実験中のデバイスの量産化について、旧知の大手電機メーカーの方々と意見交換。僕は、彼らとは1983年以来のお付き合いなので、もう34年になる。今、一番の上級職の役員の方とも、25年以上のお付き合いだ。
そんな昔に、なんの仕事をしていたかというと、大量生産する民生家電の設計、開発だった。そんなわけで、部品コストや品質に対する価値観が一致するので、とても話がしやすい。
今日の打ち合わせでも、BoMに占めるとある部品の価格が高いというのが、さくっと一致できる感覚で、こういうのは、量産ものづくりをしていた同士だと話が早い。
いまは、ラズパイとか中国製モジュールとか、電子工作的なものが沢山あって、しかも部品ベースでそれなりの数が出るので廉価ではある。しかし、残念ながら量産製品として考えると、決して安くなかったりするのだが、こういう話が通じるのは、所謂民生屋さんだなぁと思った打ち合わせだった。
山梨県の情報ハイウェイが運用されて10年になるということで、県では今までの利活用を総括し今後の運用方針を決める会議を主催している。僕も、ご縁があって委員となっているものの、残念ながら日程がなかなか合わずに、会議に出れなかった。そんな中、今日は主催部門の方から、直接今までの議論の内容と資料の説明を、県庁で伺う事ができた。その内容については、まだ審議途中なものだし、僕自身が十分に咀嚼できていないので、いまは何も書かない。
しかし、この情報ハイウェイの大きな利用形態の一つが県内のCATV事業者による自主放送やCS/BS放送の配信なんだそうだ。そんな話しをしていた今日、ネットではとても興味深いウォールストリートジャーナルの記事が流れてきた。タイトルは、米ミレニアル世代の新発見:アンテナで、サブタイトルは、「テレビの無料視聴を信じない消費者も多い」とある。アメリカでは、いまやCATVによるTV放送が当たり前であり、家にアンテナを置いたら、テレビ放送が無料で視聴できるなんてことは、まったく青天の霹靂的に思う人がかなりいるということだ。
確かに、下手すると一度も地上波によるTV受信なんて意識したことない世代が沢山いるというのは、わからなくもない。そして、そういう人たちにとって、TV放送は有料なものなのだから、契約料を払わなくて済むとしたら、アンテナっていうのは、とにかく凄い魔法なわけだ。
僕は、山梨のCATVに関わった時に、微妙に関東広域圏が受信できる境界だったことに加えて、地元の政争問題もあって、CATVの導入に対してはかなり大きな政治課題になっていた。この時、CATV反対派の人は、当然ながらアンテナつけりゃ見れるからダダなのにという意見の人も沢山いた。まぁ、実際には、共聴施設とかでないと、個別宅で屋根の上にアンテナというのだと、かなり限られた地域の人しか視聴できなかったけど。つまり、この時代のこの地域では、デフォルトは、TVはアンテナつけて、無料で視聴できるものだったわけだから、有料契約のCATVに移行するのは、かなり抵抗があったわけだ。
それから何年も経過しブロードバンド推進の政策のもと、日本のブロードバンド普及率は、限りなく100%に近く、放送、音声を含めたトリプレプレイも多くのCATV事業者が提供している。しかし、日本ではこのアメリカのような話が出てくる日は、来ないかもれしない。
何年か前に、CATV連盟の委員会の委員を務めたことがあるけど、その時もCATV加入者の有料チャンネル加入比率が減少傾向にあることが話題になった。結局のところ、日本においては、まだまだ多チャンネルニーズが少ないのだろう。これは、技術の話しというよりは、個性より平均を求める日本の文化によるところが大きいと僕は思っている。若い世代は、少しずつ多様化しているというけど、やはり集団では個性より同調というのは、あまり変わっていない気がする。
アメリカ在住の人に言わせると、このニュースは、そんな誇張でもなんでもないそうだけど、これっていろんな意味で、考えさせられるテーマではある。
今日の午後は、第七回ネットワーク仮想化シンポジウムの招待講演で、EverySenseのお話しをしたあと、バネルディスカッション。
このシンポジウムは、副委員長を務めるITRCも共催だし、去年までITRCのネットワーク仮想化分科会の副査だったのだけど、去年は不義理をして参加できなかったので、2年ぶりになる。
ネットワーク仮想化とは、物理的なネットワークの上に、仮想的なネットワークを構築することで、複雑、多様化するネットワークの需要に、柔軟な対応が可能となる技術だ。すでに、そのひとつの形態であるSDNなんていうのは、一部産業では、利活用が始まりつつあるが5Gなどのキャリアネットワークなどでは、これからどうなるかが注目されている。
まあ、それはそれとして、僕にとって今日のシンポジウムでの一番のトピックは、某通信キャリアの技術トップの方と久しぶりに再会したことだ。ちょうど、今朝この会社がIoT系のMVNOを買収したニュースもあり、そのど真ん中の人だ。
この話をみると、IoTは通信キャリアによるバンドル囲い込みに行くのだろかが気になってくる。エッジの製品を作る人達にとって、特定の通信回線とデバイスがバンドルされるのは、基本的には回線の選択子が限定されるのだから、望ましくないかと思う。一方で、IoTデバイスを集約したサービスなどをする方も、アプリと通信回線がバンドルされるのは、同様に望ましくないように思う。
それでも、ワンストップサービスというのが魅力的なことは間違いないので、本当にう自律分散協調が必要じゃないのであれば、まぁこの世界も結局垂直統合型になっていくのかもしれない。だとすると、つまんないなぁ.....
午前中は、サニーの馬場で1鞍。しかし、あまりに暑いのと湿度が高いので、馬よりも僕が動きたくない心境。相方も僕もそれなりの発汗をしたので、カルシウムや塩分補給が重要になる。
というわけで、この前、高知の某先生に送っていただいた梅から作った梅干しが、ちょうど良い塩梅になっていたので、これを一粒。ちょと、干し工程が長くしすぎたのだけど、保存期間が長くとれるので、良しとしておく。
それにしても、こう暑いと食欲が今ひとつなので、夜はそうめんと冷奴。ラジオで冷たい麺を食べる文化は、世界的にみると珍しいというような事を誰かが言ってたけど、こういうのがあるのは日本食の良さだよね。
今日は、日差しが強くなる前に少しだけ早めに、いつもの茅ヶ岳のコースで11km。騎乗前に調馬策運動をさせるかどうかの判断は、この気候だと少し悩ましいけど、今日は相方のやる気温存を狙って無し。
だからじゃないだろうけど、まぁいつものペースでしっかりと走ってくれた。さすがに、暑いので脱水気味などになるといけないという思いと、それでもやはりこういう時期にある程度負荷をかけないとという思いが交錯する。結局は、最長経路まで行かずに、少し手前で折り返すことにして、その代わりにさほど急でない上り坂を駆歩で一本登坂。
途中の水たまりも干上がっていたので、クラブに戻ってから給水。皮膚の戻りもさほど悪くなかった。そのあと、洗馬してスッキリ。
明日から関西方面へ出張なので、今日は夕食のあと東京に戻る。せっかくなので、例によってかいじ号の位置情報を、トラックレコーディング。 さすがに山間部は、トンネルが多くてGPSの捕捉が悪い。立川からは快速に乗り換えたので、デバイスはキャリーバッグの中に入れたままだったのだけど、まぁそこそこに捕捉してい事がわかる。途中、LTE 回線の不感地域もあるのだけど、そこの再送遅延も、概ね設計範囲内で収束することを確認できたのが良かった。
ところで、今朝の日経新聞に某官民ファンドの記事が出ていた。僕は、ここの人達も、ここから出資を受けて、今日の記事では全損となっている会社の人も知っているけど、まぁなんとなくこうなってしかりだよねという気がしなくもない。
僕の感想は、ものすごーくご立派なことを申されて、上から目線な人が多いのに、技術評価も経営評価も自らリスクテイクしている人が少ないから、まぁこんなもんでしょうって感じだ。だからと言って、こういう記事で、日本のベンチャー投資が萎縮してしまうことがないといいなぁとは思う。
彼らの案件の中には、当然ながらそれなりの成功事例もあるんだから、満点主義を掲げて、ネガティブな面だけを報道されるのも、どうなんだろうと思うわけだ。
でもね、やはり初期投資はわかるけど、追加投資なんていうのは、どういう経緯で、なにをどう判断したのかは、とても気になる。最悪なのは、当事者たちの自己保身とか正当化のために、追加投資をしたケースで、もしそういうのがあったとしたら、それはガバナンスの問題だからだ。
しかも、全損評価した案件の当事者が、あたかもトラックレコード持ってます的に、他のVCとかに移籍してたりする。大手メーカーにいて、技術屋として今ひとつだったのが、金融系にいったら技術に詳しい人とかになって、その人が判断しちゃいましたみたいなやつだったりすると、技術系としては、結構悲しいなぁ.....ボソッ
あと、起業している立場からすると、投資を受けた当事者が自分は資金調達に成功した起業家です的に振舞ってるのをみると、他人事ながらなんだかなぁと思ったりする。まぁ、これについては人の事は、言えないから、やっかみだけどね。
というわけで、トンネル内のトレースを慣性航法でするのは有効だけど、官製ファンドが慣性で投資判断するのは止めてねと思うわけだ。加えて、おなじトラックレコーディングでも、こちらのやってる移動データの取得は嘘ついたり、盛ったりしないから平和だわ。
台風の影響で条件付きフライトにはなったものの、20分程度の遅延で大阪伊丹に移動。今日から、吹田市のガンバスタジアムで、EU-Japanの共同研究プロジェクトRapid-5Gの実証実験。初日の今日は、暴風雨のために事務所への挨拶と現場の確認。それにしても、スタジアムって誰もいないのに、なんとも言えず凛とした戦場の持つ緊張感が漂ってるのが凄い。
吹田スタジアムには、モノレールの万博記念公園駅から歩いていくのだか、これが結構遠いのと、暴風雨だったのには参った。それでも、駅のすぐ横の万博記念公園には、太陽の塔が今でもその勇姿が見れる。僕が、太陽の塔をこんなに近くで見るのは、1970年の万博以来で、もうあれは47年も前のことかと思うと、感慨深いものがある。
1970年小学校五年生だった僕の世代にとって、大阪万博というのは、もう圧倒的な存在感がある。当時、僕は母方の実家が兵庫県明石で、母方の親戚が大阪にも沢山いたので、毎年夏休みは関西に長期滞在していた。だからとてもありがたいことに、大阪万博には、3回か4回足を運んだ。
当時の一番のお目当は、アメリカ館の月の石だったけど、その他にも日本の企業パビリオンなどは、科学がつくる明るい未来の象徴だった。ちょうど、キドカラーの飛行船が全国行脚をしてたりもした。
その後、つくば博、海洋博、花博などたくさんの万博が日本で開催されたけど、僕は残念ながら大阪万博以外は、行ったことがなかったりする。
そんな太陽の塔の目と鼻の先のスタジアムで、今日からはBeyond 5Gという2020年以降の通信を見据えた実証実験をするのだが、果たしてこういうのが子供達に明るい未来を期待させることができるかというと、なんだかあの万博の高揚感には程遠い気がして、少しだけ萎えるけど、まぁスタジアムの前にあやかってガンバロウ。
昨日に続いて、午前中はガンバスタジアムで実証実験準備に参加したあと、梅田に移動。しかし、千里中央駅のビルの飲食街って、なんとも言えず昭和な香りがする。大阪って、本町辺りとかもそうだけど、こういう地下街がたくさんあって、なんかノスタルジーを感じる場所が多い。東京だと、神田や上野の銀座線の駅の地下みたない感じだ。
午後に一つテレカンがあって、そのあと梅田で打ち合わせだったので、どっかでテレカンに入れる場所がないかと探していたのだか、ちょっとしたことからベストな結果になった。
とういうのは、いろいろとIoT関係で協業している某者のT社長さんに急遽お会いすることになって、梅北グランフロントにある同社の本社を訪問。ここは、打って変わって昭和とは程遠い洗練されたオサレな場所。しかも、ここに移転されたばかりなのだが、そのなかにあるオープンスペースがとても素敵なのだ。秋葉原の某ファボラボと同じデザインコンセプトで、一角にはawabarがある。そんな場所で、Tさんと意見交換。最近、僕らの周りで起こったとあるM&Aに対して、ちょっと思うところが一緒だったりして、ほっこり。
このあとデータ流通推進協議会のテレカンだったのだが、ご厚意に甘えてオープンスペースの一角にあるブースでテレカン。場所もネットワーク環境も申し分ない。スタバでドヤリングするのは嫌だったので、梅田近辺の貸し会議室などを探っていたのだが、こんな最高の場所をホストいただくことになって、最高にHappy。
夕方からは、梅田駅近くで別な打ち合わせ、しかし大阪駅の南口は工事してて、地上にでたら方向が分からなくなって、プチ迷子してしまった。夜は、この打ち合わせのメンバーと大阪らしく串カツで一献。
今回は、空港近くのホテルに滞在してるんだけど、梅田から空港までって、結構あるね。
ところで、業界では有名なawabarだけど、僕はまだ行ったことがない。今日はついにawabarデビューかと思ったけど、さすがに真昼間だったから泡無し。もっとも、泡を補給しながらテレカンしてたら、余計なこと言いそうだし...
というわけで、次はちゃんと泡の時間に行こう。
今日は、朝から終日吹田スタジアムで実証実験。もう、僕は何回こういう無線の実験をして来たんだろう。なんだかんだ、毎年のようになにかしら実験をしてるのだが、今回は自分のパートが無線部分でなかったりするのが珍しい。まいどの事ながら、実証実験をすると、まあいろいろな問題にはぶつかるけど、それが肥やしになるわけだ。
実験終了後、今夜は万博記念公園駅の前にあるExpoCityというモールの中で会食。昨夜に続いて、今日も串揚げ。しかし、今夜の串揚げ屋さんは、バフェスタイルの食べ放題。沢山ならんだ串揚げの材料(串には刺さっている)を、自分でピックアップして来て、テーブルで粉をつけて、テーブル中央にあるフライヤーで自分で揚げるシステム。
驚いたのは、材料にたこ焼きとかたい焼きまである。あとは、デザートやご飯類も豊富で、これは子供連れに、なかなかに受けるシステムだろうな。でも、この類は、東京にはまだ来ていないのだろうか?
というわけで、二日続けて串揚げだったのだが、二軒とも「二度漬け禁止」な共有ソースポットではなかった....残念。
朝は、Sunnyの馬場で一鞍。なんか、想定以上に相方さんが頑張ってくれて、それなりの手応えの良さが感じられた。
昼は、甲斐大泉にある森のやまびこというお店で、栄養補給。しかし、さすがに夏休みで、いつもと比べると道路の車の量がとても多い。昼食の帰りに道沿いにある桃の直売所で、桃を購入。自家用に一皿五個で1000円のを買ったのだが、ふと横を見るとコンテナ一杯で、2,000円といのうがある。こちらは、ちょっと規格外で小さいのだが、痛みもなくて、熟し過ぎでもなくて、生食でも十分美味しそう。
というわけで、まぁコンポートやシャーベットなどにしてみようと思い購入。家に戻って数を数えたら、39個も入ってて、痛みものは一切ないので、かなりお買い得だった。
まずは、12個ほどを、グラニュー糖と白ワインで煮て、コンポートにしてみた。ちょっと、お砂糖が少なかったので、甘さ控えめだけど、桃が十分に甘いので問題なし。さてさて、残りはどうしてくれようか.....
夜までに月曜日締め切りの某紙の論文の校閲を終わらせる。EverySenseのことを、それなりのページ数で解説したので、九月には紹介できるだろう。
夏休みだ、帰省ラッシュだということで、山梨の家の周りは、いつもよりかなり人口も車の通行量も多い。そんななか、僕は今日の午前中も、Sunnyでお馬の稽古。もちろん、Sunnyも毎日ビジターさんの外乗が目白押しで、オーナーさんの忙しさが目に痛いくらい。体験外乗の人たちとすれ違ったりしないように、僕は早めに茅ヶ岳のいつものコースで10km。相方さんをオーバーヒートさせないようにしながらも、この夏にそれなりの体力をとも思うので、登りはしっかりと負荷をかけ、全体としては10km/h以下になるように配分を考えて練習。帰りにもう一人のメンバーさんと一緒になったので、途中から部班でSunnyまで戻る。
昼は、このメンバーさんと二人で明野の蕎麦屋で昼食。先に電話をして確認しといたので、今日の最後のそばに間に合った。ノンアルビールがあるというので、ノンアルビールに、烏骨鶏の卵焼きと田舎そばで一息。
Sunnyに戻って、午後のビジターさんの外乗出発を見送っていたら、雨が降り出したので、慌てて干してあったゼッケンなどを取り込んだのだけど、まさにギリギリなタイミングだった。家に戻った後、雨も止んだので庭の草刈りをして、車の走行データを少しとりながら風呂へ。
夕飯の後、一杯やりながらデータ整理していたら、またしても本格的な雨が降り出した。これじゃ、明日は馬場もグシャグシャだろう。どっちにしても、相方のコンディションを考えて、明日の騎乗はなしのつもりだったので個人的に良いけど、明日くるビジターさんがちょっと可哀想かしらん。
いろいろと、お盆休み中に仕上げる書類仕事があるので、15日くらいまでは山梨で過ごそうと思ってけど、結局のところ東京に行かないとならない状況になってしまい、月曜日から通常勤務。
あー夏休みって、どこ行っちゃったんだ?
午前中は、騎乗はしないけどSunnyに陣中見舞い。相方の馬房掃除をして、ビジターさんの外乗に出てる間に、昼の飼い付けなどを手伝う。去年から、そとあそびという、アウトドアアクティビティの紹介サイトに掲載されてるそうで、その集客効果もあって、今年は一段と体験外乗が多いそうだ。
というわけで、はじめてそのサイトをのぞいて見たら、レーティングが高いし、口コミも良いので、そりゃ人気もでるわなと思った。でも、本当に良いとこ、良い馬、良い人で、僕も四年前に初めて外乗に来て、完全にハマってしまった一人だ。
先日、大量購入した桃は、そのままだとどんどん熟してしまう。ジャムにするのも、シャーベットにするのも、一旦コンポートにしておけば良いので、比較的硬いのを少し残して、コンポート作りの第二弾を実施。なんだかんだ、トータルで保存瓶二本になった。
夕方、畑の草刈りに行ったら、キュウリもナスも、トマトも獣が食い散らかしていた。まったく、誰のために野菜を作ってるんだが....最近の雨でやっと収穫が少し出来始めたのに...
風呂に行く前に、コンポートをミクサーにかけてシャーベットを仕込んであおいたら、夕食の後にちょうど良い塩梅になっていた。やはり、野菜でも果物でも、保存加工できるとなにかと便利だわ。
お盆休みとはいかなかったので、いつもの週明け同様に朝のかいじ号で東京に戻った。いつも乗るかいじ号は7:08発で、駅ビルにあるパン屋さんも改札内にある立ち食い蕎麦屋も7:00開店で、パンを買うにも蕎麦を食べるにも、かなり時間がきつい。パン屋さんは、サクッと7時開店だといいのだけど、店長さんによっては、微妙にハラハラさせられるものの、だいたいこのどっちかで朝食を済ませている。
今日は、たまたま胃がもたれ気味だったこともあり、朝食がわりに甲府駅構内のコンビニで、軽く口に入れられものと飲むヨーグルトを購入することにした。昔は気にしなかったのだけど、コンビニのおにぎりやサンドイッチの、防腐剤とか添加物って、あまり積極的に摂りたくないないなぁという気持ちが歳とともに強くなったためか、最近はなるべく避けてるので、今日はバナナだけ購入。
しかし、バナナが一本ビニール袋に入ってるんだけど、そこには"製造年月日"なるものが記載されている。これって、一体いつのことなんだろう。まさかバナナの木を植樹した日とか受粉した日じゃないだろう。普通に考えると、ビニール袋に入れた日なんだろうけど、それって製造年月日って書くのはどうなんだと思ってしまった。
なんか、こんなのきちんと書いて袋に入れてるのは、日本人らしい真面目さなのかしらん。
そんなバナナで始まった1日は、結局のところ仕事終わりが夜になってしまった。夜は、まさに飲む野菜サラダ的なブラッディマリーと野菜たくさんなリゾット。なにやら、今日はヘルシーだわ。
最近、仕事の関係で収集したデータの整理をしているのだが、これがなかなかに楽しくて、つい時間を忘れてしまう。普通に、ちょっと関連論文を調べて参照しながら、自分なりに推論を立てて、簡単なアルゴリズムで基礎的な処理をしてるだけなのだけど面白い。
もう、プログラムを自ら書かなくなって10数年になるのだが、ちょっとしたことはネットにあふれているツールやらエクセルなんかでも確認くらいできる。
特定の言語を使ったプログラマの年収がどうのこうのというネット記事をみるけど、僕は基本言語なんてのは道具でしかないと思ってて、あまりこだわりがない。だから、昔に自らプログラムを書いていた時代も、結構いろいろな言語を使ってた。
むしろ、データ構造やアルゴリズムを考えて、それに適した処理言語を選択してというのが、僕には居心地が良い流れだった。というか、若い頃は実際は適当な口実をでっち上げて、目新しい興味のあるツールや言語を使ってた感じだ。
今日も、こんな作業をしていたら、いつのまのか午前様になってしまった。でも、こういうフェーズって、楽しいなぁ....
なにという訳じゃないけど、八月の中旬を過ぎて、すこし気だるい夏の後半になると、某歌手の曲が聴きたくなるなぁとSNSに書いた。とうぜん、同じ世代の人にはわかるんだけど、ちょっと歳の離れた人には、誰それ?状態なわけだ。
でも、むかしと違うのは、そんな時にGoogle先生がちゃんとWikiのベージをサクッと出してくれるし、古い曲だってそこそこにYoutubeなんかにあるしで、これですというのは伝わる。
しかも、iTuneにもベストアルバムくらいはあって、サクッと聴けてしまうのだから、便利なものだ。かつて、液状音響的なベンチャーが日本でスタートした時には、かなり話題になったのに、いろいろな事情で定着しなかったけど、まさに彼らがやろうとしていた世の中になったんだなと感じる。
もう、古いフレーズで「歌は世につれ人につれ...」なんてうつろう感じじゃなくなってきたのかもしれない。
いまのオフィスは、いわゆるレンタルオフィスというやつで、インターネットアクセス環境も運営会社から提供されている。当然ながら、NATの内側なブライベート空間で、DHCPでアドレスをもらう環境だ。
普段の仕事で、必要なところはトンネリングするので、これで全く不便はないのだが、その品質はあまり素敵じゃない。Wi-Fiも提供されているのだが、こちらも、どういうポリシーか5GHzを使わないし...パワーコントロールして最適化なんてことは、まったく考えられていない。
というわけで、まぁぼくは普通に有線でイーサネット接続してるんだが、これが今日の午後に使えなくなった。他人の管理下のネットワークで、障害切り分けするなんて暇なわけじゃないので、とりあえずテザリングにして回避はしたけど、運営会社には連絡をした。
どうやら、同じレンタルオフィィスの別なフロアで、防犯カメラの工事をしていたそうで、その関係で何かやらかしたらしい。ところが、当の工事会社は、何ももしていないと言ってるらしい。 「何もしていない」って、言葉を吐く輩は、ネットワーク屋にしても、ソフトエンジニアにしても、僕は信じない。カスタマサポートに電話してくるユーザーが、「何もしてないんだけどぉー」っていうのは、スキル問題として許容できるけど、プロのエンジニアリングサービスする人がこういう言葉を使うのは、とてもいただけない。
夕方、運営会社の人が、件の工事屋さんつれて、説明にきたけど、その時点でも復旧はしていなかったのだが、二言、三言会話したら、NATとかProxyなんて言葉が通じない方だった。 さてさて、明日には無事復旧することやら....
昨日の夕方にオフィスのネットワークが使えなくなって、退社時刻になっても復旧していなかったので、今朝は安全のために午前中は自宅作業。提出直前に、ちょっとしたデータダウンロードの不備が見つかって、急遽データをクラウドから取り直して処置したら、なんとか予定どおりに終了した。
夕方、レンタルオフィスの担当者の方に話を聞いたら、結局のところルータの設定で、DNSの設定周りを消しちゃってた系らしい。まぁ、「ネットに繋がらないんですけどぉ....」って言われたら、L2のリンクアップ確認して、L3のアドレス確認して、経路確認して、DNS系確認して...って、やれる障害切り分けなんて決まってるのにね。
まぁ、どっちにしても機械が突然狂うよりは、人が何かする確率のほうが高いんだよね...というわけで、昨夜には復旧してたらしいけど、ちょっと障害時間長すぎだわ。
暑くなるのか雨なのか微妙な土曜日。今週もゲストさん、メンバーさんが重なっているので、一足お先に茅ヶ岳の練習コースで、11km。たまには、Goproで動画でもと思い、ヘルメトにつけて撮ってみた。でもね、いつも思うんだけど、これって自分は映らないから、あまり面白くない。まぁ、ナルシストじゃないから、自分が写っても別に面白くもないけど、やはり被写体に他の人とか馬がいないと今ひとつだ。
360度カメラのいいのがあれば、もう少し面白いかなと思うのだが、ヘルメットマウントだと、あまり代わり映えしないかもしれない。では、ドローンでってやりたいけど、さすがにドローンなんて見慣れないないもの飛ばしたら、馬がどんな反応するかわからないし.....
人馬一体というのには、程遠いんだけど、鳥の鳴き声と風の音しか聞こえない中で、相方と二人だけで走ってると、昨日読了した上橋菜穂子さんの「鹿の王」みたいに、裏返ってる感が少しは出て来るのが嬉しい。
Sunnyに戻ってシャワーしてあげて、虫除けのシースルーの馬着を着せてあげたら、なんかちょっと涼しげだった。
昨夜、東京はものすごい豪雨だったらしいけど、須玉も夜遅くにかなりの雨が降った。朝には止んでいたけど、馬場のコンディションは悪いし、相方は先週の真ん中でも、10km走ってるので、今日は休息日。
というわけで、今日は、某関係の報告書の仕上げで、データ整理と校閲。どうせ、ダイニングの横で仕事してるので、コンポートの桃を、少しだけお試しに煮込んでジャムにしてみる。
ジャムが出来たので、コンポートとバニラアイスも組み併せて、おやつは桃パフェ。この前作ったシャーベットは、食べてしまつたので、グラノーラ、オレンジ、ミントを合わせて、アンティークグラスに入れたら、なんかそれなりの見栄えになった。
結局、先週手に入れた桃は、生食、コンポート、シャーベット、ジャム、桃シロップと、まさに五段活用。この辺りは、ハネモノの桃は、手に入れやすいので、来年からは定番にしよう。
自分のお仕事環境は、MacBookProなんだけど、最近少し重たい処理な仕事もしているので、デスクトップ環境を考えても良いかなと思い出した。つまり、Mac Proをオフィスに置いて、外出などの時にはMac Book Proとかを使うというパターンだ。また、以前に使っていたMac Book Airsとかもあるから、そういうのは、自宅とかに分散して置いておけば、どこでも同期してお仕事できるんじゃないかと思うわけだ。
しかし、不安はこういうのは、どのくらいの遅延で同期するんだろうか?とか、アプリに依存しないで使えるんだろうかとかだ。というわけで、この辺りを少し調べてみるかな...
今日の午後は、大手メーカーの主宰する研究会で講演とパネルディスカッション。主に、大学のメディアセンターなどで、学内システムの構築と運営に関わる人達が中心な研究会。というわけで、まぁかなり知り合いの顔が...
でっ、パネルディスカッションで、昨今のなんでもかんでもクラウドへと移行していくので、システム構築の未来はどうなっちゃうのよ的なパネルディスカッションなどをした。
その中で、僕は一つの極端な状況を想像してみてはどうだろうか話した。それは、すべてのパソコンやサーバーなどが、LTEなどの通信回線でそれぞれが直接にインターネットに接続される状況だ。
すでに、メールにしても、ファイル共有にしても、勤怠管理や成績管理、会計システムも、サービスとしてはインターネットを介した外側から提供可能だとすると、極端な話学内LANが無くても良いじゃんというわけだ。
こういう状況では、なにが問題かというと、おそらくはサービスの外部依存性が高くなることによって生じるリスクで、ある意味でのガバナンス的な課題かもしれない。
となると、こういう状況下でサービスとアクセスを、マルチホーム的に多重化して分散する技術なんていうのが、きっと求められるのかもしれない。
しかし、学内LANの物理インフラを全部撤去して、モバイルルータを学内に沢山設置したら、ネットワーク管理、維持コストって、かなり下がるかもしれない。誰か試算してみたら...
ITRC(日本学術振興会産学協力研究委員会技術第163委員会)のPIOT分科会のワークショップに参加するために、軽井沢にあるNII(国立情報学研究所)の国際高等セミナーハウスに移動。とりあえず、出発前にお土産にJAの共選場でハネ桃を購入して、野辺山、佐久経由で軽井沢まで2時間のドライブで、旧軽のレストランで他のメンバーと合流。
今日のワークショツプの会場であるセミナーハウスは、初代国立情報学研究所長でもあった 猪瀬 博先生が、私財である別荘地を寄贈されたとから設立されたとのことだ。とても、良い環境で、いたずらに贅沢ではなくて、最大宿泊収容数が15名ということもあって、とても節度のあるバランスの良い施設だ。
あいにくと、今日はボイラーが故障したために風呂は、近くの温泉に行くことになったのだが、ツインの部屋には檜の湯船もあったりするらしい。
しかし、昨今のご時世だと、かりに私財の寄贈でも、国の機関がこういう施設を設置するなんてなったら、自称リベラルとかいう輩がいかがなものかと騒ぐんだろうと思うとぞっとする。
今日は、大学5名と民間3名の産学共同参加で、日欧共同研究で行われているFESTIVAL を実際に使うチュートリアルのあと、温泉にいって、夜はBBQを堪能した。
ちなみに、この施設には、ちゃんとEduroamのWi-Fi サービスがあって、それはもちろんTCP/IPでThe Internetに接続できます。
昨日からのPIOTのワークショップ。朝は、買い出しチームが、浅野のパンを仕入れてきたので、ベーコンエッグとパンに、これでもかってシリーズの桃。お昼でワークショップを無事に終了。一足先に関西へ向かう先生を駅まで送った後、昼食はかぎもと屋のバイパスの方の店で蕎麦。昼食後、電車組を駅まで送って解散。
僕は、昔馴染みのカフェ・ミスアナベラ に寄ってご挨拶がてらコーヒーを飲んでから、甲府まで車で戻った。このカフェのオーナーご夫妻は、35年前にもう少しプリンスに近い方で、ペンションを経営されて、その頃になんどか宿泊してからの長ーいお付き合い。
なんだかんだ、軽井沢には、子どもの頃から来る機会が多くて、大学生の頃もよく遊びにきていたし、いまでも数年に一度は寄ることがある。新幹線もアウトレットもない頃の南口は、いまとは随分違った景色だった。北口の旧軽に向かう道は、あまり変わっていない気もする。でも、昔は八月の旧軽あたりなんて、車がいつも渋滞していたのに、昨日の昼にきた時には普通に流れていたのはちょっとびっくりした。
それにしても、昨日から佐藤の肉、浅野のパン、ミカドのコーヒー、かぎもと屋の蕎麦って、あまりにお約束シリーズ過ぎるのが笑える。まぁ、僕らの世代だと、ミカドはモカソフトで、珈琲は茜屋だったりしたけど。駅から戻る時に、バイパスを通ったら、森村桂さんのアリスの丘が閉店していたけど、かねかわ農園とかは、相変わらずの佇まいで営業してたのが懐かしかった。
今日は、昼間に大規模なネットワークの障害が発生した。しかし、小一時間くらいで収束し、数時間後には、通信事業者などからある程度のオフィシャルな報告もいくつか出された。
結果的には、夕方にはニュースにもあったように、グーグルさんが誤ったインターネットの経路情報を経路交換先に流したことが原因だったそうだ。一般紙の報道では、IPアドレスが....的なのもあったけど、経路より言葉的にわかりやすいから、そういう使い方をしちゃうんだろうなとは思う。
でっ、当然のように僕の周りにいるこの世界の専門家の皆様の間では、専門用語を含んだ、それなりの深いい情報が飛び交っていて、それはそれでとても勉強になった。
僕は、インターネットについては、商用インターネットサービスが開始されたあとに使い出したユーザーなので、ネットワーク運用やら経路制御などの世界は、まったく素人なんだけど、Root,Inc.の時に無線ルータなんてものを製品化した関係で、最低限のことは周りの濃ゆい人達に教えていただいたので、今回の話もなんとか見える。
そんななかで、ふと思い出したのが世界最大のネットワーク機器メーカーにいた知人が、RIP、OSPF、BGP という経路制御の違いを例え話で教えてくれたことだ。RIP=友達の友達は友達、OSPF=友達の友達は友達だけと、近しい友達と遠い友達がいる、BGP=気に入ったやつとしか友達じゃないもんね....的な、メタファーだった。 まぁ、厳密にはいろいろとツッコミどこはあるけど、なんとなく言いえて妙だなと覚えてる。
さて、今回の報道とかみてると、結局のところあるところからあるところへの通信が不達になったのか、到達するのだけど時間がかかってしまったのかの辺りが、ちょっとごっちゃまぜな気がする。もちろん、サービスの場合、一定の時間までに到達しなければ、まぁ使えないことには変わりないから、不達と一緒ではあるけど、その辺りはすこし正確に知りたかったりする。
ところで、こういう事が起こった時に思うのは、The Internetが自律分散システムであり、信頼と互恵的な相互接続により構築運営されているという本質的な事を、少しでも一般の人に理解してもらう事の必要性があるのではということだ。
この本質には、もちろん絶対神がいないのだけど、逆にだからこそ強いシステムであるという面もあるし、なによりもその本質が創造的で自由な社会基盤を生み出してる源泉なのだから、こういう時にきちんとアピールすることも必要かな思うわけだ。
逆に、最近のIoTと称している多くの事例が、まったくインターネット的じゃないので、これを機会にあのクローズドな世界の人たちはも、もう少し自律分散のメリットを考える機会になったりしないかしらとも思った日だった。
今日は、今年のお味噌の天地返し。朝からいつものメンバーで5樽(300kg)の樽の入れ替え。今年は、1樽減産したので、三年もの2樽と一年もの3樽を処理しても、余裕で昼前に終了。
午後は、Sunnyで久しぶりに馬場で1鞍。この暑さなので、ちょっと動きがどうかなと思ったのだけど、準備の調馬策(最近は調馬策はつけてないけど...)で回した時もしっかり走ってくれたし、馬場での動きもとても素直で乗りやすかった。
相方は、右の胸に去年からウィルス性のイボが出来てしまった。去年、ヨクイニンが効くというので、飲ませたらたしかに小さくなった。そこで、僕は自分でもそうなんだけど、こういうサプリメントみたいなものが効きすぎると、それはそれで何か弊害があるんじゃないかと思うタイプなので、一旦止めてみたらまた大きくなってしまった。そんなわけで、そのあとまたヨクイニンを与えたのだが、ちょっとお安いのにしたら効果がなかった。そこで、ちょうど使い切った時に、また前のに戻したらあまり日数は経っていないのに、あきらかに変化が出てきた。うーん、ヨクイニンって、価格でいったい何が違うんだろう?
この前、共選場で買った桃が、ちょっと置き場所をドジったらかなり痛んでしまったので、形の崩れるくらい熟したのは、ジャムにした。なんだか、この夏は桃ばかり....
今日は、久しぶりに雲の合間の稜線に、夕日が沈む景色がみえて、田んぼの緑と良いコントラスト。天地返しの日は、天と地のコントラストがいいのかしらん。
今日は、暑さが少し和らいで湿度もちょっとだけ低い感じ。 今日も馬場で経路の練習とも思ったのだが時間の兼ね合いで、いつもの茅ヶ岳のコースで外乗に変更。
それではということで、今日はペースを重視して、12kmをちょうど給水ポイントまでの1/2レグに見立てて、ノンストップで進めることにした。競技会では、平均13km/hとか14km/hとかの速さらしいのだが、平均でその速度にするには、それなりの速歩を持続する必要がある。また、自分もその速度を体感として会得しておく必要がある。
そんなわけで、今日は時速12km/hのペースを目標にして、いつものコースを1時間しっかりと進めることにチャレンジ。しかし、この練習コースは、林道と牧場の間に舗装路がそれなりの距離があって、ここは原則常歩になる。それでも、登りと平坦な舗装路はは、少し速歩を入れて、途中は原則駆歩をさせないようにしてみた。
結果的には、やはり平均で12km/hには届かず、11.2km/h だった。これから考えると、平均の12km/hというのを、感覚的にまだ掴めてないわけだ。これは途中途中の速度というより、まぁペース配分に大きく依存する感じで、この辺りはコースにもよるだろうけど、自分の練習コースではそれなりに区間毎のペース配分プランを確立する必要がある気がする。
昼食の後は、ベランダの軒下にできていたアシナガ蜂の巣の駆除。その後、事務処理をして東京に戻った。
企業で英語を公用語化するというのが、一時流行ってIT系企業でも導入したとこがあった。確かに、グローバル展開したり、外国人の役員などがいる企業だと、必然的にこうなるのもわかる。だからと言って、日本人しかいない社内会議で、流暢でもない英語でってのはどうなんだという意見も確かにと思う。
だだ、僕が完全に感化されてしまっているのかもしれないけど、集団の意思決定をともうな議事運営とかだと、英語のほうが楽かもしれないと、最近感じることがある。
実際問題、たとえばある採決をする場合に、口語というより言語表記として、ハイコンテキストな日本語よりも英語の方が曖昧性が排除できるところが大きい気がする。
今日の午前中は、データ流通推進協議会の発起人会だったのだけど、母国語の文言だと、きちんと読解をしなくてチラ見で意味を推察してしまい、それで意見を言うことが出来てしまう。今日も会議の後に、「これって全員が守るんですか?」「いやいや、主語は、xxxってなんてますよね」「うーん、それは、もう少し説明しないとわかりづらいですよね」なんて会話があった。ひと昔前のネットだったら...良く嫁って突っ込まれるパターンだ。
つまり、母国語の会議だと、センテンスの厳密さに対して、あまり神経を使わないわけだ。よく、「確かに書かれてるけど、その説明文章が判りづらい....」とか騒ぐ人って、実は文章をちゃんと読んでないパターンが大半で、文章の表記や内容の不整合のことを指摘していない感情的な評価だったりすることがあるけど、あれと一緒だなとつくづく思う。
そういう意味では、逆に母国語でない英語で議事運営とかすると、個々の発言や文章に神経を集中させる時間が増えて良いのではとふと思った。阿吽の呼吸ってのはあるけど、そこに至る以前の関係性の人での意思決定なら、神経を研ぎ澄まして議論してほしいわけだ。
今朝は、北朝鮮(北朝霞じゃないよ)のミサイル発射とそれに対応したJアラートの件で、ネットが賑わった。それにしても、このJアラートに対して、さまざまなご高説が目につくけど、「日本に実質的な被害がなくて、良かったね」的な書き込みは、ほとんど無かった。
むしろ、Jアラートがダメだとか、4分じゃ意味がないとか、地下に逃げろって言われてもとか、なんで関東にまでアラート鳴らすんだとかの批判をする人が沢山いてびっくりした。
たとえば、なぜ広域にアラートが鳴るかとか、どういう判断でどういう範囲になんてことは、きちんと内閣官房のページにあるのだけど、残念ながらこういう内容が周知徹底されていないのだろう。
また、4分じゃ逃げられないとか、地下なんてないというのは、個々の状況で異なる。たとえば、実際に窓際から離れることでガラスなどの落下から怪我を逃れることができたなんてケースも起こりうることは、容易に想像がつく。
つまり、個々のケースにおいては有効な警戒となることはあるわけで、一つの考えで全てを否定するのは、まったく頭が悪い反応に、ぼくには思える。
報道もせめて粗探しや揚げ足取り的なことに割いてる時間の半分でもいいから、上記のページの内容などをきちとん国民に伝える周知すれば、素敵なのにと思うわけだ。
それにしても、みっともないというか、ロジカルでない反応してる人には、それなりの大人が多くて、もう中には申し訳ないけどこの人は、老人性xxxxじゃないかと思うようなのも多い。最近は、成人性中二病とでもいいたくなるのが蔓延してるのだろうか。
午後は、山梨県の光ハイウェイの導入から10年を総括する検討会に参加のために甲府にいき、夜は明日からのEU-Japanの会議のために京都に移動。京都のホテルにチェックインしたら、カプセル式のティーサーバーがあって、三種類の日本茶が用意されていた。ちょうど、駅で甘いものが食べたかったので、こたべ(おたべの小さいやつ)を買ってきたので、部屋で一服。
朝から同志社大学の今出川キャンパスで、EU-Japanの共同プロジェクトのミーティング。同志社大学のキャンパスには、はじてめ足を踏み入れたのだけど、歴史的な建物だけでなく新しい建物も、赤レンガの外壁に統一されていて、その楚々とした佇まいはなかなかに素敵だ。
今日は、日・欧でそれぞれに実施した実証実験の報告を相互に行った。僕は担当部分が唯一両方の実証実験で共通に使わたこともあり、両方の実験現場に参加した。日・欧のこういう実験への取り組みを比較すると、悔しいかなシステム的な発想や実証シナリオの組み立ては、欧州の方がちょっと優れてるように思う。それでも、個々の要素技術では、日本の研究者も負けてはいない。
初日のミーティングの後で懇親会会場に移動する途中に欧州のメンバーを北野天満宮に案内したのだが、お寺と神社の違いとか、八百万の神がいるんだという話で盛り上がった。正式には九月にプロジェクトが終わるので、その評価を神様が下すんだけど、ちょうど神無月には、八百万の神がYearly Plenary Meeting で出雲というとこに集まるから、今日のうちによろしくねとお祈りしといたほうが良いということで、みんなで二礼二拍手一礼。
懇親会の場所は、上七軒の歌舞練場のビアガーデンで、夏の期間だけ上七軒歌舞会が歌舞練場の庭でビアガーデンを経営している。毎日、二人の舞妓さんと四人の芸妓さんが交代で、このビアガーデンで各テーブルを回って、お酌などしてくれるそうだ。こういう取り組みは、花街を広く知ってもらうには良い機会なんだろうけど、話を聞いたら50年もの歴史があるそうだ。もっとも、昔は本当に一部のお馴染みさんが、この場所を使って夏に涼を楽しんでいたくらいで、お茶屋さんからちょっとした肴をもってくるような形だったらしい。花街育ちの僕的には、そういう時代に馴染みの妓とちょっと夕涼みなんていうのは、実に惹かれるものがあるけど、まぁ今は昔なんだろう。
このあと、タクシーで先斗町に移動して、居酒屋で二次会して、比較的早めにホテルに戻った。
ところで、京都のバスは、203乙なんていう系統名で漢字の「乙」が混ざってる。他にも「甲」がつく路線もあるらしい。というわけで、ちょっと外国の人に説明するのとまどってしまったけど、世界に名だたる観光都市京都なんで、こういのをいたづらにアルファベットに変えたりしない姿勢で続けているんだろう。やはり、コンテンツのあるところは強い。
今日は、甲乙つけがたい日・欧の研究成果を確認して、乙がついたバスで移動して、甲乙つけがたい舞妓さんと芸妓さん(実はウェイトレスの子もなかなか)にお酌をしてもらった1日だった。
Jアラートの朝から時間が経って、ネットには様々な解説記事がでてきた。いわゆる自称ではなく、本当の専門家も公式なサイトも、いろいろとあって勉強になる。
しかし、毎度のことだけど、感情的に騒いだ人が、こういう周辺情報が増えて、自分の発言や書き込みに齟齬があっても、決して修正したりしない。それどころか、話題を変えてまた騒ぎ立てたりしている。
Jアラートが一定の運用ルールで判断して、警報を発しているのであれば、それはそれでルールに乗っといれば、まずはそれを認めた上で、現行ルールに不十分な部分があれば、建設的な提案をすれば良いのになぁと思う。
しかし、警報というのは、警報が的中しなくても的中しても文句が出るんだから、出す方は大変だ。最初から判ってたなら、もっと早く出せなんていうのは、まったく馬鹿げた文句だろう。最初に発射が判っていて、かつそれによる被害が無いことまで判っていたなら、警報をせずに事後に報告でもよいかもしれない。しかし、なにかを検出、察知した時点で、被害の確率判定があまりに難しい段階で警報をだしたら、それによる混乱というデメリットの方が大きいのだから、やはりある程度の危険確率で出すのが適切だろう。
まったく、かすりもしなかったのに警報だしやがって的な事を発言した人が、その翌日はに、なんでもっと早く出さなかったって発言してるのは、結局のところただの戯言にしか思えないな。