今日は、EverySenseのSanDiegoでの展開のために、UCSDのビジネススクールで打ち合わせ。UCSDには、Qualcommの冠のインキュベーションスペースもあるようで、さすがお膝元だ。
UCSDのあとは、Qualcommで、IEEE802.11aiのデモの見学。これは、彼らが3月にバルセロナで開催されたWMC2015で行ったもの。11aiの標準化を担当しているエンジニアに、サンディエゴに行く時にデモみせてよ言ったら、気持ちよく迎えてくれて、いきなり彼らのラポの中に通してくれた。
彼らのデモは、Qualcommの携帯用のSoCが搭載されたリファレンスデザインの携帯端末と基地局を使ったもの。基地局の電力を自動で変化させて、ハンドオーバーまでの共同を可視化している。
可視化では、従来品と11ai対応の2つの携帯端末の画面にディジタル時計を表示して、これらの画面をビデオカメラ(スマホ)で撮影して、それをモニターに写している。これって、僕らが1大昔に、1aiの技術の元となったMIS方式の実験とデモをした時と全く同じ。まったく技術屋がやる事は、どこも一緒だ。
なんだかんだで、11aiの基礎技術をMISが提唱して、実装してから早いもので16年が経過し、やっと世界最大の通信チップのメーカーがこれを取り入れてくれたわけだ。まさに、継続は力なりを感じて、少し誇らしい気持ちになった。
夜は、EverySenseのパートナーと、ダウンタウンのSushi Haneで会食し、ホテルでは当地に留学している若い人達と意見交換となった。