次男が学校の式典で、丹羽保次郎先生の技術論、技術は人なりという本を貰ってきたので、借りて読んでみた。 大学の時に師事していた先生が、東京電機大学で丹羽先生の教えを受けたことから、丹羽先生のエピソードを聞いたことがあったのだけど、この本を読んで改めて、その技術者としての考えには敬服した。 この本に書かれていることは、技術者という職に着くものにとって、普遍的なものであり、書かれている時代からは大部月日が経っているけれど、なんらその内容に変わるものはない。 技術が多岐にわたる現在、ものづくり系ではないと、ともすると技術職に対する拘りというのが薄れるかもしれないけれど、ぜひ若いエンジニアにはこういう先人の教訓を一読してもらいたいと思った。