今日は、原宿の関連会社で、ハッカソンだったのだか、原宿駅から歩いて会場に近づいていくと、やたらと警察官がいて物々しい。会場となるビルの前の明治通りには、沢山の警察車両がいて、交差点の原宿駅方向は、封鎖されている。
とりあえず、???のまま会場について、ハッカソンの準備等をしていたら、外から大きなアジテーションが聞こえて来た。なにかと思ったら、右翼系の街宣車が大量に集結して、警察ともみ合っている。しかも、ぼくらのいるビルの前の歩道にぎっしりと街宣車がならんで、明治通りを挟んで警察と睨み合い状態。
聞こえてくるヤジの内容から少し調べてみたら、直ぐ近くの公民館で反天皇制を唱える団体の会合があり、それに対する右翼の抗議活動ということらしい。
たまたま、今日は赤坂真理の「東京プリズン」という小説を読了したのだが、この小説は天皇の戦争責任と東京裁判をテーマにしたものだった。天皇とは何かという話しや、そもそも東京裁判とはなんだったのか、戦後世代に対する近代日本史の教育のバイアスなど、かなり重いテーマだ。
例えば、 A級戦犯とB・C級戦犯の違いは、罪の重さの違いではないというような、重要な解説的部分もある。小説という形をとりながら、こういう訴求の方法があるんだと読後に感じる重量級の物語だ。
そんな本を読んだ直後に、目の前で反天皇制Vs右翼というリアルな衝突をみてしまったというのも、なんだか余計に考えさせられるものがあった。