参加しているG-7/I-7は、今日が本番。参加者は、朝ホテルでバスのにって、警備車両の先導つきで、トリノ郊外にあるヴェナリア宮殿(La Venaria Reale)に移動。宮殿内のホールと会議室で、AI,BigData, Future Workの三つのグループでの戦略協議を行う。僕は、BigDataのグループで、午前中はアウトラインを、午後はその具体的なアクションへの提言をまとめる。会議室の角で、カラーマーカーをたくさんもって、議論の流れをイラストにまとめるグラフィックレコーディングする人がいて、彼は議論には参加せず、ひたすら聞き耳をたてて、それを可視化してくる。
イタリアンなロジではあったけど、予定どおりに議論を集約して、G7 ICT閣僚会議のクロージングにて、I-7の議長がステートメントを発表することができた
ところで、僕らが戦略協議をしているのとは別に、イタリアのスーパーコンピュータを一ヶ月に渡ってぶん回したAIが作り出した以下のステートメントが発表された。
In the future artificial intelligence will replace human work and may represent a potential long-term in AIs.
If worker roles can be perfectly changed without anymore human intervention, we'll be in the AI winter of madness, but nature does appear to require a digital lifesaving regime for a biological human being, and this may allow the prospected of human workers to continue exist indefinitely.
Artificial intelligence can help government deliver policies and services more effectively than with human capabilities and abilities, that also encompass deterrence and analysis.
The worst scenario is probably excessive or inappropriate programming, which is why the government have to work to create a perfect deterrent.
Future workers will use artificial intelligence to power existing technologies, or to eliminate redundant pre-defined factors such as genetic bias and simple algorithms.
What we will call "general artificial intelligence"? We might propose "a super intelligence whose well organized function is not conceivable".As well we might point out that a suitably engineered intelligence might look human even if it's not very intelligent.
These hypothetical "smart" intelligent beings that will be selected (or at least worthy) will already supersede human intelligence.
しかし、これみるとAIって、なかなかに人のことを忖度してくれて、ちょっと優しいじゃんって思ってしまった。大丈夫、仕事は無くならないさ.....
G7のクロージングでは、並行して開催された会議の座長の有識者らが報告を順にするのだが、見事に全員が持ち時間を無視した長広舌。途中で司会が、嫌味を言っても御構い無しで、これって国民性なのかと思ったら違った。
というのは、最後に挨拶したイタリアの大臣が、政治家は有識者より時間を守るんだよ的な発言をして、その挨拶もなかなかに要点をまとめていて素敵だった。ドイツの閣僚も、さわりだけドイツ語で話して、途中で原稿を丸めてすてて、英語で挨拶。カナダの閣僚は、さわりをイタリア語で話してから、やはり英語と、なかなかみなさん洒落ていた。
ちょっと、悲しいのは、日本から参加の閣僚クラスの方は、残念ながら日本語。この時に、会場では同時通訳のレシーバーが十分にに配られていないので、僕の周りにいたプレスの関係者らがそれを受け取れた時には、すでにスピーチが終了していた。つまり、多くの参加者にメッセージは伝わらなかったわけだ。
グローバル化を推進するという政府の姿勢が本当なら、どうせ同時通訳用に英語の原稿も作ってるのだから、原稿棒読みでもいいから英語でスピーチすればいいのになぁと思ってしまった。
閉会時に、閣僚が会場を出るまで参加者は席についててというアナウンスをしているのに、これも英語のためで取り巻きが理解できないのか、延々と名刺交換をしていて、周りが退場できずに待ってるなんて光景も、ちょっと同胞として悲しい風景でもあった。
というわけで、もしかしたらこういう役目は、まさにAIが取って代わるのかもしれない。