昨日の朝、武蔵境でJRに入場し、品川駅で降りる時には、自動改札の不具合で開放されていた改札から出た。 その後、高輪台の駅で、都営地下鉄に乗るときに、そのままでは改札を通れないので、駅の係員に申し出ると、なんらかの処置をしてくれた。 この処置内容を履歴で確認したら、入場そのものを抹消したようだ。 つまり、武蔵境−品川間の料金は、差し引かれなかった。 報道によれば、260万人に影響ということで、この数が全て同様の措置でなかったとしても、軽くみても10億くらの直接的損失が発生したのだろう。 自動改札は、三つのメーカーが納入していて、そのうちの一社の製品だけが、今回の不具合をお起したらしいが、開放処置などをすると、その事後処理に窓口業務が必要なり、そのリソース不足などが、さらに問題を拡大したようだ。 ここで、気になるのは、各駅の改札では、この三社の機器をどのように配置しているのだろうか? シェア的に均等ではないようだけど、複数の自動改札がある駅では、納入メーカの異なるものを均一に配置とかしてあれば、2/3程度の改札は利用できたのではないだろうか。 しかし、実際には納入時期の問題や工事などの関係から、場所ごとにメーカーが振り分けられていたのではないだろうか? 通信は途絶える、機器は壊れる、操作は間違うという前提の上で、システム全体を俯瞰したときに、どこに、どれだけの冗長性を持たせるべきなのかを考えさせられるものだ。