NTTの災害用伝言ダイヤルを、会社の防災教育の一環で始めてつかってみた。 電話による音声の登録内容の再生、Webによるメッセージの確認などだ。 171によるこのサービスは、あくまでもNTT東or西の独自サービスなので、NTTの網が単一故障点(Single Point of Failure)になる。 これに対して、Wideなどが取り組んでいたIAAプロジェクトは、インターネットの自律分散網の特性を生かしたもので、その差は大きい。 いまや、固定電話に限らず、携帯電話も、オープンな競争が展開されていて、人々がもつ通信ラインは、端末も網も、実に多様なのだ。 こういう環境では、特定の網に依存しない、システムが有効だと思うのだけど、インターネットでと言った瞬間に、電話は駄目なのかとか、高齢者はインターネットやっていないとうような、インターネット=パソコン=メイル&WEBという誤解したイメージが強いので、なかなかIAAみたいなものが普及しないのかもしれない。