次男が学校の式典で、丹羽保次郎先生の技術論、技術は人なりという本を貰ってきたので、借りて読んでみた。 大学の時に師事していた先生が、東京電機大学で丹羽先生の教えを受けたことから、丹羽先生のエピソードを聞いたことがあったのだけど、この本を読んで改めて、その技術者としての考えには敬服した。 この本に書かれていることは、技術者という職に着くものにとって、普遍的なものであり、書かれている時代からは大部月日が経っているけれど、なんらその内容に変わるものはない。 技術が多岐にわたる現在、ものづくり系ではないと、ともすると技術職に対する拘りというのが薄れるかもしれないけれど、ぜひ若いエンジニアにはこういう先人の教訓を一読してもらいたいと思った。
山梨のCATVの仕事を一緒にしているMさんに紹介してもらったお店に、一度行ってみようと思っていたのだけど、なかなか機会がなかった。 ちょうど、知り合いと会食することになったので、予約して店に行ってみたら、なんとMさんとこれまたCATVのほうで一緒に仕事をしているSさんが来店していた。 普段は別々な会社がメインの仕事場だし、それぞれに場所も離れているので、普通にたまには皆で会食でもなんていっても、なかなか日程調整がつかないくらいなのに、偶然にそろってしまったのも不思議な縁だ。 しかも、お互いの地元とかじゃないのにだ。 人との縁というのは、本当に不思議で、Mさんとは仕事で知り合ったんだけど、仕事とはまったく関係のない世界で、共通の知人がいたりもする。 こういう縁と偶然の重なりで、人の付き合いというのは広がっていくものなのかもしれない。 類は友を呼ぶ?
県の職員に制度に基づく許認可関係などについて、相談をする。 電波行政や通信事業などの関係で、役所の人間にいろいろと相談することは多いのだが、よく世間で言われているような役所的な対応とか、杓子定規な対応などで不快感を持ったことは、ほとんどない。 規制緩和などの議論の時には、よく手続きが煩雑で容易に許認可が得られないなどの話がでるが、確かに電話一本とか口頭でという容易さはないけれど、大抵の場合それなりに合理的な気がする。 行政というのは、既に施行されている法令に基づいて、粛々と運用するものである以上、そのルールの解釈を行政裁量によりころころ変えることも出来ない。 ただ、いろいろな書類を法令の用語だけで説明されても、一般の人にはピンと来ないわけで、そのあたりをいかにうまく説明してくれるかは、役人の技量に依存する。 つまるところ、役所仕事に限らず、決められたルールの目的等の概観を理解し、その上で文言をきちんと読解し、それをうまく伝える表現力が重要なわけで、これは国語力とコミニュケーション能力そのものだ。 こういうのを、地頭の良し悪しとして片付けるのは簡単なんだけど、体系的な訓練でスキルアップできるのではないだろうか。 物事をシステマティックに理解し、解読するという作業は、学校などではなかなか教えてくれないようだけど、たとえば国語の教材に法令とか行政文章、機器の取り扱い説明書なんていうのを取り入れて、読解させるなんていう取り組みがあったらいいのにと思ってしまう。 それにしても、今日相談にのってくれた某県の職員は、実に説明が整然としていて、とてもありがたかった。
須玉から秩父まで出かけるので、例によって甲府盆地の北側から雁坂トンネルを通っていく。 三連休の初日のためか、いつになく交通量が多いので、途中部分開通している西関東道路の新山梨環状道路なんていうのを通ってみる。 これは、自動車専用道路で3kmしか一部開通していないので、いまのところ無料で通れる。 西関東道路として将来は、山梨県甲府〜埼玉県深谷を結ぶ道路らしいけど、開通予定は2028年だそうだ。 しかし、三連休とはいえ、雁坂トンネルは相変わらず通行量は少なくてがら空き状態。 こんな状況なら、有料にして有人の料金収受をするよりも、無料にして人件費を削減したほうが財政的に良いんじゃないの? なんて家族が指摘していたけど、そんな試算は決っして誰もしていないだろうな。
北杜市主催の甲斐源氏祭りに、地元の障害者・児と支えあう会 よつばと、NPO楽っ子で参加。 もうかれこれ、このお祭りに参加しはじめて、5年くらいになる。 以前は須玉町の主催だったのだけど、合併により昨年からは北杜市主催となったけど、規模や内容は、大きく変わっていない。 今年は、大河ドラマを意識して、勘介ウォークというのも行われたせいで、例年よりも参加者が多かったようだ。 こういう地域振興のための行政主催のお祭りは、いわゆる社寺などの祭礼とは異なり、地元の行政や商工会などが中心になって、いろいろと企画されていて、稲刈りの終わった頃から秋にかけて、このあたりだけでも実にいろいろなものが週末毎にあるようだ。 この北杜市で僕の知るだけでも、津金のりんご祭り、明野のだいこん祭りなんていうのがあるし、清里ではポールラッシュ祭りとうのもある。 この類のお祭りでの楽しみは、地元産の食材とかが安く入手できることで、今回はいちじくと巨峰のドライフルーツを購入。 ドライフルーツの場合、おみやげ物屋とかで売ってるのは、結構輸入品が多いので、国産で生産者が直接売ってるというのが魅力だ。
今日は、朝から雨が続いてた。 昼過ぎに一時明るくなって陽がさしたかとおもったけど、結局はずっーと雨。 畑に出るわけにもいかないし......ということで、昨日入手した地産の巨峰のドライフルーツを使って、ぶどうパンでも焼いてみる。 雨なので、石窯も使えないので、IHオーブンで焼く。 これだと、温度管理がばっちりなのて、本当に綺麗に焼けるんだけど...なんとなく 味気ないと思うのは、きっと思い込みなんだろう。 巨峰のドライは、普通の干し葡萄に比べて粒が大きいので、同じ量を練りこんでも、パンの中でなんとなくまばらに見えてしまうのが、ちと寂しかったりするけど、香りも甘みもパンチがあって、かなりしっかりしている。
個人契約しているPHSについて、WEBから登録してある住所変更をして随分経過しているのに、請求書が相変わらず古い住所に送付されてくる。 サポートに電話をして確認したところ、WEBの会員登録情報と契約情報の変更は別なので、契約情報の変更もする必要があるとのことだ。 別に異なるサービスや異なる会社との話ではないのに、これはとても不便だ。 某航空会社などでは、会員情報の登録変更をしようとしたときに、クレジットカードとの連携があったら、そちらの修正ページへとまず誘導し、そこでの修正手続きが終わると、自動的に会員情報の登録も修正されていた。 こういう情報の生成と一元管理については、やはりシステム設計の質で差がでるようだ。 社内の情報システムなどでもそうだけど、情報の生成と管理が重複している事は、かなりある。 まさに、温泉地の古い旅館のように屋上屋を重ねているわけで、こういうのはシステム上の脆弱性となる。 この辺りの感覚は、ソフトウェアエンジニアでなくても、物事の理解をすするうえで、重要なのだけど、日々の仕事の煩雑さが、綺麗なアーキテクチャよりも優先するのが現場なのだろう。
今年の4月に入社した新卒の社員達との懇親会に参加。 一部の社員は、知り合いの学術研究者の教え子だったりで、元々の縁もあり、ちょうど入社半年なので、その様子も気になっていた。 年齢にすると、若い子とは25も違うので、息子とほとんど同世代だったりする。 総じて皆物怖じもせず、かといって悪戯に騒がしくもなく(猫かぶってた?)、それなりに社会人として頑張ってるのが判る。 会社の抱えている課題を自分なりに意識をもって取り組もうとしていたりするようで、なかなかに頼もしい。
この新人君たちに、Mixiやってるかと聞いたら、ほぼ全員が手を上げた。 でっ、セカンドライフはというと、一人だけ。 ニコ動見てるのは、半数という結果だった。 さらに、半分くらいがMixiについては、結構更新しているそうで、それも携帯からしているとのことだ。 インターネット=Web&Mailでは確実になくなっているし、キーボード=PCというのも、いまや昔という感じだ。
この新人君たちの話ではないれど、不思議なのは、これだけ情報社会で生活しているのに、商品企画などの仕事に従事している人で、アンテナが低いというか、本当に市場知識が欠如している人に合うこともある。 これは、年齢とか世代ではなく、きっと感性の差なのかもしれない。 実際お付き合いしてる大手のエクゼクティブや社会的地位のある方達の多くは、トレンドキーワードを知っているし、興味を持っていたりするものだ。 逆に社会や会社の狭いコミュニティの中にエネルギーを使っている人は、時にびっくりするくらいアンテナが低いこともある。 まぁ、その分特定分野で職人のように鋭い感性があるのならば、いいのだけど、あまりそんな人はいない。 新人君達には、ぜひ自分のプレゼンスをしっかりと確立して、魅力のある社会人として成長してほしいものだ。
LAX在住の台湾人の友人が商用の飛行機を利用した通信網構築のパテントを持っているのだけど、この技術のプロモーションビデオができた。 Broadband over Commercial Aviationというもので、早速Yutubeでビデオの出来を見てみろと連絡してきた。 こういう、ビデオとかも簡単に、多くの人が参照できる形で公開することが、本当に簡単になって便利だ。 彼のパテントは、最初に聞かされた時に、絶対そんなのパテントにならんと言ったのだけど、アメリカではちゃんとパテントとして認められて、いまはいろいろと事業化調査なんかをしている。 確かに、いまや上空にある民間航空機の密度は相当に高くて、これらを通信インフラの一部として利活用するというのは、衛星をあげるよりも安上がりではある。 アクティブアレイアンテナの技術とかも進歩しているので、技術的な実現性は相当に高い。 日本でも旧CRLなどが成層圏プラットホームといって、成層圏に飛行船を飛ばして通信プラットホームにしようというプロジェクトを行っていたけど、残念なから過去のものとなってしまったようだ。 イリジウムやコネクションボーイングなども、なかなかぱっとしなかった。 それでも、こういう大胆な構想っていうのは、人々を引きつける魅力があるし、夢がある。 彼とは、本当に古い友人で、尊敬する天才技術者の一人なので、このプロジェクトが形はどうあれ花咲いてほしいと願うものだ。
健保指定の定期健診の半日ドックを受ける。 毎年受けていることなのだけど、前日の9時以降は、一切の飲食は出来なくて、朝は結構早い時間に受付に行かなくてはならないし、バリュームは飲まなきゃだし....って、これで体調を崩しそう。(~_^);;
その場ですぐに見つかるような異常はなかったのだけど、身長が0.2cm縮んでしまった。 歳とると背が低くなるっていうけど、そんな歳じゃないだろう、毎日牛乳飲んでるし...。 持病のWPWは、そう診断されてから既に25年経っていて、いまのところ発作もなにも起こっていない。 それでも、心電図をとるときに、審査履歴に毎年載ってるのにそれを見ない人がほとんどで、検査の度に??って顔をされて、WPWですと申告するというのが、ちょっとだけ他の人より手間がかかる。 手馴れた手順で、一通りの検診が1時間半くらいで終わってしまうというのもすごいものだ。 あとは、数日後に送られてくる検診結果で、新たな何かが見つからないことを祈るばかり。
昨日の朝、武蔵境でJRに入場し、品川駅で降りる時には、自動改札の不具合で開放されていた改札から出た。 その後、高輪台の駅で、都営地下鉄に乗るときに、そのままでは改札を通れないので、駅の係員に申し出ると、なんらかの処置をしてくれた。 この処置内容を履歴で確認したら、入場そのものを抹消したようだ。 つまり、武蔵境−品川間の料金は、差し引かれなかった。 報道によれば、260万人に影響ということで、この数が全て同様の措置でなかったとしても、軽くみても10億くらの直接的損失が発生したのだろう。 自動改札は、三つのメーカーが納入していて、そのうちの一社の製品だけが、今回の不具合をお起したらしいが、開放処置などをすると、その事後処理に窓口業務が必要なり、そのリソース不足などが、さらに問題を拡大したようだ。 ここで、気になるのは、各駅の改札では、この三社の機器をどのように配置しているのだろうか? シェア的に均等ではないようだけど、複数の自動改札がある駅では、納入メーカの異なるものを均一に配置とかしてあれば、2/3程度の改札は利用できたのではないだろうか。 しかし、実際には納入時期の問題や工事などの関係から、場所ごとにメーカーが振り分けられていたのではないだろうか? 通信は途絶える、機器は壊れる、操作は間違うという前提の上で、システム全体を俯瞰したときに、どこに、どれだけの冗長性を持たせるべきなのかを考えさせられるものだ。
神田にあった交通博物館が鉄道博物館として、新装開店して、初日は大変盛況だったようだ。 子供の頃は、ちょっとだけ鉄ちゃん傾向があって、路線の駅名覚えたり、切符集めたり、駅に写真を撮りにいったりした時期もあって、神田の鉄道博物館にもよく親に連れて行ってもらった。 父親が趣味でNゲージのジオラマを作っていたけど、人の作ってるのは、やっぱし今ひとつ燃えないもので、かといって子供には、Nゲージの模型やジオラマの材料なんて高くて、とても手が出なかった。 それと、時刻表に掲載されていた時刻表クイズなんていうのも、かなり難問だった気がする。 最近は、鉄道マニアの女の子の事を鉄子とかいうそうで、電車でGoのおかげなのか、オタクが文化となったせいか、鉄道マニアの裾野も相当広がっているようで、この盛況ぶりは想像に易い。 そのうちに、落ち着いたら、ぜひ一度は行ってみたいものだ。
香港のディズニーランドに行く地下鉄の車両内をリアルタイムにモニターするシステムを、2年前に導入した。 今回、このシステムの展開にあたり、某地下鉄公司の関係者らが、その稼動現場の見学をするために、久しぶりにSunnyBayの駅を訪問した。 営業運転を開始する前には、再三コントロールセンタなどの中にも出入りしていたのだけど、実際に利用されている状況をコントロールセンタ内で見学するのは初めてだ。 既に導入から2年以上が経過しているが、お陰で無事故で、毎日稼動しているので、一安心だ。 位置づけとしては、車両内のリアルタイム監視として使っているけれど、双方向であり、IPなため、汎用性の高いシステムとなっている。 しかし、監視センタのコントロールパネルの量というか情報量は、圧倒的に監視員の目の数より多くて、本当にこれで監視できるのだろうか、などと余計な心配をしてしまう。
香港では、昨年あたりからPCCWが公衆電話のブースにWi-FiのAPを設置してパブリックサービスをはじめていたが、かなり目立つようになってきた。 この類のオープンスペースでのWi-Fi利用は、僕も2001年に仕掛けて、短期でクローズしたのだけど、その後、ディジタルシティなどの名前で、実に多くの取り組みがされている。 西海岸で展開しようとしたEarthLinkは、結局破綻したようだし、話題の割には、どこも成功していない。 しかし、携帯ゲームや、ミュージックプレイヤ、デュアル端末携帯などのNonPCが大分出揃ってきたので、香港のような規模の都市では、花が咲くかもしれない。
このサーバへのアクセスは、AWSTATSという解析ツールで、ログの解析をしている。 アクセス元のIPアドレスやアクセス数はもちろん、Googleなどの検索エンジンでヒットしてきた場合、その検索ワードやフレーズも抽出される。 ところが、たまにどう見ても、そのキーワードでは、何でヒットしたのという感じのものかある。 恐らくは、トラックバックスパムなどの類で連鎖的に引っかかっているのだろうけど、結構笑える。 先月は、”岡田奈々”という検索キーワードがあった。 そりゃ、世代的には岡田奈々は知ってるし、ヒット曲もまだ口ずさめたりしちゃうけど、そんな記事は過去に書いていないのに....だ。 って、こうやって書いてしまったら、今度は本当にヒットしちゃう。
ミッドタウンにある会社に打合せのために訪問する。 この会社は、オフィス棟の高層階、数フロアを使っているのだけど、その一部に社員用のカフェテラス(昔でいう社食)かある。 かつて、一緒に仕事をした元同僚が、このカフェに案内してくれた。 このミッドタウンからだと、本当に周辺にまったく高い建物がなくて、関東平野がひたすら見渡せる。 東京タワーや六本木ヒルズも眼下に見える。 新宿や汐留などは、複数の高層ビルが集中して建っているので、景色の開放感が本当に違う。 しかし、眼下の六本木周辺をみてみると、小さなビルがひしめくなかに、古い木造家屋や、空き地がところどころに散見する。 こういう、景色は、ニューヨークや香港ではあまりお目にかかれない。 東京はまだまだ開発途上という感じだ。
一部上場企業を創業された大先輩お二人とお会いする。 ともに、年齢は僕の親と同じくらいで、ご高齢なのだけれど、まったくもって年齢を感じさせないくらい、お元気だ。 ただ、体力的に元気ということではなく、実に強いビジョンをお持ちだし、アンテナが高く、最近の世間の動向について、経済的な面だけでなく、技術トレンドなども含めて、本当に知識が広い。 経営の大先輩として、個人的にお話を伺ったのだけど、悪戯に昔話や講釈をされるのではなく、こちらの話に耳を傾け、的確なサジェスションをして下さった。 その行動力といい、思考の鋭さといい、本当にすばらしい。 御両名とも、経営者として広く高名であり、多くの公職などにも携われており、カリスマ創業者などで良くあるような独自世界での我の強さだけの人ではない、懐の深さを感じた。 自分が、あの年齢になった時には、このような利発さとか深慮さを備えて、若い人の相談にのれるような人物となれるように努めたいものだ。
集落の道作り(集落内の道路の草刈)に参加する。 途中で、山側から道路などにせり出している木を切ったりなどの作業をしていた村の方が蜂に額のあたりを刺された。 直ぐに、医者に連れて行って、戻ってきたら、あまり腫れも目立たずに一安心ということだった。 ところが、夕方にその方の家に別件でお邪魔したら、なんと顔がおたふく風邪のように腫れてしまい、目も開けられないくらいになってしまったとのこと。 そのときには、それでもいくらか良くなって、休んでいるとのことだったけど、なんだか話をきいてぞっとした。 今年は、うちの庭でも、庭の手入れにきてくれた造園屋の友達が蜂にさされ、その場で市販の薬を使っただけで、あまりひどくはならなかったけど、蜂の種類によって大分違うのかもしれない。 我が家の庭の木には、いくつか蜂の巣が出来ているのだけど、冬場に駆除したほうが良いかもしれない...
昨夜すごい風だったせいか、朝起きたら雲ひとつない晴天だったので、午後から清里の美しの森にちょろっと出かける。 八ヶ岳ロードレースや、清里カントリーフェスタなんていうイベントをやっていて、いつになく清里が賑やかなのに脅かされた。 美しの森も、そこそこに人が上がってきていたけど、駐車場も並ぶことはなかった。 展望台まで上がると、本当に秋の空がはるかかなたまで広がっていて、遠くに富士山が見えるし、八ヶ岳の赤岳は、目の前に迫る感じだしで、まさに絶景。 展望台の売店は、冬で店じまいするらしく、お土産ものを10%引きで販売しているし、名物のソフトクリームも、200円(普段は250円らしい)と安売りしていた。
時節柄、来年度に向けた研究費公募などの書類を書いているのだけど、あいも変わらずこの類の書類書きは、つまらないところで時間がかかる。 さすが、いまは公募などの場合、応募書類は電子的に配布されたものに必要事項を記入していくのだけど、これがとにかく個性的だ。 印刷されたものは、ワープロの文章のように、素晴らしいレイアウトが施してあるのだけど、中身はエクセルだったり。 複数の様式で提出するのだけど、いろいろと計算しないといけない部分が、単なるワープロの作表だったりだ。 表計算、文書作成、お絵かきと、事務系アプリには、それぞれに適した部分があるのだげと、あまり意識されていない。 いまは、こういう個別アプリも一つのプラットフォームで統合的に利用できるし、動的なリンクもできるのだから、もっとオブジェクト毎にちゃんと使い分けてくれるといいのだけど、そういうセンスのある公募書類にはお目にかかったことが無い。 単なるアプリの使い方をスキルとして磨くのでなく、もうすこし体系的な利用方法を教育するような仕組みはないものだろうか。
たまたま、見たTVで上海での現代アートの様子が流れてた。 上海のオークションで、奈良美智さんの絵が、とてつもない高値で買われたそうだ。 中国は、いま物凄い勢いでコンテンポラリーアートが爆発しているようで、中国のアーティストもどんどん出てきているし、文革時代のプロパガンダ的なポスタとかをモチーフにした作品なんかは、チェゲバラの肖像画じゃないけど、意味もわからず人気があったりするようだ。 でっ、我が家にも数ヶ月前に、家族が買ってきた奈良美智さんのグミガール(りんご娘)が、玄関のところに鎮座しているんだけど、夜とかに帰宅して、ぱっと見ると何気に不気味と思ってしまう。 僕は、最初に見たときに、"おっ 可愛いィ"って感覚はまったくなかったんだけど、購入した本人も、世間での評判(これを買った人とか見た人のBlog)も"可愛い"っていう評価なわけだ。 確かに味があるし、嫌じゃないんだけど、瞬間に感性で可愛いさを感じないっていうのは、趣味の問題というより、こっちの感性の老化なのかも..... 草間彌生さんも村上隆さんも、ほぼ同世代なのに、僕にはそっち系の感性がないのかも... 大学の時の友人で、当時ポップアートに傾注していた奴なんかは、きっとこのあたりに対する感度が今でも高いんだろうな....今度あったら聞いてみよう。
赤福の賞味期限改ざん問題は、次から次へといろいろな問題がでてきて、対応のまずさがとても目立つ。 一方で、白い恋人のほうは、販売再開ということで、やはり対応の差なのだろう。 実は、こういう賞味期限的な問題は、なにも食品や生ものだけではない。
家電製品なんかでも、一旦販売したり販売店などで開梱したりしたものを、いろいろな理由で返品された場合、開梱=即中古とならずに、再生して販売したりすることもある。 たとえば、取り扱い説明書が、破けていたなんてときは、取り扱い説明書を入れ替えて売れるようにすることもある。 販売店などでは、よく現品処分として明示的に販売することはあるけれど、流通とかの過程で発生するものについては、メーカーがなんらかの対処をする。 このあたりについては、新品の定義も含めて、かなりメーカーにより対応が異なるようだ。 自動車のように走行距離などで判別できるものではないので、中古、新古、新品の判断がどういうポリシーかなどを、メーカーは積極的開示していくことが重要となるのではないだろうか。
某信託銀行系VCにいて、今はリード系な会社でVC的な仕事をしているKさんと久しぶりに一献。 彼には、ハンズオンでいろいろと具体的な改革を手伝ってもらい、いまでも金融系の話でいろいろと教えてもらっている。 たまたま、彼が転職した先の社長も、実は旧知の人だったというのも不思議な縁だ。 彼も家でパンを作ったり、味噌を作ったりしていて、そんなことでも年に数回情報交換をしたりしている。 そんな彼が、今日は新橋にある辻そばという、ヘルシーなお蕎麦屋さんに連れて行ってくれた。 ヘルシーの意味は、基本的に油ものがないということだそうだ。 カウンタとテーブルで20席くらいの店で、遅い時間だったので先客も少なく、ゆっくりと落ち着いて食事を楽しめた。 つまみは、出汁巻き、秋刀魚の生姜煮、烏賊の沖付け、塩辛などで、日本酒で一杯という感じ。 今日はビールしか飲まなかったけど... 肝心のお蕎麦は、Kさんお勧めの田舎そば、太めでしっかりとしたボリューム感と歯ごたえで、噛むと香りがしっかりと鼻に抜ける感じで、なかなか美味だ。 蕎麦ばかりは、人によって好みが分かれるんだけど、ここはお気に入りの一店になりそう。
インターネット業界というかベンチャビジネス業界というか、とにかく仕事のお付き合いでは、あいも変わらず1Hop原理に晒されている。 知り合いの会社の社長さんとあるプロジェクトの話をしていて、担当の取締役をアサインしてもらった。 以前に一緒に仕事をした事のある人と同姓同名なので、もしやともおったら、案の定その本人だった。 ということで、彼とは6,7ぶりに仕事で関係をすることになりそうだ。
山梨で一緒にCATV系の仕事をしている同僚たちと、須玉の家でバーベキューということになったのだけど、生憎の雨。 甲府辺りが雨でも、須玉付近は止んでいることが多いのだけど、今日は残念ながら須玉も雨だった。 ところが、途中で買い物をして、下ごしらえなんかをしていたら、その間に雨が止んだ。 ということで、中庭で立食でバーベキュー。 ひとしきり食べてから、部屋に入って、ジャグジーで一風呂、雲も無くなったのか、麓は霧が出ているものの、上の方は霧がなくて稜線の影が見えた。 そして、また部屋にもどって...
朝おきたらワインの空き瓶が並んでいたけど、3本目くらいまでしか覚えていない...
秋田で、Wi-Maxの地域利用などを行っていた総合通信局の実験が終了するため、総括の打合せに日帰りで参加する。 少し早めに現地入りして、次の事業展開に関する打合せをしながら、佐藤養助商店という稲庭うどんの店で昼食。 打合せ先の東北の方々曰く、このお店が稲庭うどんでは、メジャーだそうだ。 独特のつるつるした食感は、稲庭ならではって感じ。 秋田は、稲庭うどんのほかに、いま話題の比内鶏と、じゅんさい、はたはた、いぶりがっこ、等など、本当にいろいろな名物があって、どれも独特で楽しい。 帰りの空港では、比内鶏は産地証明をつけたものを売ってますなんて、看板がでていたのには笑えた。 今後は、さらに事業化移行の実験などもあり、秋田に来ることはあるので、順番に地元の人のお勧めを探っていこう。
アイピーモバイルが自己破産の申請をし、電波の事業免許も返上することになったようだ。 競争政策の名のもとに、新規参入をみとめ、電波の割り当てをしたわけだが、結果からいえば、希少な電波資源が数年間塩漬けにされ死蔵したわけだ。 彼らの採用した技術は、技術そのものがスケーラビリティが他の方式よりも悪いとか、投資コストが大きいとかではなく、いまの時点から新規に広域の移動体通信事業に参入するには、数千億の事業資金が必要であり、ROIを得るためのターンアラウンドが書ききれなかったために、資金調達ができなかったということだろう。 今回の事て゜、電波資源を既得権として入手すれば、そのまま権益につながるわけではないことが明確になったわけだ。 しかし、二次転売を規制緩和で認めていたら、彼らは自己破産せずに、投資家も保護され、事業から撤退できたかもしれない。 もっとも、仮に二次取引が認められたとしても、電場資源とその利用技術、事業内容が密に結合された形態での免許である以上、そのままでは買い手がつかないだろう。 いづれにしても、この事は、いま審査が進められている2.5GHzの免許割り当てにも、少なからず影響を与えるだろう。 いまのところ、この事について電波行政側からのコメントのようなものは、なにもないようだが、電波の有効利用を推進している監督官庁には多少なりとも責任はあるはずだ。