朝日新聞の一面に、WikiScannerで、官庁の職員がWiKiの編集をしていた事に関する記事がでている。 (新聞社もやってるくせにね) 一月くらい前から、この話は結構話題になっていて、僕もいろいろと使ってみたけど、なかなか楽しい。 これは、個人までは特定しないものの、IPアドレスでサイトの特定をしているのだけど、ネットの匿名性というものについて、世間の人達はどのくらい認識しているのだろう。 もちろん、サイトのIPアドレスが特定できたからといって、踏み台みたいな話もあるので、即かつ容易に個人の特定ができるわけではないけど、そもそも自律分散網てあるインターネットでは、そこに参加しているサイトに反社会的行為をするホストが接続されていれば、そのサイトを運営する側が自己の責任のもとに、対処する必要がある。 とはいえ、実際に匿名の掲示版などを利用している人のどのくらいが、少なくとも利用しているネットワークの管理者(ISPや社内LANも含めて)には、ホストが十分に特定できるということを認識しているのだろうか? また、匿名掲示版などは、匿名ということに対して、どの程度の担保をしているのだろうか。 Skypeにしても、匿名掲示版にしても、接続しているネットワークのIPアドレスは、運営者には当然わかっていて、アプリケーションのレイヤで不可視なだけなのに、そんなことは意識せずに匿名だから大丈夫と思ってる人も多いだろう。 たまに、匿名掲示版なんかでは、ふしあなさん みたいにIPを晒す仕組みがあって、まんまとはまる人もいるみたいだけど、それよりも、ある日突然管理人が、WikiScannerみたいな仕組みを公開してしまったら、どうなるのだろう。 某日本最大の匿名掲示版で、これをやったらかなり面白いと思う。 それをやった瞬間に、一気に投稿数が減るだろうか? へたな、サイバーテロやスクープ記事より、よほどインパクトがある気がするんだけど....