今朝は、データ流通推進協議会の理事会から1日がスタート。結構重要な議論を抱えていたのだけども、社外理事である某大学の先生も久しぶりに参加していただき、無事に合意形成ができた。
その後いくつかのテレカンが連続したのだが、夕方から某社の次世代を担う若いチームが経営会議合宿をしに拙宅に集まるので、隙間隙間で魚の煮付けや、豚の角煮、炊き込みご飯などを仕込んでおく。昔に、創業に関わった多言語の通訳やテレフォンサポートの会社で、色々と一時期問題があったけど、今の社長になっていろいろなことが安定し、今回資本体制もきれいになったので今後が楽しみだ。にしても、なんだか気分は研修所のまかないのおじさんだわ。
一通り食事や二次会をした後、僕は深夜から某国際団体の会議。実は今日は昼間に知財に関する国内の会議もあったのだが、こちらでも、深夜の会議でも、データの主権と言うのが大きなテーマではあった。
今日の国内の会議では、データ主権についてかなりラジカルな主張もあった。主権というか権利を有体物の所有権や著作権のようにハードローで決めるというアイデアを唱える人が最近増えてきた気がする。
しかし、そもそもデータを生成する人や機関が、それを誰かに提供したり共用したりする意思がないとしたら、その権利が守るものは、不作為な行為によるデータの流出で、それは盗聴とか窃盗のような不作為行為により発生する事象だろう。要するに、ルパンに盗まれた大切なモノのように、心の中というか想いを権利として主張するのは無理筋というのと同じではないだろうか。
今から私の想いの丈をあなたに伝えるけど、他の人には言わないでね約束よ! 的なのは、権利ではなくて当事者間の約束=契約なんで、権利の確定というよりは約定の在り方を明確にするほうが自然だよなぁと僕は思うんだけどなぁ....