結構な比率で齢を重ねると、自分で蕎麦を打っている人がいて、僕のまわりにも何人かいる。でも、蕎麦打ちってのは、かなり複雑で繊細なのようで、とても自分では手を出せそうもない。というか、手を出したらきっとかなりハマってしまう気もして怖い。ものすごく前に、熊本での無線関係のミーティングがあったときに、蕎麦打ち体験をやったことが一度だけあるけど、とにかく僕の中で、蕎麦打ちは完全に引退したあとのお楽しみという位置付けなのだ。
でも、この一連の外出自粛だし、山梨だと外食も限られるし、かといって毎食ご飯やパスタだと太るし、やっぱりお蕎麦は食べたい。でっ、フィルップスのヌードルメーカーで蕎麦も出来るし、やってる人もいるみたいなので、この前、スーパーで売ってる普通の蕎麦粉を使って、一度作ってみたらそこそこに美味しかった。
ヌードルメーカーのマニュアルは、つなぎの小麦粉が八割なんだけど、僕の好みと違うし、グルテンも抑えたいので、十割蕎麦で作ってみた。ネットの先駆者達の情報を参考に加水率を43%くらいで8分の練り時間にしたら、普通に蕎麦が出来たのが嬉しい。
でも、パスタもそうだけど、このマシーンって、結構な量の材料が製麺されずにシリンダーとかに残る。勿体無いお化けが出てくるので、残りを丸くして、潰して蕎麦がきにすると、これはこれで炭火で焼いてお酒のあてになる。
大量にストックしてある鬼胡桃と味噌で胡桃味噌にして、合わせてると蕎麦がきにも蕎麦にも相性が良いのも嬉しい。
というわけで、今夜は蕎麦をメインにして、ぶり大根と鰹と炙りものにしたら、完全に居酒屋モードになってしまった。
これなら、蕎麦打ちは将来のお楽しみにとっておいて、当面はヌードルメーカーさんの蕎麦で楽しめそうだ。