今日の夕方は、某財団の主催による標準化に関する委員会。この委員会には、ITU/IETF/IEEEなど異なる標準化推進団体で活躍されている方が委員として参加して、ある技術的研究の標準化を推進するための検討をしている。
ここの会合の面白いのは、やはり異なる標準化団体のカルチャーの違いが解る点だ、そもそも、デジュール型と言われる標準化団体とフォーラム型標準化団体では、意思決定プロセスや基本理念が違うので、ある種異業種交流会的だ。
今日、とても面白かったのは、某大学の先生が、かなり本音的な発言をしてくれたことだ。民間企業と大学とでは、標準化活動の目的が違う事は、常々感じるし、その問題をネット上でも書いた事がある。しかし、面と向かって当事者からストレートな話しが聞けたのは、とても面白かった。研究者にとって、標準化は、標準化によって生じる市場優位性や製品展開が目的ではなく、標準化活動そのものが目的となる理由が少し垣間見えたのが、今日の委員会の一番の収穫だった。
夕方からは都内で開かれたIoTベンチャーコンファレンスに遅れて参加、その盛況ぶりに驚いた。しかも、数人の懐かしい人とも再会したりもあった。そのあとパートナーと会食をしながら打ち合わせ、IoTはまさにバスワードからリアルに動き出しつつある事を実感。