巷で話題になっている割には、僕の周りでセカンドライフにはまってる人は少ない。 先日、参加しているMLで、日本で最初のADSLのISPを立ち上げて、地域情報化の最先端を走り続けているOさんが、セカンドライフ上で、リアルと連動したバーチャルな地域を作っている事を書かれていたくらいだ。 これに対して、MixiなどのSNSやBlogは、本当に広く普及していて、IT業界じゃない人も圧倒的に多い。 そのセカンドライフについて、高校生の息子に聞いたら、企業の匂いが強すぎで面白くなさそうなのでパスだそうだ。 彼らの世代にとって、今やネットの世界も既に完成されて与えられてしまうものという感じがあるようだ。 いつの時代もそうだけど、若い世代は、上の世代から与えられるものには満足せず、自分たちが創造できる世界を楽しむもので、そこでは営利的な匂いが嫌われることは良くあることだ。 そういう意味では、もっもピュアな自律分散型というかPtoPなバーチャルワールドとかが新しい遊びの場になるのかもしれない。 そういえば、昨日、中央線の中でノートPCを開いていたら、隣の席にいた幼稚園の年長組くらいの兄弟が「あっ、パソコン」「ちがうよ、ネットだよ」なんてことを言って、覗き込んできた。 彼らの世代にとって、PCとかはネットにつながっていることが当然なのだろう。 こういう、世代が将来に次の文化を創造するには、お仕着せじゃなくてもっと余地があるべきなのだろう。 もっとも、お仕着せに対する反発は、大きなイノベーションのための動機になることを考えると、NGNはちょうど良い潮流かもしれない。 ポストセカンドライフみたいなものが、これから出てくるのだろうか...