンチャーコンファレンスに遅れて参加、その盛況ぶりに驚いた。しかも、数人の懐かしい人とも再会したりもあった。そのあとパートナーと会食をしながら打ち合わせ、IoTはまさにバスワードからリアルに動き出しつつある事を実感。


2014-12-12 Deliverable

_ [仕事][電波] Deliverable

  今年度からはじまった日欧共同研究の成果報告の最初のDeliverable 文章は、行きかがり上僕がエディターになってしまった。というわけで、まずはアウトラインを書いて、ベースメントドキュメントのドラフトをメンバーにメールする。

  こういう文章は、一般的にNormative Textといわれる書き方をするのだが、残念ながらそういう事は、教わった事が無い。幸いに、IEEE802の活動をしている関係で、いろいろな事例を知る機会があったのと、その策定課程なども見て来たのが、今回はとても役立っていて、つくづく標準化活動に参加していてよかったなと感じる。

  明日は、そのIEEE802やWi-Fi Allianceで、いつも一緒になる仲間と忘年会を拙宅で行うので、関西から来ている知人と今夜は山梨に移動。とりあえず、明日に向けての練習を二人でしておいた。


2014-12-13 チャンポン忘年会

_ [MISC] チャンポン忘年会

  今日は、IEEE802とWi-Fi Allianceのアクティブメンバーでの忘年会。昨夜から宿泊している仲間は、神戸からの参加で、今日はその他、名古屋、湘南、横浜、都内などから遠路集合。

  まずは、電車で早めに来る仲間を韮崎でピックアップして、メインディッシュの水炊き用の鶏肉を清里の中村農園で仕入れる。その後、いつもの蕎麦いちで昼食。その後、窯の火起こしなどをしてもらっている間に、第2陣を韮崎でまたピックアップ。夕方に到着するもう1人を、再び韮崎でピックアップしたあと、食材の不足分などを、スーパーで買いそろえて戻る。結局、1日で韮崎に三回行ってしまった。

  車組も無事に到着して、いよいよ忘年会スタート。シャンパンからはじまって、ビール、ワイン、アイスワイン、ポートワイン、日本酒、カクテルともうなんでもあり状態。さらに、食べ物もアヒージョやパンチェッタなどから、メインの鍋、鮒すし、へしこ,からすみなども、こちらも何でもあり。

  1人が、バターを手作りするというので、カンパーニュを石窯で焼いて、明日の朝にと思ったら、それもあっという間に完食。時分割による多重化チャンポンなんだけど、その切り替えが頻繁なのと早いので、もうなにがなんだか。

  夜、都内から電車とタクシーできた1人も無事に到着。今日のチャンポンの極めつけは、飲み物、食べ物もあるけど、実はメンバーだ。

  総勢11人が、11の会社から参加している。しかも、僕以外は一部上場の有名企業と大手研究機関。このメンバーの組織名を並べるだけで、ちょっとしたコンソーシアムの会員リストより豪華かもしれない。しかも、年齢も出身大学も違う。共通なのは、無線の標準化ということだけで、こういう現場レベルの横串連携ができるのが面白い。これは、年に何回も標準化会合でいろいろな国のホテルの一つ屋根の下で、数日間仕事をしているからなせる事なのかもしれない。


2014-12-14 信玄餅

_ [] 信玄餅

  昨夜のチャンポン忘年会にも関わらず、朝からジョギングに行く強者もいて、みなさん早起き。しっかり朝食を皆でとったあと、名古屋方面に行く参加者の車が不調というので、途中までお見送り。

  その後、東京方面に帰る人を韮崎の駅まで送って行ったのだが、電車の時間にちょっと間があった。というわけで、国土沿いの金精軒の韮崎店に寄り道。この前もSNSに書いたけど、桔梗信玄餅は知っているのに金精軒の信玄餅の認知度は本当に低い。僕は、地元贔屓で、来る人には金精軒の信玄餅をお勧めしている。ただ、これは「最初に信玄餅を売り出したのは桔梗屋であるが、商標を取得して売っているのは金精軒」というのが事実らしく、桔梗屋がオリジナルらしい。

  無事に駅で皆さんをおろして一旦帰宅。一休みしたあと、サニーで一鞍。今日は、長方形馬場で速歩で図形に合わせて誘導する練習。まだまだ覚えることが沢山....


2014-12-15 Official visit protocol?

_ [電波][仕事] Official visit protocol?

  今日の午後は、来日中のIEEE SA(Standard Association)の次期Presidentの官庁訪問に同行。庁舎一階まで担当官が迎えに来てくれたあと、幹部へのご挨拶、その後別室に移り担当部門の責任者や担当官との意見交換。

  こちらは、IEEEE Japan Officeの方と僕と通訳さんと主役の4人。官庁側の皆さんと僕は面識があるんだけど、いつもとは違って、とてもよそ行きな会合。しかも、こちらには、なんと通訳さんまでいるし、細かい席次やアジェンダも事前に調整されている。これが、所謂Official visitというやつなのだろうか?

  昔に、某省(今日の訪問先ではない)の研究所の関係で、ワシントンにFCCの委員長を訪問したことがあるけど、あの時はこんな儀式張ったことは全くなかった。比べてみると、日本のまじめさというか儀礼的な面が如実に現れていて面白かった。

  まぁ、IEEEやIETFは、フォーラム型なので、ちょっと対応しづらいのかもれしないけど、日本の官僚の皆さんには、ぜひ一度標準化会合の現場に行ってみてもらいたいとつくづく思ったりもした。

  今後は、IEEE-SAも、いろいろと日本での展開に力をいれるようなので、もっと互いに意見交換が自由闊達にできるようになるといいと感じる次第だ。

  


2014-12-16 京都と大阪

_ [仕事][] 京都と大阪

  朝、デザイン系のテレカンをしたあと、京都に移動。京都市役所で意見交換。話しのなかで、円安の影響による海外からの観光客増が話題になった。面白いのは、大阪と京都の違いで、京都は圧倒的に欧米からの観光客が多く、最近はスペイン語圏の人も増えてるとのことだ。

  また、家電量販店やドラッグストアにアジア系の観光客が殺到しているが欧米系は皆無、回転寿しは半々というような分析もなかなか興味深かった。

  夜は、千里中央で日欧共同研究のメンバーが集まっているので、駆けつけて少し担当している部分についての確認。その後、京都にもどってホテルで深夜にテレカン三つを終わらせて、やっと就寝。

  今日は、テレカンではじまり、テレカンで終わった。


2014-12-17 答えは雪に聞け

_ [] 答えは雪に聞け

  午前中のミーティングの開始時間が1時間繰り上がったこともあり、11時前の新幹線で東京に帰れることになった。ところが、西日本の雪の影響で京都発が10分遅れ。雪と特急の組み合わせは、どうしてもあの2月の大騒ぎが思い出される。ところが、JR東海は西日本からの雪の来襲を逃げ切ってくれたおかげて、東京駅に着いたのは予定より1分遅れだけだった。

  これに比べると、去年は、川口春奈さんが「ぜんぶ雪のせいだ」と責任回避をし、今年は早くも広瀬すずさんが「答えは雪に聞け」と最初から対応をよそに振るという、さらなる逃げモードなJR東日本は、今年はどうなってしまうんだろうか?

  夕方からは、某研究機関と成果展開の戦略に関する打ち合わせ。その後予定していた会食がキャンセルになったので、同僚らと会社近くの和食屋さんで一献。さかなと日本酒の美味しい小料理屋さんが見つかったので、かなり嬉しい。


2014-12-18 ガラパゴス再び?

_ [インターネット][仕事] ガラパゴス再び?

  朝は、来日中のIEEE-SA PresidentとIoTに関する意見交換会議。プライベートな会議なので、総勢8人程度。IEEEでは、P2413というWGでIoTに関する標準化が一部検討されており、その概要とステータスの説明を受け,質疑応答。連日、IoT関係のニュースが国内ではながれているけど、国際的な標準化では、まだ日本企業の活発な動きが無いのが残念だ。コンカレントな活動をスタートするというリスクをとる戦略はないのだろうか?。

  午後は、920MHzの無線方式についての打ち合わせ。こちらは、日本の企業と研究機関が主導で、IEEE802.15で標準化がされたもの。既に、スマートグリッドでは、上位層までの標準があるのだが、センサーネットワークなどで使うには、残念ながらまだ相互接続性についての保証がない。

  まぁそれなりの機関と税金を投じてきたので、周辺では国際的な標準として期待される声も多いのに、どうもガラパゴスまっしぐらな感じが否めない。そうこうしているうちに、同じ下位層を使って、世界的に強い標準化機関とアライアンスが相互接続性保証も含めて対応しつつあるので、やはりかなりショボーンになるかもれしない。

  なんとか、実例として使って普及に寄与できないかと思ったけど、結局は,周辺にいる人達が言葉だけに踊っていて、実態を理解していないことが今日の打ち合わせでよくわかってしまった。

  夜は、某サロンで、 知り合いの講演を拝聴したあと、打ち合わせ。AI=After Internetというのがキーという視点に大きく賛同。


2014-12-19 製造業は遠くになりにけり

_ [仕事] 製造業は遠くになりにけり

  午前中は、昨夜久しぶりに再会した某IT系商社の元社長だった方が来訪。既にご勇退されて、いまはご子息といくつかの商材の輸入展開をされている。というわけで、とある無線LAN関連製品の日本展開について意見交換。商材として利用シーンは解るけど、使い方に制約が在り、それは日本展開ではちょっと厳しいかもなどの意見を述べる。

  午後からは、IOTと情報流通に関する打ち合わせで、今回はも課題抽出を目的に、みんなでプレスト的作業を実施。大きなミッシングポイントがあることが明らかになったりして、なかなか意味のある打ち合わせだった。

  夜は、前職の時の元部下と会食。 彼は新卒で採用されて、経理部門に配属されたので、基本的には直接のラインで仕事はしていない。ただ、入社後彼の同期らと会食をしたり、技術系の同期には、私の知り合いの先生の教え子らもいた世代だし、経理部門ともやりとりは在ったので、いまもFaceBookでつながっている。

  今は、某コンサルティング会社に転職して、エンタープライズのシステム導入や開発のコンサル業務に従事しているとのことで、良いキャリアステップを踏んでるようだ。たまたま、聞きたい事があるというので、久しぶりに合った。彼の疑問は、ブランドメーカーが、ファブレスであることと自社工場を持つことの違いに関してだった。

  僕にとって刺激的なのは、今の日本の若い世代で、特に都心部に働く、非製造業の人達からすると、既に製造業というものが、創造の域の外側にあるくらいの距離感なんだというとを認識したことだ。こういうなかで、似非メーカーズブームとかが起こっていることを考えると、もっと製品製造の仕組みの基本的な部分とかも、きちんと啓蒙してく必要があるのではと思った次第だ。

  今夜は、山梨に戻るのでノンアルコールで会食。夜中に山梨の家に着いたら地面にはうっすらと雪が残っていて、氷点下だった。


2014-12-20 血行促進

_ [MISC] 血行促進

  今日の天気予報は、午後から雨ということなので、 昼前に明野のサニーで一鞍。今日は、かなり久しぶりにミルキー号という、超ベテランの牝馬。この馬はは、上下動が大きいわりに歩度が小さくて、ちょっと不思議。大分前に外乗で乗った頃は、こういう馬の違いなんて全く意識していなかったし、意識したとしても解らなかった。最近になって、やっと馬による微妙な違いが解るようになって来たのは、それだけ馬に気を使えるようになっということかしらん。今日は、それなりに納得のいく一鞍だった。

  朝から来ていたメンバーさんと,近くの蕎麦屋で昼食をとったあと、高速バスのバス停までお送りして帰宅。暫く休んだ後、夕方早めに近くの温泉で身体を暖める。昨日、夕方の打ち合わせと会食の間に、リラクゼーションをしたら、血行の悪さに呆れられたので、少し温泉で身体を暖めながらストレッチをしてみた。

  夕方になって漬け物の塩梅をみたら、沢庵もちょっと早いけどまぁいい感じになっていたので、一本だけ出してみた。折角、血行促進とかいってるのに、こうやって塩分とってるのでは駄目かもしれない。(笑)


2014-12-21 冬晴れ

_ [MISC] 冬晴れ

  昨夜からの雨音が朝起きたらしないので、雪になったのかと思ったら、ただ止んでいただけ。ということで、天気予報と違って、今日はなんたがとても良い綺麗な空が広がった冬晴れになった。

  気温も寒いとはいえ、陽のあたるところは、そこそこなので、裏山から隣り別荘にかけては、猿が大量に来ていた。とくに、目を見張るのは、子猿が多い事だ。こんなに子猿が増えたということは、来年の畑の被害はどうなることやら。

 折角の晴れ間なので、畑の整理でもしたいとこだけど、溜まっている事務仕事を片付けるのが優先ということで、遠くに冬の山々をみながらお仕事。最初に英語の頭の痛い案件を片付けたら、あとは比較的まったりモードになったので、ライム消化をかねてダイキリを一杯。

  秋口に塩漬けにした真鰯を軽く塩抜きしてオリーブオイルに付け替える。2時間くらい置いてから、軽く焼いてつまみにして試食。折角だからギムレットを一杯。真鰯でもいいけど、やはり片口のアンチョビのほうが美味しい。今度は、また片口を仕入れに行こう。

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2014-12-22 人が変わればなのか

_ [仕事] 人が変わればなのか

  午前中は、とある会社で事業の説明。この会社には、随分前に別な担当者に説明したことがあるのだけど、その時の人は多分まったくといっていいくらいピンと来てなかった。ところが、今日お会いした人は、前にお会いした人よりは非技術系な感じだったけど、とても本質を見抜いた感じがあって質問も鋭かった。

  ということで、最近思うのは結局は、センスの問題で、センスというのは技術力とかじゃないんだなということだ。感度とか感性みたいなもので、これは、知識ではないわけだ。VCをはじめとする金融系の人には、MBAをもっていたり、高学歴の人とか多いけど、残念ながらそれは感性とはイコールではない。なので、打てば響くというか、芯のところで解っているな思う人と出会うとほっとする。結局は、人なんだなと感じた打ち合わせだった。

  夕方からは日欧の共同プロジェクトのテレカン。一番懸念だった日程や進め方について、とりあえず僕なりに言いたい事を言わせてもらって、全体の流れが見えたのはとても助かった。テレカンのあとFace to Faceで日本側のメンバーと合流して一献。このプロジェクトは、レイヤーの違う人が多くて面白い。


2014-12-23 天皇誕生日

_ [MISC] 天皇誕生日

  今日は、原宿の関連会社で、ハッカソンだったのだか、原宿駅から歩いて会場に近づいていくと、やたらと警察官がいて物々しい。会場となるビルの前の明治通りには、沢山の警察車両がいて、交差点の原宿駅方向は、封鎖されている。

  とりあえず、???のまま会場について、ハッカソンの準備等をしていたら、外から大きなアジテーションが聞こえて来た。なにかと思ったら、右翼系の街宣車が大量に集結して、警察ともみ合っている。しかも、ぼくらのいるビルの前の歩道にぎっしりと街宣車がならんで、明治通りを挟んで警察と睨み合い状態。

  聞こえてくるヤジの内容から少し調べてみたら、直ぐ近くの公民館で反天皇制を唱える団体の会合があり、それに対する右翼の抗議活動ということらしい。

  たまたま、今日は赤坂真理の「東京プリズン」という小説を読了したのだが、この小説は天皇の戦争責任と東京裁判をテーマにしたものだった。天皇とは何かという話しや、そもそも東京裁判とはなんだったのか、戦後世代に対する近代日本史の教育のバイアスなど、かなり重いテーマだ。

  例えば、 A級戦犯とB・C級戦犯の違いは、罪の重さの違いではないというような、重要な解説的部分もある。小説という形をとりながら、こういう訴求の方法があるんだと読後に感じる重量級の物語だ。

  そんな本を読んだ直後に、目の前で反天皇制Vs右翼というリアルな衝突をみてしまったというのも、なんだか余計に考えさせられるものがあった。


2014-12-24 想定外

_ [仕事] 想定外

  仕事柄、取引先や提携先の経営者の方々とお会いすることは当然多い。そして、大抵の場合は事前に自分なりに話す事、相手に期待する事、相手の反応などを想定して、それなりの目論みをもって面談に望んでいる。基本的に、普通はどんでん返しというか、想定外の展開になることは少ない。

  ところが、最近は立て続けに想定外の反応というか展開になることがあって、驚かされる事が続いている。それは、良い方向の場合もあるし、逆の場合もあるけど、想定を超える事というのは、ある意味ではとても新鮮だし、勉強になる事が多くて、良くても悪くても、とても面談したことそのものが有意義に感じれる。

  逆に、あまりに想定どおりだと、まぁはっきりいってメールで良かったんじゃないのみたいなのもあるわけだ。

  今日も、ある意味でちょっと予想外の反応があったのだけど、果たしてそれは良い方向にとって良いのか、ちょっと悩んでしまった。まぁ、クリスマスイブなので、とりあえず勝手に良いものと判断しておくことにした。

  夜は、久しぶりに代々木上原で、鮟鱇鍋の会食のあと、いつもの二軒目でシェリーを堪能。心温まるイブだった。


2014-12-25 年に一度のお約束

_ [MISC] 年に一度のお約束

  僕がRoot,Incで無線ルーターを製品化して、それなりに地域のインフラに使われるようになったのは、17年前の事だった。その最初は、まだ製品レベルではなくて、バラックモデルだったのだけど、当時の郵政省の電気通信監理局が、地域情報化のための調査研究会に採用してくれたのが大きな転換点だった。

  この研究会に参加するにあたり、僕は屋外アンテナが必要なので、アンテナメーカーに参加してもらえるようにお願いした。また、無線の工事を含めてシステムインテグレーションの出来るパートナーとの協業も計った。

 この時に一緒に仕事をしたアンテナメーカーとキャリア系SIの二人とは、それ以来の長い付き合いだ。そんな仲間と三人で、年に一度暮れになると忘年会をしている。生憎と去年は珍しく調整が出来なかったけど、今日は久しぶりに三人が揃った。

  互いの17年は、それぞれにいろいろと苦労も喜びもあったろうけど、三人そろうと昔のまま、本音で語り合い、言い合えるのは本当に楽しいし、嬉しい限りだ。三人は、2つずつくらい歳が離れていて、僕が一番下なので、兄貴が二人いるみたいなものだ。

  社会に出て、いろいろな人と出会い、一緒にいろいろな仕事をしてきたけど、それがきっかけで、こういう長い付き合いが出来るのは、まさに一期一会を大切にしてきたからかなとしみじみ思う夜だった。


2014-12-26 仕事納まらないぞ

_ [仕事] 仕事納まらないぞ

  世の中的には、今日は、職場のお掃除と納会みたいなとこも多いようだけど、そんな事はまったく感じれずに、午前中は某協議会の定例ミーティング。その後、社外取締役をしている会社の取締役会やら打ち合わせで、夕方やっと事務所に戻る。

  結局、掃除らしい掃除もせずに、とりあえずスタッフと簡単に事務所で納会をして解散。僕は、また月曜日に出てくるので、とりあえず急ぎの事務処理を終わらせる事を優先して、なんとか片付けた。

  新宿で駅弁を勝ってかいじ号で山梨に戻る。今日は比較的暖かいけど、それでも山梨の家は1℃くらい。まあ、これから本格的な冬になるわけで、いまのところは想定の範囲内かな。


2014-12-27 3彎曲蛇乗り

_ [MISC] 3彎曲蛇乗り

  天気も崩れていないので、午後からSunnyで一鞍。今日は、3彎曲蛇乗りという課題にはじめて挑戦。これは、途中で手前が二回変わるので、その辺りの合わせ方が難しい。

  一旦家に帰ったあと、夜はSunnyさんで、オーナー、大泉在住の会員さんと一緒に忘年会。すっかり馬談義にもりあがったせいか、想定以上に飲んでいた気がする。


2014-12-28 乗り納め

_ [MISC] 乗り納め

  いまはサンノゼに駐在になっている前職の時の同僚が年末で一時帰国。彼とは先月ハーフムーンベイでビーチライドの外乗をしたあと、Milpitasの牧場等を見学したのだが、そのあとそこのレッスンに通いだしたそうだ。

 というわけで、帰国で二週間近く間が空くこともあり、日本で騎乗しようといことになり、ヘルメットとブーツを持参で山梨まで来訪。

  昼前に韮崎でピックアップしたあと、清里でランチをして、明野のSunnyへ。とりあえず、馬場で彼が簡単なレッスンを受けてる間、僕は別な馬場で今日のお相手のミルキー号と1人で練習。その後、昨夜もご一緒だったレオンのオーナーさん、Sunnyのオーナーさん、彼、僕の四頭立てで、二時間弱の外乗。

  今日は、天気もよくて風もなくて、まさに外乗日和という感じ。途中、速歩をいれたり、おしゃべりをしながら今年の乗り納めを無事に終了。

  夕飯の買い物をしながら家に戻ったあと、高根の湯で疲れをとる。夜は、彼と二人で七輪での焼き物と牡蠣鍋。馬談義が尽きずに、気づいたら外は雪景色だった。

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2014-12-29 鮟鱇

_ [MISC] 鮟鱇

  朝,山梨から車で都内に移動。頼まれていた味噌の配達。同行している元同僚と事務所近くで昼食をしたあと、最寄りの駅に送って解散。そのあと、今年最後の事務仕事の残りを夕方まで片付けた。

  今年最後の会食は、須田町のいせ源で鮟鱇鍋。昔よりあん肝とか煮こごりが小降りになった気がするけど、鍋はやはり美味しい。この季節、この界隈は、蕎麦屋も鳥すき屋も皆忙しいようで、どこも人が並んでる。

  寝る前にメールをチェックしていたら、折角年末年始のお休みとおもっていたのに、クリスマス休暇が明けたアメリカとヨーロッパからは、ガッツリとメールが来ていた。


2014-12-30 携帯の複雑さ

_ [電波][MISC] 携帯の複雑さ

  諸般の事情によりAndroid端末を、少し大きくて見やすいタイプに機種変更。幸いに会社近くのドコモショップは、年末のためか待ち時間もなくサクッと窓口にて対応がはじまった。

 ところが、折角だから料金プランの見直しもということになり、会社契約なので、会社単位でパケット使用量等を分け合える方式にしたりなど、いろいろな事をしていたら、かなりの時間を費やした。

  でも、この間となり窓口にいた人も、同じくらいの時間を窓口で費やしていた。これをみると携帯の窓口業務というのは、本当に個別対応時間が長くて、コストのかかるものだと言う事が解る。逆な見方をすれば、如何に料金携帯や契約携帯が複雑かということだ。こういうのは、なにかやはりおかしいので、MVNOの普及もふくめて、これからどんどん改革が進む予感がする。

  夕方は、久しぶりに実家によって、91 の母に年末の挨拶。その後、談合坂で上野原の仲間にお味噌の配達をして、無事に山梨の家に戻った。


2014-12-31 レ点ビジネス

_ [電波][仕事] レ点ビジネス

  昨日、携帯電話の機種変更にともなって、ドコモショップで、いくつかのDアプリのオプション加入をつけられた。説明によると契約日から31日以内に解約できるので、とりあえずつけるとのこと。解約は、契約翌日以降に、電話または携帯電話からの操作で可能とのこと。丁寧に、解約のための操作方法も書かれた紙をいただいた。

  これらのオプションは、一つあたり500円前後で、全部合わせると月額数千円になる。僕には不要なものなので、今日早速解約の手続きをとおもい、もらった書類にある携帯電話による解約の操作をしようとしたら、サポートセンターに電話してくれと出て、解約できない。

  というわけで、サポートセンターに電話したら、法人契約の場合には、携帯からの操作では解約出来ないそうだ。つまり、昨日のドコモショップの方の説明がこの部分について間違っていたわけだ、一言愚痴をこぼしながらも、不要なオプションを全部解約できたので、実質的な月次の負担は発生しない。

  しかし、実質的にはこちらの時間や手間というコストは発生しているが、まぁそれはとりあえず良いとしよう。それでも、そもそも翌日に解約して良いオプションを、ショップで加入させる事のモチベーションはどこにあるのだろうか?この背景は、こういうレ点オプションで、実際にはそこそこの比率で解約せずに、そのまま課金されてしまう人がいて、それにより販売店にインセンティプだったり、サービス会社の加入者統計数字に影響するからだろうか。

  もし、そうだとしたら、これってほとんどスパムメールと同じではないだろうか?大きな違いは、それを通信事業者が堂々と展開している事だ。Opt-In/Opt-Outもそうだけど、解りづらい約款で消費者に負担をさせることをデフォルトとして、それを解約するのにはそこそこの手間とスキル(意識)を消費者に求めるというのは、根本的に社会的に不正義ではないのだろうか?

  監督官庁は、もっとこの辺りの実態の把握をする必要があるのではと思った。

  今日は、大晦日ということで終日山梨の家にいたので、カンパーニュ、正月用のローストビーフ、夕飯のピザと久しぶりに石釜三段活用だった。


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