たまたま、見たTVで上海での現代アートの様子が流れてた。 上海のオークションで、奈良美智さんの絵が、とてつもない高値で買われたそうだ。 中国は、いま物凄い勢いでコンテンポラリーアートが爆発しているようで、中国のアーティストもどんどん出てきているし、文革時代のプロパガンダ的なポスタとかをモチーフにした作品なんかは、チェゲバラの肖像画じゃないけど、意味もわからず人気があったりするようだ。 でっ、我が家にも数ヶ月前に、家族が買ってきた奈良美智さんのグミガール(りんご娘)が、玄関のところに鎮座しているんだけど、夜とかに帰宅して、ぱっと見ると何気に不気味と思ってしまう。 僕は、最初に見たときに、"おっ 可愛いィ"って感覚はまったくなかったんだけど、購入した本人も、世間での評判(これを買った人とか見た人のBlog)も"可愛い"っていう評価なわけだ。 確かに味があるし、嫌じゃないんだけど、瞬間に感性で可愛いさを感じないっていうのは、趣味の問題というより、こっちの感性の老化なのかも..... 草間彌生さんも村上隆さんも、ほぼ同世代なのに、僕にはそっち系の感性がないのかも... 大学の時の友人で、当時ポップアートに傾注していた奴なんかは、きっとこのあたりに対する感度が今でも高いんだろうな....今度あったら聞いてみよう。