仕事をしていると、さまざまな場面で、定期的に報告を受ける業務がある。 主に、開発の進捗、業務の進捗などの時系列的に変化をフォローすべき事が多いのだけど、こういう報告の真贋というか精度を評価する時に、僕はいつも定型的な報告様式となっているかに注目している。 つまり、報告を時系列的に並べたときに、その変化を正しく読み取れるかどうかだ。 人というのは不思議なもので、あまり良くない報告をするときには、その方法もいつもと違った形をとる。 これは、瞬間的に悪い報告を、よく見せる努力の結果ということが多い。 いつもと違う資料をつかったりする時は、じつに要注意なのだ。 そこで、定量的な評価が可能なような、ドキュメント管理や数値管理が可能で、履歴の一覧性が追えるようなシステムを導入することは、こういう人為的な不具合を防ぐにはとても有用なのだろう。 一過性の報告をする人は、報告を受ける場合も、一過性の評価しかしない。 報告をする人もそれに慣れると、その場しのぎだけをするようになるという負のスパイラルに陥る。 こういうことを防ぐには、まず形からというのも重要なのだ。